新ウイング見定めるユベントスに吉報! ポルトMFガレーノはトリノ行きを優先か

2024.07.24 18:04 Wed
複数クラブが関心を示すガレーノ
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複数クラブが関心を示すガレーノ
ポルトのブラジル代表MFガレーノ(26)がユベントス移籍に前向きのようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
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マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(24)の獲得を狙っていたものの、対立していたエリク・テン・ハグ監督との和解により、補強戦略の変化を迫られたユベントス。現在の新ウイング候補にはドルトムントのU-21ドイツ代表FWカリム・アデイェミ(22)とガレーノの名前が筆頭に挙がる。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏は、どちらがベストな取引になるか精査している状況。アデイェミの代理人と接触し、移籍への関心度合いを確認したとも報じられた。
一方、ガレーノに関しても進展が。プレミアリーグの複数クラブも関心を寄せるなか、現時点ではユベントスへの移籍を優先するよう代理人に依頼しているとのことだ。

また、ドルトムントはアデイェミをそう簡単に売却しない方針だが、ポルトはUEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則を遵守するため、8月末までに数人の選手売却が必要。ガレーノは候補の1人とみなされている。
6000万ユーロ(約100億5000万円)の契約解除条項が存在するものの、4000万ユーロ(約67億円)未満でも成立するのではないかというのがユベントス側の見通し。3000万〜3500万ユーロ(約50億3000万〜58億7000万円)+ボーナスでの決着を視野に入れている。

2022年1月にブラガからポルトに加入のガレーノ。両サイドこなせる右利きのウインガーで、2023-24シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)での活躍も含め、公式戦46試合で16ゴール12アシストを記録した。

なお、ユベントスはガレーノのチームメイトであるポルトガル代表MFフランシスコ・コンセイソン(21)やブラジル代表MFペペー(27)の情報もここ数週間で入手。特に、アデイェミとガレーノに次ぐのがコンセイソンで、こちらはレンタル移籍もあり得る模様だ。

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処分軽減も気になるブランク…ポグバの誓い 「確実に新たな自分に」

ユベントスの元フランス代表MFポール・ポグバは新たな姿で復帰する意欲に溢れるという。 2022年夏からユベントスに復帰したポグバだが、2023年8月の試合後にイタリア反ドーピング機関のドーピング検査でテストステロン値を上げる禁止薬物の陽性反応。暫定的ながら出場資格停止に処され、後のB検体による再検査が行われたが、そこでも陽性反応が出た。 今年2月にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると、今月に入って事態が一転。故意ではなかったとの理由で処分期間が18カ月まで大幅短縮され、来年3月にも復帰できる運びとなっている。 復帰するとなってもかなりのブランクがあり、再びピークまで持っていけるかが気になるところだが、本人は『ESPN』のインタビューで怒りを原動力に再起を力強く誓う。 「確実に新たなポグバになるだろう。それは間違いなく確かだ。で、繰り返すけど、ポジティブな意味で、よりハングリーに、より決意をもってね。今の僕はプロとして契約していなかったり、再びプロになりたい子どものような気分だ。これは僕の怒りであり、それが原動力。前のレベル、さらに上のレベルで復帰するためにあらゆることをするつもりだよ」 また、「精神的にケガをすると、おそらく肉体的にもケガをする」とした上で、「だから…」と続ける。 「重要なことの1つはそのすべてを清算し、周囲にポジティブばエネルギーだけを注ぐことだ。もちろん、プロフェッショナルであること、正しいことをすることもね。一方で、自分はもう18歳じゃないのは確かだ。だから、ケアはしないといけないし、今ある時間のすべてを捧げるんだ。来季は自分が一番好きなことに専念し、自分が望むレベルに到達したい」 そして、出場停止処分を受けたのを境にフットボールを別角度から見るようになり、「自分がとても愛するものを奪われたときというのは最も感謝の気持ちを抱くときなんだ。だから、今はフットボールをまったく違った目で見ているし、キャリアが終わるまで一瞬一瞬を瞬間を楽しむつもり」と述べている。 2024.10.17 18:05 Thu
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ユーベ残留のためなら金銭面も覚悟のポグバだが…SDがスタンス明かす「チームは満員」

ユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏が、元フランス代表MFポール・ポグバの処遇について語った。 2023年8月にドーピング疑惑が浮上し、当初は4年間の出場停止処分が科せられたポグバ。しかし、「故意ではなかった」という訴えが認められ、処分期間が18カ月まで短縮となり、来年3月に活動再開が認められることになった。 その後、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでは「今の僕の焦点は再びユーベのユニフォームを着ること」、「またユーベでプレーするためなら、金銭面の犠牲もいとわない」と復帰希望を明言していた。 しかし、ジュントリSDは19日に行われたセリエA第8節のラツィオ戦前に、ポグバの扱いを語った。 「ポグバに関する我々のスタンスは非常に明確だ。ポールは偉大なフットボーラーだったが、長い間活動を休止していた。ここ数年は他の選手に投資せざるを得なかったし、チームは満員だ」 新天地候補としては、フランス代表でチームメイトだったGKウーゴ・ロリス、FWオリヴィエ・ジルーが所属するメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFCや、サウジアラビアのクラブが挙がっているポグバ。3月には戦線復帰が可能となるが、どこでプレーすることになるのだろうか。 2024.10.20 20:33 Sun
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処分軽減ポグバが訴え 「不正をする人間じゃない」「正々堂々と勝つのを好む」

ユベントスの元フランス代表MFポール・ポグバがドーピング違反に思いを語った。 2022年夏からユベントスに復帰したポグバだが、2023年8月の試合後にイタリア反ドーピング機関のドーピング検査でテストステロン値を上げる禁止薬物の陽性反応。暫定的ながら出場資格停止に処され、後のB検体による再検査が行われたが、そこでも陽性反応が出た。 今年2月にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると、今月に入って事態が一転。故意ではなかったとの理由で処分期間が18カ月まで大幅短縮され、来年3月にも復帰できる運びとなっている。 ポグバはイギリス『スカイ・スポーツ』でドーピング検査に引っかかった当時の落ち度を認めつつ、不正を働くような人間ではないと述べる。イギリス『BBC』が報じた。 「自分は不正をする人間じゃない。スポーツを愛し、試合を愛し、絶対に不正行為なんてしない。正々堂々と勝つのを好む。負けず嫌いだけど、不正なんてしない」 「自分がサプリメントを摂取したわけだからその責任がある。その道のプロからの処方だとしても、トリプルチェックを怠ってしまった。罰せられるなら、それで構わないけど、4年間であるべきじゃない」 ちなみに、2026年夏まで契約を残すユベントスでの去就も解消話が浮かんだりと不確かだが、「ピッチにいたい。どんなピッチでもいい。まずはユベントスだ」と話す。 「チームメイトとトレーニングがしたい。1人で壁に向かってパスを出したりするのはつらいよ。トレーニングに戻って調子を整え、ピッチで自分が好きなことをするのがフォーカスするものだ」 2024.10.17 09:15 Thu

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