サッリ、2番手不満のジルー残留を明言「クラブと延長OPを行使することで同意した」
2019.04.19 18:00 Fri
チェルシーを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、フランス代表FWオリヴィエ・ジルー(32)の残留を明言している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
そうした中、サッリ監督はジルーの残留を明言。同選手の契約にある契約延長オプションを行使することとなったようだ。
「クラブにはもう1年、彼との契約を延長するオプションを持っている。私は2日前に、クラブと話をした。そして、そのオプションを行使することで同意した。だから、彼は残る」
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昨年1月にアーセナルから加入したジルー。出番が回ってくればポストプレーヤーとして一定の存在感を示しているが、ベルギー代表MFエデン・アザールの9番起用や今冬のFWゴンサロ・イグアインの加入による影響で、ヨーロッパリーグ(EL)では得点ランクトップに立つ輝きを示しているが、プレミアリーグではここまで先発回数がわずか7試合に留まっている。そのジルーは度々、退団の可能性を示唆してきた。先日には、「2番手でいることに満足していない」と出場時間に対する不満を吐露し、今夏での退団の可能性もほのめかしていた。「クラブにはもう1年、彼との契約を延長するオプションを持っている。私は2日前に、クラブと話をした。そして、そのオプションを行使することで同意した。だから、彼は残る」
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