【J1ピックアッププレビュー】4連勝の勢いは本物か 16位と15位の下位直接対決《名古屋vs鳥栖》

2018.08.18 15:00 Sat
©︎J.LEAGUE
▽残留争い真っ只中にいる2クラブがぶつかる19日の明治安田生命J1リーグ第23節。名古屋グランパス(16位/勝ち点22)は、パロマ瑞穂スタジアムに15位のサガン鳥栖(15位/同22)を迎え撃つ。

◆成長が問われる〜名古屋グランパス〜
▽名古屋は前節、横浜F・マリノスと対戦。敵地での対戦ということもあり、劣勢に回る展開もあったが、主砲FWジョーの2得点でシーズン最長の4連勝を飾り、ついに最下位から脱出した。だが、連勝の間に7得点を挙げる復調劇の立役者ジョーは今節、累積警告で出場停止。名古屋にとって、今節はチームとしての成長が問われる一戦になる。今節の鳥栖戦は勝てばさらに前進できる直接対決だけに、何としても勝ち点3を掴み取りたい。
◆下位直接対決の第1戦〜サガン鳥栖〜
▽対する鳥栖は、3連勝を目指して川崎フロンターレのホームに乗り込んだ。今夏加入で早いうちの得点に期待が集まるFWフェルナンド・トーレスとFW金崎夢生はまた無得点に終わり、チームとしても連勝を逃したものの、3試合連続で無失点の守備面は評価に値する。そして、迎える今節の相手は名古屋。下位直接対決となる。次節にもホームで最下位に沈むガンバ大阪との直接対決を控えるだけに、この名古屋戦を勝利で切り抜けたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:ランゲラック
DF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、金井貢史
MF:和泉竜司、小林裕紀、エドゥアルド・ネット、玉田圭司
FW:ガブリエル・シャビエル、前田直輝
監督:風間八宏
▽絶対的主砲のジョーが出場停止で欠場確定。代えのきかない選手だけに、代役を立てることはできない。そのため、今節はMF前田直輝が2トップの一角にスライドか。FW佐藤寿人の起用も考えられる。

◆サガン鳥栖[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:権田修一
DF:小林祐三、キム・ミンヒョク、高橋祐治、藤田優人
MF:小野裕二、高橋秀人、原川力、福田晃斗
FW:フェルナンド・トーレス、金崎夢生
監督:マッシモ・フィッカデンティ
▽前節を負傷欠場したDF吉田豊の状態が不透明。DF藤田優人が引き続き左サイドバックでプレーする可能性がある。また、布陣も[4-3-1-2]なのか、前節に引き続き[4-4-2]なのか。指揮官の決断が注目される。
【注目選手】
◆MFガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
(c)J.LEAGUE PHOTOS.
▽名古屋の注目選手は、MFガブリエル・シャビエルだ。今節は、白星を重ねるごとに連携面の浸透度がより深まりつつあったジョーが欠場。新たな相棒とのプレーになる。そのため、名古屋のポイントは、ジョー不在の攻撃でどのように鳥栖の守備をこじ開けていくか。魔術師の攻撃面における貢献度がこの正念場を乗り越える鍵になってくるに違いない。

◆FWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)
(c)J.LEAGUE PHOTOS.
▽鳥栖のキープレーヤーは、フェルナンド・トーレス。今夏加入時に多くの注目を集めた“神の子”だが、ここまで出場したJ1リーグ6試合でノーゴール。同じタイミングで加入してきたFW金崎夢生と共に沈黙が続いている。ただ、数こそ少ないものの、ゴールチャンスはあり、あとはそれをどうモノにしていくかどうか。待望の一発で勝利に導きたい。

◆チケット完売の残留争い対決
▽今後の残留争いを大きく左右する両者の重要な一戦は、チケットが完売。注目度の高さをうかがわせる。試合の流れとして、名古屋がポゼッションで上回り、鳥栖がショートカウンターで応戦の様相。どちらが先にそのスタイルをゴールに結びつけるかが勝負のポイントになってきそうだ。果たして、残留争いから一歩抜け出すのは──。名古屋vs鳥栖は19日18時にキックオフを迎える。
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