バレンシアが“バレンシア・ダービー”制し3位死守! …レバンテは11戦勝ちなし《リーガエスパニョーラ》

2018.02.12 06:41 Mon
Getty Images
バレンシアは11日、リーガエスパニョーラ第23節レバンテ戦をメスタージャで行い、3-1で勝利した。

▽リーガ3連敗で失速中の3位バレンシア(勝ち点40)が、リーガ10試合連続で勝ちがないものの前節レアル・マドリー戦で1-1の引き分けに持ち込んだ17位レバンテ(勝ち点20)をホームに迎えた“バレンシア・ダービー”。

▽バレンシアは、直近の試合である0-2の敗北を喫したコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのバルセロナ戦からスタメンを5名変更。ザザや負傷したロドリゴらに代えて、ゲデス、サンティ・ミナらを起用した。今節、レアル・マドリーがレアル・ソシエダに5-2の勝利を収めて勝ち点を「42」まで積み上げたため、バレンシアにとっては勝たなければ4位に順位を下げる試合となった。
▽試合の序盤からバレンシアがボールを持って試合を運んでいくが、中盤に4-5のラインを引くレバンテを崩し切れない。11分には右CKからサンティ・ミナがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えられない。

▽さらに13分、ボックス右でパスを受けたソレールが左足でシュートを放つが、これも枠の外。バレンシアは決定的なチャンスを得ることができないまでも、徐々にペースを掴んでいく。
▽すると17分、今度は左CKを獲得するとキッカーのパレホがインスイングで素早いボールを供給。上手く頭で合わせたサンティ・ミナが、ネットを揺らした。

▽しかし、直後の18分にレバンテが左CKを獲得してショートコーナーを選択。カンパーニャが低い弾道のクロスを入れるとDFセルヒオ・ポスティゴが右足でボレーシュートを放つ。これがゴール左隅に決まり、試合は再びイーブンな状態となった。

▽さらに30分、カウンターでボールを持ったイヴィがボックス内左まで侵攻。しかし、そのまま放たれたシュートはGKネトに阻まれて得点には繋がらない。

▽バレンシアは両サイドのゲデスやソレールを中心にゴールに迫ろうとするが、決め切りことができない。43分、左サイドをオーバーラップしたガヤのクロスに飛び込んだサンティ・ミナが足で合わせたが、シュートはバーに直撃。前半は1-1のスコアで折り返すこととなった。

▽後半に入ると試合はややペースダウン。両クラブ共になかなかシュートまで持ち込むことができない展開が続く。56分にはバレンシアがボックス手前左でFKを獲得したが、キッカーのパレホが入れたボールは味方に合わない。

▽63分には、レバンテの左CKからDFコケがヘディングシュートを沈めたかに思われたが、競り合いの中でガヤに対するファウルがあったとして得点は認められず。ガヤはガブリエウとの交錯で倒れたようにも見え、レバンテ側は抗議したが判定は覆らなかった。

▽すると直後の65分、ソレールが巧みなドリブルでボックス内に侵攻してシュートを浴びせる。GKオイエルに弾かれ、こぼれ球に反応したサンティ・ミナのシュートも阻まれたが、最後はビエットが押し込んで勝ち越すことに成功した。ビエットにとっては移籍後のリーガ初弾となっている。

▽さらに81分、カウンターからボックス手前のゲデスがスルーパスを供給。するとサンティ・ミナがGKオイエルとの一対一を迎えたが、シュートは左ポストに阻まれた。

▽試合終了間際の89分、途中出場のザザがボックス内でR・スアレスに倒されてPKを獲得。キッカーのパレホがゴール右下隅に決め、さらにリードを広げた。

▽試合はここで終了。この結果、ダービーマッチを制したバレンシアは連敗を脱出し、3位を死守することに。対するレバンテは、11戦連続勝ちなしとなった。

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首位チームの大黒柱。ここまで19試合7ゴール4アシストと、数字面においてはバルセロナやマドリーにより優れた選手がいることも事実だが、首位チームで最も存在感を放ったエースを前半戦のMVPに選出した。 今季も3バック、4バックを併用し、前線に関してはFWアンヘル・コレアを除いて大きく顔ぶれが変わったなか、序盤戦は連携面や新戦力の適応に時間を要したが、傑出した戦術眼と献身性、バランス感覚に長けたエースの存在によってチームは安定。2トップ起用では相棒をうまく活かしながら、MFバリオスやMFデ・パウルとともにゲームメイク、前線と中盤のリンクマンを担いつつ、仕上げの仕事もこなすマルチタスクを見事に完遂した。 さらに、前述のバルセロナ戦とともに首位ターンにおいて重要な一戦となったセビージャ戦では圧巻のドブレーテでチームを4-3の劇的な逆転勝利に導くなど、その勝負強さも傑出していた。 ★最優秀監督 ◆ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 真骨頂発揮で首位に導く。マジョルカを6位に躍進させたハゴバ・アラサテ監督やアスレティックのバルベルデ監督の手腕も素晴らしかったが、首位チームの指揮官を最優秀監督に選出した。 アトレティコ13年目で近年は戦術面、マネジメントの部分で限界説も囁かれながらも、微調整を繰り返しつつ、ブレない戦い方で結果を出し続けるアルゼンチン人指揮官。今季は前述の新戦力に加え、構想外と思われたDFハビ・ガラン、レンタルバックの実子ジュリアーノ・シメオネなど既存戦力の力も引き出し、チームとしての最大値をうまく引き出している印象だ。 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