【J1ピックアッププレビュー】J1残留へ崖っぷちの両者…望みを繋ぐ勝利を挙げるのは《大宮vs甲府》
2017.11.25 22:30 Sat
▽26日、明治安田生命J1リーグ第33節の大宮アルディージャvsヴァンフォレ甲府がNACK5スタジアム大宮で行われる。
▽石井正忠監督を招へいして逆転残留を目指した大宮だったが、前節のベガルタ仙台戦で惨敗。首の皮一枚繋がった状況だが、降格を逃れるのは非常に厳しい状況に立たされてしまった。それでも残り2戦、可能性がある限り選手たちは戦い続けるはずだ。
▽対する甲府も、前節の敗戦で降格圏に転落。なんとか残留圏を守ってきたが、ここに来て窮地に立たされてしまった。今節敗れれば、他会場の結果次第でJ2降格が決定してしまう。最終節まで可能性を残すため、しっかりと勝利を収めたい。
◆意地を見せることができるか~大宮アルディージャ~
▽大宮は残留圏の広島との勝ち点差が6と、残り2連勝しか残留の可能性が残されていない。さらに得失点差は「10」離れているため、2連勝しても難しいミッションが残されている。それでも、最後まで諦めてはいけない。ホームに集まるファン・サポーターのため、そして来シーズンに繋げるためにも残り2戦は必勝だ。
◆降格圏脱出なるか~ヴァンフォレ甲府~
▽甲府は第28節以来の降格圏に転落。残り2試合での逆転が必要となった。前節の新潟戦は0-1で敗戦。甲府にとって、ここに来てシーズン当初から課題だった得点力不足が露呈してきている。攻撃的なサッカーをしつつも、得点は前線の外国人頼み。ハマらなかった試合は厳しい結果が待っている。
▽広島との勝ち点差は2となっており、しっかりと勝利したいところ。大宮にはホームでも勝っており、直近の対戦でも負けていない。まずは守備から。そしてショートカウンターで仕留められるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大宮アルディージャ[4-4-2]
DF:岩上祐三、山越康平、高山和真、和田拓也
MF:横谷繁、茨田陽生、カウエ、マテウス
FW:江坂任、大前元紀
監督:石井正忠
出場停止:大山啓輔、奥井諒
▽前節から数名をいじると見る。まず、出場停止となった奥井諒に代わり、岩上祐三が起用されると見る。そして、ボランチは2枚とも交代。茨田陽生、カウエが入ると予想する。また、出場停止明けのマテウスが左サイドに復帰するだろう。
◆ヴァンフォーレ甲府[5-3-2]
DF:小出悠太、新里亮、畑尾大翔、エデル・リマ、高野遼
MF:小椋祥平、島川俊郎、田中佑昌
FW:黒木聖仁、リンス
監督:吉田達磨
▽甲府は新潟戦から5バックの中央を務めていた新井涼平に変わって畑尾大翔が起用。その他は、前節と同じメンバーになるとみる。サイドをしっかりとケアし、ショートカウンターでゴールを奪いきれるか。
【キープレーヤー】
◆MFマテウス(大宮アルディージャ)
◆MF小椋祥平(ヴァンフォーレ甲府)
◆他会場の結果次第では最悪のシナリオも…
▽共に降格圏に沈む両チーム。どちらも勝利を目指して主導権を握りにかかるはずだ。特にホームの大宮は2連勝が最低条件。チケット完売となっているだけに、大勢のファン・サポーターのためにも結果がどうなったとしても勝利で終わりたいはずだ。
▽対する甲府も、最悪のシナリオではJ2降格が決定する。大宮に敗れ、広島が勝利、清水が引き分け以上の結果を残した場合、大宮とともにJ2降格となる。最終節まで可能性を残すためにも、想いや相手の勝利は必須。共に白星を掴むべく熱い試合が期待される。果たして可能性を残すのは? 試合は26日の13時にキックオフを迎える。
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▽前節、アルビレックス新潟のJ2降格が決定。大宮は崖っぷちに立たされており、甲府もサンフレッチェ広島に抜かれて降格圏の16位に転落した。◆崖っぷちの両者▽石井正忠監督を招へいして逆転残留を目指した大宮だったが、前節のベガルタ仙台戦で惨敗。首の皮一枚繋がった状況だが、降格を逃れるのは非常に厳しい状況に立たされてしまった。それでも残り2戦、可能性がある限り選手たちは戦い続けるはずだ。
◆意地を見せることができるか~大宮アルディージャ~
▽大宮は残留圏の広島との勝ち点差が6と、残り2連勝しか残留の可能性が残されていない。さらに得失点差は「10」離れているため、2連勝しても難しいミッションが残されている。それでも、最後まで諦めてはいけない。ホームに集まるファン・サポーターのため、そして来シーズンに繋げるためにも残り2戦は必勝だ。
▽引き分けられる試合もあったが、今シーズンの大宮に足りなかったものは勝ち切る力。ホームでは3勝しか挙げられていない。今節はシーズンのホーム最終戦。残留のため、そしてファン・サポーターのためにも、最後は勝って終わりたいところだ。
◆降格圏脱出なるか~ヴァンフォレ甲府~
▽甲府は第28節以来の降格圏に転落。残り2試合での逆転が必要となった。前節の新潟戦は0-1で敗戦。甲府にとって、ここに来てシーズン当初から課題だった得点力不足が露呈してきている。攻撃的なサッカーをしつつも、得点は前線の外国人頼み。ハマらなかった試合は厳しい結果が待っている。
▽広島との勝ち点差は2となっており、しっかりと勝利したいところ。大宮にはホームでも勝っており、直近の対戦でも負けていない。まずは守備から。そしてショートカウンターで仕留められるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大宮アルディージャ[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:加藤順大DF:岩上祐三、山越康平、高山和真、和田拓也
MF:横谷繁、茨田陽生、カウエ、マテウス
FW:江坂任、大前元紀
監督:石井正忠
出場停止:大山啓輔、奥井諒
▽前節から数名をいじると見る。まず、出場停止となった奥井諒に代わり、岩上祐三が起用されると見る。そして、ボランチは2枚とも交代。茨田陽生、カウエが入ると予想する。また、出場停止明けのマテウスが左サイドに復帰するだろう。
◆ヴァンフォーレ甲府[5-3-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:河田晃兵DF:小出悠太、新里亮、畑尾大翔、エデル・リマ、高野遼
MF:小椋祥平、島川俊郎、田中佑昌
FW:黒木聖仁、リンス
監督:吉田達磨
▽甲府は新潟戦から5バックの中央を務めていた新井涼平に変わって畑尾大翔が起用。その他は、前節と同じメンバーになるとみる。サイドをしっかりとケアし、ショートカウンターでゴールを奪いきれるか。
【キープレーヤー】
◆MFマテウス(大宮アルディージャ)
Getty Images
▽キープレーヤーは、今シーズン5得点を記録しているマテウスをピックアップ。直近の試合ではゴールをあげながらもチームの勝利には繋がらず。セレッソ大阪戦では退場してしまうなど、気合が空回りしてしまうシーンもある。今節はシーズンラストのホームゲーム。完売となっているだけに、ファン・サポーターを喜ばせるゴールで勝利を掴むことが期待される。◆MF小椋祥平(ヴァンフォーレ甲府)
Getty Images
▽甲府の注目選手は中盤のフィルター役も務める小椋祥平をピックアップ。インサイドハーフとして起用されている小椋は、前線からの守備にも貢献。大宮はショートカウンターを狙ってくる可能性もあり、中盤での勢力争いをしっかりと制する事ができるかは小椋がカギを握っている。◆他会場の結果次第では最悪のシナリオも…
▽共に降格圏に沈む両チーム。どちらも勝利を目指して主導権を握りにかかるはずだ。特にホームの大宮は2連勝が最低条件。チケット完売となっているだけに、大勢のファン・サポーターのためにも結果がどうなったとしても勝利で終わりたいはずだ。
▽対する甲府も、最悪のシナリオではJ2降格が決定する。大宮に敗れ、広島が勝利、清水が引き分け以上の結果を残した場合、大宮とともにJ2降格となる。最終節まで可能性を残すためにも、想いや相手の勝利は必須。共に白星を掴むべく熱い試合が期待される。果たして可能性を残すのは? 試合は26日の13時にキックオフを迎える。
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J2リーグアウォーズ各賞が発表! MVPはエリキ、ベストイレブンは7クラブから選出! 優秀監督賞は磐田・横内昭展監督が受賞
7日、2023J2リーグアウォーズが開催。2023シーズンの明治安田生命J2リーグの各賞が発表された。 2023シーズンのJ2では、FC町田ゼルビアが見事に初優勝。J1初昇格を掴んだ。 自動昇格の2位にはジュビロ磐田が入ると、J1昇格プレーオフは3位の東京ヴェルディが制して3クラブが昇格。2位を守り続けていた清水エスパルスは最終節で4位に転落し、プレーオフでも決勝で敗れてJ2を来季も戦うこととなった。 一方で、下位に目を向ければ最下位はツエーゲン金沢、21位は大宮アルディージャとなり2チームはJ3降格が決定していた。 最優秀選手賞(MVP)は町田のFWエリキが初受賞。シーズン途中に重傷を喫したが、30試合で18得点を記録して優勝と昇格に貢献していた。 ベストイレブンにはエリキの他、清水から4選手、東京Vとジェフユナイテッド千葉から2名ずつが選出。その他、磐田、V・ファーレン長崎、ロアッソ熊本から選ばれている。 またJ2得点王はベストイレブンにも選ばれたFWフアンマ・デルガドでキャリアハイの26得点を記録した。 最優秀ゴールには、清水のMF乾貴士が7月9日の明治安田第25節の大分トリニータ戦で決めたゴールに。1-1で迎えた63分、大分の攻撃を止めてからのカウンター。自陣のハーフウェイライン付近でボールを持った乾は周りを窺いながらもドリブルで中央を持ち上がると、そのままボックス手前で右足一閃。ゴール右上に大きく曲がったミドルシュートがクロスバーを掠めて決まったものになった。 その他、優秀監督賞には監督初挑戦となり、それまではサンフレッチェ広島や日本代表で森保一監督の右腕として従事してきた横内昭展監督が受賞。磐田を見事にJ1復帰させたことが評価された。なお優秀監督賞の得票数も公開されており、大宮の原崎政人監督のみ票が入らなかった。 フェアプレー賞はザスパクサツ群馬、ヴァンフォーレ甲府、ツエーゲン金沢の3クラブが受賞。フェアプレー個人賞は全てGKで櫛引政敏(ザスパクサツ群馬)、マテウス(東京V)、権田修一(清水)、波多野豪(長崎)が受賞した。今回から新設されている。 <span class="paragraph-subtitle">◆最優秀選手賞</span> FWエリキ(FC町田ゼルビア)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆J2ベストイレブン</span> GK 権田修一(清水エスパルス)/初受賞 DF 宮原和也(東京ヴェルディ)/初受賞 鈴木義宜(清水エスパルス)/初受賞 リカルド・グラッサ(ジュビロ磐田)/初受賞 MF 田口泰士(ジェフユナイテッド千葉)/初受賞 森田晃樹(東京ヴェルディ)/初受賞 乾貴士(清水エスパルス)/初受賞 平川怜(ロアッソ熊本)/初受賞 FW 小森飛絢(ジェフユナイテッド千葉)/初受賞 エリキ(FC町田ゼルビア)/初受賞 フアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆得点王</span> FWフアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)/初受賞 26得点 <span class="paragraph-subtitle">◆最優秀ゴール賞</span> MF乾貴士(清水エスパルス)/初受賞 明治安田生命J2リーグ第25節 7月9日(日) 大分トリニータ vs 清水エスパルス(63分) <span class="paragraph-subtitle">◆優勝監督賞</span> 黒田剛監督(FC町田ゼルビア)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆優秀監督賞</span> 横内昭展監督(ジュビロ磐田)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆フェアプレー賞</span> ザスパクサツ群馬 ヴァンフォーレ甲府 ツエーゲン金沢 ※反則ポイントが少ない順 <span class="paragraph-subtitle">◆フェアプレー個人賞</span> GK櫛引政敏(ザスパクサツ群馬)/初受賞 GKマテウス(東京ヴェルディ)/初受賞 GK権田修一(清水エスパルス)/初受賞 GK波多野豪(V・ファーレン長崎)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆優秀監督賞(得票順)</span> 1位:107票/横内昭展(ジュビロ磐田)リーグ順位:2位 2位:63票/秋葉忠宏(清水エスパルス)リーグ順位:4位 3位:39票/城福浩(東京ヴェルディ)リーグ順位:3位 4位:37票/小林慶行(ジェフユナイテッド千葉)リーグ順位:6位 5位:27票/大槻毅(ザスパクサツ群馬)リーグ順位:11位 6位:24票/大木武(ロアッソ熊本)リーグ順位:14位 7位:15票/渡邉晋(モンテディオ山形)リーグ順位:5位 8位:10票/須藤大輔(藤枝MYFC)リーグ順位:12位 9位:9票/篠田善之(ヴァンフォーレ甲府)リーグ順位:8位 10位:8票/下平隆宏(大分トリニータ)リーグ順位:9位 11位:5票/吉田謙(ブラウブリッツ秋田)リーグ順位:13位 11位:5票/濱崎芳己(水戸ホーリーホック)リーグ順位:17位 13位:4票/田村雄三(いわきFC)リーグ順位:18位 14位:3票/吉田達磨(徳島ヴォルティス)リーグ順位:15位 14位:3票/時崎悠(栃木SC)リーグ順位:19位 16位:2票/木山隆之(ファジアーノ岡山)リーグ順位:10位 16位:2票/堀孝史(ベガルタ仙台)リーグ順位:16位 16位:2票/柳下正明(ツエーゲン金沢)リーグ順位:22位 19位:1票/ファビオ・カリーレ(V・ファーレン長崎)リーグ順位:7位 19位:1票/フアン・エスナイデル(レノファ山口FC)リーグ順位:20位 ※優勝した黒田 剛監督(FC町田ゼルビア)以外の監督から投票 ※原崎政人監督(大宮アルディージャ)は得票がなかった <span class="paragraph-title">【動画】J2のベストゴールは乾貴士の圧巻カーブミドルシュート</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SRAvHVCdwqA";var video_start = 380;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.08 06:45 Fri3
「最高の写真」「奥様可愛い!!」東京Vのキャプテン森田晃樹が2ショットで入籍報告、ファンは16年ぶりJ1昇格も期待「人生最高の年にしよう」
東京ヴェルディは3日、MF森田晃樹の入籍を発表。お相手は一般女性とされていたが、その姿が話題を呼んでいる。 森田は東京都出身で、ジュニア時代から東京Vでプレー。ジュニアユース、ユースと昇格し、2018年にトップチームに2種登録。2019年から正式昇格を果たした。 プロ1年目から明治安田生命J2リーグで24試合に出場し3得点を記録するなど中心として活躍。現在も主軸としてプレーし、チームのキャプテンも務め、今シーズンはここまでJ2で32試合に出場。J1昇格を争うチームを支えている。 その森田は自身のインスタグラムを更新。奥さんとの2ショットと共に入籍を報告した。 「私事ですがリリースにありました通り、入籍いたしました。公私共に充実した日々を送れるよう精進して参ります。いつも応援して下さっている皆様、改めてありがとうございます」 背番号「7」の森田のユニフォームをお揃いで着用した2人。横顔しか見えないショットではあるが、これが話題を呼んでいる。 チームメイトのマテウスやアルハンなどからも祝福された中、ファンは「おめでとう」のコメントで祝福。また、「素敵すぎる」、「最高の写真」、「横顔だけど奥様可愛い!!」、「可愛い笑顔」とコメント。微かに見える横顔だが、奥さんへのコメントも集まった。 また「人生最高の年にしよう」、「あとは昇格するだけ」、「嫁さん連れて、皆んなでJ1行こうぜ」、「あとは昇格するだけ」とコメントも集まり、この勢いで2008年以来となる16年ぶりのJ1昇格を掴めるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】森田晃樹が入籍を発表!話題の妻との2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CwxJ31iPM5m/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CwxJ31iPM5m/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CwxJ31iPM5m/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">森田 晃樹 / Koki Morita(@koukimorita.verdy)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.09.06 12:25 Wed4
貪欲な緑の名門はさらなる高みへの歩み止めず、東京Vが残留決定後の新潟戦で快勝…要求厳しい指揮官と守護神も手応え
前節でJ1残留を確定させた東京ヴェルディは、さらなる高みを目指す姿勢を示した。 東京Vは23日、デンカビッグスワンで行われた明治安田J1リーグ第35節でアルビレックス新潟と対戦し、2-0の快勝を収めた。 前節の浦和レッズ戦を2-1の逆転勝利で勝利し、7位浮上と共に勝ち点を51ポイントとした昇格組は4節を残しての残留を確定。残り4試合では来シーズンの戦いを見据えつつ、天皇杯の結果次第でACL出場権を得られる4位フィニッシュを目標に据えた新たな挑戦に臨む。 その初陣となった新潟戦は対戦相手のYBCルヴァンカップ決勝進出に伴い、11月3日に開催予定だった一戦が前倒しとなり、中3日でのアウェイゲームというタフな条件となった。 さらに、直近1分け4敗の5戦未勝利で残留争いの真っただ中に位置し、名古屋グランパスとの大一番へ弾みを付けたいホームチームのモチベーションは非常に高く、近年のビッグスワンでの対戦成績を含め東京Vにとって苦戦も想定された。 しかし、浦和戦と全く同じスタメンで臨んだチームは、立ち上がりから主導権争いが繰り広げられた一戦において球際の強度、セカンドボールへの反応を含めてホームチームを圧倒。前半に関しては守備意識が高く状況に応じて後ろにしっかりと枚数をかける相手に攻撃面での大胆さを欠いたが、後半立ち上がりに得たセットプレーの流れからFW山田剛綺が泥臭くゴール前の混戦を制し、待望のJ1初ゴールを記録。 以降は攻勢に転じた新潟にMFダニーロ・ゴメスのポスト直撃のシュートを打たれるなど押し込まれる時間帯もあったが、ボールホルダーへの寄せ、ボックスアウトが徹底された守備で撥ね返すと、後半終盤は逆に相手陣内でしたたかに時計を進めつつ、FW山見大登とFW染野唯月の途中出場2選手が絡んだセットプレー流れからDF谷口栄斗がトドメの2点目を奪取。 後半最終盤の攻防においても緩みを見せることなくクリーンシートを達成。チームスタイルの違いはあれど、メンバーを入れ替えた相手に対して、走行距離・スプリント数といったスタッツにおいても凌駕し、勝負へのこだわりと勝ち点3への執念を示した。 戦前に城福浩監督が「我々はそういうこと(残留だけ)を目指したのではないというのを示すのは、まさに今からだと思います」と語っていた通り、チームはこの新潟戦で、より高みを目指すに値するパフォーマンスを示した。 その一戦について指揮官は前半の攻撃の工夫に関して改善の必要性を語ったが、「泥臭い得点を取れた」、「あとから出た選手のハードワークは称賛に値する」と選手たちの戦いぶりを称えた。 「綺麗な得点ではないかもしれないけれども、コーナーキックを取る。その前のプレーで山田剛綺が体を張ったところ。ゴール前で足を止めないところ。2点目もコーナーの崩れからだと思いますけど、クロスに対して染野が来るか来ないかわからないところに飛び込んでいって、マイナスのところにスペースが空いて、谷口栄斗が足を振ったと…」 「我々がやりたいサッカーの中で綺麗な得点ではないけれども、泥臭い得点を取れたというのは非常によかったのではないかと思います。もうひとつ、浦和戦は勝ったけれども、クローズのところに我々は問題を抱えているという認識をしていたので、今日はあとから出た選手のハードワークというのは称賛に値すると思うし、こういう積み重ねが我々の生命線なので、また次の試合に活かしたい」 一般的に見れば、浦和戦においても安定したクロージングができたように見えた中、試合後、短い準備期間の中ではもう一段階上のレベルを求めた指揮官にしても、新潟戦の締め方は納得がいくものだった。とりわけ、浦和戦でIN&OUTを経験した山見を始め攻撃を特長とする選手たちが見せた献身性に目を細めた。 「我々が勝ち点3を持っている中で、投入したのはどちらかというと攻撃的な選手。彼らが勝ち点3を持っている中で送り出して、しっかり勝ち点3を取り切ることができるということは、攻撃的な選手でも守備バージョンできっちり仕事ができる証明。少なくとも今日出た選手というのは全員が勝ち点がいくつ(の状況)であっても、ピッチに立てる資格があることを示した。そういうパフォーマンスだった」 「今日ピッチに立てなかった選手も含めて、我々はどういうバトンの渡し方をして、どういうバトンの受け方をするかというところが、このリーグで一番でないと、このリーグでは戦えないというのはずっと言ってきたので、今日はその中でもひとついい試合が見せられた」 また、指揮官同様にピッチ上において要求が厳しい選手として知られる守護神マテウスも、「今シーズンの中でも本当に素晴らしいゲームのひとつ。染野も後半から入った中で最後までああやってスライディングして相手のシュートブロックに入ったりとか、全員が本当に全力を注いで勝ちを掴み取れたゲームだった」と、クリーンシートを達成した一戦を振り返った。 さらに、「本当にこの場を借りて全員を評価してほしい」と様々な思いを抱えながらも、チームのために盤石のゲームクローズに貢献した仲間への敬意も示した。 「シーズン序盤から自分たちの大きな問題でもあった、試合の締め方の部分がここにきてすごくチームとして成長できている。そのひとつの要因として後半から入ってくる選手の活躍だったり、献身性というのが確実にチームにプラスになっている」 「ベンチにいるというのはそんなに簡単なことではないですし、途中から入ってチームのリズムに入って、しっかり締めくくるというのはそんなに簡単なことではない。後半から入った全選手が全力を注いでチームのために献身的に働けているということを評価してほしいです」 指揮官、守護神が交代選手に献身を称えた一方、谷口が「チームとしてすごく大きなこと」と語った山田剛の待望のJ1初ゴールの活躍は残り試合に向けてもチームに良い刺激を与えるものとなった。 関西学院大学で関西学生サッカーリーグのMVPにも輝いたストライカーは、加入1年目となった昨シーズンは得点こそ3ゴールにとどまったものの、J2リーグで30試合以上に出場するなど東京VのJ1昇格に貢献。 今シーズンはさらなる覚醒が期待されたが、関西学院大学の1個上の山見、同期のFW木村勇大が新加入ながらゴールを量産する活躍を見せた一方、自身初のJ1ではこの試合を前に20試合ノーゴールと結果を残せずにいた。 高い身体能力と献身性は指揮官も認めるところだが、幾度かブレイクスルーのきっかけを掴めそうな状況で、ゴールという目に見える結果だけが足りなかった。直近の浦和戦でも攻守にハイパフォーマンスを見せたが、渾身のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど生みの苦しみを味わっていた。 それでも、「いい守備をしていれば、最後自分に巡ってくるかなというマインドでやっている」とチームのために献身を続けてきたご褒美という言い方は失礼だが、ストライカーの嗅覚と足を止めずにプレーし続けたことで、ゴール前でのタップインという形での待望のJ1初ゴールが生まれた。 城福監督はメンバーに絡めない苦しい期間も真摯に取り組み続けた大卒2年目のストライカーの活躍が、ここからチーム内競争にさらなるポジティブなものをもたらすことを期待する。 「このチームは指定席があると感じた時点で、もうすでにディスアドバンテージがあると思うので、全員がピッチに立つために死力を尽くすという意味では、メンバーから外れた選手のハードワークというのが、このチームにとって生命線」 「山田剛綺もそういう何週間かを過ごした時期もありましたし、それでもあがいている。立っていられないぐらいの練習をして、それでもここに来られない選手がいる。そういう選手の思いを、彼も背負って今日やったはずですし、それが彼のところにボールが転がってきたという部分で非常によかったと思うし、今日東京で映像を見ている選手たちの励みにもなったのではないかなと思います」 その山田剛は「個人としては1点でも多くゴールでもアシストでも、とにかく数字にこだわっていきたい。チームとしては本当にまだまだ上を目指せるチームだと思うので、そこは貪欲にできるだけ上の順位で終われるように一戦一戦戦いたい」と、改めて残り3試合に向けての決意を語った。 ここにきてチームとしての成熟度が増し、前節はMF綱島悠斗、今節は山田剛がJ1初ゴールを挙げるなど個人の台頭も顕著な緑の名門が、残り試合でさらなるサプライズを起こせる可能性は十二分にあるはずだ。 2024.10.24 13:33 Thu5
加入4年目で悲願昇格の東京V守護神マテウス、「J1昇格はサポーターに向けたひとつの恩返し」
東京ヴェルディのブラジル人GKマテウスが、16年ぶりの悲願達成の喜びを語った。 東京Vは2日、国立競技場で行われた清水との2023J1昇格プレーオフ決勝を制し、16年ぶりのJ1昇格を決めた。 今シーズンの明治安田生命J2リーグを3位フィニッシュした東京Vは、昇格プレーオフでジェフユナイテッド千葉を2-1で破り、ジュビロ磐田に敗れた2018シーズンのJ1参入プレーオフ決定戦以来の決勝へ駒を進めた。 5万3264人の観客を集めたレギュラーシーズン4位の清水とのオリジナル10対決では、ゴールレスで折り返した後半序盤にMF森田晃樹のハンドで与えたPKをFWチアゴ・サンタナに決められて先制を許す。しかし、8分が加えられた後半アディショナルタイムの96分にFW染野唯月がDF高橋祐治に倒されて得たPKを自ら決め切り、土壇場で同点に追いつく。そして、このまま1-1で試合をクローズした東京Vはリーグ上位のアドバンテージによって悲願のJ1復帰を成し遂げた。 加入4年目で今季はJ2最少失点の堅守を支えた頼れる緑の守護神は、加入時から最大の目標に掲げていた昇格達成への喜びを語っている。 「今は色んな感情が混ざっていて言葉に表すのは少し難しい。自分がここに来て4年目で、ここに来たときからずっと掲げてきた目標を今日達成できたことを嬉しく思います」 「ヴェルディの歴史に今日この試合に関わったメンバーが名を刻めたことは率直に嬉しいです。クラブハウスに飾ってある記念写真はすごく昔のものが多かったので、自分たちがそこに新しい歴史として刻めれば嬉しいです」 昇格を左右する染野のPKに関しては「(緊張で)気分が悪くなっていました(笑)」とジョークを飛ばしたマテウスだが、PKで1失点したものの、改めて今季の守備の堅さを表現した一戦への手応えを口にしている。 「自分が加入してからヴェルディはどうしても失点が多いチームのひとつだったと思います。しかし、城福監督が来てからしっかりとディフェンスの部分が強化され、もちろんスタッフの働きもそうですが、試合に出ている選手、出ていない選手を含めて練習からそこを全員が意識してできていたことが、この結果に繋がったと思います」 また、15年ぶんの想いを乗せて苦しい一戦で最後までチームを後押しし続けたヴェルデイサポーターへの感謝の想いを語っている。 「もちろん自分が来た4年間以上の期間でヴェルディを応援してくださった方々は、どんなときもクラブから離れることなく応援してくれて感謝しています。自分以上に苦しんだシーズンもありましたし、こういう瞬間を一緒に分かち合えたことを本当に嬉しく思います。このJ1昇格はそのサポーターに向けたひとつの恩返しになったと思います。ここから自分を含め今いる選手。これから入ってくる新しい選手を含めて、またこのクラブを大きなクラブにしていけるように頑張っていきたい」 2023.12.03 00:28 Sun大宮アルディージャの人気記事ランキング
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【Jリーグ出場停止情報】J1は横浜FM・FW西村拓真、京都FWマルコ・トゥーリオが出場停止、最終節のJ3は大宮FW杉本健勇と相模原MF岩上祐三が「反スポーツ的行為」で出場停止
Jリーグは18日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグでは週末試合があったチームから新たに2選手が追加。横浜F・マリノスのFW西村拓真と京都サンガF.C.のFWマルコ・トゥーリオが累積警告により次節出場停止となった。 J3リーグでは8名が出場停止に。大宮アルディージャのFW杉本健勇は16日に行われたFC岐阜戦で一発退場。「至近距離から相手競技者に向かってボールを投げつけた行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分が下されている。 また、SC相模原のMF岩上祐三は15日に行われたFC大阪戦で一発退場。「ボールとは関係の無いところで相手競技者を突き飛ばし押し倒した行為は、『選手等対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、こちらも1試合の出場停止処分となった。 【明治安田J1リーグ】 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW西村拓真(横浜F・マリノス) 第37節 vs湘南ベルマーレ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルコ・トゥーリオ(京都サンガF.C.) 第37節 vsFC町田ゼルビア(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF田中駿汰(セレッソ大阪) 第37節 vs鹿島アントラーズ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J3リーグ】 DF浦上仁騎(大宮アルディージャ) 第38節 vsカターレ富山(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW杉本健勇(大宮アルディージャ) 第38節 vsカターレ富山(11/24) 今回の停止:1試合停止 MF奥村晃司(Y.S.C.C.横浜) 第38節 vsギラヴァンツ北九州(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF岩上祐三(SC相模原) 第38節 vsガイナーレ鳥取(11/24) 今回の停止:1試合停止 DF山本義道(ツエーゲン金沢) 第38節 vs奈良クラブ(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWウェズレイ・タンキ(FC今治) 第38節 vsテゲバジャーロ宮崎(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF福森直也(FC今治) 第38節 vsテゲバジャーロ宮崎(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF阿野真拓(テゲバジャーロ宮崎) 第38節 vsFC今治(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.11.18 21:06 Mon2
J2昇格PO圏内の松本が逃げ切り勝ちで4位キープ! 6位手前の北九州は残留に執念の長野と土壇場ドロー、11位岐阜はPO進出の可能性が消滅【明治安田J3第37節】
16日、明治安田J3リーグ第37節の4試合が各地で行われた。 J2昇格プレーオフ圏内を死守したい4位松本山雅FC(勝ち点54)は、13位FC琉球(勝ち点47)とのホームゲーム。先手を取ったのは16分。ゴールキックを前線で収めた安藤翼が自らボックス内に侵入すると、右ポケットから右足を振り抜き、シュートがゴールラインを割った。 さらに31分、自陣内でボールを奪うと最終ラインの裏へ抜け出した村越凱光が落ち着いて追加点。後半終盤に富所悠のPKで1点を返されたが、2-1で逃げ切り4位の座をキープした。 一方、PO圏内浮上を狙う8位ギラヴァンツ北九州(勝ち点52)は、J3残留を争う17位AC長野パルセイロ(勝ち点36)とホームで対戦。前半は長野が攻勢もゴールレスで終えると、北九州が高吉正真のゴールで81分に先制。ボックス内でのパス回しから落としを受け、ゴール右下にミドルを突き刺した。 北九州の勝利蟹思われたが、試合終了間際に長野が執念。ボックス内に畳み掛けると、左ポケットでフリーの田中康介にボールが渡り、対角にシュート。土壇場で1-1のドローに終わり、勝ち点「1」を分け合った。 わずかに昇格PO進出の可能性を残す11位FC岐阜(勝ち点49)は、すでに優勝を決めている首位大宮アルディージャ(勝ち点84)をホームに迎えた一戦。序盤からオリオラ・サンデー、杉本健勇の幻のゴールがあった大宮は26分に正真正銘の先制点。左サイドから崩すと、杉本の折り返しをサンデーが押し込んだ。 1点ビハインドで後半を迎えた岐阜だったが、55分には藤岡浩介の難易度の高いボレーで同点に。追いつかれた大宮は報復行為による杉本の一発退場もあったが、富山貴光が自ら持ち込んで決めきり、74分に再び勝ち越す。 しかし82分、諦めない岐阜は横山智也が素早く振り抜いて再度振り出しに。2-2のドローで決着し、勝利が絶対だった岐阜は昇格PO進出の可能性が消滅した。 J3残留を決めている16位カマタマーレ讃岐(勝ち点40)と2位フィニッシュを確定させているFC今治(勝ち点67)の一戦は、得点ランクトップを走るマルクス・ヴィニシウスのゴールで今治が6分に先手。エースの今シーズン19点目を最後まで守りきり、アウェイの今治が0-1で勝利している。 ◆明治安田J3リーグ第37節 ▽11月16日(土) 松本山雅FC 2-1 FC琉球 カマタマーレ讃岐 0-1 FC今治 ギラヴァンツ北九州 1-1 AC長野パルセイロ FC岐阜 2-2 大宮アルディージャ ▽11月17日(日) 《13:00》 ガイナーレ鳥取 vs ツエーゲン金沢 《13:05》 カターレ富山 vs ヴァンラーレ八戸 《14:00》 福島ユナイテッドFC vs アスルクラロ沼津 奈良クラブ vs いわてグルージャ盛岡 テゲバジャーロ宮崎 vs Y.S.C.C.横浜 ▽11月15日(金) FC大阪 1-0 SC相模原 2024.11.16 17:38 Sat3
今治が大宮に続くJ2自動昇格! 3位富山&4位沼津が白星逃しPO圏争いの大混戦続く、18位奈良は残留へ大きな14試合ぶり白星【明治安田J3第36節】
10日、明治安田J3リーグ第36節の7試合が各地で行われた。 勝てばJ2初昇格が決まる2位FC今治(勝ち点64)は、13位ガイナーレ鳥取(勝ち点47)と運命のアウェイゲーム。今治は7分、加藤潤也が獲得したPKをマルクス・ヴィニシウスが決めて先制。その後も主導権を握るが追加点はなく試合を折り返す。 66分にはヴィニシウスが圧巻のミドルを決め、70分には加藤が流し込んで決定的な3点目。終盤にヴィニシウスがハットトリックを達成すると、後半アディショナルタイムには梅木怜がダメ押しし、2試合を残しての2位フィニッシュが確定。2020年のJ3参戦から5シーズン目でのJ2昇格を決めた。 大混戦のJ2昇格プレーオフ圏争いをリードする3位カターレ富山(勝ち点57)は、10位FC岐阜(勝ち点48)とのホームゲーム。富山は10分、神山京右が左CKからヘディングで先制ゴール。しかし27分、岐阜がFKから甲斐健太郎が同点弾を決めると、36分にはまたもFKから遠藤元一のゴールが決まる。 逆転を許した富山だったが、執念を見せたのは後半アディショナルタイム。左クロスから吉平翼が押し込み、土壇場で同点に。逆転でのJ2自動昇格は叶わなかったが、3位フィニッシュに向けた貴重な勝ち点「1」を掴んでいる。 富山を追う4位アスルクラロ沼津(勝ち点52)は、16位テゲバジャーロ宮崎(勝ち点40)をホームに迎えた一戦。先手を取ったのは4分の宮崎。ワンツーでゴールに迫った武颯が冷静にGKをかわすシュートでネットを揺らす。 沼津は追いつけないまま終盤を迎えるも、90分に齋藤学がカットインシュートで同点弾。しかし、後半アディショナルタイムに吉澤柊のゴールが決まり、宮崎が再び勝ち越し。痛恨の敗戦で7位に後退した。 昇格PO圏一歩手前の7位福島ユナイテッドFC(勝ち点50)は、まだPOに手が届く12位ツエーゲン金沢(勝ち点47)と対戦。樋口寛規の序盤のゴールで先制するも、69分には金沢の西谷和希が同点ボレーを決める。 追いつかれた福島だったが、後半アディショナルタイムに清水一雅がポストに当てながら決勝点。勝ち点「3」をもぎ取った福島がPO圏内の6位に浮上した。 その他、9位ギラヴァンツ北九州(勝ち点49)が15位カマタマーレ讃岐(勝ち点40)相手に逃げ切り、8位に上昇。残留を争う18位奈良クラブ(勝ち点33)は8位SC相模原(勝ち点50)に2-1の勝利を収め、残留に前進の14試合ぶり白星。すでにJ3優勝を決めている首位大宮アルディージャ(勝ち点83)は14位FC琉球(勝ち点46)との一戦をドローで終えている。 ◆明治安田J3第36節 ▽11/10(日) ガイナーレ鳥取 0-5 FC今治 ツエーゲン金沢 1-2 福島ユナイテッドFC SC相模原 1-2 奈良クラブ カマタマーレ讃岐 1-2 ギラヴァンツ北九州 アスルクラロ沼津 1-2 テゲバジャーロ宮崎 カターレ富山 2-2 FC岐阜 FC琉球 1-1 大宮アルディージャ ▽11/9(土) FC大阪 5-0 Y.S.C.C.横浜 いわてグルージャ盛岡 1-6 松本山雅FC AC長野パルセイロ 0-1 ヴァンラーレ八戸 2024.11.10 19:36 Sun4
強すぎ大宮、8戦連続クリーンシートでPO圏の北九州に3発快勝…2位・今治はドロー、6位・金沢は敗戦でPO圏争いが混沌【明治安田J3第28節】
14日、明治安田J3リーグ第28節の7試合が各地で行われた。 首位を独走する大宮アルディージャ(勝ち点63)は昇格プレーオフ圏内の5位・ギラヴァンツ北九州(勝ち点42)を迎えた。 この試合に勝利すれば20勝目となる大宮。直近7試合は負けなしで5勝2分け。全て無失点と圧倒的なパフォーマンス。11日にはおよそ15分の試合をAC長野パルセイロと戦い、疑惑のゴール取り消しもあったなか0-0で終えていた。 上位対決となった試合。開始2分、右から茂木力也がクロスを入れると、ファーサイドで石川俊輝が合わせるもゴールならず。北九州は6分、ボックス内でパスを受けた永井龍が切り返しからシュート。枠に飛ぶが、Gk笠原昂史が横っ飛びでゴールを許さない。 北九州は28分にもビッグチャンス。ボックス左から乾貴哉がクロスを入れると、永井がダイレクトシュート。しかし、GK笠原が再び立ちはだかり、鋭い反応でセーブする。 守護神の活躍もありゴールを許さなかった大宮は、終盤にかけて北九州ゴールに迫ることに。杉本健勇、アルトゥール・シルバとゴールに迫るがネットは揺れない。それでも、43分にスコアを動かす。北九州のCKを大きくクリアすると、相手のトラップミスを見逃さなかった泉柊椰がボールを奪いスルーパス。これをオリオラ・サンデーが運んでシュート。これはGK田中悠也がセーブするも、跳ね返りを泉が蹴り込んだ。 粘りを見せて先制した大宮。後半早々もアルトゥール・シルバのヘッドが決まりかけたが追加点を奪えず。北九州も攻め込んでくるが、堅い大宮の守備の前にゴールを奪えない。すると大宮は86分、左CKから小島幹敏がクロスを上げると、U-19日本代表の市原吏音がヘッドで合わせて追加点。さらに後半アディショナルタイムにはファビアン・ゴンザレスがカウンターから倒されるも粘ると、逆サイドに展開すると関口凱心がボックス内から蹴り込みプロ初ゴール。3-0で大宮が勝利を収め、無敗を「8」とし、無失点も継続した。 2位のFC今治(勝ち点52)は、10位の松本山雅FC(勝ち点38)と対戦。首位の大宮の背中は遠いものの、プレーオフ圏は近い今治はしっかりと勝利したいところだった。 試合は開始13分に米原秀亮がネットを揺らして松本が先制。しかし、19分にウェズレイ・タンキがゴールを決め、今治が追いつく。しかし、その後にゴールは生まれず、1-1のドロー。どちらにとっても手痛い引き分けとなった。 3位のカターレ富山(勝ち点46)はホームに17位Y.S.C.C.横浜(勝ち点27)を迎えた一戦。試合は予想外の打ち合いとなり、富山が8分に安光将作のゴールで先制すると、後半にも吉平翼、マテウス・レイリアのゴールで3-0とする。しかし、62分にYS横浜は菊谷篤資のゴールで1点を返すと、64分に奥村晃司もゴールを決めて1点差に。それでも富山がリードを守り切り勝ち点を49に伸ばして2位に迫った。 また、PO圏内の6位・ツエーゲン金沢(勝ち点41)は、16位・カマタマーレ讃岐(勝ち点28)と対戦し、1-3の惨敗。15日に試合のある、7位・福島ユナイテッドFC、8位・FC琉球、9位・FC大阪は勝利すればPO圏に入ることとなる。 ◆明治安田J3リーグ第28節 ▽9/14(土) いわてグルージャ盛岡 1-2 ヴァンラーレ八戸 FC岐阜 1-2 SC相模原 カターレ富山 3-2 Y.S.C.C.横浜 ツエーゲン金沢 1-3 カマタマーレ讃岐 大宮アルディージャ 3-0 ギラヴァンツ北九州 AC長野パルセイロ 1-1 奈良クラブ FC今治 1-1 松本山雅FC ▽9/15(日) 福島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取 アスルクラロ沼津 vs FC大阪 テゲバジャーロ宮崎 vs FC琉球 <span class="paragraph-title">【動画】大宮のU-19日本代表DF市原吏音が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> を観るなら <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a>!<a href="https://t.co/gfOE3csFK8">https://t.co/gfOE3csFK8</a><a href="https://t.co/nYFK1whmLx">pic.twitter.com/nYFK1whmLx</a></p>— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) <a href="https://twitter.com/Ardija_Official/status/1834939556329931054?ref_src=twsrc%5Etfw">September 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.14 22:15 Sat5