ナポリ会長、ジョルジーニョ移籍は「もうすぐ決まる」
2018.06.11 14:20 Mon
▽ナポリのイタリア代表MFジョルジーニョ(26)のマンチェスター・シティ移籍は近いようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
▽シティの熱烈なオファーにもかかわらず、両クラブが要求する移籍金の隔たりから、なかなか進展しなかったジョルジーニョ移籍問題。だが、ようやく終結の時が来たようだ。
▽移籍金3000万ユーロ(約38億8000万円)から始まった今回のオファー。現在はボーナスを含めて5500万ユーロ(約71億1000万円)までシティは引き上げたようで、両クラブが納得するポイントまで近づいているという。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長も認めている。
「我々は金銭の面でまだ決定的な合意には達していないが、まもなく終了するだろう。数日のうちに契約をまとめることは可能だ。交渉の余地はあるが、我々はシティのリーダーたちと良い関係を築けているよ」
▽シティの熱烈なオファーにもかかわらず、両クラブが要求する移籍金の隔たりから、なかなか進展しなかったジョルジーニョ移籍問題。だが、ようやく終結の時が来たようだ。
▽移籍金3000万ユーロ(約38億8000万円)から始まった今回のオファー。現在はボーナスを含めて5500万ユーロ(約71億1000万円)までシティは引き上げたようで、両クラブが納得するポイントまで近づいているという。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長も認めている。
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シティのヴァイグル獲り再燃! ストーンズのコンバート案も浮上
▽マンチェスター・シティが今夏の移籍市場閉幕までにドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル(23)の獲得に再挑戦するようだ。イギリス『タイムズ』が伝えている。 ▽今夏、レスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズの獲得に成功したシティだが、同選手以外で主力クラスの補強は行っていない。移籍市場が開く前にジョゼップ・グアルディオラ監督はブラジル代表MFフェルナンジーニョのバックアッパーが補強ポイントになると語っていたものの、シャフタールのブラジル代表MFフレッジ、ナポリのイタリア代表MFジョルジーニョをそれぞれマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーに引き抜かれたことで同ポジションの補強は進んでいない。 ▽グアルディオラ監督は、5日に行われたチェルシーとのコミュニティー・シールド2018を2-0で勝利した後、公式会見に出席するとこの場で守備的MFの獲得に動いていることを認めている。 「我々は(新戦力獲得のため)努力している。我々にはフェルナンジーニョの代わりを務めるプレーヤーが2人もいないため、少なくとも1人を見つけたいと思っている。ただ、そのポジションのプレーヤーが来なければ、新たに加入するプレーヤーはいない」 ▽なお『タイムズ』が伝えるところによれば、グアルディオラ監督が獲得を希望している選手が前述のヴァイグルだという。ドルトムントではヴァイグルと同ポジションのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの加入が迫っており、適切なオファーが届けば同選手の放出に踏み切る可能性が高い。 ▽だた、ヴァイグルに関してはドルトムント時代に同選手を指導したトーマス・トゥヘル監督が率いるパリ・サンジェルマンも獲得に動いており、プレミアリーグの移籍市場が閉幕する9日までにシティが獲得を決められるかは微妙なところだ。 ▽その一方でグアルディオラ監督は、守備的MFの獲得に失敗した場合に備えてイングランド代表DFジョン・ストーンズのコンバートを構想に入れているようだ。実際、チェルシーとのコミュニティー・シールドでは試合終盤の15分ほど同選手を守備的MFでプレーさせている。さらに、ストーンズのコンバートの可能性に関しても以下のように言及している。 「今日の試合の残り15分ほどで彼が守備的MFでプレーする姿を見れたことは良かった。おそらく、ジョンはあのポジションでプレー可能だ。今後どうなるかを見守ろうじゃないか」 2018.08.06 15:18 Mon3
アトレティコ、トーマス強奪のアーセナルに怒り! シメオネはトレイラとのドブレピボーテを構想
アトレティコ・マドリーは、移籍市場閉幕ギリギリにガーナ代表MFトーマス・パルティ(27)を強奪したアーセナルに憤りを見せているようだ。『ESPN』が報じている。 アーセナルは今夏、リヨンのフランス代表MFフセム・アワール(22)、チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョ(28)など、セントラルMFや守備的MFを主戦場とする新戦力の獲得に動いていた。 そういった中、以前から長期的に関心を示してきたトーマスを最終的に獲得することに成功した。 ただ、移籍市場最終日のビッグディール成立は、アトレティコ側にとって予期せぬものだったようだ。 アトレティコは同じ5日にアーセナルからウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(24)をレンタル移籍で獲得しており、一部ではトーマスとのトレードに近いオペレーションとの見方もあった。 しかし、スペイン『アス』が報じるところによれば、シメオネ監督はトレイラをトーマスのドブレピボーテの相棒と見なしており、今後に向けて両者を中央で起用し、MFサウール・ニゲス、MFコケのスペイン代表MFをサイドで起用するクアトロピボーテも構想していたようだ。 そして、その背景にはトーマスが今夏残留するという確信があったという。 各メディアの情報をまとめると、アーセナルとアトレティコはトレイラの交渉の中でトーマス移籍に関する話し合いを行っておらず、アトレティコサイドはアーセナルが前述の2選手など他の候補の獲得に動くと考えていたようだ。 しかし、アーセナルはアワールの獲得交渉失敗、トレイラ、U-21フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ(ヘルタ・ベルリン)のレンタル移籍を通じて、5000万ユーロ(約62億1000万円)に設定されていたトーマスの契約解除金を準備し、移籍市場最終日にスペインプロリーグ機構(LFP)に収めたことで、電撃移籍が成立することになった。 今回の動きに関してルール違反はないものの、トーマスあるいはアーセナルからアトレティコに事情を伝える配慮はあってしかるべきだと考えられており、教え子に裏切られる形となったシメオネ監督を含めアトレティコサイドは激怒しているようだ。 なお、アトレティコでは昨夏にスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデス(マンチェスター・シティ)、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)、フランス代表DFリュカ・エルナンデス(バイエルン)を同様の形で引き抜かれているが、その3選手に関しては移籍市場閉幕までに多くの日数が残っており、代役の獲得が可能だった。 しかし、今回のケースではトーマス流出に伴う代役の確保に動く時間は残されておらず、アトレティコが不義理だと怒りを覚える気持ちも理解できなくはない。一方、アーセナルも幾つかのプラン変更に伴う動きだった可能性もあり、完全に悪者だと断じることはできない。 ただ、今回の移籍を通じて両クラブの間に軋轢が生じたことは確かであり、今後ヨーロッパの舞台で直接対決が行われる場合、壮絶な遺恨マッチとなるはずだ。 2020.10.07 16:13 Wed4
バロンドールに異議を唱えるクロース「今年はベンゼマ」
レアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースが、今回のバロンドールに異論を唱えた。スペイン『アス』がコメントを伝えている。 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、自身の持つ史上最多記録を更新する7度目の受賞を果たした今回のバロンドール。メッシへの賛辞の声が挙がる一方で、昨季ブンデスリーガで歴代最多となる41ゴールを記録したバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(2位)や、チャンピオンズリーグ(CL)とユーロを制したチェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョ(3位)が受賞を逃したことに反論する人も少なくない。 そのなかでクロースも持論を持ち出し、4位だった同僚のフランス代表FWカリム・ベンゼマが受賞に値すると自身のポッドキャストで語った。加えて、2017-18シーズンまでの4年間をともに戦ったマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(6位)も、メッシより上の順位にいるべきだったと意見している。 「メッシの受賞は絶対に相応しくない。メッシがクリスティアーノと並んで、過去10年間で最も優れた選手であることは間違いないが、今年は他の選手がメッシの上に立つべきだったよ」 「僕にとって、去年のベストプレーヤーはカリムだ。彼がいかに優れた選手であるかを近くで見ることができたからね」 「クリスティアーノは最近も決定的なゴールを決めており、ユナイテッドがまだCLに残っているのは彼のおかげだと言える。したがって、彼もメッシより上の順位にいるべきだと思うね」 2021.12.01 18:44 Wed5
イブラヒモビッチ、元同僚メッシに敬意を表すも「レヴァンドフスキがバロンドールに相応しかった」
ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、多くの識者と同様に今シーズンのバロンドール受賞に最も相応しかったのは、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキだと考えている。 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの最多7度目の受賞となった今回のバロンドール。2位はブンデスリーガで歴代最多となるシーズン41ゴールを記録したレヴァンドフスキ、3位はチャンピオンズリーグとユーロを制したチェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョという結果となったが、異議を主張する有識者は少なくない。 そういった中、バルセロナ時代にメッシと共闘した経験を持つイブラヒモビッチは、元チームメイトへの敬意を表しつつも、今回のバロンドールに関してはレヴァンドフスキが受賞すべきだったとの見解を示した。 40歳のベテランストライカーは、イタリア『コリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューの中で、メッシとの関係性、今回のバロンドールについて語った。 「(メッシかクリスティアーノ・ロナウドのどちらが気に入っているか?)どっちも非常に優れていると思う。ただ、一緒にプレーしたからメッシだな」 「メッシとはプロフェッショナルな関係だった。レオはフットボールのために生きている。だが、レヴァンドフスキこそ今年のバロンドールに相応しかった」 また、イブラヒモビッチはピッチ上で共演した経験はないものの、PSGの後輩にあたるフランス代表FWキリアン・ムバッペに対して、PSG退団をアドバイスしたことがあることも明かした。 「それは事実だ。ムバッペはレアル・マドリーのような、より構造的な環境を必要としている。だが、その後、オレはPSGの会長に彼を売らないように言った」 さらに、今回のインタビューでは現役引退後のプランに関しても言及。指導者転身の可能性に関しては慎重な構えを見せている。 「(監督業への関心は?)わからない。ストレスが大き過ぎるからな。個人的には、フットボール同様にアドレナリンが出るようなことをやりたいな。だが、自分の状態が良い限り、オレはストライカーであり続ける。最後の日までスクデットを争って、カタールのワールドカップに行きたい」 2021.12.01 23:41 Wedナポリの人気記事ランキング
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「4、5年かけて彼を追ってきたんだ」 “113億円の新戦力”にPSG指揮官が言及、獲得理由は?
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