ブレーメン監督、3戦無敗も残留に向け気を緩めず「我々はまだ遅れを取っている」

2020.05.31 21:52 Sun
Getty Images
ブレーメンを率いるフロリアン・コーフェルト監督は、シャルケ戦の勝利を喜びながらも逆転での残留に向けて集中力の維持を求めている。

降格圏となる17位に沈んでいるブレーメンは30日、ブンデスリーガ第29節でシャルケと対戦。前半にドイツ人MFレオナルド・ビッテンコートが挙げた先制点を、最後まで守り切り1-0の勝利を収めた。

これにより、同クラブは直近2勝1分けと3戦連続無敗をキープ。さらに、2014年以来となる3試合連続のクリーンシートも達成。また、残留圏内にいる15位のマインツとは、1試合未消化ながら勝ち点3差に迫っている。
ここ3試合の好結果によってブンデスリーガ残留に光明を見出しつつあるブレーメン。コーフェルト監督は、敵地での重要な勝利に満足感を示しながらも、残留へ向けて更なる勝ち点獲得が必要だと、今後の戦いに向けて気を引き締めている。ドイツ『スカイ』がドイツ人指揮官の試合後コメントを伝えている。

「非常に重要であり、アウェイでの勝利に値した内容だった。だが、順位表を見れば、それがどれほど必要なものだったかが、わかるはずだ。我々はまだ遅れを取っている」
「我々には勝利に浸り、満足している時間はない。残留へ向けて落とせない6つの決勝戦が残っている。集中を維持し続ける必要があるんだ」

勝って兜の緒を締めた青年監督は、この試合で決勝点を挙げながらもケガの影響で前半のみの出場となったビッテンコートの状態について言及。

リーグ再開後の全4試合で2ゴール1アシストを挙げるなど、好調なチームをけん引してきた攻撃的MFが離脱となれば大きな痛手となる。そして、コーフェルト監督もケガが深刻なものではないことを願っている。

「彼の魅力はエゴを脇に置きチームのためにプレーしていることだよ。レオ(ビッテンコート)が示してくれているものは我々に必要なメンタリティだ。それが彼を起用した理由さ」

「ケガが大事に至らないことを願うよ。それほど深刻には見えなかった」

なお、ブレーメンは4日後となる来月3日、未消化となっていた第24節フランクフルト戦をホームで戦う。

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