積極補強のJ1首位・町田、在籍8年目のベテランDF奥山政幸が仙台に期限付き移籍「町田のJ1優勝を心より願っています」

2024.08.19 17:10 Mon
町田を支えてきた奥山政幸が仙台へ
©超ワールドサッカー
町田を支えてきた奥山政幸が仙台へ
ベガルタ仙台は19日、FC町田ゼルビアのDF奥山政幸(31)が期限付き移籍で加入することを発表した。
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移籍期間は2025年1月31日までとなり町田との公式戦には出場できない。背番号は「32」をつける。奥山は名古屋グランパスの下部組織育ち。U-12からU-18までを過ごすと、早稲田大学へと進学し、2016年にレノファ山口FCに加入する。
プロ2年目の2017年には町田へと完全移籍すると、今シーズンが在籍8年目。J2通算260試合6得点を記録した中、今季はJ1で4試合、YBCルヴァンカップで3試合、天皇杯で1試合の出場に終わっていた。

J1首位にチームが立つ中、チームを離れることを決断した奥山は両クラブを通じてコメントしている。
◆ベガルタ仙台
「ベガルタ仙台に関わるみなさま、はじめまして。FC町田ゼルビアから来ました奥山政幸です。J1昇格のために自分の持てる力を全て出し尽くしますので、よろしくお願いします」

◆FC町田ゼルビア
「この度、ベガルタ仙台に期限付き移籍をすることとなりました。皆さんに直接思いを伝える場を作れなかったこと、そしてJ1優勝を目指しているシーズンの途中でチームを離れること、申し訳ありません」

「夢にまでみたJ1の舞台、自分の思い描くような活躍はできませんでしたが、このクラブでJ1初出場できたことは僕の心に一生残り続けます」

「今、このクラブは前例のないチャレンジをしています。この先、苦しい局面もあるかと思いますがそんな時こそ、ファン・サポーターや地域の皆さんの力強い後押しでクラブを支えてほしいですし、いつも以上に共闘してもらえたらと思っています」

「僕も素晴らしい未来を掴み取れるように、仙台で頑張ってきます。FC町田ゼルビアのJ1優勝を心より願っています。本当にありがとうございました。いってきます」

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仙台、来季加入内定のMF湯谷杏吏&FW安野匠が2024シーズンの特別指定選手承認

ベガルタ仙台は5日、2025シーズン加入が内定している中央大学のMF湯谷杏吏(22)と帝京長岡高校のFW安野匠(18)が、2024年JFA・Jリーグ特別指定選手に承認されたと発表した。 湯谷は背番号「42」を、安野は背番号「46」を着用する。 広島県出身の湯谷は、ジュニアユース時代からサンフレッチェ広島の下部組織に所属。その後、興国高校を経て中央大学に進学した。 安野は神奈川県出身であり、地元のFC GLANZ梅田、シュートJrユースFCでプレー。新潟県の帝京長岡高校へ進学すると、8月には静岡県で行われた2024 SBSカップ国際ユースサッカーを戦うU-18日本代表メンバーにも選出された。 2024.09.05 16:40 Thu
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仙台が日章学園高MF南創太の加入内定 「一日でも早くピッチに立ち…」

ベガルタ仙台は11日、日章学園高校からMF南創太(18)の来季加入内定を発表した。 南は大分県出身のレフティーで、U-18日本代表歴あり。仙台でのプロ入り内定を受け、次のようにコメントしている。 「来季からベガルタ仙台でプレーすることになりました、日章学園高等学校の南創太です。プロサッカー選手になって活躍するという、幼いころからの夢の第一歩をベガルタ仙台というすばらしいチームで踏み出せることをうれしく思います」 「サポーターのみなさんに愛される選手を目指し、両親をはじめとした自分の成長に携わってくれた方々の思いを胸に、一日でも早くピッチに立ち、ベガルタ仙台の勝利に貢献できるように精一杯がんばります。これから応援よろしくお願いします」 2024.09.11 16:50 Wed
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残留争いで明暗…17位熊本がいわきを4発撃破、18位栃木は痛恨敗戦、最下位群馬もいよいよ窮地か【明治安田J2第28節】

25日、明治安田J2リーグ第28節の5試合が各地で行われた。 ◇千葉 4-2 仙台 暫定5位と昇格プレーオフ圏内のベガルタ仙台は、敵地で同9位のジェフユナイテッド千葉に4発敗戦。逆転負けを喫した。 28分にエロンのゴールで先制し、前半ラストの同点被弾を苦にせず、後半頭で中島元彦が勝ち越し点。ところが、65分からほぼ10分おきに3発を喰らい、2-4の敗戦となった。 この結果、プレーオフ圏内は4位レノファ山口FC、5位仙台となり、8位浮上の千葉もプレーオフ圏浮上へ望みを大きくした格好だ。 ◇いわき 3-4 熊本 勝てば昇格プレーオフ圏内に浮上する暫定7位のいわきFCは、同17位と残留争い中のロアッソ熊本にホームで敗戦。 13分に先手を取られ、25分に山口大輝の右足弾で追いつくも、そこから36分、後半頭の49分と2失点。52分にはボックス内で切れ込んだ有馬幸太郎のゴールが決まるが、そこからの失点で再び2点ビハインドに。 なおも諦めず、74分に熊田直紀のゴールで再び1点差。しかし、一度もリードを奪えぬ撃ち合いを落とし、3-4で敗戦だ。 ◇栃木 1-2 甲府 降格圏18位の栃木SCは、ホームで14位のヴァンフォーレ甲府に敗戦。1点を追う77分にラファエルが起死回生の同点弾も、90+1分の勝ち越し点献上で1-2の敗戦となった。 この結果、勝ち点「2」差だった17位熊本とは勝ち点「5」差となり、手痛い黒星に。正念場が続いている。 ◇水戸 2-1 群馬 暫定16位の水戸ホーリーホックvs最下位のザスパ群馬は、ホーム水戸に軍配。 体調不良の森直樹監督に代わって樹森大介コーチが指揮を執ったなか、開始14分で久保征一郎が先制点。甲田英將の追加点も45+1分という良い時間帯に訪れ、1点を返されるも逃げ切り成功…残留争い下で大きい「2連勝」だ。 なお、今節は17位熊本の勝利により、最下位群馬はいよいよ厳しい状況に。残留ラインとなる17位(熊本)との勝ち点差が、残り10試合で「17」まで広がってしまった。 ◆第28節 ▽8/25(日) ジェフユナイテッド千葉 4-2 ベガルタ仙台 いわきFC 3-4 ロアッソ熊本 ブラウブリッツ秋田 0-0 愛媛FC 栃木SC 1-2 ヴァンフォーレ甲府 水戸ホーリーホック 2-1 ザスパ群馬 ▽8/24(土) 横浜FC 2-0 徳島ヴォルティス V・ファーレン長崎 1-2 レノファ山口FC 鹿児島ユナイテッドFC 0-1 清水エスパルス ファジアーノ岡山 0-0 大分トリニータ 藤枝MYFC 0-1 モンテディオ山形 2024.08.25 21:22 Sun

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