ラツィオ下したサッリが試合を総括 急きょ先発をイグアインからディバラに変更した理由とは?

2020.07.21 12:05 Tue
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ユベントスマウリツィオ・サッリ監督が試合を振り返っている。
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ユベントスは20日に行われたセリエA第34節でラツィオと対戦。4位チームとの一戦だったが、しっかりと勝ち切ってみせ、2位インテルとの勝ち点差を8ポイントに広げ、9連覇に大きく前進した。サッリ監督は試合後、イタリア『スカイ』で「目標とは達成しなければ何の意味もない。(優勝まで)あと4ポイントが必要。3日置きの試合は難しいが、集中を保たなければ」と述べ、気持ちを新たにすると、急きょ元アルゼンチン代表FWゴンザロ・イグアインでなく、同代表FWパウロ・ディバラを先発起用した理由を説明した。
「ディバラは昨日のトレーニングで腰を痛めてしまったから、スタートから使うつもりじゃなかったが、ゴンザロも今日のウォーミングアップで同じ問題を訴えたんだ。だから、まだ状態の良い彼(ディバラ)を使うリスクをおかした。今もいくつかの問題を抱えている」

続いて、この試合で2ゴールを決め、今季のセリエA得点数を30ゴールにのせたポルトガル代表FWクリスティアーノロナウドにも言及。プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAで史上初の50ゴール以上を達成した35歳のポルトガル人アタッカーに賛辞を贈っている。
「クリスティアーノは試合の間に素早く回復できる驚異的な力を持っている。それは肉体的なものだけじゃなく、精神的なものによるものだ。彼も試合ごとに多くのエネルギーを使う選手かもしれないが、そのたびにリカバリーする。足だけでなく、マインドもワールドクラスだ」

また、セリエAを制すれば、長い指導者キャリアとしてチェルシー時代のヨーロッパリーグ(EL)優勝に続く2つ目の栄冠となり、17クラブを率いたイタリア国内だと初タイトルのサッリ監督はこれまでの自らの歩みについてもこう述べた。

「ヨーロッパの偉大な監督になろうと思って、(これまででの)仕事を辞めたわけじゃない。銀行員を辞めたのは退屈だったから。この仕事に情熱を持っていて、この世界で生計を立てたい思いがあるからだ」

「キャリアのなかで時として適切なタイミング、適切な場所にいることがあり、その結果として自分が意図した以上のことをしているときがある。私の元々の目標は自分の好きなことをして生きることだった」

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