2部降格でフルアムに選手放出の危機…R・セセニョンはビッグクラブ行き加速か

2019.04.04 19:25 Thu
Getty Images
2日に行われたプレミアリーグ第33節の結果、ワトフォードに敗れたフルアムの1年でのチャンピンシップ(イングランド2部相当)降格が決定した。それに伴い、所属する選手たちの去就が騒がれている。イギリス『ミラー』が伝えている。
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昨シーズンの昇格プレーオフを勝ち抜き5シーズンぶりにプレミアリーグに戻ってきたフルアムだったが、開幕から黒星が続き、2度の指揮官交代も虚しく、5試合を残して降格が決定した。開幕前には積極補強で話題を集めたフルアムだったが、今度はそれらの選手の放出の危機に直面している。『ミラー』によると、フルアムの全選手の契約には、2部に降格した場合、給与が最大50%カットされる条項が含まれているようで、多くの選手がこれを嫌って出ていく可能性が高いと指摘されている。
その中で、チーム一の有望株、18歳のMFライアン・セセニョンには今冬にも多くのビッグクラブが興味を示してきた。最も獲得に近づいたトッテナムだったが、フルアムが5000万ポンド(約73億円)の値札を張り付け牽制。移籍は実現しなかった。だが、今夏にも多くのクラブが獲得に動くと予想されており、クラブの事情を考えると、退団は濃厚かもしれない。

エースのFWアレクサンダー・ミトロビッチも退団候補の1人だ。昨年1月にニューカッスルからフルアムにレンタル加入し、プレミア昇格に一役買ったセルビア代表FWは、昨夏に2200万ポンド(約32億円)の大枚をはたいて完全移籍で獲得。今季もここまでリーグ戦32試合で10ゴールを記録し一人気を吐いたが、プレミアに残る可能性が高く、ウェストハムへの移籍が取り沙汰されている。
同じく昨夏に完全移籍で獲得したDFジャン・ミシェル・セリの退団も覚悟が必要なようだ。ニースから1800万ポンド(約26億円)でやってきたコートジボワール代表DFはここまでリーグ戦30試合に出場。昨夏にはチェルシーやアーセナルも獲得に動いていたことが報じられており、引く手は数多か。

その他、ドルトムントから2年契約でレンタル加入していたMFアンドレ・シュールレは、2部降格に伴い1年での帰還となる見込みだ。

なお、今季3人目の指揮官であるスコット・パーカー監督は来季も引き続き指揮を執ると見られている。

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