CB獲得難航のローマ、ユナイテッドからスモーリングをレンタル移籍で獲得

2019.08.31 03:30 Sat
Getty Images
ローマは30日、マンチェスター・ユナイテッドから元イングランド代表DFクリス・スモーリング(29)を1年間のレンタル移籍で獲得した。背番号は「6」を着用する。

ローマへの加入が決まったスモーリングは、公式サイトで喜びを語っている。

「これは僕にとって最高のチャンスだ。大きな目標を持ったビッグクラブで新たなリーグに挑戦できる。それはまさに僕が必要としていた事だ」
「上手くいけば、僕は即戦力になれるだろう。新たなチームメイトと一緒にプレーできることを楽しみにしているよ」

2010年のユナイテッド入りから9シーズンにわたり、センターバックとして一定のプレータイムを手にしてきたスモーリング。だが、イングランド代表DFハリー・マグワイアが加入した今シーズンは、ここまでプレミアリーグ開幕から3試合連続でベンチすらできておらず、序列低下が著しい状況だった。
一方、今夏、DFコスタス・マノラスがナポリ、DFイバン・マルカノがポルトに旅立ったローマは、トップチーム登録のセンターバックがDFフアン・ジェズス、DFフェデリコ・ファシオ、今夏それぞれアタランタ、ゲンチレルビルリイから加入のDFジャンルカ・マンチーニ、DFユルドゥム・メルト・チェティンの4選手のみとなっており、さらなるセンターバック獲得が最優先事項となっていた。

なお、ローマはユナイテッドにレンタル料として300万ユーロ(約3億5000万円)を支払うことになる。

ハリー・マグワイアの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、ヨーロッパリーグ(EL)のアスレティック・ビルバオ戦へ意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 1日、EL準決勝1stレグでユナイテッドはアスレティックと対戦する。 今シーズンはプレミアリーグで全く良いところがなく、残留争いこそないものの14位と低迷 2025.05.01 17:20 Thu
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFコビー・メイヌーが、リヨン戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 17日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでユナイテッドはホームにリヨンを迎えた。 1stレグは2-2のドローとなっていた中、ホームで勝利が必要なユナイテッド。すると試合は前半 2025.04.18 14:30 Fri
リヨンのパウロ・フォンセカ監督が、マンチェスター・ユナイテッドとの激闘を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 17日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでリヨンはユナイテッドとアウェイで対戦。1stレグを2-2で終えていた中、2ndレグは壮絶な展開となった。 試合は前半にユナイテッドが2点を決 2025.04.18 13:25 Fri
マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイアが、激闘となったリヨン戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 17日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでユナイテッドはホームにリヨンを迎えた。 1stレグは2-2のドローとなっていた中、ホームで勝利が必要なユナイテッド。すると試合は前半の 2025.04.18 12:45 Fri
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、17日にオールド・トラフォードで行われ、延長戦の末5-4で勝利したヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのリヨン戦後にコメントした。 敵地での1stレグを2-2の引き分けに持ち込まれていたユナイテッドは10分にMF 2025.04.18 12:30 Fri

ローマの関連記事

ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニの今シーズン中の復帰が絶望的となったようだ。 今シーズンここまでは公式戦34試合3ゴール3アシストの数字を残していたローマのカピターノ。直近のフィオレンティーナ戦では先発出場していたが、前半終了時に交代していた。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれ 2025.05.10 16:50 Sat
直近3試合で出場機会がないアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)だが、ここにきての序列低下の理由はパフォーマンスの問題ではないという。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から6年ぶりに古巣復帰を果たしたパレデス。以降はイバン・ユリッチ体制で一時序列が低下したものの 2025.05.07 16:32 Wed
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が4日にホームで行われ、1-0で勝利したセリエA第35節フィオレンティーナ戦後にコメントした。 前節インテルを撃破したローマが、1ポイント差のフィオレンティーナをホームに迎えたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決。守護神ミレ・スヴィラルが好守を見せる中、前半追加タイム 2025.05.05 10:30 Mon
セリエA第35節、ローマvsフィオレンティーナが4日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。 前節、アウェイで行われたインテルとの強豪対決を1-0で制し、リーグ連勝とともにリーグ18戦無敗とした6位のローマ。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内と2ポイント差に迫るなか、今回のホームゲー 2025.05.05 03:05 Mon
ローマとセルビア代表GKミレ・スヴィラル(25)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。 2022年夏のローマ加入以降は当時の守護神であるポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(現アタランタ)のバックアッパーに甘んじてきたスヴィラル。 しかし、ダニエレ・デ・ 2025.05.04 18:00 Sun

セリエAの関連記事

ユベントスのイゴール・トゥドール監督が10日にアウェイで行われ、1-1の引き分けに持ち込まれたセリエA第36節ラツィオ戦を振り返った。 同勝ち点で並ぶ来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うラツィオとの一戦。昨季終盤にトゥドール監督が指揮を執った古巣との対戦となった中、ユベントスはゴールレスで迎えた後半開始6分にF 2025.05.11 11:00 Sun
パルマは10日、セリエA第36節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、1-2で競り負けた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節コモに敗れた16位パルマ(勝ち点32)は勝利すれば残留をほぼ決定付けられる中、彩艶が引き続きスタメンとなった。 19位エンポリ(勝ち点25)との残留争い。序盤の主導権争いを経て1 2025.05.11 05:50 Sun
セリエA第36節、ラツィオvsユベントスが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。 ローマとともに勝ち点63で並ぶ6位のラツィオと4位のユベントスによるトップ4フィニッシュを懸けた重要な直接対決。 前節、エンポリをウノゼロで破って6戦無敗のラツィオは難敵相手のホームゲームで現状のベ 2025.05.11 03:06 Sun
セルティックの日本代表MF旗手怜央(27)だが、セリエAからの関心があるようだ。 イギリス『スコティッシュ・サン』によると、ウディネーゼが獲得に関心を持っているとのこと。旗手のプレーをチェックするため、セルティックの試合にスカウトを派遣していたという。 川崎フロンターレから2022年1月にセルティックに完全 2025.05.10 23:50 Sat
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニの今シーズン中の復帰が絶望的となったようだ。 今シーズンここまでは公式戦34試合3ゴール3アシストの数字を残していたローマのカピターノ。直近のフィオレンティーナ戦では先発出場していたが、前半終了時に交代していた。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれ 2025.05.10 16:50 Sat

記事をさがす

ハリー・マグワイアの人気記事ランキング

1

「かなり完成されている」初先発起用に応えた18歳DFヘヴン、アモリム監督が期待寄せるも「プレミアリーグではやるべきことがたくさんある」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、期待のU-19イングランド代表DFエイデン・ヘヴンらについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。 13日、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのハットトリックの活躍もあり、レアル・ソシエダを破ってヨーロッパリーグ(EL)準々決勝進出を決めたユナイテッド。16日にはプレミアリーグ第29節で、レスター・シティとのアウェイゲームに臨む。 ソシエダ戦ではイングランド代表DFハリー・マグワイアらの負傷欠場もあり、今冬アーセナルから加入したヘヴンが初先発。18歳をフル出場させたアモリム監督は、レスター戦を前にした会見でさらなる試練を乗り越えていくことに期待した。 「この調子が続けば彼はプレーしていくだろう。もちろん彼は若く、今シーズンはそれほど出場していない。U-21チームでは45分間だけだし、ここ(ファーストチーム)では数分。それからフル出場だった」 「彼が自信を持っている点は非常に気に入っている。スピードも素晴らしいし、ボックス内の守備も上手い。かなり完成されていると思う」 「だが、プレミアリーグではやるべきことがたくさんある。さまざまなタイプの選手と対戦することになるし、さまざまな形で試されるだろう。我々はこのすべてにうまく対処しようとしている。彼はまだ本当に若いからだ」 また、練習復帰している元イングランド代表MFメイソン・マウントに関してアモリム監督は、「彼がどれほど苦しんでいるか知っている」「ベンチには入ると思う」とのこと。「5分でもプレーできれば完璧だ」と慎重に復帰させていく考えを明かしている。 2025.03.15 18:50 Sat
2

「本当に重要だと理解」ELに最後の望みを託すユナイテッド、アモリム監督は優勝目指すのみ「トロフィーは大きな意味を持つ」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、ヨーロッパリーグ(EL)のアスレティック・ビルバオ戦へ意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 1日、EL準決勝1stレグでユナイテッドはアスレティックと対戦する。 今シーズンはプレミアリーグで全く良いところがなく、残留争いこそないものの14位と低迷している。 アモリム監督就任後も改善は見られない一方で、ELではベスト4入り。今シーズンを良い形で締めくくるためにも、ここでのタイトルは重要となる。 アモリム監督はアウェイでの1stレグに向けてコメント。非常に重要な戦いになるとした。 「チームだけでなく、ファンやみんなもそうだ。誰もが、これがシーズンにとって本当に重要なことだと分かっている。シーズンを救うものは何もないと分かっているが、トロフィーを獲得することはとても大きな意味を持つ」 「そして、チャンピオンズリーグに出場し、来年ヨーロッパの舞台に立てることは、夏にクラブにとって多くのことを変える可能性がある」 ELで優勝すれば、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権が与えられることに。財政問題もある一方で、夏の選手補強にとってはヨーロッパの大会に出場できるかどうかは非常に大きな要素となる。 今大会では準々決勝のリヨン戦で劇的な勝利。延長戦までもつれた壮絶な打ち合いは、敗戦が目前に迫った中で、コビー・メイヌー、ハリー・マグワイアのゴールで大逆転勝利を収めた。 ホームで戦うことの重要性を語るアモリム監督は、あの戦いをしっかりと普段から出せるようにしたいと語った。 「これはクラブ全体の問題だと思う。オールド・トラッフォードでプレーすれば、何か特別なことが起こり得ることは誰もが知っている。ただ、次のウルブズ戦では多くのチャンスを作り出しながらも得点できず、自信が少し失われてしまった」 「今シーズンも少しそういった状況だ。我々は常に、多くの状況を変えられるような決定的な瞬間を探している。とにかく一貫性を保つことが重要だ」 「でも、あの夜は素晴らしい夜だった。こういうシーズンには、時に特別な瞬間が訪れる。こういう試合では、それを糧に選手たちがさらに特別なことを成し遂げられるよう、その力を発揮できることがある」 2025.05.01 17:20 Thu
3

ユナイテッドのアメリカツアーメンバーに移籍話のサンチョも! 新9番ホイルンドらが参加

マンチェスター・ユナイテッドは24日、アメリカツアーのメンバー29名を発表した。 今月上旬の始動から、ノルウェー、スコットランドにも渡り、2試合のフレンドリーマッチを消化したユナイテッド。今後はアメリカに飛び、アーセナル、レアル・ベティス、リバプールと対戦する。 主将のブルーノ・フェルナンデスをはじめ、ユーロ2024やコパ・アメリカ2024の決勝トーナメントを戦った主力勢がまだ不参加のなかで、引き続いて査定中の若手も多いメンバー構成となっている。 そのなかで、新入りのレニー・ヨロや、新たにパリ・サンジェルマン(PSG)行きの可能性が取り沙汰されるジェイドン・サンチョもメンバー入り。新9番のラスムス・ホイルンドも今回から参加する。 なお、昨季を棒に振り、完全復活が待たれるタイレル・マラシアはこのアメリカ行きも見送りに。クラブの練習施設で引き続きリハビリに励む。 ◆アメリカツアーメンバー一覧 GK トム・ヒートン ダーモット・ミー アンドレ・オナナ ラデク・ヴィテック DF ハリー・アマス リース・ベネット ジョニー・エバンス ウィル・フィッシュ ヴィクトル・リンデロフ ハリー・マグワイア サム・マレー アーロン・ワン=ビサカ レニー・ヨロ MF カゼミロ トビー・コリアー クリスティアン・エリクセン ハンニバル・メイブリ ジャック・フレッチャー サム・マザー スコット・マクトミネイ メイソン・マウント マキシ・オイェデレ ジェームズ・スカンロン FW アントニー アマド・ディアロ ラスムス・ホイランド マーカス・ラッシュフォード ジェイドン・サンチョ イーサン・ウィートリー 2024.07.25 13:45 Thu
4

「キャプテンであろうとなかろうと…」復活マグワイアはリーダーの自覚忘れず、不調なチームメイトを支える「自分は経験を積んできた」

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが、元キャプテンとしての威厳を示した。イギリス『ミラー』が伝えている。 2019年8月にユナイテッドへ加入したマグワイアは、初年度から主力としてチームの守備を支えていたが、エリク・テン・ハグ監督の下で序列が低下。キャプテンの座を失うなど追い詰められていたが、そのテン・ハグ監督が解任されて11月にルベン・アモリム監督が就任すると、状況は劇的に変化した。 3バックの中央に抜擢されたマグワイアは主力に返り咲くと、ここまで公式戦20試合に出場。アモリム監督からもその姿勢が評価されるなど、チームにとって重要な選手とみなされている。 そんなマグワイアは、現在もリーダーとしての振る舞いを心掛け、チームメイトの精神を支える役割も担っている模様。新加入選手であるオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーが12月の試合わずか33分で交代を命じられ涙を流した後には、ケアするための行動をとったと明かしている。 「ニューカッスル戦後、彼にはプライベートメッセージを送ったよ。聞いてほしい、ジョシュアは良い選手だ。そうでなければ、このクラブでプレーすることはできない。そして僕たちには、どんな時も支えてくれる素晴らしいファンがいる。こうしたことは、個人の問題ではない」 「キャプテンであろうとなかろうと、僕は自分をこのグループのリーダーだと思っている。僕も今は経験を積んだ側の選手だ」 「このクラブでプレーしていれば、浮き沈みがある。それはこのクラブでプレーすることの一部だろう。過去にはウェイン・ルーニーやデイビッド・ベッカムが厳しい評価を受けていたけど、彼らはワールドクラスの選手だった」 2025.01.23 16:15 Thu
5

イングランド代表、指揮官がCB陣の世代交代を示唆… 22歳グエイや20歳コルウィルら称える「競争を望んでいる」

イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、センターバック陣の世代交代を示唆した。イギリス『ミラー』が伝えている。 マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイア(30)、マンチェスター・シティのDFジョン・ストーンズ(29)が盤石の地位を築いているイングランド代表のセンターバック。この2人はカタール・ワールドカップ(W杯)の全5試合、3月の代表ウィーク2試合でも先発でコンビを組んでおり、サウスゲイト監督からの信頼は厚い。 しかし、最近はクリスタル・パレスのDFマーク・グエイ(22)が代表チームに定着。さらに、武者修行先のバーンリーで活躍したシティのU-21イングランド代表DFテイラー・ハーウッド=ベリス(21)、同じく武者修行先のブライトン&ホーヴ・アルビオンで株を上げたチェルシーのDFレヴィ・コルウィル(20)といった若手の招集も期待されている。 17日に行われたユーロ2024予選・第3節のマルタ代表戦ではマグワイアとグエイがコンビを組み、4-0の完勝に貢献。サウスゲイト監督は19日の第4節・北マケドニア代表戦に向けた前日会見に臨み、ユナイテッドで序列を落としているマグワイアに対する今シーズンの評価を与えた。 「マグワイアは世界的なビッグクラブのキャプテンでありながら、なかなかプレーできず苦労したことだろう。それでも、これはひとつの挑戦であり、彼がイングランド代表として見せた今シーズンのパフォーマンスは非常に良かったと思うよ」 クラブでの境遇とは対照的に、マグワイアの代表チームでのプレーは合格点だとした指揮官。ただ、センターバック陣の世代交代を意識しているとを明言した。 「我々コーチ陣は全ポジションに競争を望んでいる。グエイのことは大好きだし、実際にテストしただろう? 彼とコルウィルはリーグ最年少のトップDFだ。U-21のハーウッド=ベリスにも興味がある」 一方で、マグワイアと同世代のブライトンDFルイス・ダンク(31)、アストン・ビラのDFタイロン・ミングス(30)も絶賛し、幅広くポジション争いをしていきたいと語った。 「ダンクとミングスのシーズン後半戦は本当に素晴らしかった。チームを良い成績に導く活躍だったね。したがって、このポジションには激しい競争があり、我々コーチ陣もこれを念頭に置いているということだ」 2023.06.19 17:32 Mon

ローマの人気記事ランキング

1

ローマ、守護神との契約延長交渉が大詰めに! 複数強豪が関心も合意へ前向き

ローマとセルビア代表GKミレ・スヴィラル(25)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。 2022年夏のローマ加入以降は当時の守護神であるポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(現アタランタ)のバックアッパーに甘んじてきたスヴィラル。 しかし、ダニエレ・デ・ロッシ前監督の下で正GKに昇格すると、現指揮官であるクラウディオ・ラニエリ監督の下では絶対的な存在となり、セリエA屈指の守護神としての評価を確立している。 現行契約は2027年まで残っているが、今シーズンの鮮烈な活躍を受けてバイエルンやマンチェスター・シティといった国外のビッグクラブの関心も集めており、クラブは条件面を大幅に改善した新契約締結に動いている。 報道によれば、ローマでスポーツディレクターを務めるフローラン・ギゾルフィ氏はスヴィラルの代理人と数日以内に会談を行う予定だという。そして、クラブはすでに300万ユーロ(約4億9000万円)+ボーナスという好条件のオファーを掲示しているという。 なお、スヴィラルサイドは新契約に契約解除条項を盛り込むことを求めているようで、ローマサイドはそれに前向きではないものの慎重に検討している段階にある模様。 それもあって最終合意に至っていないものの、明るい見通しは示されているようだ。 2025.05.04 18:00 Sun
2

守護神スヴィラル躍動のローマが3戦連続ウノゼロ勝ち! 19戦無敗で暫定4位に浮上【セリエA】

セリエA第35節、ローマvsフィオレンティーナが4日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。 前節、アウェイで行われたインテルとの強豪対決を1-0で制し、リーグ連勝とともにリーグ18戦無敗とした6位のローマ。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内と2ポイント差に迫るなか、今回のホームゲームでは1ポイント差で8位に位置するフィオレンティーナと対戦した。 レアル・ベティスとのカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグに1-2で敗れたアウェイチームに対して、ラニエリ監督はインテルと全く同じスタメンで臨んだ。 ホームアドバンテージとコンディション面の優位性を活かしたローマが、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。ただ、序盤はアタッキングサードでの判断や連携のミスが目立ってフィニッシュまで持ち込めない。 すると、時間の経過とともにエンジンがかかってきたフィオレンティーナも相手陣内でのプレータイムを増やすと、好調を継続するエースがチャンスに絡む。まずは27分、ボックス手前でDFを振り切ったケアンが鋭いシュートを放つが、ここは絶妙に間合いを潰したGKスヴィラルのビッグセーブに遭う。続く30分にはDFマンチーニを引きずりながらボックス右に持ち込んで右足を振るが、ややパワー不足のシュートはスヴィラルに再び阻まれた。 守護神の連続セーブで失点を回避したローマも30分過ぎにようやく最初の決定機。押し込んだ流れからボックス右でスーレのスルーパスに反応したチェリクが右足対角シュートを枠に飛ばしたが、ここはGKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれた。 その後も一進一退の攻防が続くまま前半終盤に入ると、好調のローマが押し切った。前半アディショナルタイム50分、直前にショムロドフの左足ボレーシュートで2度目の決定機を作ると、このプレーで得た右CKの二次攻撃からアンヘリーニョの丁寧なクロスをボックス右のショムロドフが頭で折り返すと、ファーでフリーのドフビクがダイビングヘッドで押し込んだ。 前半ラストプレーの先制点によってホームチームの1点リードで折り返した後半。ローマはペッレグリーニに代えてピジッリを、フィオレンティーナはゴセンスに代えてファジョーリをハーフタイム明けに投入した。 ローマが前半に引き続き良い入りを見せたが、フィオレンティーナも徐々に押し返して試合は膠着状態に陥る。65分にはアウェイチームが波状攻撃からマンドラゴラが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、GKスヴィラルの見事な反応にはじき出された。 後半半ばを過ぎても睨み合いの構図が続くなか、ローマはグルナ=ドゥアトやバルダンツィを起点に幾度か鋭いカウンターを仕掛けていく。しかし、最後の局面での判断・精度を欠いてトドメを刺すことができない。 それでも、83分にマンドラゴラのワンタッチスルーパスに抜け出したケアンの決定機をGKスヴィラルのビッグセーブで凌いだジャッロロッシは、最後まで集中した守備でヴィオラの反撃を凌ぎ切った。 そして、ドフビクが奪った虎の子の1点を圧巻のセルビア人守護神の再三の好守で守り抜いたローマが3試合連続のウノゼロ勝利で、リーグ無敗を「19」に更新。暫定ながらCL出場圏内の4位に浮上した。 ローマ 1-0 フィオレンティーナ 【ローマ】 アルテム・ドフビク(前50) 2025.05.05 03:05 Mon
3

直近3試合出番なしのローマMFパレデス、序列低下の理由はパフォーマンスにあらず?

直近3試合で出場機会がないアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)だが、ここにきての序列低下の理由はパフォーマンスの問題ではないという。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から6年ぶりに古巣復帰を果たしたパレデス。以降はイバン・ユリッチ体制で一時序列が低下したものの、クラウディオ・ラニエリ監督の就任後は主力に返り咲くとともに、リーダーグループの一人として厚い信頼を獲得。今年3月には1年の契約延長にサインしている。 ただ、直近のエラス・ヴェローナ、インテル、フィオレンティーナの3試合ではいずれもベンチに入ったものの、出番なしに終わっていた。 一部では契約延長時に復帰を熱望するボカ・ジュニアーズ移籍への契約解除条項を盛り込んだ影響によって、将来的な退団を見込んで若手の起用に切り替えたとの見方もあった。だが、実際にはクラブサイドの金銭的な事情が影響しているという。 イタリア『カルチョメルカート』によれば、パレデスがPSGからローマに加入した際に80試合出場達成時のアドオン200万ユーロ(約3億2500万円)という条項が盛り込まれていたという。 そして、パレデスはここまで通算79試合に出場しており、ローマは同条項が有効となる2025年6月30日までの起用を見送ることで、200万ユーロの支払いを回避する意向だという。 現在、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位ユベントスと同勝ち点の5位に位置するローマは、残り3試合でアタランタ、ミラン、トリノとタフな相手との試合を残している。だが、中盤の主力が相次いで離脱することがない限り、パレデスを残り試合で起用する可能性は低いようだ。 2025.05.07 16:32 Wed
4

難敵フィオレンティーナに辛勝で4位ユーベに並んだローマ、ラニエリ監督は「苦難に満ちた素晴らしい試合」とウノゼロ勝利を誇る

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が4日にホームで行われ、1-0で勝利したセリエA第35節フィオレンティーナ戦後にコメントした。 前節インテルを撃破したローマが、1ポイント差のフィオレンティーナをホームに迎えたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決。守護神ミレ・スヴィラルが好守を見せる中、前半追加タイムのFWアルテム・ドフビクのゴールを守り抜いたローマがウノゼロ勝利とし、4位ユベントスに勝ち点で並んだ。 フィオレンティーナ戦を振り返ったラニエリ監督は「我々は非常に強いチームと対戦した。彼らは技術的に優れていた。高い位置からプレッシャーをかけたかったが、ボールをうまく動かされてできなかった。苦難に満ちた素晴らしい試合だった。それが私にとって一番の誇りだ。私が期待するパフォーマンスをローマはいつもしてくれる」と辛勝ながらも勝ち切った試合を誇った。 また、ラニエリ監督就任後、V字復調のローマはこれで第16節以降負けなしと快進撃が続き、自身就任時には程遠かったCL出場権獲得が手に届く位置にある。 「ここからどこへ向かえばいいのかわからない」と言葉を濁しつつ、「私は常に選手たちには最大限の努力を払うよう求めている。この夏、ビーチで過ごしている時に後悔や自責の念を抱くべきではないと伝えている。達成できたことに満足しなければならない」と常にベストを尽くすことを求めた。 ローマは次節アタランタと対戦する。 2025.05.05 10:30 Mon
5

ローマがアタランタのGKゴッリーニを完全移籍で獲得、移籍した豪代表GKライアンの穴を埋める

ローマは24日、アタランタの元イタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニ(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「95」に決定した。 ゴッリーニはフィオレンティーナやマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、エラス・ヴェローナでキャリアをスタート。2016年7月にアストン・ビラへ完全移籍すると、アタランタへのレンタル移籍を経て、2018年7月に完全移籍した。 アタランタ加入後は、トッテナムやフィオレンティーナ、ナポリ、ジェノアとレンタル移籍を繰り返していた。 セリエA通算139試合に出場。今シーズンはジェノアへとレンタル移籍しており、開幕から7試合連続で出場していたが、臀部のケガにより離脱すると、その後は出番がなかった。 ローマは、セルビア代表GKミレ・スヴィラルが正守護神を務めていた中、冬の移籍市場でオーストラリア代表GKマシュー・ライアンがRCランスに完全移籍。控えGKが不在となっていた。 2025.01.24 20:20 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly