「フォンセカの戦術は好み」ローマに満足感を示すムヒタリアン、来季の去就は不透明

2020.03.26 14:14 Thu
Getty Images
ローマのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(31)が、ローマでのプレーについて語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

今シーズン、アーセナルから1年間のレンタル移籍でローマに加入したムヒタリアン。そのローマでは、ケガによる2度の離脱がありながら、今シーズンここまでセリエA13試合に出場し6ゴール3アシストと結果を残している。

この活躍からローマは850万ポンド(約12億円)の買い取りオファーを提示したようだが、アーセナルはこれを拒否。そのため、アーセナル復帰が既定路線と言われているムヒタリアンだが、イギリス『タイムズ』のインタビューで、今シーズンのプレーを振り返った。
「僕がアーセナルにいた時、ウナイ・エメリ監督には僕が感じていることと違うものを要求された。ここでは違うものを期待していた」

「エメリの哲学は、(パウロ・)フォンセカのものとは違うけど、僕はここで上手くやっている。僕たちはより良いサッカーをしているし、自分に合っていると思う」
「非常に攻撃的なプレーをするので、フォンセカのスタイルは好みだ。試合でボールを保持し続けるようにしていて、もちろんこういった試合は好きだよ」

今シーズン途中にアーセナルの指揮官を解任されたウナイ・エメリ監督は、ムヒタリアンをゲームメーカーとしてではなく、ハードワークを求め、特に昨シーズンはウイングバックを任せるなど、攻撃的なポジションでの起用は少なかった。

ローマでの生活に満足感を示すムヒタリアンだが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でシーズンの終わりが見えず、さらにローマは買い取りオプションを持っていない。ローマに留まりたいかと尋ねられると、「将来は分からない」と見解を示した。

「シーズンが止まっているので、現時点では何も言えない。いつ試合が再開されるのかも、夏に何が起こるかもわからない」

「サッカーはすぐに状況が変化する。ある日はここにいるけど、別の日には違うところにいる。何が起きていて、今後何が起こるのか予測することはできない」

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.18“カペッロ・ローマ”スクデットに貢献した中田/ローマ[2000-2001]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.18</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/ローマ 〜カペッロ・ローマ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01roma.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(54) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">常勝のカペッロ・ローマ</div> 1999-00シーズン、同じ街のライバル・ラツィオにスクデットを獲得され、ローマは屈辱のシーズンに終わった。迎えた2000-01シーズン、チームはフィオレンティーナから“ヴィオラの英雄”バティストゥータを獲得。その他、エメルソンやサムエルといった実力者を手に入れて、スクデットを獲得するために十分な戦力を整えた。 リーグが開幕すると、ローマはトッティの創造性溢れるプレーとバティストゥータらストライカーの決定力で破壊的な攻撃を見せつけた。さらに、就任2年目のカペッロ監督が採用する堅い守備戦術も機能し、着実に勝ち点を積み重ねていく。結局、序盤戦からほぼ独走状態を続けたチームは22勝9分3敗、68得点という成績で18年ぶり3回目のスクデットを戴冠した。 2年目のシーズンとなった当時の日本代表MF中田は、あくまでトッティの控えという位置付けだった。それでも腐らなかった中田は終盤戦の第29節、2位ユベントスとの天王山で大仕事をやってのける。2点ビハインドの中、トッティに代わって投入された中田は、見事なミドルシュートでゴールを奪取。さらに、再び自身のシュートからモンテッラの同点弾を演出した。この大一番での活躍が、ローマのスクデット獲得をより確実なものにしたといっても過言ではないだろう。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">前線のトライアングル</div> カペッロ監督の下、チーム内に規律と結果へのこだわりを植え付けられたローマ。守備面では、3バックの中央に入ったサムエルを中心に堅守を披露。ウイングバックに入ったカフーとカンデラは豊富な運動量で上下動を繰り返した。また、ボランチのエメルソンとトンマージが中盤で相手から自由を奪う。 そして、主に攻撃を担当したのが前線の3枚。トップ下に入るトッティを中心としたトライアングルで高速カウンターを仕掛けて得点を重ねた。中田がこの当時、ローマの攻撃がボールを縦に運ぶのが速すぎると漏らしたほど、彼らはボールを縦へ縦へと繋いで相手ゴールを目指した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランチェスコ・トッティ(23)</span> ローマの“プリンチペ(王子)”が自身の愛する街に栄冠をもたらした。豪快なシュートに加え、柔らかなタッチのトラップやパスなど、ファンタジー溢れるプレーで攻撃陣を操った。13ゴール挙げるなど得点力を発揮したトッティは、ローマのバンディエラとして現役生活を終えた。 2019.04.12 12:00 Fri

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