侮辱に始まり侮辱に終わる…バルササポーターのマドリーへの野次にピケが不快感

2018.10.30 13:55 Tue
Getty Images
▽サポーターのレアル・マドリーに対する下劣な野次を、バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケが止めていたようだ。スペイン『アス』が報じている。

▽バルセロナは28日、リーガエスパニョーラ第10節でマドリーを本拠地カンプ・ノウに迎えて5-1と大勝。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが負傷により不在な中での“エル・クラシコ”だったが、歴代でも数えるほどしかない圧倒的な勝利となった。

▽しかし、試合終了の5分後、ピッチ上でバルセロナMFラフィーニャとマドリーDFセルヒオ・ラモスが言い争いになると、バルセロナサポーターが「セルヒオ・ラモス、娼婦の息子」と合唱。スタジアム中がその言葉で包まれたそうだ。
▽かなり残念な行為となったが、スペイン代表で長い間コンビを組んできたピケがこれを制止。サポーターに向けて不愉快であることを示すジェスチャーを行った。

▽とはいえ、試合前にもウォーミングアップをするマドリーの選手に向けて、バルセロナの応援団体が「F●CK・レアル・マドリー、F●CK・レアル・マドリー、」と連呼。衝撃的なクラシコの始まりと終わりには、かなり不愉快な光景が繰り広げられていたようだ。

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