広州恒大MFパウリーニョ、新型コロナウイルスの影響で退団を考慮したと告白

2020.01.31 12:53 Fri
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広州恒大に所属する元ブラジル代表MFパウリーニョが、クラブを去ろうと考えていたようだ。中国の武漢で感染者が見つかり、日を追うごとに感染者のみならず死者も増えている新型コロナウイルス。世界保健機関(WHO)が全世界に向けて緊急事態宣言を行うなどし、中国では170名の死者、7711名の感染者がいるという

スペイン『ムンド・デポルティボ』は、かつてバルセロナにも在籍したパウリーニョにコンタクト。今回の事態について「コロナウイルスに関して、特に家族のことを考えて中国を離れることを考えた。でも、彼らは僕が安らかに眠れることを保証してくれたんだ」と、中国から離れることを考えていたことを明かした。
パウリーニョが住む広州は、新型コロナウイルスの発生源と言われている武漢からはおよそ1000km離れている。しかし、「できるだけ家から出ないように」という勧告を受けていたようだ。

中国サッカー協会(CFA)は、中国スーパーリーグを含む全てのサッカー大会を延期させることを発表。開幕も遅れる他、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の中国開催も当面はなくなった。
広州恒大は、ヴィッセル神戸、水原三星ブルーウィングス(韓国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)とグループGで同居。パウリーニョは「中国スーパーリーグは始まらないが、ACLに参加するため毎日トレーニングを行なっている」と、しっかりとコンディション調整も行なっているようだ。

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パオロ・カンナバーロが現役引退!! 兄・ファビオが率いる広州恒大のコーチ就任へ

▽サッスオーロは28日、イタリア人DFパオロ・カンナバーロ(36)が現役を引退することを発表した。 ▽ナポリのユースからトップチームに昇格し、2014-15シーズンからサッスオーロでプレーするパオロ・カンナバーロ。同チームではここまで5シーズンを過ごして公式戦112試合1ゴールを奪う活躍を見せていた。 ▽しかし、実の兄である元イタリア代表のファビオ・カンナバーロが、広州恒大の指揮官に2年ぶりに復帰したことを受けて、同チームでのコーチ就任が噂されている。そのために、現役を引退する決断を下したようだ。同選手は次のように語っている。 「ピッチ上や、ピッチ外でも生き様をみせたかった。ただ、僕自身は野心が強く、今回の決定を受け入れてくれたクラブには本当に感謝しているよ。このクラブには素晴らしい価値観がある。他のクラブでは見られなかったものであり、僕の家のように感じる」 「現役最後となる土曜日の試合は奇妙な気分になるだろうね。フィールドに立って全てを見逃さないようにしたい」 ▽また、中国での新たなキャリアについても語っている。 「僕にとっては新しい都市だね。今はここでの最後の試合に向けて集中しているけれど、新しいキャリアについても準備している段階だ。僕が知っているサッカーの知識を伝えてきたい。中国語は難しいけれど、英語でコミュニケーションを取れるはずだ」 「兄とは一緒の時間を過ごしてこなかった。再び一緒に働けることを嬉しく思っているよ。僕にチャンスを与えてくれたので、それを逃さないようにしたんだ」 2017.12.29 09:02 Fri

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