川崎FのMF中村憲剛、J史上5クラブ目の連覇も満足せず!「まだまだやることはいっぱいある」

▽川崎フロンターレに所属する元日本代表MF中村憲剛が、J1連覇達成に喜びを語った。▽川崎Fは10日、明治安田生命J1リーグ第32節でセレッソ大阪とアウェイで対戦。勝利すれば無条件、引き分け以下でも同時刻にキックオフを迎える2位・サンフレッチェ広島(勝ち点56)vs10位・ベガルタ仙台(勝ち点42)の結果次第で優勝が決まる中、川崎Fは1-2で敗れた。しかし、広島も仙台に0-1で敗れたため、川崎FのJ1リーグ連覇が決定した。▽C大阪戦直後、中村が連覇を成し遂げた今の気持ちを口に。喜びをあらわにするも、「まだまだやることはいっぱいある」と3連覇、カップ戦優勝など今後に意気込んだ。
──去年は涙の優勝だったが、2連覇の味はどうか
「目の前の試合に負けてしまったので、そこは本当に悔しいところです。今こういう風に優勝という情報を聞いたので、少し今気持ちの整理はつかないですけど、連覇というのはまだ過去に5クラブしか成し遂げていない偉業だと思いますし、Jリーグ後発組のフロンターレがそれを成し遂げたというのは、今日の試合だけではなく、この数年間、一年間の積み重ね、積み重ねの賜物だと思います」

「去年は僕としては15年分の、クラブとしては二十何年の思いが等々力で爆発しましたけど、今年泣いていないということは、自分たちがそれだけ今シーズン通して成熟してきたということでもあると思います。まだまだ足りないところというのは、今日の敗戦でも知ることができたと思います。突き詰めていく伸びしろがあるということだと思います。全然去年とは感じ方が違います」──サポーターは今回の連覇で、これからの黄金時代の到来に期待していると思うが
「僕らも連覇を成し遂げて、次に目指すのはもちろん3連覇です。カップ戦で言えばまだタイトルを一つもとれてないですし、まだまだやることはいっぱいあります。今日は負けていますけど、それでもタイトルを獲れたということはまた次に進めるということだと思います。また、みんなで一つ一つ積み重ねていきたいです」