ナポリがハメス獲得断念か ロサーノに照準絞る?
2019.08.11 18:18 Sun
ナポリが、レアル・マドリーのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(28)の獲得を諦めたようだ。スペイン『アス』がイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を引用して報じた。
ハメスは今夏、バイエルンの買取オプションの不行使により、マドリーに復帰。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となっていることからさらなる移籍が有力視されている。
そんなハメスには、同選手をレアル・マドリーやバイエルンで指導したカルロ・アンチェロッティ率いるナポリが、買い取りオプション付きのローン移籍での獲得を希望。しかし、マドリー側が完全移籍での売却を望んでいることから交渉は長らく難航していた。
これに対して、ナポリの会長を務めるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏が、マドリーのスタンスにウンザリ。完全移籍で買い取る気はなく、ハメスの獲得を断念し、これまで並行して関心を抱いていたPSVのメキシコ代表FWイルビング・ロサーノ(23)に照準を絞ったようだ。
昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)で、グループリーグ初戦のドイツ代表戦で決勝点を挙げるなど、同大会を機に将来の有望選手として、その存在を世界に知らしめたロサーノ。昨シーズンのエールディビジでは、30試合に出場し、17ゴール11アシストの成績を残していた。
ハメスは今夏、バイエルンの買取オプションの不行使により、マドリーに復帰。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となっていることからさらなる移籍が有力視されている。
そんなハメスには、同選手をレアル・マドリーやバイエルンで指導したカルロ・アンチェロッティ率いるナポリが、買い取りオプション付きのローン移籍での獲得を希望。しかし、マドリー側が完全移籍での売却を望んでいることから交渉は長らく難航していた。
昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)で、グループリーグ初戦のドイツ代表戦で決勝点を挙げるなど、同大会を機に将来の有望選手として、その存在を世界に知らしめたロサーノ。昨シーズンのエールディビジでは、30試合に出場し、17ゴール11アシストの成績を残していた。
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