バレンシア痛恨のドロー、ソシエダ&ビジャレアルは勝利《リーガエスパニョーラ》

27日のリーガエスパニョーラ第30節、バレンシアは敵地フエゴス・メディテラネオスでのアルメリア戦を2-2で引き分けた。連勝を逃したバレンシアはEL出場圏7位と勝ち点9差をつけられるなど、欧州カップ出場がさらに困難に。2戦負けなしのアルメリアは16位につけている。

3勝3分け6敗と今季のリーガではアウェイ戦で苦しむバレンシア。だが、この試合では苦手意識を感じさせることなく、ケイタのリーガ史上最速となる開始7.6秒の得点で先制する。マリ人MFはトルシグエリのバックパスをカットし、そのままGKエステバンの守るゴールを破った。バレンシアはさらに34分、フェグリの浮き球に反応したバルガスが加点。40分にはケイタが負傷してオリオル・ロメウを投入し、交代カードを1枚使って前半を終える。

順調な試合運びを見せていたバレンシアだったが、後半に入ってから苦境に立たされる。まず47分、GKグアイータがクリアし損ねたボールからオスカル・ディアスの得点を許し、その1分後にはソリアーノのスルーパスからコロナにネットを揺らされて同点に追いつかれた。ピッツィ監督はフェデ、ジョナスを投入して攻勢を強めたものの、士気の上がるアルメリアの守備を崩し切れず。アンダルシアの地から勝ち点1を持ち帰るにとどまった。

アノエタでのレアル・ソシエダ対バジャドリーは1-0でソシエダが勝ち点3を獲得。アラサテ監督のチームは23分、ルベン・パルドのイニエスタを彷彿とさせる浮き球のパスから、カルロス・ベラがリーガ12得点目を記録。このリードを最後まで守り切った。2試合ぶりの勝利を飾ったソシエダは4位アスレチック・ビルバオと勝ち点7差、5位セビージャと1差で6位に位置。3試合勝利なしのバジャドリーは降格圏と勝ち点2差で19位に沈んでいる。

コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ対ビジャレアルは、5分のペルベトの得点によってビジャレアルが1-0の勝利を収めている。じつに5試合ぶりの勝ち星を得たビジャレアルは、勝ち点48として7位に位置。15試合勝利なしと、ベティスを抜いて今季のリーガで最も白星に恵まれない時期を過ごすヘタフェは、降格圏18位に沈んでいる。

シウター・デ・バレンシアでのレバンテ対ベティスは3-1でベティスが勝利。11分にサルバ・セビージャが先制点を記録したベティスは、24分にパペ・ディオプの得点で一時同点に追いつかれるも、68分にホルヘ・モリーナ、76分にルベン・カストロがネットを揺らして難所から勝ち点3を持ち帰った。2試合ぶりに白星を手にしたベティスは残留圏と勝ち点7差で最下位、4試合勝ちなしのレバンテは10位に位置している。
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