【リーガエスパニョーラ第38節プレビュー】今季リーガが閉幕! 注目は三つ巴の4位争い!
2019.05.18 12:00 Sat
先週末に行われた第37節では4位争いにおいて唯一勝ち点3を手にしたバレンシアがヘタフェを抜いて4位に浮上。一方、アトレティコ・マドリーと引き分けた6位のセビージャは逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ厳しい勝ち点逸に。また、残留争いではレバンテに敗れたジローナの降格が決定的となっている。
今季最終節の唯一の注目ポイントは前述の4位争いだ。前節終了次点では4位のバレンシアと5位のヘタフェが共に勝ち点58で並ぶも当該成績で上回るバレンシアが最も優位な立ち位置に。一方、勝ち点56で6位のセビージャは当該成績で両チームに劣っているため、最終節で勝利且つ両チームが敗戦しない限り、逆転できない厳しい状況だ。
3チームの中で唯一自力での4位決定の可能性を残すバレンシアは前節で残留が決定した16位のバジャドリーとアウェイゲームを戦う。相手のホーム最終戦というやり辛さはあるが、実力差とモチベーションの差を考えれば、勝ち点3を獲得することはさほど難しくないはずだ。前節はアラベス相手に先制を許すも、MFソレールとFWサンティ・ミナの若手コンビに勝負強いFWガメイロの3ゴールで逆転勝利を飾っており、2連勝と好調を維持している点もプラスに働くはずだ。
続いてバレンシアが引き分け以下で自分たちが勝利できれば、逆転での4位フィニッシュが可能となるヘタフェは、同じく前節で残留を決めた14位のビジャレアルとホームで対戦する。直近のバルセロナ戦では敵地で0-2の敗戦も試合内容自体は悪くなく開き直ってホーム最終戦を戦えるはずだ。そのバルセロナ戦では先発に抜擢も守備面の問題で前半だけで交代となったMF柴崎岳は、おそらく同クラブでのラストゲームとなるビジャレアル戦でチャンスを与えられるか。
一方、逆転でのCL出場権獲得には奇跡が必要となるセビージャは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権が懸かる7位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点53)とのホームゲームを戦う。バレンシア、ヘタフェの試合経過も気になるが、敵地での前回対戦では0-2で完敗しているだけに、まずはその難敵相手に勝利することだけに集中したい。来季CL出場権を逃せば、試合後には厳しいセビジスタからのブーイングが濃厚だが、試合中は頼れる彼らの後押しを武器に勝ち切りたい。
最後に残り1枠の残留争いに関しては17位のセルタ(勝ち点40)と、18位のジローナ(勝ち点37)の2チームに絞られているが、ジローナの逆転残留には前述のセビージャ以上の奇跡が求められる。
当該成績、当該得失点差で完全にイーブンの両チームが勝ち点で並んだ場合、リーグ戦全体の得失点差が適用されることになるが、セルタのマイナス9に対して、ジローナはマイナス15。したがって、ジローナが残留を勝ち取るにはセルタの大量失点での大敗且つ、自分たちが大量得点を奪って勝つという奇跡の所業を成し遂げる必要がある。
《リーガエスパニョーラ第38節》
▽5/18(土)
《20:00》
レバンテ vs アトレティコ・マドリー
《23:15》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
ヘタフェ vs ビジャレアル
セビージャ vs ビルバオ
バジャドリー vs バレンシア
《27:45》
アラベス vs ジローナ
セルタ vs ラージョ
ウエスカ vs レガネス
▽5/19(日)
《19:00》
レアル・マドリー vs ベティス
《23:15》
エイバル vs バルセロナ
今季最終節の唯一の注目ポイントは前述の4位争いだ。前節終了次点では4位のバレンシアと5位のヘタフェが共に勝ち点58で並ぶも当該成績で上回るバレンシアが最も優位な立ち位置に。一方、勝ち点56で6位のセビージャは当該成績で両チームに劣っているため、最終節で勝利且つ両チームが敗戦しない限り、逆転できない厳しい状況だ。
3チームの中で唯一自力での4位決定の可能性を残すバレンシアは前節で残留が決定した16位のバジャドリーとアウェイゲームを戦う。相手のホーム最終戦というやり辛さはあるが、実力差とモチベーションの差を考えれば、勝ち点3を獲得することはさほど難しくないはずだ。前節はアラベス相手に先制を許すも、MFソレールとFWサンティ・ミナの若手コンビに勝負強いFWガメイロの3ゴールで逆転勝利を飾っており、2連勝と好調を維持している点もプラスに働くはずだ。
一方、逆転でのCL出場権獲得には奇跡が必要となるセビージャは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権が懸かる7位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点53)とのホームゲームを戦う。バレンシア、ヘタフェの試合経過も気になるが、敵地での前回対戦では0-2で完敗しているだけに、まずはその難敵相手に勝利することだけに集中したい。来季CL出場権を逃せば、試合後には厳しいセビジスタからのブーイングが濃厚だが、試合中は頼れる彼らの後押しを武器に勝ち切りたい。
また、8位のレアル・ソシエダ(勝ち点50)と9位のエスパニョール(勝ち点50)の直接対決もEL出場権が懸かる重要な一戦だ。この2チームはいずれも7位のビルバオに当該成績で勝っているため、ビルバオがセビージャに敗れると、この試合の勝者が逆転でEL出場権を手にできる。
最後に残り1枠の残留争いに関しては17位のセルタ(勝ち点40)と、18位のジローナ(勝ち点37)の2チームに絞られているが、ジローナの逆転残留には前述のセビージャ以上の奇跡が求められる。
当該成績、当該得失点差で完全にイーブンの両チームが勝ち点で並んだ場合、リーグ戦全体の得失点差が適用されることになるが、セルタのマイナス9に対して、ジローナはマイナス15。したがって、ジローナが残留を勝ち取るにはセルタの大量失点での大敗且つ、自分たちが大量得点を奪って勝つという奇跡の所業を成し遂げる必要がある。
《リーガエスパニョーラ第38節》
▽5/18(土)
《20:00》
レバンテ vs アトレティコ・マドリー
《23:15》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
ヘタフェ vs ビジャレアル
セビージャ vs ビルバオ
バジャドリー vs バレンシア
《27:45》
アラベス vs ジローナ
セルタ vs ラージョ
ウエスカ vs レガネス
▽5/19(日)
《19:00》
レアル・マドリー vs ベティス
《23:15》
エイバル vs バルセロナ
ヘタフェの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
ヘタフェの人気記事ランキング
1
チェコ代表MFヤンクトがゲイを公表…「僕はホモセクシャルであり、もう自分を隠したくない」
スパルタ・プラハに所属するチェコ代表MFヤクブ・ヤンクト(27)が、ゲイであることを告白した。 ヤンクトは13日、自身の公式ツイッターに投稿した動画を通じて、自身が同性愛者であることを告白した。 「僕はヤクブ・ヤンクトで、他のみんなと同じように長所もあれば短所もある」 「僕には家族がいて、友達がいる。そして、仕事があって、長年に渡って真剣に、プロフェッショナルに、情熱を持って、ベストを尽くしてきた」 「他のみんなと同じように、僕も恐れることなく、偏見なく、暴力もなく、愛を持って自由に生きたいと思っている」 「僕はホモセクシャルであり、もう自分を隠したいとは思っていない」 また、現所属クラブのスパルタ・プラハは今回のカミングアウトの前にヤンクトとじっくりと話し合いを行っており、今回の公表と併せて声明を発表。クラブとして同選手を全面的にサポートしていくことを伝えた。 「しばらく前に、クラブの経営陣、監督、チームメイトとの彼の性的指向について話し合いを行いました」 「他のすべては彼の個人的な生活に関係していますし、クラブとしてこれ以上のコメントはありません。これ以上の質問もありません。君は私たちのサポートを受けています。自分の人生を生きてほしい、ヤコブ」 母国スラビア・プラハの下部組織出身でイタリアのウディネーゼでプロキャリアをスタートしたヤンクトは、サンプドリアを経て2021年夏にヘタフェへ完全移籍で加入。今シーズンはヘタフェからの1年レンタルで母国の名門スパルタ・プラハでプレーしている。 また、2017年3月にデビューを飾ったチェコ代表ではここまで45試合に出場するなど、中盤の主力を担っている。 なお、男子の現役プロフットボーラーでは、オーストラリアのアデレード・ユナイテッドに所属するジョシュ・カヴァッロ、イングランドのブラックプールのジェイク・ダニエルズがゲイであることをカミングアウト。 ヤンクトは両選手に続く形で自身の性的指向を明かした選手となった。 2023.02.13 23:18 Mon2
グリーンウッドがジャマイカ代表に? 3年前にイングランド代表デビューも規律違反で追放
レイプ疑惑が晴れたものの、マンチェスター・ユナイテッドに居場所がなく、ヘタフェへとレンタル移籍に出たFWメイソン・グリーンウッド(22)だが、代表活動をめぐる仰天プランがあるようだ。『The Athletic』が伝えた。 グリーンウッドは、2022年1月にレイプ未遂疑惑で逮捕。クラブはすぐに活動停止の処分を下し、グリーンウッドは自身んが契約するナイキからも契約を解除されるなど、窮地に追い込まれた。 警察の捜査などが進んだ中、グリーンウッドは2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、以降はユナイテッドの内部調査の対象に。6カ月にわたる内部調査の結果、クラブに残ることができないこととなり、ヘタフェへのレンタル移籍が決定していた。 先日は移籍後初ゴールを記録するなど、徐々にパフォーマンスを取り戻しつつある中、代表活動にも兆しが見られるという。 グリーンウッドは2020年9月にイングランド代表に初招集されると、UEFAネーションズリーグのアイスランド代表戦でデビュー。しかし、コロナ禍の活動であった中でイングランド代表MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)とともにガイドライン違反が発覚し、イングランド代表を追放されていた。 その後はイングランド代表から声が掛かることなく過ごしていたグリーンウッド。無罪放免となった中でもレイプ疑惑によりイングランド代表復帰の可能性は厳しい状況にある中で、ジャマイカ代表に変更する可能性が浮上している。 国際サッカー連盟(FIFA)は規則を改定しており、代表チーム変更の条件としては、21歳までに1カ国でのA代表の出場が3試合未満であり、その後3年間代表チームでプレーしていない選手に限っては変更が認められることとなる。 前述の通り、グリーンウッドは1試合に出場しているものの、プレーしないまま3年が経過。さらに、グリーンウッドの父はジャマイカ国籍を持っており、ジャマイカ代表を選択できる権利を持っている。 ジャマイカ代表のヘイミル・ハルグリムソン監督もグリーンウッドを歓迎。グリーウッドに対し「我々はチームに最高の人材を迎えたい。もし彼が以前のフィットネスとレベルを取り戻せば、そのレベルはジャマイカを助けることができるだろう」とコメントしていた。 イングランドに活路を見出すことができないグリーンウッド本人も代表チーム変更へ乗り気とのこと。ヘタフェでのパフォーマンスが重要となるが、新たなジャージを着たグリーンウッドが見られる日も近いかもしれない。 2023.10.12 09:05 Thu3
C・パレスが“リーガ最高の1人”ヘタフェGKグアイタを3年契約で獲得!
▽クリスタル・パレスは6月8日、ヘタフェからスペイン人GKビセンテ・グアイタ(31)を獲得したことを発表した。契約期間は7月1日からの3年間となっている。 ▽日本代表MF柴崎岳の所属するヘタフェの正守護神であるグアイタは、2014年夏にフリートランスファーでバレンシアから加入。今シーズンはリーガエスパニョーラ34試合に出場すると、チームの総失点をアトレティコ・マドリー、バルセロナに続きリーガ3位となる33失点に抑え、躍進に大きく貢献していた。 ▽今年の夏でヘタフェとの契約が切れるグアイタの獲得に関してはワトフォードが興味を示していたことも報じられていたが、争奪戦はクリスタル・パレスが制したようだ。クリスタル・パレスのチェアマンを務めるスティーブ・パリッシュ氏は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントした。 「リーガのベストゴールキーパーの1人と契約できて、私たちは大いに喜んでいるし、争奪戦を制すことができて満足だ。ビセンテ(・グアイタ)がプレシーズントレーニングから参加し、プレミアリーグでの挑戦を助けてくれることを楽しみにしている」 2018.06.08 20:10 Fri4
エネルギー産業で大当たりのフラミニ、4兆資産を否定
▽ヘタフェに所属する元フランス代表MFマテュー・フラミニが金持ち説を真っ向否定した。イギリス『FourFourTwo』が伝えている。 ▽かつてアーセナルやミランでもプレーしたフラミニは2015年、エネルギービジネス参入を告白。石油燃料に代わるものとして期待されるバイオ燃料の開発成功により、巨万の富を手にしたと話題を呼んだ。 ▽だが、フラミニはフランス『レキップ』に対して、自身にまつわる「世界で最も裕福なサッカー選手」との噂を否定している。 「僕が読んだものはデタラメだよ。僕の口座に300億ユーロ(約3兆9200億円)もあるわけがない。GFバイオケミカルの口座にもね」 「300億ユーロという額は、僕の会社の価値でもなく、エネルギー業界全体における価値の数字なんだ」 「誤解だよ。一軒のレストランに、フランスのケータリング業界の価値があると言っているようなものさ」 「だから、僕は億万長者じゃない。でも、残念だよ。金稼ぎのためにこの事業を始めたわけじゃないのだからね」 2018.04.01 10:15 Sun5
