東京Vの城福監督、主力3名不在で臨む鹿島戦へ「試合に出てない選手がこれだけやるのかという意味で、そこを見せるチャンス」
2024.08.24 20:00 Sat
東京ヴェルディの城福浩監督が、25日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第28節の鹿島アントラーズ戦に向けた会見を実施した。
前節、FC東京との今シーズン2度目のダービーを0-0のドローで終えた12位の東京V。リーグ戦連敗はストップも、中断明け後は3試合連続無得点で3試合未勝利とここに来て苦しい戦いが続く。
そんななか、4試合ぶりの勝利を目指すチームは、直近2試合未勝利も3位に位置する鹿島をホームで迎え撃つ。
リーグ戦では9月6日の追加登録期限まで育成型期限付き移籍、フリートランスファーでの新戦力獲得は可能であるものの、21日に夏のウインドーが閉幕。
すでにYBCルヴァンカップ、天皇杯で敗退した東京Vでは試合に絡めていなかったDF平智広(ツエーゲン金沢)らベテラン、FW古川真人(カターレ富山)ら若手を下部カテゴリーに放出し、スカッドのスリム化を図った一方、新加入は今回の対戦相手である鹿島から期限付き移籍で獲得したMF松村優太の1人のみとなった。
長らく続いたJ2時代はシーズン半ばの主力流出はある意味で恒例となっていたが、今夏に関しては他クラブによる引き抜きの動きは水面下でありながらも、主力の慰留に成功。城福監督も「自分たちが意図するもの以外で、流出させないということも大きな補強のひとつ」と、選手自身の決断やクラブの努力を評価している。
「まずは、我々が選手とよく話し合って、どちらがどういう選択がプレーヤーとして、より成長していくか。より充実した時間を過ごせるかということを話し合いながら、出ていった選手が今回は多くいて、それは本人の決断もそうですし、本人が努力したからこそ手を挙げてくれるクラブがありました。クラブもよく話し合いながら、そういう経緯があったと思います」
「もうひとつは、我々のようなクラブであれば、自分たちが意図するもの以外で、流出させないということも大きな補強のひとつ。もちろんその動きはありましたけど、そこも本人と話し合いながら、このクラブで日々やっていることの充実感と、もちろんいろんな話があるというのは、その選手が獲得したものなので、全然否定はしないですけど、条件やその他の日々のやりがいというのを天秤にかけながら、我々が想定していないところの流出がなかったというのは、クラブにとっては大きなこと」
新戦力補強に関しては限られた予算のなか、豊富な資金力を有する競合クラブ相手の苦戦を認めつつも、常々「補充ではなく補強」のために資金を投下することをクラブにリクエストしてきた指揮官は、既存戦力の伸びしろと獲得選手のクオリティを見極めた上で、獲得選手1人という決断に至ったとその経緯を明かした。
「もうひとつは、名前はリストに何人か挙がっていました。それはウインドーの開ける前から挙がっていましたし、実際には我々が多少動いたところもありましたけども、松村選手以外のところは、最終的に我々は獲得をしなかったというのは、クラブともよく話し合いながら決めたことです」
「今の我々のなかで、例えば入ってすぐに18人のメンバーの中に入るとか、すぐピッチに出ていく可能性が高いという選手。しかも舞台がJ1で、確実にゲームチェンジャーになる。確実に選手の層が厚くなって、先発に出ていく可能性が高くなるという選手というのは、当たり前ですけど競争になる」
「その競争というのは、J1の舞台ではクラブの大きな格差があると、正直厳しい。我々のバジェットの中でのリストアップした選手は、自分たちがいま、日々汗をかいている選手たちと比べると、個人的にはいまの我々の選手とやりたいという決断をするようなリストでした」
「そうではないリストというのは、全く違う条件になる。J1で即戦力なんていうのは、そんなに簡単ではないので、やはりクラブがいかに右肩上がりの角度を上げて成長していかないと、こういう夏のウインドーで存在感あるいは競争力を示せるということにはなかなかならないし、とりあえず獲っておこうというのは自分のチーム作りに反するし、いまの選手たちを信じているのであれば、いまの選手たちで頑張ろうという判断をしたということです」
その補強の部分と重なる形で、今回の一戦では前述の松村、DF林尚輝、FW染野唯月といずれも鹿島から期限付き移籍でプレーしている主力3人が保有元との契約によって起用できない。
城福監督はクラブの現状の補強戦略においてローンプレーヤーの多さは致し方ないことだとしながらも、「いまの選手たちを信じている」と前述のコメント通り、出場機会に飢える控え選手たちの奮起に期待する。
「いまの我々のチーム作りのなかで、ハードワークとクオリティの天秤をかけたときに、やはりクオリティのある選手を鍛えていくという道を選んだときに、どうしてもレンタルが多くなるのは好ましいことではないことはわかっていながらも、どういう選手を鍛えるかということを考えたときにこの状況というのは、いまのこのクラブの状況では仕方なかった」
「それがたまたまひとつのクラブからいまは3人そういう状況になっているというのも、これはどの選手がいたかと、どの選手がレンタル可能だったかというところが、たまたま鹿島が多かったということだったので、もちろん3人を欠くというのは簡単な状況ではないですけど、だからこそ日頃準備してきている選手がここで結果を出したいという思いが強いですし、自分たちもレギュラーとレギュラー組ではないところで、練習の量で差をつけていない」
「むしろ試合に出ていない選手の方が日々厳しいトレーニングをやっている自負があるので、それは他から来た選手はみんな一様に驚いている。試合に出ていない選手がこれだけやるのかという意味では、そこを見せるチャンスだと思うし、彼らもそういう思いを持って試合に臨んでくれると思います」
前回対戦では後半立ち上がりまでに3点を先行される苦しい戦いを強いられたなか、そこからの驚異的な粘りで最終的に追いついて3-3のドローに持ち込む激闘を演じた鹿島との再戦に向けては、「Jリーグの中でも屈指のストライカー」と評するFW鈴木優磨を中心とする強力な攻撃陣を警戒。
「自分で裏を取ることができるし、受けて人を使うこともできる。それに際どいパスも出すことができるので、本当に日本でもJリーグの中でも屈指のストライカーだなと思います。対策があるのであれば、どこのチームもやっていると思う。彼の動きだけを見ていれば、他の選手がそこの穴を突いてくるというところも含めて鹿島は彼を中心に動いてきていると思う。鈴木優磨の動きに注目することと同時に、それに連動してスペースを突いてくる、連動して動いてくる選手たちにも注意を払わないといけない」
一方、直近のFC東京戦で改善は見受けられたものの、4試合ぶりの得点を目指す攻撃に関しては、今週に入ってクロスを中心に最後の一押しがカギとなるゴール前でのクオリティ改善にも取り組んできた。
「一番プレッシャーがあってスピードが高まる」ゴール前の攻防においてカギを握る「動き出しの速さや動き直し、動きの質」という抽象的な部分を具体的にしていくためのトレーニングを徹底したなか、「より抽象的なものを具体的に、よりハードワークを要求して、この得点がいま取れていない状況というのを打破したい」と、鹿島戦ではその成果を見せたいと意気込んだ。
なお、今回の鹿島戦では“TOKYO URBAN CROSS(都会的な交わり)”をコンセプトにグレイッシュグリーンを採用し、デジタルカモフラージュ柄のデザインの3rdユニフォームが初お披露目。装い新たにオリジナル10対決を制して、再浮上のきっかけとしたいところだ。
前節、FC東京との今シーズン2度目のダービーを0-0のドローで終えた12位の東京V。リーグ戦連敗はストップも、中断明け後は3試合連続無得点で3試合未勝利とここに来て苦しい戦いが続く。
そんななか、4試合ぶりの勝利を目指すチームは、直近2試合未勝利も3位に位置する鹿島をホームで迎え撃つ。
すでにYBCルヴァンカップ、天皇杯で敗退した東京Vでは試合に絡めていなかったDF平智広(ツエーゲン金沢)らベテラン、FW古川真人(カターレ富山)ら若手を下部カテゴリーに放出し、スカッドのスリム化を図った一方、新加入は今回の対戦相手である鹿島から期限付き移籍で獲得したMF松村優太の1人のみとなった。
百戦錬磨の指揮官は「より格差が鮮明になってきたという印象」と、若手を中心とした海外挑戦、上位クラブの積極補強、下位クラブの相次ぎ主力流出とトピックに事欠かなかった今夏の移籍市場について私見を語りつつ、自クラブの今夏の動きを総括した。
長らく続いたJ2時代はシーズン半ばの主力流出はある意味で恒例となっていたが、今夏に関しては他クラブによる引き抜きの動きは水面下でありながらも、主力の慰留に成功。城福監督も「自分たちが意図するもの以外で、流出させないということも大きな補強のひとつ」と、選手自身の決断やクラブの努力を評価している。
「まずは、我々が選手とよく話し合って、どちらがどういう選択がプレーヤーとして、より成長していくか。より充実した時間を過ごせるかということを話し合いながら、出ていった選手が今回は多くいて、それは本人の決断もそうですし、本人が努力したからこそ手を挙げてくれるクラブがありました。クラブもよく話し合いながら、そういう経緯があったと思います」
「もうひとつは、我々のようなクラブであれば、自分たちが意図するもの以外で、流出させないということも大きな補強のひとつ。もちろんその動きはありましたけど、そこも本人と話し合いながら、このクラブで日々やっていることの充実感と、もちろんいろんな話があるというのは、その選手が獲得したものなので、全然否定はしないですけど、条件やその他の日々のやりがいというのを天秤にかけながら、我々が想定していないところの流出がなかったというのは、クラブにとっては大きなこと」
新戦力補強に関しては限られた予算のなか、豊富な資金力を有する競合クラブ相手の苦戦を認めつつも、常々「補充ではなく補強」のために資金を投下することをクラブにリクエストしてきた指揮官は、既存戦力の伸びしろと獲得選手のクオリティを見極めた上で、獲得選手1人という決断に至ったとその経緯を明かした。
「もうひとつは、名前はリストに何人か挙がっていました。それはウインドーの開ける前から挙がっていましたし、実際には我々が多少動いたところもありましたけども、松村選手以外のところは、最終的に我々は獲得をしなかったというのは、クラブともよく話し合いながら決めたことです」
「今の我々のなかで、例えば入ってすぐに18人のメンバーの中に入るとか、すぐピッチに出ていく可能性が高いという選手。しかも舞台がJ1で、確実にゲームチェンジャーになる。確実に選手の層が厚くなって、先発に出ていく可能性が高くなるという選手というのは、当たり前ですけど競争になる」
「その競争というのは、J1の舞台ではクラブの大きな格差があると、正直厳しい。我々のバジェットの中でのリストアップした選手は、自分たちがいま、日々汗をかいている選手たちと比べると、個人的にはいまの我々の選手とやりたいという決断をするようなリストでした」
「そうではないリストというのは、全く違う条件になる。J1で即戦力なんていうのは、そんなに簡単ではないので、やはりクラブがいかに右肩上がりの角度を上げて成長していかないと、こういう夏のウインドーで存在感あるいは競争力を示せるということにはなかなかならないし、とりあえず獲っておこうというのは自分のチーム作りに反するし、いまの選手たちを信じているのであれば、いまの選手たちで頑張ろうという判断をしたということです」
その補強の部分と重なる形で、今回の一戦では前述の松村、DF林尚輝、FW染野唯月といずれも鹿島から期限付き移籍でプレーしている主力3人が保有元との契約によって起用できない。
城福監督はクラブの現状の補強戦略においてローンプレーヤーの多さは致し方ないことだとしながらも、「いまの選手たちを信じている」と前述のコメント通り、出場機会に飢える控え選手たちの奮起に期待する。
「いまの我々のチーム作りのなかで、ハードワークとクオリティの天秤をかけたときに、やはりクオリティのある選手を鍛えていくという道を選んだときに、どうしてもレンタルが多くなるのは好ましいことではないことはわかっていながらも、どういう選手を鍛えるかということを考えたときにこの状況というのは、いまのこのクラブの状況では仕方なかった」
「それがたまたまひとつのクラブからいまは3人そういう状況になっているというのも、これはどの選手がいたかと、どの選手がレンタル可能だったかというところが、たまたま鹿島が多かったということだったので、もちろん3人を欠くというのは簡単な状況ではないですけど、だからこそ日頃準備してきている選手がここで結果を出したいという思いが強いですし、自分たちもレギュラーとレギュラー組ではないところで、練習の量で差をつけていない」
「むしろ試合に出ていない選手の方が日々厳しいトレーニングをやっている自負があるので、それは他から来た選手はみんな一様に驚いている。試合に出ていない選手がこれだけやるのかという意味では、そこを見せるチャンスだと思うし、彼らもそういう思いを持って試合に臨んでくれると思います」
前回対戦では後半立ち上がりまでに3点を先行される苦しい戦いを強いられたなか、そこからの驚異的な粘りで最終的に追いついて3-3のドローに持ち込む激闘を演じた鹿島との再戦に向けては、「Jリーグの中でも屈指のストライカー」と評するFW鈴木優磨を中心とする強力な攻撃陣を警戒。
「自分で裏を取ることができるし、受けて人を使うこともできる。それに際どいパスも出すことができるので、本当に日本でもJリーグの中でも屈指のストライカーだなと思います。対策があるのであれば、どこのチームもやっていると思う。彼の動きだけを見ていれば、他の選手がそこの穴を突いてくるというところも含めて鹿島は彼を中心に動いてきていると思う。鈴木優磨の動きに注目することと同時に、それに連動してスペースを突いてくる、連動して動いてくる選手たちにも注意を払わないといけない」
一方、直近のFC東京戦で改善は見受けられたものの、4試合ぶりの得点を目指す攻撃に関しては、今週に入ってクロスを中心に最後の一押しがカギとなるゴール前でのクオリティ改善にも取り組んできた。
「一番プレッシャーがあってスピードが高まる」ゴール前の攻防においてカギを握る「動き出しの速さや動き直し、動きの質」という抽象的な部分を具体的にしていくためのトレーニングを徹底したなか、「より抽象的なものを具体的に、よりハードワークを要求して、この得点がいま取れていない状況というのを打破したい」と、鹿島戦ではその成果を見せたいと意気込んだ。
なお、今回の鹿島戦では“TOKYO URBAN CROSS(都会的な交わり)”をコンセプトにグレイッシュグリーンを採用し、デジタルカモフラージュ柄のデザインの3rdユニフォームが初お披露目。装い新たにオリジナル10対決を制して、再浮上のきっかけとしたいところだ。
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東京ヴェルディの城福浩監督が、10日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第36節のヴィッセル神戸戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、アルビレックス新潟に2-1で勝利し、今シーズン4度目の連勝を達成。順位を6位に上げている。AFCチャンピオンズリーグ出場権争いに踏みとどまるなか、残り3試合ではより上位でのフィニッシュを目指しつつ、来シーズンに繋がるような戦いを意識する。 新潟戦が前倒し開催となった影響で、中17日での開催となる今回のホームゲームでは、J1連覇へ首位に立ち天皇杯決勝進出、ACLでも無敗でグループ首位に立つ絶好調の神戸相手に3連勝を狙う。 神戸を含めACL出場チームやカップ戦上位進出チームの過密日程が問題視される一方、シーズン佳境の11月に公式戦が2試合しかない異例の状況について指揮官は、「カップ戦を負けた我々の問題」としながらもメンタル面、コンディション調整の部分での難しさを認める。 「ゲームを週1回、週2回しっかりやってきている体と、そこで日にちが空くと、やはり90分のゲームの負荷というのをかけるのは難しい。インテンシティと判断と技術と、それをケガをしないように追い込むというのはかなり難しいことで、どうしても試合勘とか、高いプレッシャーの中で判断していくことというのが、ちょっと間が空くことによってマイナスとまではいかないですけど、プラスに働くことはないというふうに思います」 「カップ戦が入っているチーム、ACLを戦っているチームは非常に過密になりますし、そうではないチーム。これはカップ戦を負けた我々の問題ですけど、そことの差が極端になるというのは、シーズン移行までなかなか難しいものがあり、各チームそういうのを抱えながら、解決していかなければいけない」 試合間隔が空きすぎる故の難しさに加え、公式戦4連勝中の神戸は直近のACLEの光州FC戦(2-0〇)でDF酒井高徳、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀の主力3選手をベンチ外とし、過密日程の中でも勝ち点3奪取へ準備万全と言える。 アウェイでの前回対戦では1-0で競り勝っているものの、「90分のうちで1秒たりとも無駄にはできない」、「自分たちのゴール前で体を張って守らなければいけないシーンが多いかもしれない」と難しい戦いを覚悟している。 「自分たちは残り3試合すべてに勝つつもりで準備していますし、去年の覇者でもあり、現在の首位でもある神戸というのは、日本の中で間違いなく一番強いチームのうちのひとつなので、神戸相手にどれぐらいできるか。神戸相手に勝つことができれば、我々が今年やってきたことをいろんな意味で確かめることができるし、自信も持てる。順位もさらに上を望めると思うので、我々のモチベーションは非常に高いです」 「連戦の中で神戸さんはこの試合を迎えますけど、ACLでは酒井高徳と武藤と大迫をベンチにも入れずに、この試合に備えているという意味では、相当な勢いを持ってくるだろうなと。我々は幸いにもアウェイで勝つことはできましたけれども、ヴェルディ相手にダブルを食らうわけにはいかないという思いで、おそらくキックオフから相当のインテンシティで来ると思うので、我々の今の力を測るという意味で、本当に90分のうちで1秒たりとも無駄にはできない」 一方で、対戦相手を分析する時間は十二分にあり、普段通りの戦いを見せながらも相手のストロングやウィークを、より意識した戦いも想定されるところ。しかし、指揮官は「神戸のやり方に対しての対策というのは、ある意味でない」と、圧倒的なタレントが率先してハードワークを牽引するJ1王者を分析する。 「神戸さんは切り替えの速さとか、インテンシティの高さとか、それが個の技術レベルが非常に高い選手がむしろ率先してやっている。神戸のやり方に対しての対策というのは、ある意味でない。非常にベーシックなものが高いので、だからこそ神戸は去年も今年も結果を出していると思いますし、何か(対策)をやればいいという状況ではないので、我々はベースに対して、我々の求めるベースの高さでまずは対抗することが大事」 「その上で、チームの表現したいもの、個の活かし方というのは当たり前ですけど違うので、ただベースのところのヘディングの競り合いとか、コンパクトにする努力をするとか、コンパクトにしたときにはどこにリスクがあるんだとか。極めてベースのところをそのためにはボールホルダーにもプレッシャー行かなければいけないですし、お互いにそのベーシックなところをやり合うというか、その中で個性とかチームの特色というのを出し合うような試合になるのかなと思います」 ただ、そういったベーシックの部分を愚直に追求してきたことで、16年ぶりのJ1の舞台で大躍進と言えるサプライズを起こしてきたチームにとっては、ある意味でそういった勝負は臨むところ。指揮官としてもその部分では一歩も引く気はない。 「ベースの高さというのは我々の日常から意識していることなので、神戸戦を戦ってみて、相手のプレッシャーの強さやインテンシティの高さを感じるということは、我々の日頃のスタンダードが低いということ。なので、キックオフの笛が鳴って驚くことがないというのが、我々のチーム作りの目標なので、判断の質とかスピード、それが高いインテンシティ、連続性の中で行えるようなトレーニングをしてきた。むしろ神戸さん相手だからこそ、ベースに目を向けて、ここをもっと高めなければ勝負にならないというような準備をしてきました」 前々節の浦和レッズ戦でJ1残留を確定させ、直後の新潟戦ではさらなる高みを目指すという明確なメッセージを示した東京V。 城福監督は「我々が見せたいサッカー、我々の野心、我々が今シーズン残留だけを目指したわけではないということがどういうことなのか。それを見せる残り3試合。特に相手が首位の神戸なので、選手のモチベーションが非常に高いと思っていますし、サポーターとともに、あとホームで2試合戦えるので、悔いのない試合をしたい」と、自分たちのスタイルを貫いた上での首位撃破を誓った。 2024.11.09 19:30 Sat3
貪欲な緑の名門はさらなる高みへの歩み止めず、東京Vが残留決定後の新潟戦で快勝…要求厳しい指揮官と守護神も手応え
前節でJ1残留を確定させた東京ヴェルディは、さらなる高みを目指す姿勢を示した。 東京Vは23日、デンカビッグスワンで行われた明治安田J1リーグ第35節でアルビレックス新潟と対戦し、2-0の快勝を収めた。 前節の浦和レッズ戦を2-1の逆転勝利で勝利し、7位浮上と共に勝ち点を51ポイントとした昇格組は4節を残しての残留を確定。残り4試合では来シーズンの戦いを見据えつつ、天皇杯の結果次第でACL出場権を得られる4位フィニッシュを目標に据えた新たな挑戦に臨む。 その初陣となった新潟戦は対戦相手のYBCルヴァンカップ決勝進出に伴い、11月3日に開催予定だった一戦が前倒しとなり、中3日でのアウェイゲームというタフな条件となった。 さらに、直近1分け4敗の5戦未勝利で残留争いの真っただ中に位置し、名古屋グランパスとの大一番へ弾みを付けたいホームチームのモチベーションは非常に高く、近年のビッグスワンでの対戦成績を含め東京Vにとって苦戦も想定された。 しかし、浦和戦と全く同じスタメンで臨んだチームは、立ち上がりから主導権争いが繰り広げられた一戦において球際の強度、セカンドボールへの反応を含めてホームチームを圧倒。前半に関しては守備意識が高く状況に応じて後ろにしっかりと枚数をかける相手に攻撃面での大胆さを欠いたが、後半立ち上がりに得たセットプレーの流れからFW山田剛綺が泥臭くゴール前の混戦を制し、待望のJ1初ゴールを記録。 以降は攻勢に転じた新潟にMFダニーロ・ゴメスのポスト直撃のシュートを打たれるなど押し込まれる時間帯もあったが、ボールホルダーへの寄せ、ボックスアウトが徹底された守備で撥ね返すと、後半終盤は逆に相手陣内でしたたかに時計を進めつつ、FW山見大登とFW染野唯月の途中出場2選手が絡んだセットプレー流れからDF谷口栄斗がトドメの2点目を奪取。 後半最終盤の攻防においても緩みを見せることなくクリーンシートを達成。チームスタイルの違いはあれど、メンバーを入れ替えた相手に対して、走行距離・スプリント数といったスタッツにおいても凌駕し、勝負へのこだわりと勝ち点3への執念を示した。 戦前に城福浩監督が「我々はそういうこと(残留だけ)を目指したのではないというのを示すのは、まさに今からだと思います」と語っていた通り、チームはこの新潟戦で、より高みを目指すに値するパフォーマンスを示した。 その一戦について指揮官は前半の攻撃の工夫に関して改善の必要性を語ったが、「泥臭い得点を取れた」、「あとから出た選手のハードワークは称賛に値する」と選手たちの戦いぶりを称えた。 「綺麗な得点ではないかもしれないけれども、コーナーキックを取る。その前のプレーで山田剛綺が体を張ったところ。ゴール前で足を止めないところ。2点目もコーナーの崩れからだと思いますけど、クロスに対して染野が来るか来ないかわからないところに飛び込んでいって、マイナスのところにスペースが空いて、谷口栄斗が足を振ったと…」 「我々がやりたいサッカーの中で綺麗な得点ではないけれども、泥臭い得点を取れたというのは非常によかったのではないかと思います。もうひとつ、浦和戦は勝ったけれども、クローズのところに我々は問題を抱えているという認識をしていたので、今日はあとから出た選手のハードワークというのは称賛に値すると思うし、こういう積み重ねが我々の生命線なので、また次の試合に活かしたい」 一般的に見れば、浦和戦においても安定したクロージングができたように見えた中、試合後、短い準備期間の中ではもう一段階上のレベルを求めた指揮官にしても、新潟戦の締め方は納得がいくものだった。とりわけ、浦和戦でIN&OUTを経験した山見を始め攻撃を特長とする選手たちが見せた献身性に目を細めた。 「我々が勝ち点3を持っている中で、投入したのはどちらかというと攻撃的な選手。彼らが勝ち点3を持っている中で送り出して、しっかり勝ち点3を取り切ることができるということは、攻撃的な選手でも守備バージョンできっちり仕事ができる証明。少なくとも今日出た選手というのは全員が勝ち点がいくつ(の状況)であっても、ピッチに立てる資格があることを示した。そういうパフォーマンスだった」 「今日ピッチに立てなかった選手も含めて、我々はどういうバトンの渡し方をして、どういうバトンの受け方をするかというところが、このリーグで一番でないと、このリーグでは戦えないというのはずっと言ってきたので、今日はその中でもひとついい試合が見せられた」 また、指揮官同様にピッチ上において要求が厳しい選手として知られる守護神マテウスも、「今シーズンの中でも本当に素晴らしいゲームのひとつ。染野も後半から入った中で最後までああやってスライディングして相手のシュートブロックに入ったりとか、全員が本当に全力を注いで勝ちを掴み取れたゲームだった」と、クリーンシートを達成した一戦を振り返った。 さらに、「本当にこの場を借りて全員を評価してほしい」と様々な思いを抱えながらも、チームのために盤石のゲームクローズに貢献した仲間への敬意も示した。 「シーズン序盤から自分たちの大きな問題でもあった、試合の締め方の部分がここにきてすごくチームとして成長できている。そのひとつの要因として後半から入ってくる選手の活躍だったり、献身性というのが確実にチームにプラスになっている」 「ベンチにいるというのはそんなに簡単なことではないですし、途中から入ってチームのリズムに入って、しっかり締めくくるというのはそんなに簡単なことではない。後半から入った全選手が全力を注いでチームのために献身的に働けているということを評価してほしいです」 指揮官、守護神が交代選手に献身を称えた一方、谷口が「チームとしてすごく大きなこと」と語った山田剛の待望のJ1初ゴールの活躍は残り試合に向けてもチームに良い刺激を与えるものとなった。 関西学院大学で関西学生サッカーリーグのMVPにも輝いたストライカーは、加入1年目となった昨シーズンは得点こそ3ゴールにとどまったものの、J2リーグで30試合以上に出場するなど東京VのJ1昇格に貢献。 今シーズンはさらなる覚醒が期待されたが、関西学院大学の1個上の山見、同期のFW木村勇大が新加入ながらゴールを量産する活躍を見せた一方、自身初のJ1ではこの試合を前に20試合ノーゴールと結果を残せずにいた。 高い身体能力と献身性は指揮官も認めるところだが、幾度かブレイクスルーのきっかけを掴めそうな状況で、ゴールという目に見える結果だけが足りなかった。直近の浦和戦でも攻守にハイパフォーマンスを見せたが、渾身のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど生みの苦しみを味わっていた。 それでも、「いい守備をしていれば、最後自分に巡ってくるかなというマインドでやっている」とチームのために献身を続けてきたご褒美という言い方は失礼だが、ストライカーの嗅覚と足を止めずにプレーし続けたことで、ゴール前でのタップインという形での待望のJ1初ゴールが生まれた。 城福監督はメンバーに絡めない苦しい期間も真摯に取り組み続けた大卒2年目のストライカーの活躍が、ここからチーム内競争にさらなるポジティブなものをもたらすことを期待する。 「このチームは指定席があると感じた時点で、もうすでにディスアドバンテージがあると思うので、全員がピッチに立つために死力を尽くすという意味では、メンバーから外れた選手のハードワークというのが、このチームにとって生命線」 「山田剛綺もそういう何週間かを過ごした時期もありましたし、それでもあがいている。立っていられないぐらいの練習をして、それでもここに来られない選手がいる。そういう選手の思いを、彼も背負って今日やったはずですし、それが彼のところにボールが転がってきたという部分で非常によかったと思うし、今日東京で映像を見ている選手たちの励みにもなったのではないかなと思います」 その山田剛は「個人としては1点でも多くゴールでもアシストでも、とにかく数字にこだわっていきたい。チームとしては本当にまだまだ上を目指せるチームだと思うので、そこは貪欲にできるだけ上の順位で終われるように一戦一戦戦いたい」と、改めて残り3試合に向けての決意を語った。 ここにきてチームとしての成熟度が増し、前節はMF綱島悠斗、今節は山田剛がJ1初ゴールを挙げるなど個人の台頭も顕著な緑の名門が、残り試合でさらなるサプライズを起こせる可能性は十二分にあるはずだ。 2024.10.24 13:33 Thu4
「基準をもっと上げる必要がある」東京Vの山見大登が前節味わった悔しさと反省を胸に刻み残り4戦へ
東京ヴェルディのFW山見大登が、前節味わった悔しさや反省を胸に刻み、残り4試合の戦いに臨む。 東京Vは23日、デンカビッグスワンスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第35節のアルビレックス新潟とのアウェイゲームを戦う。 前節、ホームで行われた浦和レッズ戦ではMF綱島悠斗のJ1初ゴールを含む2ゴールの活躍によって2-1の逆転勝利。湘南ベルマーレ戦で喫した7戦ぶりの黒星を払しょくすると共に、勝ち点を「51」に積み上げた7位のチームは4節を残して残留を確定させる会心の勝利を収めた。 その試合で正確なプレースキックから綱島の決勝点を演出した山見だが、ハーフタイム明けの投入ながら、試合終了間際の89分にMF稲見哲行との交代でピッチを去る、IN&OUTとなった。 その交代について城福浩監督は、試合後の会見で「学ばなければいけない」とパフォーマンスの問題が理由であったと説明。21日に実施された新潟戦前の会見でも改めて浦和戦での山見のパフォーマンスに言及した。 「非常にクオリティの高いボールを蹴ってくれて、我々がデザインしたところにボールを落としてくれて、それで点を取った。彼が何ゆえにプロになって、今J1のピッチに立てているかというのは彼の特徴があるからで、それはもう十分わかっている」と、攻撃面の貢献やポテンシャルを評価しつつ、同試合で見えた課題についても指摘。 「普通に見ていたら、寄せている、ボールも追っかけていると見えると思います。ただ、2回追いかけた後にボールを蹴られた時に、ここを戻るまでが我々の要求だし、戻ったのであれば戻ったところで、自分の遥か15メーターぐらい前のところにパスが行った時に、そこを猛然ともう一度行くのも我々の要求」 「これをやり続けたら90分できないというのを、バトンを繋いでいくのが我々なんですよ。やれることの全てをやると、それでバトンを渡していくという意味での我々の要求は、このレベルだというのを共有しています」 一方で、「彼はここ2、3日のトレーニングを含めて、しっかりと自分の中で受け入れながら、顔色を変えてやってくれている。彼の成長のひとつのきっかけになってくれるともっといいなと思います」と、前向きに自身の課題を取り組む姿勢をしっかりと評価している。 指揮官からの指摘を踏まえ、山見は「後半の逆転するぐらいまではうまくいい形で自分も絡めていたと思いますが、最後の10分ぐらいで替えられてしまう部分もあったと思うので、そこの部分の守備はもうちょっと意識を上げてやっていかないといけない」と、改めて浦和戦の自身のパフォーマンスを振り返った。 さらに、残り4試合の結果次第で、ACL出場権獲得といったより高みに到達できる可能性がある中で、個人としてもチームとしてもよりレベルを上げていく必要があると語る。 「自分たちが勝っているぶん、ラインを押し上げるという部分が大事になってくる中で、2度追いの部分であったり、相手への寄せの部分で1個遠かったりする部分は城福さんにも指摘されましたし、ちょっと自分の頭を越えた後の戻りの部分とかを、もう1個レベルを上げないと。自分たちは上の方に行けば、まだACLも見えてくるという部分で、上の舞台でやるためには、ここの基準を今以上に上げないといけないというふうに言われたので、そこの基準をもっと意識して上げる必要があると思います」 守備面での課題を口にする一方、攻撃では30試合の出場で、いずれもチーム2位の7ゴール4アシストとキャリアハイを更新中。求められるチームプレーを最優先としながら、残り4試合での大台到達を強く意識する。 「あと3点取れば、2桁という部分もありますし、アシストの部分でも(齋藤)功佑くんと1差というところがあると思うので、両方で一番を取れればいいかなと思います。数字はそこまで気にしてないですけど、プロで3年やってきましたけど、2桁狙えるチャンスというのは、今までもなかったですし、取れるときに取っとかないと、いつ取れるかわからないので」 個人としては絶好調だった夏場を過ぎて、直近の出場4試合ではノーゴールとやや得点ペースにかげりが見える。 「やっぱり柏戦や鹿島戦であったりとか、自分のところがうまく浮いていて前向きでボールを受けて、そこからドリブルという部分が多かったですけど、そこで自分のところにもマークが付くようになりましたし、そこの部分でうまく剥がせないとか、もう一歩動き出しを考えないといけないとかという部分が、現状かなと思っています」 一方で、対戦相手からの徹底した対策は、一人のアタッカーとしてもう一段階上のレベルに到達するためのチャンスでもある。山見自身もこの状況を個人・チームとして乗り越えたい考えだ。 「ここからやっぱりもう1個上に行くためには、それでも前を向いたりとか、自分で1個剥がすとか、そういった部分を求められてくる」 「自分たちがいい時は前向きでボールを奪ってショートカウンターとかでチャンスを作っている場面も多かったですし、そこの部分も大事。繋ぎの部分であれば、ゴールに入って行くところ、ゴール前に入っていくところが少なかったと思うので、そこのゴール前に(木村)勇大やセンターフォワードの選手を動かして、自分がその後ろのスペースとかに入っていければ、チャンスを作れるかなと思います」 最後に、浦和戦から中3日で臨む新潟戦に向けた攻守のポイントにも言及。ビルドアップに優れる相手に対して、浦和戦同様のアグレッシブな守備を意識しつつ、攻撃では背後と足元の使い分けを中心にメリハリのあるプレーが重要になると語った。 「新潟は浦和以上に間に差してくると思うので、そこの部分で相手にうまく差されないように、内側を締めながら出ていくところで出て行って、相手はボールを失いたくないと思っているぶん、キーパーを使いながらセンターバックをうまく使いながらやってくると思うので、そこの部分で2度追い、3度追いできればいいかなと思います」 「(攻撃では)相手がそこまでプレスにこない時に背後がなくなってしまうと、そういう引っかけるミスとかも増えてしまうと思うので、背後と足元のバランスをうまく使いながらやっていかないといけないと思います」 2連勝が懸かる難敵との一戦では攻守両面でアグレッシブさを増した緑の背番号11の躍動に期待したいところだ。 2024.10.22 20:10 Tue5
東京V、7戦ぶり敗戦からのバウンスバック図るもシンガポール代表に敗戦…城福監督「危機感があまりない」
東京ヴェルディは11日、AGFフィールドでシンガポール代表とのトレーニングマッチ(35分×3)を戦い、1-2で敗れた。 先週末に行われた明治安田J1リーグ第33節の湘南ベルマーレ戦で0-2の完敗を喫し、リーグ戦7試合ぶりの敗戦を喫した東京V。 その試合後の会見で城福浩監督は、「このチームは何も得ていないし、何も示していないのに、チームとして大きな勘違いをさせてしまった」と自戒するなど、残留が決定的な状況におけるチームの緩みを糾弾。さらに、「指定席があってはいけないと、改めて思いました」とメンバー選考の部分での再考を示唆する発言も行っていた。 そんななか、チームは19日にホームで行われる浦和レッズとの一戦に向けて再始動。11日には昨シーズンまでヘッドコーチとして16年ぶりのJ1昇格に貢献した小倉勉監督が率いるシンガポール代表とのトレーニングマッチに臨んだ。 35分×3本の形式で行われた1本目は、普段のリーグ戦とは異なり主力クラス数名に、控えメンバー中心の布陣で臨んだ東京V。序盤からボールを握って押し込んだが、左サイドを崩した立ち上がり以降は攻撃が停滞。すると、15分には相手のカウンターからMFハミ・シャヒンにミドルシュートを決められて、相手のファーストチャンスで失点を喫した。以降はFW染野唯月のお膳立てからMFチアゴ・アウベスにチャンスが訪れたものの、ボックス右で放ったシュートは枠を捉え切れず。0-1で1本目を終えた。 2本目はリーグ戦に近いメンバーを起用し、MF森田晃樹とMF齋藤功佑を起点に攻撃のテンポを上げて1本目以上に押し込む展開に。その中でゴール前でのFW木村勇大のヘディングシュート、左のウイングバックから効果的な攻撃参加を見せたDF深澤大輝のボックス内でのシュートなど決定機を作ったが、ここは相手GKのファインセーブに阻まれると、時間の経過とともにボールを持たされる感が強くなり、攻め切れないまま2本目を0-0で終えた。 それでも、互いにメンバーを入れ替えた3本目は立ち上がりの6分にMF見木友哉のスルーパスを起点にボックス左へ抜け出したMF翁長聖の完璧な折り返しを、ゴール前に詰めたFW白井亮丞がタップイン。ようやくこの試合最初のゴールを記録。以降もMF山田楓喜の右ポスト直撃のシュートや見木、白井の鋭いミドルシュートなどで2点目に迫ったが、ここまでの展開と同様に仕留め切れず。 すると、終了間際の28分にはディフェンスラインでの不用意なバックパスをかっさらわれると、MFファリス・ラムリに冷静なコントロールシュートをゴール右隅に突き刺され、1-1のタイに戻された。そして、最終スコアは1-2の敗戦となった。 湘南戦の敗戦を受け、ポジション奪取を狙う控え選手たちの台頭や主力選手の奮起を促したものの、振るわない内容での敗戦に城福監督は各選手の気迫や危機感を含めて物足りなさを口にした。 「追いかける展開になって、シンガポールもすごく体を張ってきたので、トレーニングマッチとしてはすごく意味がある状況になりましたけど、結果的に我々のイージーなミスでああいう形になったというのは、あのミスだけではなくて、ここまで点が取れなかったところとか、1本目の低調さとか、それを見ながらも見ている選手たちの危機感があまりないという意味では、やっぱり今までの実績関係なく、しっかりとジャッジしなければいけないなと。集中して入ってもらったつもりなので、今日のパフォーマンスというのはちゃんとジャッジして次に向かいたいと思います」 3本共にメンバーをシャッフルしたゆえの機能不全や連携の問題をエクスキューズにしながらも、開幕前から若さや経験不足を埋めるため、質を追求しながらもまずは量でカバーするというコンセプトを掲げる中、その量のところでも勝負できていないと感じている。 「もちろんメンバーをシャッフルしたというか、ミックスしたので、いつも通りではない状況というのは出たと思います。ただ、チームとしたら最終ラインのあり方とか、前線のあり方というのは全員で共有しているつもりなので、そもそもの量が足りないなと、特に1本目は量が足りなかったです」 「もちろん質があって、さらに量があることで、肝心なところで力をさけると思いますが、うまくいかないのであれば、量でカバーしなければいけないという意味でのコンディションも含め、それがトータルで質なので、そこはジャッジしたいなと思います」 指揮官は全体的な物足りなさを語ったものの、この試合でポジション奪取への気概を示したのは、ボランチとシャドーの一角で3本すべてに出場した見木だ。 シーズン序盤はボランチやサイドハーフで主力を担ってきた背番号10だが、ここにきて序列が低下し、ゲームチェンジャーとして途中出場が目立っている。それだけにこの試合に懸ける思いは人一倍強かった。 「90分やったのがアビスパ(福岡)戦以来で、7月以来だったので、自分も長い時間出たいということは言っていて、久しぶりに90分出て決定的なところのチャンスがあったので、そこで仕留め切れなかったことが悔しいです」 「チャンスを演出するところで少しはできたというのもありますけど、こういう試合でもっと決定的な仕事をしなければいけないですし、点もアシストも取れなかったことを考えると、とても悔しい試合になりました」 ポジション奪取への明確なアピールに至らなかったことを自覚するものの、依然として浦和戦に向けた準備期間を大きなチャンスと捉える見木は「最近ずっとサブでめちゃくちゃ悔しい思いをしてきましたし、湘南戦はああいう負け方をして、間違いなくチャンスだというのは自分自身もみんなもわかっている。そこのチャンスをつかむためには日々のパフォーマンスでアピールするしかないので、今日もっとアピールできたら良かったですけど終わってしまったので、もう切り替えて次の試合までの練習でどうにかアピールしてスタメンで出て、そこで結果を残したいなと思います」と、新たな決意を示した。 シンガポール代表 2-1 東京ヴェルディ 1本目:0-1 2本目:0-0 3本目:1-1 ■得点者 1本目:15分 ハミ・シャヒン 3本目:6分 白井亮丞、28分 ムハンマド・ファリス・ビン・ラムリ 2024.10.11 20:43 Fri東京ヴェルディの人気記事ランキング
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東京Vがファン感謝祭を開催…開幕戦ゴールの山田楓喜が流れ作った軽妙トークで会場大盛り上がり
東京ヴェルディは3日、ホームタウンである東京都多摩市にある『LINK FOREST』でファンイベント『東京ヴェルディファン感謝祭2024』を開催した。 16年ぶりのJ1の舞台で躍進を遂げた緑の名門は、明治安田J1リーグ第35節消化時点で6位に位置。前々節の浦和レッズ戦の勝利によって4節を残しての残留を確定させ、前節はアルビレックス新潟を相手に2-0の快勝。今季4度目の連勝を飾り、良い雰囲気のなかでシーズン佳境のタイミングでのファン感謝祭を迎えた。 約1000名を集めて行われたイベントでは“選手と監督によるトークショー”、ファン・サポーターから事前に募集された“Q&Aコーナー”、サイン入りグッズが当る“スペシャル抽選会”などが約2時間に渡って行われた。 城福浩監督は冒頭で前日に行われたYBCルヴァンカップ決勝での心揺さぶる戦いを引き合いに出し、その場に立てなかった悔しさを語りつつ、日頃のファン・サポーターへの感謝と共に残り試合への決意を語った。 「常日頃、我々のチーム、選手たちを鼓舞していただき、一緒に戦っていただいて本当にありがとうございます。抽選で漏れた方々を含めて、本当に我々の苦しいタイミングで、温かく熱い声援をしていただいていること。それに対する御礼という意味で、今日は本当に大事に考えています」 「自分たちはあとリーグ戦が3試合なので、全て勝って我々の順位が何位になるのか、それが今年の我々の正当な評価になってくると思うので、より上を目指していけばそれにふさわしいチームになっていくと思うので、残り3試合も引き続き応援していただきたいと思います。今日は数少ないみなさんとの交流の場となるので、我々も楽しみにしていますし、是非楽しんでいってください」 トークショーでは横浜F・マリノスと国立開催の開幕戦を皮切りに、湘南ベルマーレ戦での初勝利、序盤、中盤、後半戦のトピックとなった試合の映像を交えながら、指揮官や選手たちが当時の心境やエピソード、選手同士の掛け合いなど軽妙なトークで魅せた。 MF山田楓喜は開幕戦での先制ゴールとなった直接FKについて「FKをもらってボールの横に立ったときに決まったと思った」と、先日のサガン鳥栖戦で決めた際にも語っていたコメントを自ら被せる形で会場の笑いを誘い、トークショーにおいても良い流れを作った。 東京ダービーの初戦で圧巻のダイレクトボレーを決めたFW染野唯月も、「自分でも巧いなと思う」と、ニヤリと笑いながら自画自賛。紆余曲折を経てサガン鳥栖とのアウェイゲームでJ1とクラブでの初ゴールを決めたMF松橋優安に関してはゴールセレブレーションの際のユースの先輩でキャプテンのMF森田晃樹のあまりにも手荒な祝福に改めてスポットライトが当ると、温厚な優等生は「みんなが喜んでくれてうれしかった」と語りつつも、「試合後に誰が髪を引っ張ったのか問題はあった」、「残り3試合あるので…」と“犯人”である森田と染野への復讐を虎視眈々と狙っていることを明かし、再び笑いを誘った。 また、鹿島アントラーズとのアウェイゲームで0-3から3-3のドローに持ち込む立役者となったMF齋藤功佑は、「自分がピッチに入った瞬間に引き分けになるなと思っていた」と、山田楓の冒頭のコメントを被せて場内を沸かせた。 “Q&Aコーナー”では指揮官と一緒に仕事をしたいとのファン・サポーターからのラブコールに対して、城福監督は「クラブの中途採用に応募してほしい」とジョークを交えて返答。続けて「僕と同じぐらいのパッションを持っていると、ちょっとウザイかもしれない。もうちょっと落ち着いた感じの人がいい」と自虐を語ると、隣に座っていた森田が思わず噴き出す場面も。指揮官とキャプテンの良好な関係を窺わせるシーンとなった。 子供たちからの質問では「好きなおやつはなんですか?」との可愛らしい問いかけに対して守護神マテウスは、満面の笑みを浮かべながら通訳を介すことなく「アルフォート」と返答。チョコ菓子という意外な好みを明かした。 DF林尚輝とFW木村勇大という屈強な攻守の主力に関しては、人気のメインマスコットであるリヴェルン好き疑惑がファン・サポーターの間で話題に。その真相について問われた林は「ばれてますか…」と素直に白状。一方の木村もスマホケースにリヴェルンを入れていたことを告白し、ヴェルディくんと共に会場に来ていたリヴェルンと3ショットで写真を撮るほっこりとした一幕もあった。 スペシャル抽選会では当選者が席から壇上に上がる形の形式でスタートしたものの、会場後方のファン・サポーターへ配慮した城福監督が自らマイクを取って自身を含め選手たちに自ら当選者の席まで向かう形式への変更を進言。この指揮官の粋な計らいによって、当選者以外のファン・サポーターも選手たちとより間近での交流が可能となった。 その後、キャプテンの森田の「残り3試合ですが、3試合すべて勝ってみなさんと勝利を分かち合えるようにチーム一同頑張って戦っていきます。みなさんも一緒に戦ってください」という閉会の挨拶をもってファン感謝祭が終了。 ファン・サポーターは城福監督と選手たちとのハイタッチによって見送られ、最後まで笑顔に溢れた中で会場を後にした。 ファン感謝祭後に取材に応じたMF綱島悠斗は、「試合よりも緊張した」と語ったトークショーの自己採点に関して「ちょっと慌ててしまったというか、自分のリズムを崩してしまった」と真面目に評価。 一方、過去のイベントではアカデミー出身選手や若手を中心に一発芸やネタを披露する機会が多かったが、今回は純粋なトークショーのみに。仮に、その準備はあったかとの問いに対しては「こういう(イベントの)詳細が出る前は、自分2年目なので、やらなきゃいけないのかなという覚悟はありました。それに対する想定も少しはしていましたが、自分はなくてホッとしました」と正直な胸の内を明かしてくれた。 久々のファン・サポーターとの直接のふれあいについて「こういう環境でやれたのも、自分たちがJ1に上がってファン・サポーターの方がいてくれたからこそなので、こういう素晴らしい施設を借りてできたのはすごくうれしく思います」とコメント。 その上で「ファンと関わることで、より自分たちも頑張らなければなと思います。退場したときのお客さんの顔が本当に笑顔で溢れていたというか、やっぱりああいう人たちがいるから今のヴェルディがあるわけであって、応援してくれる人がいるから自分たちがこうやって素晴らしい環境のなかでサッカーができているというのはすごく感謝していますし、もっともっと彼らを笑顔にしたいという思いが強くなりました」と、より一層の責任を口にした。 今回のイベントを通じて、より一体感と責任感が増した東京Vは、次節にホームで行われる首位のヴィッセル神戸戦を皮切りに、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.という難敵相手の残り3試合でさらなる高みを目指す。 <span class="paragraph-title">【写真】笑顔に溢れた東京Vのファン感謝祭</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.11.03 19:50 Sun2
遠藤保仁、柏木陽介、梁勇基ら7名がJリーグ功労選手賞を受賞!12月の2024Jリーグアウォーズで表彰予定
Jリーグは24日、功労選手賞の受賞者7名を発表した。 今回の受賞者は遠藤保仁氏(44)、柏木陽介氏(36)、柴﨑晃誠氏(40)、林卓人氏(42)、南雄太氏(45)、梁勇基氏(42)、渡邉千真氏(38)となっている。 功労選手の受賞基準については、日本人選手はクラブより推薦があった者であり、Jリーグや天皇杯、日本代表の国際Aマッチ、Jクラブ参戦のFIFA及びAFCの国際試合の通算出場試合が500試合以上の者。ただし、原則として、Jリーグ、リーグカップ、天皇杯で400試合以上出場を果たしている選手となる。 また、外国籍選手はクラブの推薦と上記の試合で200試合以上出場であり、母国の代表選手として活躍した者に。ただ、出場試合が500試合以上出場した者は代表活動は関わらないこととなる。 なお、今回受賞が発表された7名は、12月10日に開催される2024Jリーグアウォーズにて表彰される予定だ。 ◆遠藤保仁氏 1980年1月28日(44歳) 出生地: 鹿児島県 ポジション: MF ■所属クラブ 1998年【J1】横浜フリューゲルス 1999年~2000年【J1】京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.) 2001年~2020年【J1/J2】ガンバ大阪 2020年〜2023年【J1/J2】ジュビロ磐田 ■出場試合数:通算1136試合156得点 J1リーグ戦:672試合103得点 J2リーグ戦:104試合10得点 リーグカップ戦:78試合5得点 天皇杯:51試合10得点 その他Jリーグ公式:14試合出場 Jクラブ参加の国際大会:65試合13ゴール 日本代表(国際Aマッチ):152試合15ゴール ◆柏木陽介氏 1987年12月15日(36歳) 出生地: 兵庫県 ポジション: MF ■所属クラブ 2005年〜2009年【J1/J2】サンフレッチェ広島 2010年~2020年【J1】浦和レッズ 2020年~2023年【J3】FC岐阜 ■出場試合数:通算623試合73得点 J1リーグ戦:392試合56得点 J2リーグ戦:31試合4得点 J3リーグ戦:61試合1ゴール リーグカップ戦:51試合6得点 天皇杯:33試合3得点 その他Jリーグ公式:9試合出場 Jクラブ参加の国際大会:35試合3得点 日本代表(国際Aマッチ):11試合出場 ◆柴﨑晃誠氏 1984年8月28日(40歳) 出生地: 長崎県 ポジション: MF ■所属クラブ 2007年〜2010年【J1/J2】東京ヴェルディ1969/東京ヴェルディ 2011年〜2012年【J1】川崎フロンターレ 2012年【J2】東京ヴェルディ 2013年【J2】徳島ヴォルティス 2014年〜2023年【J1】サンフレッチェ広島 ■出場試合数:通算524試合52得点 J1リーグ戦:301試合28得点 J2リーグ戦:139試合16得点 リーグカップ戦:44試合4得点 天皇杯:20試合2得点 その他Jリーグ公式:6試合出場 Jクラブ参加の国際大会:14試合2得点 ◆林卓人氏 1982年8月9日(42歳) 出生地: 大阪府 ポジション: GK ■所属クラブ 2002年〜2004年【J1/J2】サンフレッチェ広島 2005年〜2006年【J2】北海道コンサドーレ札幌 2007年〜2013年【J1/】ベガルタ仙台 2014年〜2023年【J1】サンフレッチェ広島 ■出場試合数:通算614試合出場 J1リーグ戦:329試合出場 J2リーグ戦:183試合出場 リーグカップ戦:40試合出場 天皇杯:29試合出場 その他Jリーグ公式:8試合出場 Jクラブ参加の国際大会:25試合出場 ◆南雄太氏 1979年9月30日(45歳) 出生地: 神奈川県 ポジション: GK ■所属クラブ 1998年〜2009年【J1/J2】柏レイソル 2010年〜2013年【J2】ロアッソ熊本 2014年~2021年【J1/J2】横浜FC 2021年〜2023年【J2】大宮アルディージャ ■出場試合数:通算732試合出場 J1リーグ戦:266試合出場 J2リーグ戦:400試合出場 リーグカップ戦:37試合出場 天皇杯:21試合出場 その他Jリーグ公式:8試合出場 ◆梁勇基氏 1982年1月7日(42歳) 出生地: 大阪府 ポジション: MF ■所属クラブ 2004年〜2019年【J1/J2】ベガルタ仙台 2020年~2021年【J1】サガン鳥栖 2022年~2023年【J2】ベガルタ仙台 ■出場試合数:通算673試合89得点 J1リーグ戦:297試合29得点 J2リーグ戦:280試合47得点 リーグカップ戦:39試合3得点 天皇杯:27試合2得点 その他Jリーグ公式:4試合2得点 Jクラブ参加の国際大会:5試合1得点 朝鮮民主主義人民共和国代表 (国際Aマッチ):21試合5得点 ◆渡邉千真氏 1986年8月10日(38歳) 出生地: 長崎県 ポジション: FW ■所属クラブ 2009年~2011年【J1】横浜F・マリノス 2012年~2014年【J1】FC東京 2015年~2018年【J1】ヴィッセル神戸 2018年~2020年【J1】ガンバ大阪 2021年~2022年【J1/J2】横浜FC 2023年【J3】松本山雅FC ■出場試合数:通算539試合151得点 J1リーグ戦:381試合104得点 J2リーグ戦:23試合2得点 J3リーグ戦:20試合2得点 リーグカップ戦:70試合23得点 天皇杯:36試合16得点 その他Jリーグ公式:1試合出場 Jクラブ参加の国際大会:7試合3得点 日本代表(国際Aマッチ):1試合出場 2024.10.24 18:15 Thu3
Jユースカップのベスト8が決定! 2019年以来の優勝チーム決定へ
Jリーグは30日、「2024 Jユースカップ」のノックアウトラウンド進出クラブを発表した。 3月23日(土)から10月27日(日)まで1stラウンドおよび2ndラウンドが実施。ベスト8に進出したのは、モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、川崎フロンターレ、清水エスパルス、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、鹿児島ユナイテッドFCの8クラブとなった。 ノックアウトラウンドは11月3日(日)からスタート。セントラル開催での1回戦制のトーナメント戦で行われ、準々決勝が11月3日(日)、4日(月・祝)にJヴィレッジで、準決勝が11月9日(土)にAGFフィールドで、決勝は11月17日(日)にヨドコウ桜スタジアムで行われる。 2019年の第27回大会で名古屋グランパスU-18がガンバ大阪ユースに4-0で勝利して優勝。2020年はコロナ禍ということもあり開催されず、2021年から2023年はグループステージのみの開催となり優勝クラブは決めていなかった。 <h3>■ノックアウトラウンド 試合日程</h3> ●準々決勝 会場:Jヴィレッジスタジアム ▽11/3(日) 《10:40》 清水エスパルスユース vs 川崎フロンターレU-18ー[1] 《14:00》 鹿児島ユナイテッドFC U-18 vs 東京ヴェルディユースー[2] ▽11/4(月・祝) 《10:40》 ヴィッセル神戸U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユースー[3] 《14:00》 モンテディオ山形ユース vs ジェフユナイテッド千葉U-18ー[4] ●準決勝 会場:AGFフィールド ▽11/9(土) 《10:40》 [1]勝者チーム vs [2]勝者チームー[5] 《14:00》 [3]勝者チーム vs [4]勝者チームー[6] ●決勝 会場:ヨドコウ桜スタジアム ▽11/17(日) 《14:00》 [5]勝者チーム vs [6]勝者チーム 2024.10.30 17:15 Wed4
東京VがMF森田晃樹の交通事故を報告…双方ともに大きなケガはなし
東京ヴェルディは5日、MF森田晃樹の交通事故を報告した。 事故は11月4日(月)に発生。森田が神奈川県川崎市を自動車にて走行中、T字路を左折しようとしたところで直進していた車両と接触したという。 森田も相手側も、ケガなどはなし。事故発生後は、警察など関係各所に連絡の上で事情を説明し、事故処理を含めて対応中と報告している。 この事故を受け、クラブは関係各所への謝罪と共に事故再発防止の徹底を誓い、「森田選手に対しては厳重注意を行い、今一度安全運転の徹底を指導いたします。今後、交通事故の発生を防止するために、全選手・スタッフに対しての交通安全の指導を行ってまいります」と声明を発表している。 2024.11.05 11:40 Tue5