スパーズ、今季公式戦アウェイ初勝利に貢献の新レフティー2選手が喜びの反応

2019.11.07 16:07 Thu
Getty Images
ツルヴェナ・ズヴェズダ戦の勝利に貢献したトッテナムの新戦力2選手が喜びのリアクションを示した。

トッテナムは6日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB第4節でツルヴェナ・ズヴェズダとアウェイで対戦し4-0で勝利した。

今季の公式戦アウェイ未勝利が続いていた中、難所ベオグラードに乗り込んだトッテナムは、前半半ば過ぎにアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソの移籍後初ゴールで先手を奪うと、後半立ち上がりには韓国代表FWソン・フンミンの連続ゴールで一気にリードを3点に。その後、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンにもゴールが生まれ、待望の今季アウェイ戦初勝利を大勝で飾った。
今夏、ベティスから加入後、公式戦7戦目にして初スタメンと初ゴールを飾ったロ・チェルソは、クラブ公式チャンネルのインタビューで喜びを語っている。

「今日の勝利は僕たちに幸せをもたらしたよ」
「今夜のような大きな舞台でプレーできたことを嬉しく思うよ。同時にグループの中で良いポジションに立つことができたね」

一方、U-21イングランド代表MFライアン・セセニョンは、同試合の75分にソン・フンミンとの交代で投入されCLデビュー。さらに、85分にはエリクセンの4点目をアシストする、満点のデビュー戦となった。同試合後、19歳の若武者は自身の公式ツイッターを通じて喜びを伝えている。

「仕事完了。タフな場所でのプレーになったけど、チーム全体を通してポジティブなパフォーマンスを見せることができたよ」

「これからも毎日成長を続けたいと思うよ。そして、CLデビューを飾れたことを誇りに思うよ」

2人のレフティーの活躍もあって今季公式戦アウェイ初勝利を手にしたトッテナムは、中2日で行われるプレミアリーグ第12節のシェフィールド・ユナイテッド戦で公式戦連勝を目指す。

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