ジダン、首位浮上かかるも対ソシエダに集中! ピケ指摘のレフェリング問題には取り合わず

2020.06.21 19:38 Sun
Getty Images
レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、首位浮上がかかるレアル・ソシエダ戦に向けて、平常心をもって臨むことを求めている。
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ラ・リーガ再開後、ホームでエイバル、バレンシア相手にいずれも3ゴールを挙げる好内容で連勝を飾っている2位のマドリー。迎える第30節では5位に位置する難敵ソシエダとの上位対決に臨む。
今回の一戦に向けた最大のトピックは首位奪還。今節では首位のバルセロナが、19日に行われたセビージャ戦を0-0のドローで終えており、マドリーとの暫定での勝ち点差は3ポイントとなっている。

ただ、マドリーはバルセロナとの直接対決を1勝1分けとしており、勝ち点で並んだ場合は直接対決のアドバンテージにより首位浮上となる。

20日に行われた前日会見では当然、首位奪還に関する質問が飛んだが、ジダン監督は首位浮上のチャンスが自分たちの戦い方に変更を与える可能性はないと断言。さらに、選手たちには直近2試合のパフォーマンスを継続することを求めている。クラブ公式サイトがフランス人指揮官の会見コメントを伝えている。
「我々の直近2試合のパフォーマンスは全体的に素晴らしいものだった。したがって、同じやり方を継続していきたい。つまり適切な形で試合に向けた準備をするということだ」

「この試合は我々にとって(再開後)初めてのアウェイゲームとなる。そして、対峙するのはここまで素晴らしい仕事を見せている素晴らしい相手だ。彼らが我々に困難をもたらすことを覚悟しているが、自分たち自身が良いパフォーマンスを見せられることを求めている」

「首位を取り戻すチャンスがあるという事実が、我々に変化をもたらすことはない。我々を待ち受けている3つ目の試合で、これまでと同じような戦いを継続していくだけだ」

「中断前から残りのリーグ戦を11試合の決勝戦だと言ってきたが、明日の試合も同様だ。普段通りの準備をしているし、ピッチ上で全力を尽くすことだけ考えている」

また、バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケがセビージャ戦後に語った、マドリーがレフェリング面で利益を得ているとのコメントに対しても言及。

「私は自分の意見を持っているが、彼らも彼らの意見がある。したがって、その意見を共有するつもりはない。私が考えるのは自分たちの試合のことだけだ。ただ、レフェリーは我々を贔屓していない。今回の件に関して話すことはそれだけだ」

さらに、今回の会見でジダン監督は直近のバレンシア戦で1ゴール1アシストの鮮烈な復帰を飾ったスペイン代表FWマルコ・アセンシオ。自クラブからレンタル移籍しているソシエダのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの若手2選手についても言及している。

「マルコは我々と共にある。彼の復帰を非常に喜んでいるが、物事を一歩ずつ進めて行かなければならない。我々には時間があり、いつもすべての試合に出場しなければならないと、考えるべきではない。とりわけ、大ケガを負った後はゆっくりと進んでいかなければならない」

「ウーデゴールは我々のプレーヤーであり、その活躍ぶりは良いニュースと言える。彼は若く、現在と将来を担う存在だ。今、レアル・ソシエダで非常に良い仕事をしている。ただ、当面は彼らとの契約を尊重する必要がある。そして、今後クラブと彼の関係がどうなるかを見守る必要がある」

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