準決勝初戦ドローのローマ、モウリーニョ監督は後半に不満も「5カ月前の我々なら間違いなく負けていた」

2022.04.29 10:54 Fri
Getty Images
ローマジョゼ・モウリーニョ監督が、ドローに終わったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは敵地で28日に行われたECL準決勝1stレグで、レスター・シティと対戦。立ち上がりこそ相手の圧力を受ける展開となったものの、徐々に盛り返すと15分にMFニコラ・ザレフスキのスルーパスに反応したMFロレンツォ・ペッレグリーニが冷静にゴールへ流し込み先制に成功した。

その後は防戦となりながらも耐えていたが、67分にオウンゴールで失点すると、以降はお互いチャンスを作りながらもゴールを決められず1-1のドローに終わった。
試合後、モウリーニョ監督は後半の戦い方が良くなかったと振り返り、まずは週末に行われるセリエAに集中する必要があるとコメント。そのうえで、チームは成長していると語り、2ndレグに向けて意気込みを示した。

「我々はボールを失い過ぎた。カウンターで逃げ切るチャンスもあったが、できなかった。チームは常によくまとまっていたと思う。エネルギーが豊富なときは相手にプレスをかけていたし、自分たちのやりたいプレーができた。だが、ボールを失い始め、インテンシティを落とし始めるとラインが少し下がり、後半は難しくなってしまった」
「それでも、試合前にこの結果を知らされれば、すべてのローマファンは喜んで受け止めていたに違いない。とはいえ、私は笑ってはいない。なぜなら、スタジアムに7万人のファンが集おうとも、難しい試合になるのはわかっているからだ」

「今は(今週末の)ボローニャ戦について考えなければならない。レスターはプレミアリーグでは欧州カップ戦の出場権を得られる可能性がないため、ECLに集中するだろう。我々は日曜日の試合も非常にタフなものになる。でも、我々にはチャンスがあり、5位の座を狙える。そのために、リーグ残り4試合がある」

「レスターは(クラウディオ・)ラニエリが監督だった頃から、他チームではあまり見られないくらい背後を狙うチームだ。ブレンダン(・ロジャーズ)が監督になって選手も変わり、プレーを組み立てられるようになったが、それでも彼らには背後を突くのが得意な選手が揃っている」

「5カ月前の我々なら、間違いなくこうした試合に負けていただろう。我々には今日のようなプレーをする勇気があり、セットアップもうまくいった。それからボールを持てなくなると難しくなった。失点は避けられたかもしれないし、1-0で勝てたかもしれない。そのほうが良かったかもしれないが、1-1で終わったならそれはそれで納得できる結果だ」

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ローマは11日、アルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏にパリ・サンジェルマンから6年ぶりに古巣復帰を果たしたパレデス。 その後、元チームメイトであるダニエレ・デ・ロッシの下ではレジスタとして中盤の主軸を担ったが、今シーズンの開幕後に就任したイバン・ユリッチ下では出番が激減。今冬の移籍市場では以前からの友人である、フェルナンド・ガゴ新監督率いる古巣のボカ・ジュニアーズへの移籍も取り沙汰された。 しかし、クラウディオ・ラニエリ監督の就任後は主力に返り咲くとともに、リーダーグループの一人として厚い信頼を獲得。チームの完全復調もあって翻意し、今季終了までとなっていた現行契約を1年延長した。 ローマでは通算129試合10ゴールを記録し、今季は公式戦27試合1ゴール2アシストの数字を残している。 なお、アルゼンチン『TyC Sports』によれば、依然としてボカ復帰の希望を抱くパレデスは、今回の契約に特別条項を盛り込んだという。 同条項では選手、ボカの双方が移籍を希望した場合、2025年5月から350万ユーロ(約5億6000万円)での獲得が可能になるようだ。 2025.03.12 06:00 Wed
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スーレ電光石火弾のローマがウノゼロでリーグ5連勝! 一部主力温存でELアスレティック戦に弾み【セリエA】

セリエA第28節、エンポリvsローマが9日にスタディオ・カルロ・カステラーニで行われ、アウェイのローマが0-1で勝利した。 前節、コモに2-1で逆転勝利し、リーグ4連勝とともに11戦無敗とした8位のローマ。続くヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦ではアスレティック・ビルバオに後半ラストプレーのゴールで劇的2-1の逆転勝利。好調を維持している。 週明けにアウェイでのリターンレグを控えるなか、降格圏の18位エンポリのホームに乗り込んだ一戦ではGKスヴィラル、エンディカを除く先発9人を変更。ネルソンやアブドゥルハミド、サラー=エディンら控え選手を起用し、前線はスーレ、ショムロドフ、ペッレグリーニのトリデンテとなった。 試合は開始早々にローマが動かす。キックオフから20秒過ぎ、相手のバックパスを前線で奪ったショムロドフがタメを作って左に展開。サラー=エディンが正確な折り返しを入れると、ファーで収めたスーレが得意の左足シュートをゴール右隅に突き刺した。 好調スーレの電光石火弾で最高のスタートを切ったローマ。直後にはデ・シリオの強烈なミドルシュートでピンチを迎えたが、ここはGKスヴィラルの好守で凌ぐ。以降はボールもゲームも支配し、優勢に進めていく。 22分には前線で良いアクセントを付けていたペッレグリーニの左足シュートで2度目の決定機を作ると、前半30分過ぎには畳みかける攻めを見せる。36分にはボックス内でのペッレグリーニの完璧なマイナスの落としに反応したショムロドフのダイレクトシュート、39分にはスーレのスルーパスでラインブレイクしたマヌ・コネがGKをかわして右足シュートを放ったが、いずれも枠を叩いて2点目とはならず。 前半終了間際にもショムロドフのゴール前でのドンピシャヘッドがGKシルベストリの好守に阻まれ、相手を圧倒しながらも追加点を奪えずに試合を折り返した。 後半も立ち上がりから主導権を握るなか、ペッレグリーニらに決定機が訪れるが、GKシルベストリの好守に手を焼く。65分過ぎにはアンヘリーニョやレンシュ、クリスタンテを一気に投入。さらに、ショムロドフを下げてドフビクをピッチに送り出し、主力のプレータイムをコントロールしながらトドメの2点目を目指す。 エンポリが前がかるなか、試合終盤にはバルダンツィやドフビクにも決定機が訪れたものの、最後まで2点目が遠かったローマ。それでも、後半ラストプレーのクアメのヘディングシュート以外に見せ場を作らせない安定した試合運びでウノゼロ勝利。リーグ連勝を「5」に伸ばしたジャッロロッシが、良い形で週明けの大一番に臨むことになった。 エンポリ 0-1 ローマ 【ローマ】 マティアス・スーレ(前1) 2025.03.10 04:02 Mon

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