「スタイル、構造を変え始めている」ファン・ニステルローイ新監督がレスター初陣へ…親友マレスカ&因縁ヴァーディとのやり取りも明かす
2024.12.03 08:17 Tue
レスター・シティの新指揮官に就任したルート・ファン・ニステルローイ監督が、ウェストハムとの初陣に向けた会見に臨んだ。クラブ公式サイトが新指揮官の会見コメントを伝えた。
現チェルシー指揮官であるエンツォ・マレスカ監督の下、昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝を果たし、1年でのプレミアリーグ復帰を決めたレスター。
しかし、スティーブ・クーパー監督を後任に据えて臨んだ今シーズンは開幕から低迷。2勝3分け6敗の16位に低迷したなか、先月24日に同監督を解任し、先日までマンチェスター・ユナイテッドでコーチ、暫定指揮官を務めていた元オランダ代表FWを新指揮官に招へいした。
先月29日に招へいが決まったこともあり、同30日にアウェイで行われたブレントフォード戦はスタンドからの観戦となり、ベン・ドーソン暫定監督の下で1-4の敗戦を喫したチームの戦いぶりを直接チェックした。
その敗戦から中2日で臨むキング・パワー・スタジアムでのホームゲームではアーセナルとのダービーで2-5の敗戦を喫した14位のハマーズと対戦する。
新指揮官は「それが必要なことだった」と新天地でまず最初に着手したのが、選手たちとのミーティングだったと明かす。
「日曜日(12月1日)が私がここに来た最初の日だった。昨日だったかな? もっと長く感じたよ。プレーヤーとミーティングをしたが、それが最初に話し合わなければならなかったことだった」
「我々が置かれている状況、直面している課題、そしてその状況から抜け出すために何が必要かをね」
「2日間で多くの変更を加えるのは難しいが、我々はプレースタイル、トレーニングセッション、構造を変更し始めており、少しずつこのリーグで戦えるモチベーションの高いチームの基盤を築き始めている」
監督初挑戦でオランダ屈指の名門PSVを指揮し、直近では世界屈指の強豪であるユナイテッドの暫定指揮官として3勝1分けの手腕を発揮しており、難しいタイミングで崖っぷちのレスター指揮官という仕事を選んだことは、少し意外な決断でもあった。
その決断の背景には現役時代のマラガのチームメイトで、昨季までレスターを指揮していたマレスカ監督との会話が決め手のひとつになったという。
「そこで働く人たちのことは気になるだろう。エンツォは親友で元チームメイトだったから、(就任の噂が出てから)真っ先に電話をくれた」
「これ以上の情報があるだろうか? 私がマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督だったとき、チェルシーとプレミアリーグで対戦した。その際に30分ほど話したよ」
「レスターについてはまだよく知らなかったが、最初にクラブと話していたときからすでにとても前向きだったが、彼と話したら、さらに良くなった。いまの第一印象では、彼の言うことはまったく正しかったと言わざるを得ないよ」
また、古巣ユナイテッドでの暫定指揮官としての仕事は今後に向けて自身にとって大きな財産になると感じている。
「試合後に起こったこと、そして突然、私と現れた選択肢に対する関心の高さに驚いた。わずか4試合の影響にね」
「それまでにPSVでは1シーズン監督し、カップ戦とチャリティシールドを獲得した。U-19と代表チームのコーチを務めていたが、フットボール界からこのような反応を受けたことは一度もなかった。それで満足だった。その後、さまざまな関係者と話し合い、決断することができた」
さらに、レスターの象徴である元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとはプレミアリーグ連続ゴール記録について話したという。
ファン・ニステルローイ監督はユナイテッド時代に10試合連続ゴールを記録していたが、ヴァーディは2015年にレスターで11試合連続ゴールを達成し、新記録を樹立していた。
「もちろん、彼が私の記録を破ったことは問題だ」と笑顔を浮かべてフォクシーズのエースについて言及した指揮官は、「私はすぐに彼にこう言ったよ。『いいかい、一緒に始める前に解決しなければならない大きな問題があるんだ』とね。それが彼に実際に言った最初の言葉だった。私は彼よりも先にそのことについて話したよ」と最初のやり取りを明かした。
現チェルシー指揮官であるエンツォ・マレスカ監督の下、昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝を果たし、1年でのプレミアリーグ復帰を決めたレスター。
しかし、スティーブ・クーパー監督を後任に据えて臨んだ今シーズンは開幕から低迷。2勝3分け6敗の16位に低迷したなか、先月24日に同監督を解任し、先日までマンチェスター・ユナイテッドでコーチ、暫定指揮官を務めていた元オランダ代表FWを新指揮官に招へいした。
その敗戦から中2日で臨むキング・パワー・スタジアムでのホームゲームではアーセナルとのダービーで2-5の敗戦を喫した14位のハマーズと対戦する。
ファン・ニステルローイ監督は2日、翌日に控えるフォクシーズでの初陣に向けた会見でいくつかのトピックについて語った。
新指揮官は「それが必要なことだった」と新天地でまず最初に着手したのが、選手たちとのミーティングだったと明かす。
「日曜日(12月1日)が私がここに来た最初の日だった。昨日だったかな? もっと長く感じたよ。プレーヤーとミーティングをしたが、それが最初に話し合わなければならなかったことだった」
「我々が置かれている状況、直面している課題、そしてその状況から抜け出すために何が必要かをね」
「2日間で多くの変更を加えるのは難しいが、我々はプレースタイル、トレーニングセッション、構造を変更し始めており、少しずつこのリーグで戦えるモチベーションの高いチームの基盤を築き始めている」
監督初挑戦でオランダ屈指の名門PSVを指揮し、直近では世界屈指の強豪であるユナイテッドの暫定指揮官として3勝1分けの手腕を発揮しており、難しいタイミングで崖っぷちのレスター指揮官という仕事を選んだことは、少し意外な決断でもあった。
その決断の背景には現役時代のマラガのチームメイトで、昨季までレスターを指揮していたマレスカ監督との会話が決め手のひとつになったという。
「そこで働く人たちのことは気になるだろう。エンツォは親友で元チームメイトだったから、(就任の噂が出てから)真っ先に電話をくれた」
「これ以上の情報があるだろうか? 私がマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督だったとき、チェルシーとプレミアリーグで対戦した。その際に30分ほど話したよ」
「レスターについてはまだよく知らなかったが、最初にクラブと話していたときからすでにとても前向きだったが、彼と話したら、さらに良くなった。いまの第一印象では、彼の言うことはまったく正しかったと言わざるを得ないよ」
また、古巣ユナイテッドでの暫定指揮官としての仕事は今後に向けて自身にとって大きな財産になると感じている。
「試合後に起こったこと、そして突然、私と現れた選択肢に対する関心の高さに驚いた。わずか4試合の影響にね」
「それまでにPSVでは1シーズン監督し、カップ戦とチャリティシールドを獲得した。U-19と代表チームのコーチを務めていたが、フットボール界からこのような反応を受けたことは一度もなかった。それで満足だった。その後、さまざまな関係者と話し合い、決断することができた」
さらに、レスターの象徴である元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとはプレミアリーグ連続ゴール記録について話したという。
ファン・ニステルローイ監督はユナイテッド時代に10試合連続ゴールを記録していたが、ヴァーディは2015年にレスターで11試合連続ゴールを達成し、新記録を樹立していた。
「もちろん、彼が私の記録を破ったことは問題だ」と笑顔を浮かべてフォクシーズのエースについて言及した指揮官は、「私はすぐに彼にこう言ったよ。『いいかい、一緒に始める前に解決しなければならない大きな問題があるんだ』とね。それが彼に実際に言った最初の言葉だった。私は彼よりも先にそのことについて話したよ」と最初のやり取りを明かした。
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リバプールは26日、プレミアリーグ第18節でレスター・シティをホームに迎え、3-1で逆転勝利した。リバプールのMF遠藤航は86分から出場している。 4日前のトッテナム戦を6発で打ち勝った首位リバプール(勝ち点39)は、そのトッテナム戦のスタメンからルイス・ディアスとソボスライに代えてヌニェスとカーティス・ジョーンズを起用した。 ヴァーディを負傷で欠く17位レスター・シティ(勝ち点14)に対し、立ち上がりから押し込んだリバプールだったが、6分に失点。マヴィディディの左クロスを受けたJ・アイェウに反転からシュートを蹴り込まれた。 失点後も前がかるリバプールがゴールに迫ると、25分に同点の決定機。CKの流れからアーノルドのクロスにロバートソンが合わせたヘディングシュートはポストに直撃した。 前半半ば以降は自陣に引くレスターを攻めあぐねたものの、45分にサラーのコントロールシュートがバーに直撃すると、追加タイム1分に同点弾。左サイドでパスを受けたガクポがボックス手前左から見事なカットインシュートを決めきった。 1-1として迎えた後半、リバプールは開始4分に逆転弾。分厚い攻めの流れからボックス右マク・アリスターのクロスをジョーンズが合わせた。 攻勢のリバプールは62分、サラーのスルーパスを受けたヌニェスがGK強襲のシュートを放つと、68分に3点目を奪いかける。しかしガクポがネットを揺らしたシュートはその前でサラーにオフサイドがありノーゴールに。 それでも82分、リバプールに決定的な3点目。ボックス右でガクポのパスを受けたサラーがカットインからコントロールシュートを流し込んだ。 その後、クローザーの遠藤を投入したリバプールが3-1で逆転勝利。1試合消化の多い2位チェルシーに7ポイント差を付けて首位固めとしている。 リバプール 3-1 レスター・シティ 【リバプール】 コーディ・ガクポ(前46) カーティス・ジョーンズ(後4) モハメド・サラー(後37) 【レスター・シティ】 ジョルダン・アイェウ(前6) 2024.12.27 06:59 Fri2
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon3
首位固めのリバプール、スロット監督は「まだ何試合残っているかを理解している」と油断せず
リバプールのアルネ・スロット監督が26日に行われたプレミアリーグ第18節、3-1で逆転勝利したレスター・シティ戦を振り返った。 開始6分に先制される展開となったリバプールだったが、ハーフタイム間際の追加タイムにFWコーディ・ガクポのゴールで同点に。そして後半開始4分にMFカーティス・ジョーンズのゴールで逆転すると、その後は危なげなく試合を運び、82分にFWモハメド・サラーのゴールでダメを押した。 同日の試合でフルアムに敗れた2位チェルシーとのポイント差を7に広げた首位リバプールだが、スロット監督は全く油断していない。 「前半のパフォーマンスには満足している。満足できなかったのは失点した1分間のみ。最初からチャンスを多く作って相手を脅かし、ボックス内に多くの選手が入ってボールをたくさん入れることができた。それでも前半終盤に同点弾を奪えたのが重要だったと思う。その同点弾が我々を奮い立たせ、後半早々に逆転できた。一方でレスターにダメージを与えることになったと思う」 「まずは試合に勝つことが重要だった。レスターとのホーム戦は勝つべきだと思っていた。フルアム戦(2-2)やフォレスト戦(0-1)も同じ気持ちで戦ったが…。だからプレミアリーグでは試合に勝つために多くのことをしなければならない。今日も1点ビハインドの展開を強いられた。リーグの順位はもちろん知っているが、まだ何試合残っているかを理解している」 また、リーグ戦17戦16発のサラーについて問われると、「また素晴らしいゴールだった。コーディのゴールと似ていたね。モーのような選手たちがゴールを奪える可能性の高いポジションに居て、頻繁に試合に出場したら結果を出してくれるだろう」と大きな信頼を口にした。 2024.12.27 10:15 Fri4
プレミアリーグ17戦16発でリバプールを牽引するサラー「重要なのはチームが勝つこと。今季は本当に優勝したい」
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが26日に行われたプレミアリーグ第18節、3-1で逆転勝利したレスター・シティ戦を振り返った。 レスター戦に先発したサラーは2-1とリバプールがリードして迎えた終盤の82分に3点目のダメ押しゴールをマーク。これでプレミアリーグ17試合出場16ゴールと手が付けられない状況となっているが、2019-20シーズン以来となるプレミアリーグ優勝に向けて手応えを掴んでいる。 「最も重要なのはチームが勝つこと。プレミアリーグで優勝して自分が大きなインパクトを与えられることを望んでいる。それが自分にとって理想。優勝を逃した過去シーズンに比べるとケガ人が少ない。その点がこれまでと違うと思う。謙虚さを保つことを忘れず、勝ち続けられることを願っている。プレミアリーグ優勝は特別なこと。今季は本当に優勝したい」 そしてレスター戦でのゴールがアンフィールドでのプレミア通算100ゴール目となったことを問われると、「それはとても誇りに思っていること。これからも努力を続けてもっと数字を伸ばせればと思っている」と更なる活躍を誓った。 2024.12.27 11:00 Fri5