「色々な答えが出た試合」 浦和指揮官ヘグモがニューカッスルとの力試しを経てJリーグ再開後の浮上を睨む

2024.08.01 08:25 Thu
浦和を率いるヘグモ監督
©︎J.LEAGUE
浦和を率いるヘグモ監督
浦和レッズはこの力試しを契機にJリーグ再開後から上がっていけるだろうか。
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浦和は7月31日の『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』で来日中のニューカッスル・ユナイテッドを埼玉スタジアム2002に迎え撃ち、1-4で黒星。1-1の29分に決めれば勝ち越しのPKチャンスもあったが、伊藤敦樹が仕留め切れず、その後に3失点した。ペア・マティアス・ヘグモ監督は試合後、「本日はホームでニューカッスルをお迎えできて、非常に嬉しく思う」と話し始め、こう振り返っている。
「前半の攻撃面には満足している。ビルドアップからしっかり繋ぎながら、チャンスを作るところまでいけたと思う。ハーフタイムで1-2だったが、逆に2-1になっていてもおかしくないような流れだった」

「そして、今季初めてほぼすべての選手がプレーできる状態だったという試合だったし、そこも嬉しかった。短い時間だったが、ほぼ全員が出場できた」
「そして、最後のところのクオリティとはどういうものかという基準となるものが見られたと思う。我々がミスをおかす、もしくは十分なプレスをかけない状況があれば、そのクオリティを使われて、代償を払うことになる」

「シュートのクオリティに関しては我々の攻撃の場面、ラストサードに入ったときのクオリティは十分な数のチャンスを作りながらも点を取れなかったというところで、上げていかなければいけない」

「選手たちにも、来年のクラブ・ワールドカップ前にできるだけたくさんのこのような国際試合をプレーしたいという話をしている。本日は遠路はるばる日本まで来ていただいたニューカッスルに感謝したい」

今季の明治安田J1リーグではここまで9勝6分け9敗の10位。得失点でも39得点34失点と攻守に課題があるが、この試合に臨むにあたり、それぞれにトライしたようだ。

「まずは攻撃のところで、自分たちのアイデンティティをしっかり見せようという話をした。そして、選手たちにはシュートブロックを含めた守備のクオリティでのチャレンジを課した」

「このレベルのチームと対戦してみて、良かったところ、そして必ず改善しないといけないところが見られたと思う。色々な答えが出た試合だった」

「リーグは残り14試合だが、再開の1週間前にこのような試合ができて嬉しく思う」

そして、この試合の浦和では昨夏加入ながらケガに苦しめられ続けた安部裕葵がようやくレッズデビュー。本人もこれを足がかりにしたいところで、指揮官も「そうなるのを私も願う」と今後に期待した。

「彼が出場できたのを非常に嬉しく思う。状態も良さそうだし、日々の練習からまたしっかりやっていきたい」

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スコルジャ新体制の浦和がリスタートの一戦を制し7試合ぶりの勝利、G大阪は昨季に続きスコルジャ浦和に屈する‥【明治安田J1第30節】

14日、明治安田J1リーグ第30節のガンバ大阪vs浦和レッズがパナソニック スタジアム 吹田で行われ、0-1で浦和が勝利を収めた。 優勝争いに残りたいG大阪が迎えるのは、マチェイ・スコルジャ監督が再就任した浦和。スコルジャ監督が合流してからの初陣となる。 G大阪は天皇杯のサンフレッチェ広島戦から中2日という過密日程。中断前のリーグ戦からは3名を代え、岸本武流、山下諒也、ファン・アラーノが外れ、松田陸、食野亮太郎、ウェルトンが入った。 対する浦和は新体制の初陣。中断前のリーグ戦からは1名の変更となり、小泉佳穂に代えてサミュエル・グスタフソンを起用した。また、10年ぶり復帰の原口元気もベンチ入りを果たしている。 スコルジャ監督はよく知るG大阪との対戦。2023シーズンは浦和が4戦全勝と、ホームのG大阪としては嫌な結果が残っている。 立ち上がりからテンションの高い両者の戦い。スタンドのサポーターもぎっしりと埋まり、大きな盛り上がりを見せる中、激しい攻防が続いていく。 浦和は17分、ボックス手前でFKを獲得。キッカーが多くいる中、デザインしたFKを見せ、ブライアン・リンセンがボックス手前からダイレクトミドル。しかし、枠を超えていく。 すると28分、ダワンと渡邊凌磨が勢いを持って接触。ヒザ同士がぶつかり、さらにダワンが渡邊の足を踏んでいた中、渡邊がなかなか起き上がれない。 G大阪は攻めあぐねていた中、35分に決定機。縦パスを受けた坂本一彩が反転してボックス際からシュート。枠を捉えたが、GK西川周作がワンハンドセーブでゴールを許さない。 ゴールレスで迎えた後半、早々にスコアを動かしたのは浦和だった。49分、ドリブルで大久保智明が持ち出すと、スペースが空いたところにパス。これを受けた渡邊がボックス内右からファーサイドにクロスを入れると、走り込んだ関根貴大がヘッドで合わせ、浦和が先制する。 先制を許してしまったG大阪。追いつくべく積極的に浦和ゴールに迫っていくが、なかなか決定機を作れない。攻撃の形が上手く作れず、シュート数もなかなか伸びない焦れた展開に。57分には食野、鈴木徳真を下げて、山田康太と美藤倫、66分にマツダ、坂本を下げて岸本、山下と入れて流れを掴みにいく。 そんな中、浦和も69分に関根とリンセンを下げて、松尾佑介、チアゴ・サンタナを起用。さらに、76分、10年ぶりに復帰した原口元気を投入。また、同じタイミングで前田直輝もピッチに送り込んだ。 試合のペースがG大阪が握り、浦和陣内で過ごす時間が増えていくが、GK西川を中心に浦和は守っていく。 0-1のまま試合は7分間のアディショナルタイムへ。95分にはG大阪がセットプレーのこぼれ球を美藤がダイレクトで狙っていったが、枠を外れる。 その後も浦和がしっかりとゲームをコントロールし0-1で終了。スコルジャ監督はG大阪に対して5連勝で、チームは7戦ぶり白星。G大阪は4連続ドローの後、またしても浦和に屈することとなった。 ガンバ大阪 0-1 浦和レッズ 【浦和】 関根貴大(後4) <span class="paragraph-title">【動画】両ウイングで決め切る!渡邊凌磨のクロスを関根貴大が決める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>完ぺきに崩した!<br>\<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/G%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%B5%A6%E5%92%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#G大阪浦和</a> <a href="https://t.co/VqHdL0uRNy">pic.twitter.com/VqHdL0uRNy</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1834916226918756542?ref_src=twsrc%5Etfw">September 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.14 21:01 Sat
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【J1注目プレビュー|第30節:G大阪vs浦和】4連続ドローをストップへ、G大阪は苦手とするスコルジャ浦和のリスタートを迎え撃つ

【明治安田J1リーグ第30節】 2024年9月14日(土) 19:00キックオフ ガンバ大阪(5位/48pt) vs 浦和レッズ(12位/36pt) [パナソニック スタジアム 吹田] <span class="paragraph-subtitle">◆4連続ドロー、勝ち切りたい【ガンバ大阪】</span> 優勝争いをしていた中、中断前には4戦連続ドローと勝ちきれず。ジリジリと勝ち点差が広がり「7」ポイント差になってしまった。 首位に立つサンフレッチェ広島が7連勝中と絶好調なだけに、引き分けていても差が広がってしまっている。 直近2試合は2-2のドローが続いている中、ミッドウィークに天皇杯準々決勝を行い、首位の広島相手に勝利。ベスト4に進出し、自信になったと言って良い。 中2日での試合だが、ターンオーバーもしており疲労感は大きな問題にはならなそう。足踏みが続いている中、しっかりと勝ち点3を勝ちとりたい中、相手は新体制の浦和だ。 マチェイ・スコルジャ監督が再就任し初陣となる浦和だが、G大阪は昨季4連敗。苦手意識もあり、再び浦和の前に屈するのか、それとも打ち破るのか。今後を占う一戦となりそうだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:一森純 DF: 松田陸、中谷進之介、福岡将太、黒川圭介 MF:ダワン、坂本一彩、鈴木徳真 FW:山下諒也、宇佐美貴史、ウェルトン 監督:ダニエル・ポヤトス <span class="paragraph-subtitle">◆電撃復帰、マチェイ浦和の初陣【浦和レッズ】</span> 電撃的な監督交代が行われ、中断期間に入った浦和。昨シーズン指揮を執ったマチェイ・スコルジャ監督がまさかの復活となった。 チームとして完全なる迷走状態が続いている浦和。目標に掲げているものには近年全く届いておらず、監督も途中交代ばかり。そんな中で再び指揮を執ることになったスコルジャ監督は、昨シーズンの続きをしたいところだろう。 一度はチームを離れ、自身が起用してきた選手たちも多数がいなくなっている。全く違うチームを率いると言っても過言ではなく、チーム状況も決して良くない。ただ、残りシーズン、そして来シーズンに向けて良い形で入るためにも、しっかりと結果を残していきたいところだ。 メンバーも戦い方も完全に不明な状態。復帰した元日本代表MF原口元気の起用法も気になるが、リスタートとなる2度目の初陣で違いを見せられるのか注目だ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、佐藤瑶大、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢 MF:サミュエル・グスタフソン、安居海渡 MF:大久保智明、渡邊凌磨、関根貴大 FW:ブライアン・リンセン 監督:マチェイ・スコルジャ 2024.09.14 16:38 Sat
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クラブW杯2025まで1年弱…FIFAとAppleの交渉破談で放映権白紙

クラブワールドカップ2025(クラブW杯)の放映権は、白紙の状態が続く。 来年6月、新たなフォーマットとなって開催されるクラブW杯2025。各大陸から32クラブが集う大規模コンペディションとなり、近年サッカー界で問題視される過密日程に拍車をかけるとして、FIFAへの批判が止むことはない。 今年4月、『ニューヨーク・タイムズ』がクラブW杯2025に関し、「FIFAは米国・Apple社との間で、放映権について完全合意する見通し。すでにほぼ合意している」と報道。10億アメリカドル(約1572億円)に及ぶ巨額の契約が結ばれるとしていた。 しかし、ドイツ『ビルト』などによると、FIFAとApple社による放映権を巡る契約は実現しない方向で間違いなし。すでに交渉は終わっているという。FIFAは2025年大会と2029年大会に向け、放映権の再入札を始めたとのことだ。 クラブW杯2025はアメリカ開催で、来年6月15日〜7月13日までに全63試合が開催予定。出場32チームとあって、大会方式としては「3位決定戦がないことを除いてW杯と同じ」。 日本からは浦和レッズの出場が決まっており、アジアサッカー連盟(AFC)全体だと、浦和、アル・ヒラル(サウジアラビア)、蔚山HD(韓国)、アル・アイン(UAE)で出場4枠を占めている。 2024.07.19 17:55 Fri
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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu
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【J1注目プレビュー|第29節:町田vs浦和】首位を守るためにも国立で勝利を、監督交代の浦和は何を見せるか

【明治安田J1リーグ第29節】 2024年8月31日(土) 18:00キックオフ FC町田ゼルビア(1位/54pt) vs 浦和レッズ(13位/35pt) [国立競技場] <span class=“paragraph-subtitle">◆2位に迫られる中で国立勝利を【FC町田ゼルビア】</span> 前節はアウェイでアルビレックス新潟と対戦し0-0のゴールレスドロー。終盤戦に入っていく中で、2位以下との差がどんどんと迫っている。 後半戦は4戦無敗、3連勝スタートと独走すつと思われたが、直近5試合は1勝2分け2敗と勝ち点を落としている。 その中で今節は得意としていない国立での戦い。相手は程近い埼玉かやってくる浦和だ。 しっかりと勝利したい町田は、日本代表に3選手が選ばれることに。谷晃生、中山雄太はこれまでも呼ばれていたが、ついに望月ヘンリー海輝が初招集。飛躍している大卒ルーキーが代表選出後にどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。 戦い方としてはこれまでの浦和を想定して準備をしてきたはず。新監督のチームを相手にどう戦うかも見ものだ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:望月ヘンリー海輝、昌子源、中山雄太、杉岡大暉 MF:荒木駿太、白崎凌兵、下田北斗、藤本一輝 FW:藤尾翔太、オ・セフン 監督:黒田剛 出場停止:仙頭啓矢 契約上出場不可:柴戸海 <span class="paragraph-subtitle">◆突然の監督交代、何を見せる【浦和レッズ】</span> 4年で4度目の監督交代。クラブとして完全に迷走しているのは明らかな浦和レッズは、13位と低迷した結果、ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約を解除した。 期待したほどの成長はなく、成績も残留争いに近づいている中、監督交代という結末になったことは理解できる。ただ、選手の負傷、夏に主軸の相次ぐ移籍と、監督ばかりの責任とも言えない状況でもある。クラブとして、失敗続きのシーズンとなる中で、どう反省するかがポイントとなる。 マチェイ・スコルジャ監督の電撃復帰という驚きの結果となったが、ビザの関係などもあり指揮が執れる状況でもない。苦しいチームをどう立て直すのか、クラブ一丸となって取り組む必要があるだろう。 リーグ戦は5試合勝利なし。ここ2試合は引き分けているが、新体制になるまでの間、ずるずると勝てない試合を続けるわけにもいかない。首位を叩いて、息を吹き返したい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、井上黎生人、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢 MF:安居海渡、サミュエル・グスタフソン MF:大久保智明、渡邊凌磨、関根貴大 FW:ブライアン・リンセン 暫定監督:池田伸康 2024.08.31 15:25 Sat

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