鈴木彩艶がフル出場もピナモンティ弾に沈んだパルマが5試合ぶりの敗戦…【セリエA】

2024.11.05 04:45 Tue
Getty Images
鈴木彩艶の所属するパルマは4日、セリエA第11節でジェノアと対戦し0-1で敗戦した。
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リーグ戦4試合連続ドロー中の14位パルマが、8試合未勝利の最下位ジェノアをホームに迎えた一戦。パルマのGK鈴木はフル出場している。ここまでリーグ戦1勝にとどまる両者の一戦は、立ち上がりから一進一退の展開が続く中、パルマは16分にアクシデント。自陣でボールを奪い返したベルナベがドリブルで持ち上がった際に右モモ裏を負傷。プレー続行不可能なことは明らかで、ピッチを離れる際には涙を浮かべていた。
不運な形で交代カードを切ったパルマは23分、ボニーのラストパスからボックス右に抜け出したハジ・モハメドがチャンスを迎えたが、シュートはゴール左に外れた。

ハーフタイムにかけては拮抗した展開が続いたが、パルマは前半終了間際にピンチ。追加タイム3分、トールスビーのパスでボックス左に侵入したアーロンの折り返しを中央に走り込んだフレンドルップが左足で合わせたが、これはGK鈴木が右手一本で弾き出した。
ゴールレスで迎えた後半、先にチャンスを作ったのはジェノア。58分、ボックス右から侵入したピナモンティのシュートが右ポストを直撃すると、跳ね返りを走り込んだバデリがダイレクトで合わせたが、このシュートはDFプラートのブロックに阻まれた。

やや劣勢の時間が続くパルマは、73分にもピンチ。自陣からのロングフィードのこぼれ球に反応したピナモンティがワンタッチパスでDFの裏にボールを送ると、抜け出したエカトルがボックス内まで持ち上がりネットを揺らしたが、これはエカトルがオフサイドの判定となり、ゴールは認められず。

しかし、パルマはその6分後に失点を許す。79分、中盤での不用意なボールロストからカウンターを許すと、ボックス右から侵入したエカトルがシュート。これはGK鈴木が弾いたが、こぼれ球をピナモンティに押し込まれた。

待望の先制点を奪ったジェノアは、86分にエカトルを下げて4年半ぶりのセリエA復帰となるバロテッリを投入するも、見せ場は訪れず。試合はそのまま0-1でタイムアップ。

パルマはリーグ戦5試合ぶりの黒星で9試合未勝利に、一方のジェノアは第2節モンツァ戦以来、9試合ぶりの白星を飾った。

パルマ 0-1 ジェノア
【ジェノア】
アンドレア・ピナモンティ(後35)

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【セリエA第15節プレビュー】鈴木彩艶がセリエA最強2トップのラウタロ&テュラムに挑戦

前節はフィオレンティーナvsインテルの上位対決がMFボーヴェの緊急搬送によって中止となった中、ローマを下したアタランタが首位ナポリを1ポイント差で追走する状況となった。迎える第15節、GK鈴木彩艶の11位パルマ(勝ち点15)が3位インテル(勝ち点28/1試合未消化)と金曜に対戦する。 パルマは前節ラツィオ戦、5連勝中と好調だった相手に対して守護神の彩艶が好守を幾つか見せた中、3-1で撃破。3勝目を挙げ、順位を11位まで上げている。トップハーフに近づいた中、インテルにも一泡吹かせることができるか。彩艶がセリエA最強2トップのFWラウタロ・マルティネスとFWテュラム相手にクリーンシートに導けるかに注目だ。 一方のインテルは前節フィオレンティーナ戦が延期となった中、首位ナポリとは暫定4ポイント差に。火曜にはチャンピオンズリーグ(CL)レバークーゼン戦を控えるが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の予想ではベストメンバーで臨む模様。ナポリにプレッシャーをかけるためにも必勝としたい。 そして同じく金曜開催の2位アタランタ(勝ち点31)vs7位ミラン(勝ち点22/1試合未消化)も今節注目の一戦となる。アタランタは前節ローマ戦、敵地での試合を制して怒涛のリーグ戦8連勝とした。火曜にはCLでレアル・マドリーと対戦する中、ビッグマッチ連戦を制すことはできるか。 対するミランは前節エンポリ戦をMFラインデルスのドッピエッタなどで3発快勝。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではサッスオーロ相手にターンオーバーしつつ6発圧勝とした。公式戦3連勝とノってきた中、強敵アタランタ相手にもゴールラッシュとなるか。毎試合ゴールに絡む活躍を見せているMFラインデルスに注目だ。 首位ナポリ(勝ち点32)は5位ラツィオ(勝ち点28)と日曜に対戦する。ナポリは前節トリノ戦を相手GKミリンコビッチ=サビッチの好守に阻まれながらもMFマクトミネイがゴールを割ってウノゼロ勝利。連勝を飾った中、パルマに敗れて連勝が止まったラツィオ戦に臨む。 格下レッチェに後半アディショナルタイム被弾で引き分けてしまった6位ユベントス(勝ち点26)は8位ボローニャ(勝ち点21/1試合未消化)と対戦。厳しい選手層が続く中、公式戦3試合連続ドローと勝利が遠いが、FWヴラホビッチが復帰予想となっているのは心強いところ。ボローニャ戦を制して水曜に行われるCLマンチェスター・シティ戦に向かいたいところだ。 アタランタに押し切られる形となった15位ローマ(勝ち点13)は16位レッチェ(勝ち点13)と対戦。ラニエリ監督就任後の難敵との2試合を連敗してしまったローマだが、同勝ち点で並ぶレッチェ戦は必勝としたい。ここで敗れるようだといよいよ残留争いに巻き込まれていくことになりかねない。 ◆セリエA第15節 ▽12/6(金) 《26:30》 インテルvsパルマ 《28:45》 アタランタvsミラン ▽12/7(土) 《23:00》 ジェノアvsトリノ 《26:00》 ユベントスvsボローニャ 《28:45》 ローマvsレッチェ ▽12/8(日) 《20:30》 フィオレンティーナvsカリアリ 《23:00》 ヴェローナvsエンポリ 《26:00》 ヴェネツィアvsコモ 《28:45》 ナポリvsラツィオ ▽12/9(月) 《28:45》 モンツァvsウディネーゼ 2024.12.06 18:00 Fri
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鈴木彩艶フル出場のパルマ、強力攻撃陣のアタランタに3失点完敗【セリエA】

パルマは23日、セリエA第13節でアタランタをホームに迎え、1-3で完敗した。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 代表ウィーク前の前節ヴェネツィアとの昇格組対決を制して2勝目を挙げた13位パルマ(勝ち点12)は、日本代表でも好守を見せていた彩艶が引き続きスタメンとなった。 6連勝中の2位アタランタ(勝ち点25)に対し、パルマは開始4分に失点。ベッラノーバの右クロスからレテギにヘディングシュートを決められた。さらに9分、ルックマンにゴールを許しかけたが、VARの末わずかにオフサイドで助かった。 その後も守勢のパルマは16分、レテギのヘディングシュートでゴールに迫られると、続く19分にもレテギに決定機を許したが、シュートは枠を外れて助かった。 前半半ば以降も劣勢のパルマは何とか1失点で凌いでいたものの、39分に追加点を許す。ルッジェーリにボックス左ポケットへ侵入され、クロスをエデルソンに押し込まれた。 厳しいパルマは45分、ボニーに決定機があったが、ゴール至近距離からのシュートをGKカルネゼッキに止められ2点のビハインドで前半を終えた。 それでも迎えた後半、開始4分にパルマが1点差とする。ミハイラのクサビのパスを受けたカンチェッリエーリがうまく前を向いて豪快なシュートを叩き込んだ。 反撃の狼煙を上げたパルマが守勢を耐える中、72分にはルックマンにネットを揺らされるもオフサイドで助かったが、75分に3失点目。クアドラードの右クロスからルックマンにボレーを決められた。 このまま1-3でパルマは敗戦、連勝はならなかった。一方、7連勝としたアタランタが暫定首位に立っている。 パルマ 1-3 アタランタ 【パルマ】 マッテオ・カンチェッリエーリ(後4) 【アタランタ】 マテオ・レテギ(前4) エデルソン(前39) アデモラ・ルックマン(後30) 2024.11.24 06:39 Sun
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日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ

サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed

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