ローマは開幕ドロースタート…エンジンのかかり遅くカリアリ相手に痛恨ゴールレス【セリエA】
2024.08.19 05:45 Mon
2024-25シーズンのセリエA開幕節、カリアリvsローマが18日にウニポル・ドムスで行われ、0-0のドローに終わった。
ホーム開幕戦でアグレッシブな入りを見せたカリアリの推進力に苦戦するローマ。右サイドで果敢に仕掛けるスーレ、中央のライン間でボールを引き出すペッレグリーニ、ル・フェを中心に[5-3-2]の守備ブロック攻略を図る。
前半半ばから終盤にかけてローマは、中盤3枚でのパス交換を中心に攻撃のテンポを生み出そうとするが、全体的に距離感が遠くボールホルダーに対してのサポートも少なく攻撃に厚みが出ない。
やや見せ場が少ないゴールレスの前半を受け、情熱的な指揮官から激しい檄が飛んだか、後半は立ち上がりから全体のギアを上げたローマ。
開始直後の47分にスーレが枠の右隅を捉えた強烈なシュートで最初の枠内シュートを記録すると、その数分後にもザレフスキのミドルシュート、ゴール前にフリーで走り込んだペッレグリーニのダイレクトシュートで決定機を創出した。
時間の経過と共にホームチームに押し返され始めると、ル・フェとザレフスキを下げてバルダンツィ、切り札のディバラとより攻撃的なカードを切っていく。
創造性とキープ力に長けたレフティー2人の投入によって攻撃が活性化されると、ここまでなかなか良い形で攻撃に絡めずにいた昨季ラ・リーガ得点王に大きな見せ場が訪れる。79分、ボックス右で粘ったディバラから絶妙な浮き球クロスが送られると、ファーで競り勝ったドフビクが頭で合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
その後はマリンにクロスバー直撃のシュートを打たれて冷や汗をかくなどオープンな打ち合いの中で最後までゴールを目指したローマだったが、後半ラストプレーでエル・シャーラウィが放ったミドルシュートも枠の左に外れてしまい、試合はこのままタイムアップ。
不出来な前半のパフォーマンスが最後まで響く形となったローマは、格下相手の開幕戦をゴールレスドローで終えることになった。
カリアリ 0-0 ローマ
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モウリーニョ、デ・ロッシと2人の指揮官の下で昨シーズンのセリエAを6位でフィニッシュしたローマ。そのデ・ロッシ監督の下で捲土重来を期す新シーズンに向けてはオーナー主導で積極的な人員の入れ替えを図った。サルデーニャに乗り込んだ開幕戦では目玉の新戦力であるドフビクとスーレに加え、ル・フェがスタメンで新天地デビュー。また、マンチーニ、クリスタンテ、ペッレグリーニとリーダーグループが起用された一方、サウジアラビア行きが取り沙汰されるディバラはベンチスタートとなった。前半半ばから終盤にかけてローマは、中盤3枚でのパス交換を中心に攻撃のテンポを生み出そうとするが、全体的に距離感が遠くボールホルダーに対してのサポートも少なく攻撃に厚みが出ない。
これに対してやることがハッキリしているカリアリは、ピッコリとルブンボの2トップでカウンターを完結させる場面を作り出したが、肝心のシュートが枠を捉え切れず。
やや見せ場が少ないゴールレスの前半を受け、情熱的な指揮官から激しい檄が飛んだか、後半は立ち上がりから全体のギアを上げたローマ。
開始直後の47分にスーレが枠の右隅を捉えた強烈なシュートで最初の枠内シュートを記録すると、その数分後にもザレフスキのミドルシュート、ゴール前にフリーで走り込んだペッレグリーニのダイレクトシュートで決定機を創出した。
時間の経過と共にホームチームに押し返され始めると、ル・フェとザレフスキを下げてバルダンツィ、切り札のディバラとより攻撃的なカードを切っていく。
創造性とキープ力に長けたレフティー2人の投入によって攻撃が活性化されると、ここまでなかなか良い形で攻撃に絡めずにいた昨季ラ・リーガ得点王に大きな見せ場が訪れる。79分、ボックス右で粘ったディバラから絶妙な浮き球クロスが送られると、ファーで競り勝ったドフビクが頭で合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
その後はマリンにクロスバー直撃のシュートを打たれて冷や汗をかくなどオープンな打ち合いの中で最後までゴールを目指したローマだったが、後半ラストプレーでエル・シャーラウィが放ったミドルシュートも枠の左に外れてしまい、試合はこのままタイムアップ。
不出来な前半のパフォーマンスが最後まで響く形となったローマは、格下相手の開幕戦をゴールレスドローで終えることになった。
カリアリ 0-0 ローマ
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