フリック監督、今節での優勝を意識せず、「自分たちだけを見ている」

2020.06.13 15:20 Sat
Getty Images
バイエルンを率いるハンジ・フリック監督が優勝決定試合の可能性もあるボルシアMG戦に向けて意気込みを語っている。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。
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前節、レバークーゼン相手にリベンジを果たし、リーグ9連勝を飾ったバイエルンは、10日に行われたDFBポカール準決勝でもフランクフルトに競り勝ち、国内2冠達成に向け視界良好だ。
そして、現在2位のドルトムントとの勝ち点差を「7」としている首位チームは、13日に行われるブンデスリーガ第31節において、先にデュッセルドルフ戦を戦うドルトムントが敗れた場合、ボルシアMG相手に勝利すれば、3節を残してのリーグ8連覇が決定する。

レバークーゼン戦に続き前回対戦(1-2)で敗れた4位チームとのビッグマッチに臨むフリック監督は、「自分たちだけを見ている」と、今節での優勝を意識せず、目の前の試合だけに集中したいと語っている。

「自分たちだけを見ている。そして、この試合に勝利したい。当然、直近数週間は体力の消耗があった。しかし、我々はピッチ上に立つ予定のプレーヤーがトップパフォーマンスを出せるように回復させた」
「グラードバッハは非常に良い攻撃をする。彼らは素早いフィニッシュに向けボールを運び、ボールに対して積極的で良いプレッシングをする。チームは良い連携で素晴らしいサッカーをしており、今季は非常に成功を収めている」

また、同試合ではMFトーマス・ミュラーとFWロベルト・レヴァンドフスキの主力アタッカー2選手が累積警告により、欠場となる。また、そ径部の手術を受けたMFチアゴ・アルカンタラやMFコランタン・トリソら長期離脱組も引き続き起用ができない。

その一方で、DFニクラス・ジューレとMFフィリペ・コウチーニョの2選手に関しては来週中にもチーム練習に参加できる見込みだという。

「彼らはまだ2回のテストが必要だ。最初のテストは今日、2度目は来週の月曜日。全てに問題がなければ、おそらくブレーメン戦を終えてから再び徐々に状態を上げていく。コウチーニョは全てにおいて問題ない、彼は継続的に基礎トレーニングに取り組んでおり、昨日はランニングマシーンで練習していた」

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