乾先発のエイバルがベティスに大勝し2連勝《リーガエスパニョーラ》

▽エイバルは3日、リーガエスパニョーラ第18節でベティスの本拠地エスタディオ・ベニート・ビジャマリンに乗り込み、4-0で大勝した。エイバルの乾は先発し、61分に交代している。

▽前節スポルティング・ヒホン相手にリーガでの6試合ぶりの勝利を挙げた9位エイバル(勝ち点24)は、サウール・ベルホンに代わって乾が5試合ぶりに先発となった。前節バルセロナに完敗し、4試合勝利がない13位ベティス(勝ち点20)相手に、乾が[4-2-3-1]の左サイドで起用されたエイバルは、開始3分に先制する。ボックス右からカパの放った左足でのシュートがDFにディフレクトしてゴールに吸い込まれた。

▽幸先良く先制したエイバルはその後、自陣に引いてベティスの攻撃を受け止めていくと、17分に加点する。右サイドに流れたセルゲイの柔らかいクロスを、ファーサイドのケコがボレーシュートで叩き込んだ。
▽ハーフタイムにかけてもカウンターを狙うエイバルが主導権を握ると、35分には右サイドからの乾のFKにラミスがヘディングで合わせるなど、ベティスをけん制。42分にはゴール至近距離から放たれたルベン・カストロのシュートをGKリエスゴがビッグセーブで防ぎ、2点のリードを保って前半を終えた。

▽後半からベティスはバディージョに代えてモリーナを最前線に投入。[4-2-3-1]のシステムはそのままにトップ下にルベン・カストロを配した。するとそのベティスはエイバルの守備に苦戦しながらも57分にようやくゴールに迫るが、セフドのドリブルシュートは枠を捉えきれない。▽そして60分に攻撃面で違いを生み出せなかった乾に代わってサウール・ベルホンを投入したエイバルが、69分のピンチをGKリエスゴが好守で防ぐと、71分にダメ押しのゴールを奪いきる。ケコのパスをボックス右で受けたカパが折り返し、ゴール前でフリーとなっていたアドリアンが押し込んだ。さらに82分、ボックス手前左からボルハの放った強烈なシュートがゴール右上に突き刺さって大勝。リーガ2連勝とした。