低調バレンシア、セルタを相手に1-1のドロー《リーガエスパニョーラ》
2015.01.11 05:59 Sun
▽リーガエスパニョーラ第18節が10日に行われ、4位のバレンシア(勝ち点34)は、11位に位置するセルタ(勝ち点20)の本拠地バライードス・スタジアムに乗り込み、1-1のドローで終えた。
▽アウェイで行われたレアル・マドリーとの前節を2-1で制し、銀河系軍団の公式戦連勝記録を[22]でストップさせたバレンシア。リーグ戦3連勝と勢い付くチームを指揮するヌノ監督は、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ5回戦1stレグ、エスパニョール戦の先発から7選手を変更した。
▽前々節から取り入れている3バックで好成績を収めたバレンシアだが、今節は[4-4-2]の布陣でスタート。立ち上がりからポゼッションサッカーを展開し、3バックを採用してきたセルタを攻め立てていく。しかし、個々の出足が鈍く、なかなか試合の流れに乗り切れない時間が続いた。
▽試合が進むにつれて攻撃の圧力を強めていったバレンシアは19分、ゴールチャンスを演出する。右サイドからロドリゴ・モレノが左足でクロスを入れると、ゴール前に走りこんだアルカセルがヘッド。これはゴール左を捉えたが、GKアルバレスのファインセーブに阻まれた。
▽すると、攻撃のテンポを上げられずにいたバレンシアは、28分にオタメンディがボックス内でシャルレスにファウルを犯してしまい、セルタにPKを献上。それでも、ヂエゴ・アウベスがオレジャーナのゴール左を捉えたシュートを見事なショットストップで阻止し、セルタにゴールを与えない。
▽悪い内容に終始しながらロドリゴ・モレノ弾で先行したバレンシアだが、1点をリードして迎えた後半もテンポを上げられず、ハーフタイム明けから[4-3-3]に変更したセルタに押し込まれる展開となる。
▽すると61分、バレンシアはセットプレーから被弾する。左CKから上げられたクロスをニアの味方が頭で後方にフリック。最後は、ファーポスト前でフリーとなっていたオレジャーナの左足で放ったシュートがバレンシアのゴールネットを揺らした。
▽同点に追いつかれたバレンシアは失点直後、前線で孤立していたネグレドを下げてデ・パウルを投入。アルカセルを1トップに配する[4-1-4-1]の布陣に変更し、攻撃の活性化を図った。
▽しかし、バレンシアは、その後も攻撃陣が停滞。逆に、ノリート投入で攻撃の勢いが増したセルタ攻撃陣の前にただただ守備に追われる展開が続いた。それでも、相手の攻撃を1失点で凌ぎ切って試合終了。低調な内容に終始したバレンシアは、セルタを相手に1-1のドローで終え、リーグ戦の連勝が[3]でストップした。
▽アウェイで行われたレアル・マドリーとの前節を2-1で制し、銀河系軍団の公式戦連勝記録を[22]でストップさせたバレンシア。リーグ戦3連勝と勢い付くチームを指揮するヌノ監督は、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ5回戦1stレグ、エスパニョール戦の先発から7選手を変更した。
▽前々節から取り入れている3バックで好成績を収めたバレンシアだが、今節は[4-4-2]の布陣でスタート。立ち上がりからポゼッションサッカーを展開し、3バックを採用してきたセルタを攻め立てていく。しかし、個々の出足が鈍く、なかなか試合の流れに乗り切れない時間が続いた。
▽すると、攻撃のテンポを上げられずにいたバレンシアは、28分にオタメンディがボックス内でシャルレスにファウルを犯してしまい、セルタにPKを献上。それでも、ヂエゴ・アウベスがオレジャーナのゴール左を捉えたシュートを見事なショットストップで阻止し、セルタにゴールを与えない。
▽守護神の好守に応えたいバレンシア攻撃陣は43分、均衡を破る。右サイドからドリブルでボックス手前にボールを持ち上がったロドリゴ・モレノが相手数人を引き連れながら左足を一閃。これがセルタゴールに決まり、バレンシアが先制に成功した。
▽悪い内容に終始しながらロドリゴ・モレノ弾で先行したバレンシアだが、1点をリードして迎えた後半もテンポを上げられず、ハーフタイム明けから[4-3-3]に変更したセルタに押し込まれる展開となる。
▽すると61分、バレンシアはセットプレーから被弾する。左CKから上げられたクロスをニアの味方が頭で後方にフリック。最後は、ファーポスト前でフリーとなっていたオレジャーナの左足で放ったシュートがバレンシアのゴールネットを揺らした。
▽同点に追いつかれたバレンシアは失点直後、前線で孤立していたネグレドを下げてデ・パウルを投入。アルカセルを1トップに配する[4-1-4-1]の布陣に変更し、攻撃の活性化を図った。
▽しかし、バレンシアは、その後も攻撃陣が停滞。逆に、ノリート投入で攻撃の勢いが増したセルタ攻撃陣の前にただただ守備に追われる展開が続いた。それでも、相手の攻撃を1失点で凌ぎ切って試合終了。低調な内容に終始したバレンシアは、セルタを相手に1-1のドローで終え、リーグ戦の連勝が[3]でストップした。
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