ピッチーニ負傷のバレンシア、スポルティング・リスボンからDF T・コレイアを完全移籍で獲得!

2019.09.03 13:40 Tue
Getty Images
バレンシアは3日、スポルティング・リスボンからU-20ポルトガル代表DFティエリ・コレイア(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までで、契約解除金は1億ユーロ(約116億2000万円)に設定されている。

スポルティング・リスボン下部組織出身のT・コレイアは、正確なパスや対人プレーを武器としている右サイドバック。昨年11月にプロデビューを飾ると、今シーズンはここまでの公式戦5試合に出場していた。

なお、バレンシアでは右サイドバックを務めるイタリア代表DFクリスティアーノ・ピッチーニが長期離脱の影響で同ポジションが手薄となっていた。また、スペイン『マルカ』によれば移籍金は総額1500万ユーロ(約17億4000万円)とのことだ。

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ボーンマスの元オランダ代表FWジャスティン・クライファートが偉業を達成した。イギリス『Sport bible』が伝えている。 かつてアヤックスやバルセロナなどで活躍したパトリック・クライファートを実の父親に持つクライファート。 かつて父もプレーしたアヤックスでプロキャリアをスタートした後、2018年にローマ(イタリア)へ完全移籍。ただ、セリエAの名門では定位置奪取とはいかず、RBライプツィヒ(ドイツ)、ニース(フランス)、バレンシア(スペイン)へのレンタル移籍を繰り返した。 そして、今夏の移籍市場でローマからボーンマス(イングランド)に完全移籍していた。 24歳にしてヨーロッパ5大リーグをコンプリートする形となった同選手は、さらに25日に行われたプレミアリーグ第13節のシェフィールド・ユナイテッド戦(3-1で勝利)で偉業を達成。 前半終了間際にエリア外へ飛び出してクリアを試みたGKフォダリンガムからボールを奪い切ったクライファートは角度がないところから無人のゴールへミドルシュートを突き刺し、プレミアリーグデビューから10戦目にして初ゴールを記録。すでにセリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、ラ・リーガでゴールを決めていたため、今回のプレミアリーグ初ゴールによってヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げる偉業達成となった。 なお、これまでヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げた選手は、クライファート以前に2人のみ。1人目は元ルーマニア代表FWフロリン・ラドチョウ氏で、同氏は現役時代にミラン、エスパニョール、シュツットガルト、ウェストハム、モナコなどでプレー。 2人目はモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチ(現オリンピアコス)で、同選手はフィオレンティーナ、マンチェスター・シティ、セビージャ、モナコ、ヘルタ・ベルリンといったクラブでプレーしていた。 2023.11.26 08:30 Sun

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