ジェズスが今度は鼠蹊部負傷…ブラジル代表からは1年近くフェードアウト
2024.08.26 21:25 Mon
アーセナルの元ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが鼠蹊部を負傷した。イギリスの各メディアが伝えている。
今夏のコパ・アメリカも招集が見送られ、迎えた今季は開幕戦で出場5分。そして、第2節アストン・ビラ戦の2日前に練習で鼠蹊部を痛めてしまい、メンバー外となってしまった。
ミケル・アルテタ監督は「詳しく診察しないといけないようだ。MRIスキャンで調べ、重傷かどうか見極める」と精密検査を公表。「遅くとも月曜には結果が出るだろう」とした。
ともかく、ジェズスの負傷がまたも繰り返されてしまったアーセナル。ジェズス本人はまたもブラジル代表復帰が遠のいた。
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気づいたら、2024年に入って一度もブラジル代表に呼ばれていないジェズス。ガナーズ加入1年目の22-23シーズンはヒザ負傷で約2カ月アウト、昨季はヒザとハムストリングを交互に負傷で計16試合欠場…いつの間にか、“準主力”に立場が落ちていた。ミケル・アルテタ監督は「詳しく診察しないといけないようだ。MRIスキャンで調べ、重傷かどうか見極める」と精密検査を公表。「遅くとも月曜には結果が出るだろう」とした。
「保険」と言ってよいかはわからないが、アーセナルはFWエディ・エンケティアのノッティンガム・フォレスト移籍が破談した模様。移籍間違いなしから一転、おそらく今夏残留だろう。
ともかく、ジェズスの負傷がまたも繰り返されてしまったアーセナル。ジェズス本人はまたもブラジル代表復帰が遠のいた。
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【プレミアリーグ第10節プレビュー】好カード満載の11月初戦、暫定体制ユナイテッドvsチェルシー
先週末に行われた第9節ではアーセナルvsリバプールの上位対決が痛み分けに終わった結果、マンチェスター・シティが首位奪還に成功。未勝利組ではトッテナムを撃破したクリスタル・パレスが待望の今シーズン初勝利を挙げている。 ミッドウィークのEFLカップ(カラバオカップ)を挟んでの開催となる11月最初の一節では14位のマンチェスター・ユナイテッドと、5位のチェルシーが激突する、赤と青の名門対決が最注目カードだ。 ユナイテッドは前節、不振のウェストハム相手に1-2で敗戦。不可解なPK判定が結果に直結した一方、再三の決定機逸が響く形の敗戦となった。この結果を受け、クラブはテン・ハグ監督の解任を決断。1日にはスポルティングCPのアモリム監督の引き抜きを発表し、そのポルトガル人指揮官は今月のインターナショナルマッチウィーク明けから正式に指揮を執る。ファン・ニステルローイ暫定監督の初陣となった直近のEFLカップではレスター・シティ相手にMFカゼミロ、MFブルーノ・フェルナンデスの2ゴールなどで5-2の圧勝。解任ブーストによって上々の内容で白星を取り戻した。その勢いを活かしたいリーグ戦では難敵ブルーズ撃破を狙う。 対するチェルシーは前節、ニューカッスルとの接戦をFWジャクソン、MFパーマーの両エースの活躍によって2-1の勝利。久々のリーグ敗戦からバウンスバックに成功。ただ、そのマグパイズとの連戦となったEFLカップでは先発全員を入れ替えた中で0-2の完敗。FWフェリックスが決定機のいずれかを決めていればという内容ではあったが、全体的にミスも目立っての敗戦となった。大幅なターンオーバーもあって敗戦の影響はさほどないが、暫定体制の赤い悪魔をしっかりと叩いてリーグ連勝を果たしたい。 上位陣では首位のマンチェスター・シティが11位のボーンマスと、2位のリバプールが6位のブライトンとの公式戦連戦、3位のアーセナルが12位のニューカッスル戦、4位のアストン・ビラが8位のトッテナムといずれも難敵との対戦に臨む。 前節、サウサンプトンに競り勝って首位奪還に成功したシティだが、EFLカップではFWハーランドら一部主力の温存や度重なる負傷者の影響で若手や控え選手を積極的に起用したトッテナム戦に1-2で敗戦。今季の公式戦初黒星を喫した。その試合後にグアルディオラ監督が「フィットしているフィールドプレーヤーは13人だけ」と窮状を嘆くなど、代表戦までの残り3試合では厳しいやりくりを強いられる。直近2試合でアーセナル、アストン・ビラ相手に勝ち点を得ている曲者とのアウェイゲームではFWハーランドやここにきて左ウイングで存在感を示し始めるMFマテウス・ヌネスらの活躍に期待だ。 首位から陥落したものの、アーセナル戦では2度のビハインドを撥ね返して敵地から勝ち点1を持ち帰ったリバプールは、ブライトン相手に連勝を狙う。共にメンバーを大幅に入れ替えて戦ったEFLカップではDFクアンサーの軽率なミスなどで2失点を喫したが、FWガクポの圧巻の2ゴールなどで3-2の勝利。ディフェンディングチャンピオンらしい勝負強さを発揮した。今節はDFファン・ダイクやFWサラーといった主力がスタメン復帰し、今度はアンフィールドでシーガルズ撃破を目指す。なお、MF遠藤航は再びベンチからチャンスを窺うことになる。 対するブライトンはEFLカップの敗戦に加え、リーグ前節はウォルバーハンプトン相手に終盤の連続失点で2点差を追いつかれてドローに終わる失態を演じており、今回のリバプール戦ではなんとか勝ち点3を持ち帰りたいところだ。スタメン復帰が見込まれるMF三笘薫にはカップ戦の後半終盤戦に見せた積極的な仕掛けに加え、相手の攻撃のキーマンの一人であるDFアレクサンダー=アーノルドのケアという仕事をしっかりこなしたい。 アーセナルは難所セント・ジェームズ・パークに乗り込むマグパイズとの一戦でリーグ3戦ぶりの白星を目指す。リバプールとの前節は後半の急失速によって2度のリードを守り切れず、ホームで悔しい勝ち点逸に。それでも、直近のプレストン戦では悩めるFWガブリエウ・ジェズスの今季初ゴールに、17歳MFヌワネリの鮮烈なゴールなど控え選手たちの活躍で3-0の完勝。悪い流れを払しょくした。サスペンション明けのDFサリバが復帰も、軽傷を負うDFガブリエウの復帰は微妙なところで、FWイサクら前線にタレントを擁する相手に守備陣のパフォーマンスが勝利のカギを握る。 アストン・ビラは前節、ボーンマス相手に後半ラストプレーで追いつかれて痛恨の1-1のドロー。さらに、大幅なターンオーバーを敢行したEFLカップではクリスタル・パレスにホームで1-2の敗戦。リーグ第2節のアーセナル戦以来、今季公式戦2敗目を喫した。ここにきて疲労感が出始めてパフォーマンスが低下する中、難敵とのアウェイゲームで白星を取り戻せるか。 一方、前節はクリスタル・パレス相手に0-1のスコア以上の完敗で初白星を献上したスパーズだが、EFLカップではシティ相手に悩めるFWヴェルナーの今季初ゴールにMFサールの鮮烈なゴールによって2-1の勝利。強豪撃破でリバウンドメンタリティを示した。ただ、同試合では主力クラスを起用し、DFファン・デ・フェンが負傷。同じく軽度のトラブルで交代したDFロメロ、ヴェルナーに関しては起用できる可能性はあるものの、FWソランケらフル稼働の選手が中2日で臨む一戦はタフなものとなる。負傷明けのFWソン・フンミンやMFマディソンら休養十分の選手たちの躍動が勝ち点3奪取のカギを握る。 直近公式戦連勝でようやく本調子を取り戻し始めたMF鎌田大地擁する17位のクリスタル・パレスは、19位のウォルバーハンプトンとの下位対決で3連勝を狙う。前述のアストン・ビラとのEFLカップでは途中出場で失点に関与したものの、見事なミドルシュートを決めて決勝点を挙げた鎌田。今節はMFエゼ、MFウォートンとシャドー、セントラルMFの主力2選手がケガで不在となるため、スタメン復帰の可能性は高い。ここで再び結果を残してポジション奪取へアピールしたいところだ。 DF菅原由勢の在籍する最下位のサウサンプトンは、16位のエバートンとの下位対決で今季初白星を狙う。前節はシティ相手に善戦しながらも前半序盤の失点が響いて0-1の敗戦。泥沼のリーグ4連敗に。それでも、EFLカップではストーク・シティ相手に菅原がPK奪取、スーパークリアの決定的な活躍をみせ、3-2の勝利に貢献。対戦相手のエバートンはEFLカップ3回戦でPK戦の末に破っている相手であり、今回の試合でも白星をもぎ取りたい。 《プレミアリーグ第10節》 ▽11/2(土) 《21:30》 ニューカッスル vs アーセナル 《24:00》 ボーンマス vs マンチェスター・シティ イプスウィッチ vs レスター・シティ リバプール vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン ノッティンガム・フォレスト vs ウェストハム サウサンプトン vs エバートン 《26:30》 ウォルバーハンプトン vs クリスタル・パレス ▽11/3(日) 《23:00》 トッテナム vs アストン・ビラ 《25:30》 マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー ▽11/4(月) 《29:00》 フルアム vs ブレントフォード 2024.11.02 12:30 Sat2
ジェズス1G1Aにヌワネリ芸術弾のアーセナルが2部プレストンに快勝でベスト8進出【EFLカップ】
EFLカップ(カラバオカップ)4回戦、プレストン・ノースエンドvsアーセナルが30日にディープデイル・スタジアムで行われ、0-3で勝利したアーセナルが準々決勝進出を決めた。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 リーグ前節でリバプールと2-2のドローゲームを演じたアーセナルは、リーグ2戦未勝利と足踏みが続く中でチャンピオンシップ(2部)とのアウェイゲームで白星奪還を狙った。アルテタ監督はそのリバプール戦からティンバー、メリーノ、マルティネッリを除く先発8人を変更。GKにセットフォードを起用したほか、ジョルジーニョやジンチェンコ、スターリングにヌワネリを起用した。 後ろ重心のプレストンに対して立ち上がりからボールを握ってハーフコートゲームを展開するアーセナル。慣れないメンバー構成もあって序盤は効果的にフィニッシュまで持ち込めずにいたが、相手が守り慣れる前に得意のセットプレーからゴールをこじ開ける。 24分、相手陣内左サイド深くで得たFKの場面でキッカーのマルティネッリが高い弾道の浮き球のボールをファーに入れると、競り勝ったキヴィオルのヘディングの折り返しに反応したガブリエウ・ジェズスが右足ボレーシュートをニアへ突き刺した。 ジェズスの今季初ゴールによって先手を奪ったアーセナルは失点後も戦い方を変えない相手に対して、ボールを動かしながら冷静にゲームをコントロール。そして、33分にはボックス手前右で仕掛けたジェズスからショートパスを受けたヌワネリが左足の絶妙なコントロールシュートを左隅に突き刺し、貴重な追加点を挙げた。 実力通りの戦いぶりで余裕を持って試合を折り返したアウェイチームは、ティンバー、メリーノと連戦の選手をハーフタイムに下げてトーマス、ハヴァーツを後半頭から投入。立ち上がりこそホームチームの勢いを受け止める形となったが、時間の経過とともにゲームをコントロールしていく。 すると57分、セットプレーの二次攻撃からボックス手前左のキヴィオルが見事なクロスを供給すると、ゴール前にタイミング良く入ってきたハヴァーツがヘディングシュートを流し込み、決定的な3点目を奪った。 これで勝利を確信したアルテタ監督は、60分過ぎにマルティネッリとジンチェンコを下げてサカ、ルイス=スケリーを、80分過ぎにはヌワネリに代えてファーストチームデビューのヘヴンをピッチに送り込んだ。 以降はポジション奪取へゴールがほしいジェズスやスターリングが積極的な仕掛けを見せつつ、中盤や後ろはクリーンシートを意識した中、ホームチームの反撃を冷静に抑え込んだアーセナルは3-0のままクローズ。 この結果、格下相手に順当に勝ち切ったアルテタのチームが準々決勝進出を決めた。 プレストン 0-3 アーセナル 【アーセナル】 ガブリエウ・ジェズス(前24) イー・サン・ヌワネリ(前33) カイ・ハヴァーツ(後12) 2024.10.31 06:51 Thu3
攻撃停滞アーセナルが今季2敗目でリーグ3戦未勝利…イサク3戦連発のニューカッスルがリーグ6戦ぶり白星【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第10節、ニューカッスルvsアーセナルが2日にセント・ジェームズ・パークで行われ、ホームのニューカッスルが1-0で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 前節、リバプールと2-2のドローに終わった3位のアーセナルは難所に乗り込んだ12位ニューカッスルとの一戦でリーグ3戦ぶりの白星を目指した。直近のEFLカップのプレストン戦を控え中心の布陣で3-0と完勝したチームは主力を復帰させ、リバプール戦からは先発1人を変更。ホワイトに代えてサスペンション明けのサリバが復帰した。 一方、リーグ戦では5戦未勝利も直近のEFLカップではチェルシーに2-0と完勝したニューカッスルは、リーグ前節から両ウイングを入れ替えてゴードン、ジョエリントンがイサクとトリデンテを組んだ。 立ち上がりから主導権争いが繰り広げられる中、徐々にアーセナルがプレスをかいくぐって押し込む展開に。しかし、ホームのニューカッスルが鮮やかな仕掛けから先にゴールをこじ開けた。 12分、前線へのロングボールをウィロックが競ったこぼれを繋いで右のゴードンに展開されると、手前のDFガブリエウの頭上をギリギリで越える完璧なクロスをゴール前のイサクが打点の高いヘディングでゴール左隅に流し込んだ。 イサクの公式戦3試合連続ゴールによって早い時間帯に動いた試合。構図自体は変わらずも、よりオープンな形に。その流れでニューカッスルは右サイドのゴードンが再三の好クロスで際どいシーンを創出していく。 これに対してアーセナルはサカの右サイドを起点にチャンスを窺いつつ、得意のセットプレーからゴールを目指す。前半半ばの27分には左CKからゴール前の混戦を作り、最後はメリーノが至近距離からシュートを狙うが、これは相手DFの堅固な壁に撥ね返された。 前半半ばから終盤にかけても拮抗した展開が続いたが、要所を締めるニューカッスルがアーセナルにやりたい形の崩しを許さず、膠着状態を維持したままハーフタイムを迎えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も立ち上がりから主導権争いが続く。引き続きアーセナルがボールの主導権を握るが、ニューカッスルがより効果的なカウンターからフィニッシュまで持ち込んでいく。 なかなか決定機まで持ち込めないアウェイチームは61分、メリーノとマルティネッリを下げてジンチェンコ、ヌワネリを同時投入。この交代で左右のサイドバックにティンバー、ジンチェンコ、トーマスを中盤に上げて[4-3-3]の形に変化した。 これに対してイサクの鋭いミドルシュートで決定機を作ったニューカッスルは直後の65分にウィロックを下げてトナーリを中盤に投入した。 この交代後も流れが変わらないアーセナルは71分、ティンバー、トロサールを下げてホワイト、ガブリエウ・ジェズスを同時投入。さらに、試合終盤にはジョルジーニョをピッチに送り出した。 クローズな展開のまま後半最終盤に突入。球際の強さに加え、コンパクトな[4-5-1]のブロックを敷くホームチームの堅守に手を焼くアーセナルは、リスクを冒して前に出たものの、後半アディショナルタイムにサカの正確なクロスから訪れたライスの決定機もヘディングシュートを枠の左に外してしまい万事休す。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ニューカッスルがリーグ6戦ぶりの白星を挙げた。一方、敗れたアーセナルは今季2敗目を喫してリーグ3戦未勝利となった。 ニューカッスル 1-0 アーセナル 【ニューカッスル】 アレクサンダー・イサク(前12) <span class="paragraph-title">【動画】ゴードン完璧クロスからイサクがヘディング弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">イサクが止まらない<br>公式戦3戦連続ゴール!<br><br>プレミアリーグ 第10節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ニューカッスル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHP0GD">https://t.co/IQcfgHP0GD</a> <a href="https://t.co/3uEvObWCaI">pic.twitter.com/3uEvObWCaI</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1852694811473551429?ref_src=twsrc%5Etfw">November 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.02 23:32 Sat4
「とても良い試合」アルテタ監督は2部相手の完勝を評価…「我々は慣れている」17歳ヌワネリの躍動にも驚かず
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、プレストン・ノースエンド相手の順当な勝利を振り返った。クラブ公式サイトがスペイン人指揮官の会見コメントを伝えている。 直近のプレミアリーグで2戦未勝利と、ここ数試合は離脱者の影響もあって難しい戦いが続いていたアーセナル。しかし、30日に敵地で行われたEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のノースエンド戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)の格下相手に3-0の快勝を収めた。 2-2のドローに終わった直近のリバプール戦からDFユリエン・ティンバー、MFミケル・メリーノ、FWガブリエウ・マルティネッリを除く先発8人を変更。GKトミー・セットフォードをファーストチームデビューさせたほか、ベテランの控え選手やMFイーサン・ヌワネリと若手を抜擢した。 試合は立ち上がりからハーフコートゲームを展開した中、前半半ばにセットプレーからFWガブリエウ・ジェズスの今季公式戦初ゴールで先制に成功すると、数分後にはヌワネリの見事なコントロールシュートで追加点。2点リードで臨んだ後半は途中出場のFWカイ・ハヴァーツのゴールでトドメを刺し、以降はそつのないゲーム運びでクリーンシートも達成した。 試合後の会見では前ラウンドのボルトン戦の2ゴールに続くゴールを記録するなど、攻撃面を中心に輝きを放った17歳MFに関する質問が集中した中、アルテタ監督は格下相手のカップ戦でも緩みを見せずに戦い切ったチームの姿勢をまずは称えている。 「とても良い試合だった。この試合で熱意を持ってプレーすること。正しい姿勢と献身を持ってプレーすることについて話したが、彼らは確かにそれを示し、準々決勝に進出できてとてもうれしい」 また、開幕からなかなか結果が出ていなかった状況で初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍を見せた背番号9の活躍については「彼にとって1月以来のゴールで、久しぶりのゴールだったと思う。これで精神的に解放されて、前に進むことができると思う。今夜はいいパフォーマンスだった」とコメント。今後のさらなる活躍を期待した。 そして、この試合で主役を担った17歳の逸材に関しては日頃のトレーニングでのプレーぶりを見れば「驚きはない」としながらも、その性格や日々の真摯な取り組みを含め、今後のさらなる覚醒へ正しい歩みを見せていると大きな期待を寄せている。 「(スーパーゴールについて)昨日のトレーニングでも決めていたし、我々はそれに慣れている。彼は才能に恵まれ、正しい姿勢を持ち、適切なプレーヤーと環境に囲まれている。我々は正しい順序で一歩ずつ確実に積み重ねていく必要があるが、ここには優秀なお手本がいる」 「信じられないかもしれないが、彼はほぼ毎日トレーニングでそれをやっている。彼にはこの資質、この性格があり、物事を起こすためにそこにいる。彼は周りに誰がいるかを気にしないし、自分で決断する必要がある。彼はそれをやっていて、今夜は素晴らしいゴールを決めた」 「彼はとても個性的で、ボールを欲しがり、物事を成し遂げようとする。外でも周りでも、いつものように少し静かだが、17歳でとても礼儀正しく、勤勉さは素晴らしく、自分の仕事を愛している。それは見ての通りだと思うよ」 「彼がどれだけのスピードで成長するかは、彼次第だが、私は彼にとても満足しているよ」 2024.10.31 11:30 Thu5
注目上位対決は白熱ドロー…アーセナルが2度先行もリバプールが粘って痛み分け【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第9節、アーセナルvsリバプールが27日にエミレーツ・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場、リバプールのMF遠藤航は91分から途中出場した。 3位のガナーズと首位のレッズによる、シーズン序盤のタイトルレースを左右する上位対決。 アーセナルは前節、代表戦明け初戦でボーンマスとのアウェイゲームを戦って0-2の完敗。今季の公式戦初黒星を喫した。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではシャフタール・ドネツク相手に1-0で競り勝って勝利。ひとまずバウンスバックに成功した。その一戦から中4日の大一番に向けては先発2人を変更。負傷でベンチ外のカラフィオーリの代役に負傷明けのティンバーを起用し、サスペンションのサリバの代役にはホワイトを据えてトーマスを右サイドバックに配置。一方でガブリエウ・ジェズスに代えて負傷明けのサカが復帰した。 対するリバプールは前節、好調のチェルシーとのホームゲームを2-1で勝利。続くCLでは敵地でRBライプツィヒの高いプレー強度にやや苦戦したものの、ヌニェスのゴールを最後まで守り抜いて1-0の勝利。CL開幕3連勝と抜群の安定感を見せた。プレミアリーグ直近の対戦で4戦未勝利と分が悪い相手に5戦ぶりの白星を狙った中3日の一戦では先発3人を変更。ツィミカスとソボスライ、ガクポに代えてロバートソン、カーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスを起用した。 互いにリスク回避の入りを見せたが、早い時間帯にスコアが動く。9分、最後尾でボールを持ったホワイトが右サイドで背後を狙うサカの動き出しに合わせて絶妙なフィードを通すと、DFロバートソンに先んじてマイボールにしたサカがボックス右に持ち込んでカットインからGKケレハーの肩口を抜く左足シュートを突き刺した。 両チームを通じたファーストシュートでスコアが動いた一戦はここから一気にオープンな展開に。13分には自陣ボックス付近でのメリーノのトラップミスに反応したサラーが無人のゴールへミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠の右に外れる。 相手のようにファーストチャンスはモノにできなかったが、2度目のチャンスを同点ゴールに繋げる。18分、左CKの場面でキッカーのアレクサンダー=アーノルドが右足インスウィングの高速クロスを入れると、ニアでディアスが頭でフリックしてゴール前に流れたボールをファン・ダイクが頭で合わせた。 試合開始20分経たずに2点が生まれた上位対決は以降も攻守が目まぐるしく入れ替わる。共に精度の高いセットプレーに、サカ、サラーの両エースが個人技でチャンスを生み出していく。 前半30分を過ぎた辺りから試合の流れはアーセナルに傾く。リバプールのプレスを効果的にいなしながらサカとマルティネッリの両サイドが前向きな仕掛けから深い位置まで侵攻。すると、前半終了間際の43分には相手陣内中央右で得たFKの場面でキッカーのライスがゴール前のスペースへ高精度のボールを供給すると、これをメリーノがダイビングヘッドで合わせ、値千金の加入後初ゴールとした。 その後、リバプールもアレクサンダー=アーノルドの絶妙なクロスからマク・アリスターのヘディングシュートでゴールに迫ったが、アーセナルの1点リードで試合を折り返した。 互いに交代なしで臨んだ後半は立ち上がりこそイーブンも、ビハインドを追うリバプールが押し込む展開に。さらに、54分にはヒザを痛めたガブリエウが一度はプレーに復帰したものの、プレー続行不可能となってキヴィオルのスクランブル投入を余儀なくされた。 一方、押し込みながらも決定機まで一工夫が足りないリバプールは62分に3枚替えを敢行。ロバートソンとマク・アリスター、ディアスを下げてツィミカス、ソボスライ、ガクポをピッチに送り込んだ。一連の交代によってボックス内を陥れる機会は増えたものの、ジョーンズらの際どいシュートはことごとく相手のブロックに阻まれた。 後半半ばを過ぎてアーセナルもロングカウンターで幾度か引っくり返すシーンを作るなど、試合は膠着状態に陥るが、一瞬の隙を突いたリバプールが追いつく。81分、カウンター返しでアレクサンダー=アーノルドが自陣から背後へ絶妙な縦パスを供給すると、サラーと共に抜け出したヌニェスがボックス右に持ち込んでDF2人を引き付けて中央のサラーへラストパス。これをエースがゴール左隅に蹴り込んだ。 2度のリードを守り切れずに追いつかれたアーセナルは失点直後にサカとマルティネッリを下げてヌワネリ、ジェズスを同時投入。勝ち点1を意識しながらもあわよくば勝ち越しゴールを目指した。 その後、遠藤も投入された最終盤はアーセナルがボックス内で際どいシーンも作ったが、スコアは動かず。注目の上位対決は痛み分けに終わり、前日に勝利したマンチェスター・シティが首位に浮上した。 アーセナル 2-2 リバプール 【アーセナル】 ブカヨ・サカ(前9) ミケル・メリーノ(前43) 【リバプール】 ヴィルヒル・ファン・ダイク(前18) モハメド・サラー(後36) <span class="paragraph-title">【動画】サカの先制弾にファン・ダイクの同点弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">戻ってきた男が仕事<br>サカがロバートソンをかわして<br>ニアにシュートを突き刺す<br><br>サカは史上7番目に若い<br>23歳52日での<br>プレミア通算50ゴール到達<br><br>プレミアリーグ 第9節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%ABv?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナルv</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/gviU4WuxIF">pic.twitter.com/gviU4WuxIF</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1850580757175316802?ref_src=twsrc%5Etfw">October 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">セットプレーから<br>キャプテン ファン・ダイクが決めて<br>リヴァプール同点<br><br>プレミアリーグ 第9節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%ABv?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナルv</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/OzCvNyXwm4">pic.twitter.com/OzCvNyXwm4</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1850588076642595070?ref_src=twsrc%5Etfw">October 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.28 03:38 Monアーセナルの人気記事ランキング
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テン・ハグ解任は他人事ではない…プレミア監督勢が監督業の厳しさを口に 「クビが期待される唯一の職」「誰もがそうなりうる」
マンチェスター・ユナイテッドで起きた監督交代にプレミアリーグの各クラブ指揮官がコメントを寄せる。 ユナイテッドは28日、エリク・テン・ハグ監督の即時退任を発表。成績不振が続いたとあって事実上の解任となり、2022年夏からスタートしたテン・ハグ体制が約2年半のときを経て幕を閉じた。 イギリス『BBC』ではプレミアリーグのクラブを率いる数名の監督たちによるリアクションが集められ、それぞれが同情しつつ、これからを祈り、各々が他人事ではない監督業の厳しさも口にする。 ◆ジョゼップ・グアルディオラ/マンチェスター・シティ 「彼のことを本当に気の毒に思う。彼とは素晴らしい関係なんだ。彼は行動面で最高レベルだったし、ユナイテッドを代表していた。監督というのはクビが期待される唯一の職の1つ。建築家、医師、教師にそんなのない。我々の仕事だけだ。我々はそれを受け入れないといけないんだ」 「彼の幸運を祈る。彼ならもっと強くなって戻ってくるだろう。彼は我々の仕事が結果次第というのをわかっている。結果が十分じゃなければ、クビにされる。それは私自身のことでもある。私も例外じゃない」 ◆アルネ・スロット/リバプール 「いつだって最初に考えるのはその人のこと。この仕事に就く者は誰もがそうなりうるのを認識しているが、そうなったら、私は特に彼のことを知っていて、どれだけの努力を注いでいるかもわかっているし、このニュースを聞くのは残念だった」 「我々、特にオランダ人は彼がアヤックスでどれだけ活躍したかを知っているし、ここでも2つのトロフィーを獲得した。だから、近い将来、ビッグクラブでまた彼の姿を目にできるはずだ」 ◆ミケル・アルテタ/アーセナル 「彼は本当に良い仕事をして、多くのことを変えたと思う。彼の新たな章がうまくいくのを祈っている」 ◆アンジェ・ポステコグルー/トッテナム 「彼が受けた監視を考えると、それは避けられないものだったし、がっかりしている。それが最近のフットボールにおける本質だ。エリクは2年ちょっとで、毎年にわたってトロフィーを獲得した。仮に彼がここでそれをして、職を失っただろうか? 同じような目で見られただろうか?」 「誰もがトロフィーを獲得すればいいと言うが、同じ結果になるだろうと感じる。いち監督として、成功のスイートスポットを掴み、誰もが好むフットボールをし、すべての選手を適切に獲得しなければならない。エリクは良い監督だし、きっとバウンスバックするはず。彼のキャリアはこれからも力強く続くだろう」 2024.10.30 13:25 Wed2
最終ラインが野戦病院化しているアーセナル、新たな負傷者ガブリエウは「トレーニングが完了すれば」…頼りのホワイトは「関節に問題が」
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ニューカッスル・ユナイテッド戦に向けた記者会見に出席。大量に出ている負傷者についてコメントした。クラブ公式サイトが伝えている。 アーセナルは2日、プレミアリーグ第10節でニューカッスルとアウェイで対戦する。 今シーズンもプレミアリーグで上位を争うアーセナル。第8節でボーンマスに痛い敗戦を喫したが、優勝を争うマンチェスター・シティやリバプールとはドロー。3位につけている。 しかし、アーセナルにはケガ人が続出。特に最終ラインに大量に負傷者が出ており、苦しい台所事情となっている。 キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールがしばらく離脱しており、最終ラインでは日本代表DF冨安健洋、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーが負傷していた中、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが新たに負傷離脱してしまった。 新たに負傷者に加わってしまったガブリエウについてアルテタ監督は、まだ出場に確信は持てないとした。 「今日はトレーニングセッションがある。それを完了できれば出場が可能だ。まだトレーニングはしていないが、今日こなせればチームに合流できるだろう」 そのほかの負傷者については「リッカルドとマルティンは間違いなく欠場する。ベンについては、まだわからない。彼はまだトレーニングしていない」とコメント。カラフィオーリとウーデゴールは確実にメンバー入りはしない様子だ。 一方で、DFベン・ホワイトはまだ不透明な状況。ただ、サイドバックだけでなく、リバプール戦ではセンターバックでも久々にプレー。アルテタ監督はそのパフォーマンスを称えた。 「練習もできず、試合にも出場できない。だから、出場可能かどうかは待ってみよう。今は関節の問題だ」 「彼は2つのポジションでプレーできるし、そのポジションの中で自分の役割を適応させ、様々な高さでプレーもできる」 「特に、あのピッチでは非常に難しくてトリッキーな相手と非常に特殊なデュエルを繰り広げる必要があるが、ボール保持の場面では特にそうだ。1年以上そのポジションでプレーしていなかったのに、その仕事をこなすなんて本当に素晴らしい」 また、長い間離脱しているウーデゴールについても言及。状態を見た上で、チャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦に間に合う可能性もあるとした。 「今は我々と一緒に特定のトレーニングを行う段階だ。痛みにどう対処するか、自然に動けるか、フィジカル的に競技に臨めるレベルに達しているかを見てみよう」 「しかし、彼が費やしてきた仕事量と時間を考えると、彼が我々とトレーニングを始めた瞬間に、準備ができているように見えないというのは驚きだ。だから、すぐにそうなることを願っている」 2024.11.01 21:45 Fri3
スパーズvsユナイテッドに2つの日本人対決、EFLカップ準々決勝の対戦カード決定!
EFLカップ(カラバオカップ)準々決勝の組み合わせ抽選が30日に行われた。 超過密日程が続く中で行われた4回戦は優勝候補筆頭のマンチェスター・シティがトッテナムに、アストン・ビラがクリスタル・パレスとのプレミアリーグ勢対決に敗れて敗退。また、ブライトンvsリバプール、ニューカッスルvsチェルシーの強豪対決はリバプール、ニューカッスルが制している。 さらに、シェフィールド・ウェンズデイ、ストーク・シティ、プレストン・ノースエンドとチャンピオンシップ(2部)の3チームもプレミア勢に屈して敗退となった。 今回決定した準々決勝ではトッテナムが前ラウンドに続きマンチェスター・ユナイテッドというマンチェスター勢との連戦に。ディフェンディングチャンピオンで遠藤航を擁するリバプールは、菅原由勢の所属するサウサンプトンとの対戦が決定。 冨安健洋を擁するアーセナルは鎌田大地のクリスタル・パレスと、ニューカッスルはブレントフォードとの対戦が決まった。 なお、準々決勝は12月第3週のミッドウィークに開催予定だ。 ◆EFLカップ準々決勝 対戦カード トッテナム vs マンチェスター・ユナイテッド アーセナル vs クリスタル・パレス ニューカッスル vs ブレントフォード サウサンプトン vs リバプール 2024.10.31 08:11 Thu4
【プレミアリーグ第10節プレビュー】好カード満載の11月初戦、暫定体制ユナイテッドvsチェルシー
先週末に行われた第9節ではアーセナルvsリバプールの上位対決が痛み分けに終わった結果、マンチェスター・シティが首位奪還に成功。未勝利組ではトッテナムを撃破したクリスタル・パレスが待望の今シーズン初勝利を挙げている。 ミッドウィークのEFLカップ(カラバオカップ)を挟んでの開催となる11月最初の一節では14位のマンチェスター・ユナイテッドと、5位のチェルシーが激突する、赤と青の名門対決が最注目カードだ。 ユナイテッドは前節、不振のウェストハム相手に1-2で敗戦。不可解なPK判定が結果に直結した一方、再三の決定機逸が響く形の敗戦となった。この結果を受け、クラブはテン・ハグ監督の解任を決断。1日にはスポルティングCPのアモリム監督の引き抜きを発表し、そのポルトガル人指揮官は今月のインターナショナルマッチウィーク明けから正式に指揮を執る。ファン・ニステルローイ暫定監督の初陣となった直近のEFLカップではレスター・シティ相手にMFカゼミロ、MFブルーノ・フェルナンデスの2ゴールなどで5-2の圧勝。解任ブーストによって上々の内容で白星を取り戻した。その勢いを活かしたいリーグ戦では難敵ブルーズ撃破を狙う。 対するチェルシーは前節、ニューカッスルとの接戦をFWジャクソン、MFパーマーの両エースの活躍によって2-1の勝利。久々のリーグ敗戦からバウンスバックに成功。ただ、そのマグパイズとの連戦となったEFLカップでは先発全員を入れ替えた中で0-2の完敗。FWフェリックスが決定機のいずれかを決めていればという内容ではあったが、全体的にミスも目立っての敗戦となった。大幅なターンオーバーもあって敗戦の影響はさほどないが、暫定体制の赤い悪魔をしっかりと叩いてリーグ連勝を果たしたい。 上位陣では首位のマンチェスター・シティが11位のボーンマスと、2位のリバプールが6位のブライトンとの公式戦連戦、3位のアーセナルが12位のニューカッスル戦、4位のアストン・ビラが8位のトッテナムといずれも難敵との対戦に臨む。 前節、サウサンプトンに競り勝って首位奪還に成功したシティだが、EFLカップではFWハーランドら一部主力の温存や度重なる負傷者の影響で若手や控え選手を積極的に起用したトッテナム戦に1-2で敗戦。今季の公式戦初黒星を喫した。その試合後にグアルディオラ監督が「フィットしているフィールドプレーヤーは13人だけ」と窮状を嘆くなど、代表戦までの残り3試合では厳しいやりくりを強いられる。直近2試合でアーセナル、アストン・ビラ相手に勝ち点を得ている曲者とのアウェイゲームではFWハーランドやここにきて左ウイングで存在感を示し始めるMFマテウス・ヌネスらの活躍に期待だ。 首位から陥落したものの、アーセナル戦では2度のビハインドを撥ね返して敵地から勝ち点1を持ち帰ったリバプールは、ブライトン相手に連勝を狙う。共にメンバーを大幅に入れ替えて戦ったEFLカップではDFクアンサーの軽率なミスなどで2失点を喫したが、FWガクポの圧巻の2ゴールなどで3-2の勝利。ディフェンディングチャンピオンらしい勝負強さを発揮した。今節はDFファン・ダイクやFWサラーといった主力がスタメン復帰し、今度はアンフィールドでシーガルズ撃破を目指す。なお、MF遠藤航は再びベンチからチャンスを窺うことになる。 対するブライトンはEFLカップの敗戦に加え、リーグ前節はウォルバーハンプトン相手に終盤の連続失点で2点差を追いつかれてドローに終わる失態を演じており、今回のリバプール戦ではなんとか勝ち点3を持ち帰りたいところだ。スタメン復帰が見込まれるMF三笘薫にはカップ戦の後半終盤戦に見せた積極的な仕掛けに加え、相手の攻撃のキーマンの一人であるDFアレクサンダー=アーノルドのケアという仕事をしっかりこなしたい。 アーセナルは難所セント・ジェームズ・パークに乗り込むマグパイズとの一戦でリーグ3戦ぶりの白星を目指す。リバプールとの前節は後半の急失速によって2度のリードを守り切れず、ホームで悔しい勝ち点逸に。それでも、直近のプレストン戦では悩めるFWガブリエウ・ジェズスの今季初ゴールに、17歳MFヌワネリの鮮烈なゴールなど控え選手たちの活躍で3-0の完勝。悪い流れを払しょくした。サスペンション明けのDFサリバが復帰も、軽傷を負うDFガブリエウの復帰は微妙なところで、FWイサクら前線にタレントを擁する相手に守備陣のパフォーマンスが勝利のカギを握る。 アストン・ビラは前節、ボーンマス相手に後半ラストプレーで追いつかれて痛恨の1-1のドロー。さらに、大幅なターンオーバーを敢行したEFLカップではクリスタル・パレスにホームで1-2の敗戦。リーグ第2節のアーセナル戦以来、今季公式戦2敗目を喫した。ここにきて疲労感が出始めてパフォーマンスが低下する中、難敵とのアウェイゲームで白星を取り戻せるか。 一方、前節はクリスタル・パレス相手に0-1のスコア以上の完敗で初白星を献上したスパーズだが、EFLカップではシティ相手に悩めるFWヴェルナーの今季初ゴールにMFサールの鮮烈なゴールによって2-1の勝利。強豪撃破でリバウンドメンタリティを示した。ただ、同試合では主力クラスを起用し、DFファン・デ・フェンが負傷。同じく軽度のトラブルで交代したDFロメロ、ヴェルナーに関しては起用できる可能性はあるものの、FWソランケらフル稼働の選手が中2日で臨む一戦はタフなものとなる。負傷明けのFWソン・フンミンやMFマディソンら休養十分の選手たちの躍動が勝ち点3奪取のカギを握る。 直近公式戦連勝でようやく本調子を取り戻し始めたMF鎌田大地擁する17位のクリスタル・パレスは、19位のウォルバーハンプトンとの下位対決で3連勝を狙う。前述のアストン・ビラとのEFLカップでは途中出場で失点に関与したものの、見事なミドルシュートを決めて決勝点を挙げた鎌田。今節はMFエゼ、MFウォートンとシャドー、セントラルMFの主力2選手がケガで不在となるため、スタメン復帰の可能性は高い。ここで再び結果を残してポジション奪取へアピールしたいところだ。 DF菅原由勢の在籍する最下位のサウサンプトンは、16位のエバートンとの下位対決で今季初白星を狙う。前節はシティ相手に善戦しながらも前半序盤の失点が響いて0-1の敗戦。泥沼のリーグ4連敗に。それでも、EFLカップではストーク・シティ相手に菅原がPK奪取、スーパークリアの決定的な活躍をみせ、3-2の勝利に貢献。対戦相手のエバートンはEFLカップ3回戦でPK戦の末に破っている相手であり、今回の試合でも白星をもぎ取りたい。 《プレミアリーグ第10節》 ▽11/2(土) 《21:30》 ニューカッスル vs アーセナル 《24:00》 ボーンマス vs マンチェスター・シティ イプスウィッチ vs レスター・シティ リバプール vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン ノッティンガム・フォレスト vs ウェストハム サウサンプトン vs エバートン 《26:30》 ウォルバーハンプトン vs クリスタル・パレス ▽11/3(日) 《23:00》 トッテナム vs アストン・ビラ 《25:30》 マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー ▽11/4(月) 《29:00》 フルアム vs ブレントフォード 2024.11.02 12:30 Sat5