ESL新構想へのリアクション…ユナイテッドやPSG、バイエルンに各国リーグ協会が拒絶姿勢明確に

2023.12.22 00:40 Fri
多くのクラブがESL参加を拒絶する姿勢
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多くのクラブがESL参加を拒絶する姿勢
ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)の新構想が発表されたなか、現状では多くのクラブが参加を拒絶する姿勢を示してしている。

ヨーロッパの司法裁判所は21日、欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)の決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。
これを受けてESLを後援する企業である『A22』は、トーナメントを3つのリーグに分けて開催するという新たなフォーマットを提案。男女が関わるリーグとなるという。

『A22』とレアル・マドリー、バルセロナが主導するESLに対して、アトレティコ・マドリーがいの一番に反対の姿勢を表明したが、これに続く形でマンチェスター・ユナイテッドバイエルンインテルパリ・サンジェルマンの各国メガクラブが拒絶の姿勢を示している。

◆アトレティコ・マドリー
「欧州フットボールファミリーはヨーロッパ・スーパーリーグを望んでいない。ドイツ、フランス、イングランド、イタリア、スペイン(レアル・マドリーとバルセロナを除く)はスーパーリーグを望んでいない。我々は欧州フットボールファミリーを保護し、国内リーグを保護し、彼らを通じて毎シーズンピッチ上で欧州の大会の出場権を獲得することに賛成している」
◆マンチェスター・ユナイテッド
「我々の立場は変わっていない。我々は今後もUEFAの大会への参加、そしてECAを通じてUEFA、プレミアリーグ、そしてヨーロッパの試合の継続的な発展に向けた他のクラブとの積極的な協力に全力で取り組んでいく」

◆バイエルン
「我々は欧州司法裁判所の判決に留意しています。しかし、このことは、そのような大会は各国リーグの重要性と欧州フットボールの構造に対する攻撃となるというFCバイエルンとECAの立場を変えるものではない。すべての国内リーグが他のヨーロッパのフットボールクラブの基盤であるのと同様に、ブンデスリーガはFCバイエルンの基盤だ。したがって、彼らを弱めることではなく、強化することが我々の義務であり、深い信念だ。また、UEFA傘下のヨーロッパのクラブ大会にも力を入れている。したがって、FCバイエルンではスーパーリーグへの扉は閉ざされたままであることをもう一度明確にさせてほしい」

◆パリ・サンジェルマン
「パリ・サンジェルマンは、いわゆるスーパーリーグのいかなる計画も総合的に完全に拒否する。これは初日からそうであり、これからもそうである。誇り高き欧州の機関として、PSGは欧州のスポーツモデルの原則、自由な競争と包摂の価値観を支持し、欧州フットボール界で認められたすべての利害関係者、とりわけフットボール界の中心であるファンや選手たちと協力している」

◆インテル
「FCインテルナツィオナーレ・ミラノは、欧州フットボールの将来はECA内のクラブ間の協力と、UEFAおよびFIFAとのパートナーシップによってのみ保証できるという信念を改めて表明する。協会として、我々はヨーロッパのスポーツモデルを特徴づける価値観を強く支持し続けており、これらの価値観をサポートするためにECAによって結集された他のすべてのチームと協力することに全力で取り組んでいる」

メガクラブ以外でもセビージャやローマドルトムント、モナコ、フェイエノールトといった各国リーグの強豪クラブが前述のクラブの声明に近い内容で拒絶の姿勢を示している。

さらに、プレミアリーグ、ラ・リーガ、リーグ・アンと各国のリーグ連盟も改めてECL創設への反対を示す。

◆プレミアリーグ
「今日の判決はスーパーリーグを支持するものではなく、プレミアリーグは今後もそのような概念を拒否し続ける。サポーターは試合にとって非常に重要であり、彼らは国内フットボールとヨーロッパフットボールとのつながりを断ち切る『離脱』大会への反対を何度も明らかにしてきたプレミアリーグは、国内外のクラブ大会の成功を支える、オープンな競争という明確な原則へのコミットメントを改めて表明する。フットボールは、昇格と降格によって生み出される競争力、国内リーグやカップ戦から国際クラブ大会までの年間実力ベースの出場資格、そして週末が国内フットボールのために確保されることに伴う長年のライバル関係や儀式によって繁栄する」

◆ラ・リーガ
「この判決に関係なく、選手、コーチ、リーグ、連盟、クラブを含むフットボールのエコシステム全体は、特権的な少数の人々の参加を永続させ、頂点を制限するモデルを望んでいないことをすでに大声ではっきりと表明している。ヨーロッパフットボールは、エリート向けのものではなく万人向けのオープンなスポーツだ」

◆リーグ・アン
「ヨーロッパの競技会は60年以上にわたって組織されており、その正当性、信頼性、名声に代わるものはない。我々は、スポーツの組織を統治しなければならないスポーツのメリットの原則に非常にこだわっている。フットボールが今日世界最高のスポーツであるとすれば、それはまさに、フットボールがシンプル、明確、透明性のある競技の基盤を築いてきたからだ。すべての人に「夢」を抱き、スポーツピラミッドの頂点に達する権利を与えるという、この目に見えない原則を妨げるものは何もない」

さらに、ESL創設によって割を食う存在であるファン・サポーターの意見としてフットボール・サポーターズ・ヨーロッパ(FSE)は同じく反対の立場を明確に示した。

◆フットボール・サポーターズ・ヨーロッパ
「ヨーロッパのフットボール界にスーパーリーグへ離脱する余地はない。我々のクラブ、競技会、そして地域社会は保護を必要としている。次に何が起ころうとも、スーパーリーグは欧州フットボールの将来を危険にさらす無計画なプロジェクトであることに変わりはない」

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マドリッドのクラブサッカー最後の週末はお祝い三昧…/原ゆみこのマドリッド

「そうか、優勝だもんね」そんな風に私が早合点を後悔していたのは月曜日、お昼のニュースで2部のマドリッドの弟分、レガネスの選手たちがブタルケのピッチや彼らのお祝い事の定点、同市のエスパーニャ広場でトロフィーを誇らしげに掲げている映像を見た時のことでした。いやあ、日曜は私も彼らの1部昇格を見るため、エルチェ戦に足を運んだんですけどね。試合の方は前半早々から、ミゲール・デ・ラ・フエンテのゴールで先制したボルハ・ヒメネス監督のチームが、ロスタイムにもファン・クルスのシュートで2点目をゲット。相手が前節に昇格プレーオフ入りがなくなり、消化試合モードだったおかげもあって、2-0のまま、後半が終わる前から、ファンは4年ぶりの1部昇格祝いを満喫することに。 ただ、これは「Campeones, campeones/カンペオネス(チャンピオン)」と皆が歌っているのをレガネスの優勝と結び付けなかった私の浅はかさもあって、ええ、同時進行だった、勝ち点3差で直接昇格の2位を奪われる可能性が僅かにあった3位のエイバルのオビエド戦は時々、経過を伺っていたんですけどね。レガネスの勝利により、昇格条件だった勝ち点1奪取を満たしたため、他は気にしていなかったところ、何と前節、今季29節の間、首位をキープしていたレガネスを出し抜いて、一足先に1部復帰を決めたバジャドリーがテネリフェに負けていたんですよ。 そのおかげで最終節に再び首位に返り咲いた彼らは2部王者として、トロフィー授与されたんですが、そこまで頭が回らなかったのが運の尽き。後はもう、ファンとお祝いするだけだろうと、チームが場内一周を始めた時点でスタジアムを出ることに。いえ、午後6時から始まったTDP(スペイン国営放送のスポーツチャンネル)のDecimoquinta(デシモキンタ/15回目のCL優勝)祝勝行事追っかけ生中継を試合中もスマホで流しっぱなしにしていたため、レアル・マドリーがアルムデナ大聖堂、続いてアジュソ州知事がブタルケに駆けつける約束をキャンセルして、チームを迎えた州庁舎訪問とプエルタ・デル・ソル(マドリッドの中心にある広場)を埋め尽くすファンへのバルコニーからの挨拶。 更にシベレス噴水広場にある市庁舎訪問という、リーガ優勝時とほぼ同じ行程に例年通り、遅れが出ていたため、あと30分ぐらいはブタルケにいても、午後10時スタート予定だったサンティアゴ・ベルナベウでのフィエスタには間に合いそうだったんですけどね。それが、前日のCL決勝パブリックビューイングに行った時、普段のマッチデー以上の混雑に巻き込まれてしまってねえ。サンティアゴ・ベルナベウ駅で人を捌ききれず、メトロも1駅前のヌエボス・ミニステリオスから歩かされたため、ええ、だって、このカンカン照りの暑さの中、5、6時間もの間、何千人もののファンが選手たちを見ようと待機していたシベレスのステージでのお祝いの後、マドリーのオープンデッキバスがベルナベウに到着する時間に重なったら、大変じゃないですか。 それこそ、バスを走って追うようなファンが多数いるぐらいですから、フィエスタの始まる前、スタジアム周辺が到着を待つ群衆で身動きできなるのは火を見るよりも明らか。そこで早めにブタルケを切り上げ、セルカニアス(国鉄近郊路線)に乗ることにしたんですが、いやあ、今季をスタートした時はまったく、目標に入ってなかった1部再昇格を果たしたレガネスのはじけっぷりも半端ないよう。すでに日曜夜には選手たちが行っていたにも関わらず、月曜にはオープンデッキバスに乗っての市内パレード。その後、またエスパーニャ広場で、今度はステージを組んで、お祝いをしていましたが、更に水曜午後9時にはブタルケのピッチで選手たちを囲んで、軽食をつまむイベントを入場料65ユーロ(1万2000円)で開催。うーん、今は皆、1部に上がるにはあと3週間、プレーオフで戦わないといけないエイバル、エスパニョール、スポルティング、オビエドの4チームを尻目に、少しでも早く、バカンスに行きたいんじゃないですかね。 そんなことはともかく、先週末のビッグイベントだったCL決勝ドルトムント戦がどんなだったかもお話ししていかないと。7万5000人の満員御礼となったベルナベウのピッチは、突貫工事でテイラー・スウィフトのコンサート舞台を撤去し、中央に巨大スクリーンを設置。これは2014年のDecima(10回目のCL優勝)以来、必ず、翌日は優勝祝いにも使われるお便利設備なんですが、加えて、天井から吊り下がった360度大型スクリーンにもTV中継の映像だけでなく、時間や交代選手の名前が出たため、試合の見やすいことといったら、もう。 実況もしてくれる上に、マドリーの得点時など、普通の試合のように盛大なゴールコールで盛り上がることができたんですが、それは後半の話。そう、前半は、うーん、開始30秒でウェンブリーのピッチに3人も乱入者が現れて、2分近くもゲームが止まっていたのが影響したんですかね。前半23分にはフュルクルクのシュートがゴールポストを直撃し、オフサイドだったのにホッとさせられたり、アデイェミには2度も肝を冷やされる始末。更にはサビッツァーの強烈シュートを弾くなど、マドリッドから当日移動して、その日のベンチにいたインフル明けのルーニンの代わりに決勝の舞台に立った、GKクルトワの正当性を証明するシーンのオンパレードだったんですよ。 いやあ、これにはアンチェロッティ監督も「En la primera parte hemos sido un poco vagos/エン・ラ・プリメーラ・パルテ・エモス・シドー・ウン・ポコ・バゴス(前半のウチはちょっと怠け者だった)。ボールロストが多くて、相手のしたいようにされてしまった」と反省していたんですけどね。私もその光景には、ええ、準々決勝2ndレグではアトレティコがまさにこのドルトムントに4点も奪われ、逆転敗退していただけに、このままじゃ、絶対、ゴールを入れられる。いや、マドリーのことだから、却って、先制された方が根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神に火がついていいのかもとか、あれこれ考えさせられることに。 幸運にも0-0のまま、始まった後半もしばらく相手の優勢が続いたんですが、そこはCLの権化と言っていいマドリー。それはドルトムントがアデイェミから、2013年には同じウェンブリーでのCL決勝でクロースのいたバイエルンに負け、奇しくも同様に今季限りで引退するマルコ・ロイスを投入したすぐ後の29分のことでした。何と、クロースの蹴ったCKに身長173cmのカルバハルが189cmのフュルクルクより高く跳び、ヘッドで先制ゴールを挙げたから、それまで欲求不満の塊だったベルナベウのファンたちがどんなに沸いたことか。 いやあ、このゴールついて、「今季はCKの時に自分も上がるようになったんだけど、大事なのは決意を持って挑むことだ。Se me fue una arriba y la segunda la tenía que enchufar/セ・メ・フエ・ウナ・アリーバ・イ・ラ・セグンダ・ラ・テニア・ケ・エンチュファール(1つ目は上に行ってしまったから、2度目は入れないと)」と当人は言っていたんですけどね。本当にマドリーの怖いところは、後でアンチェロッティ監督も「Otra vez la tactica del muerto/(オトラ・ベス・ラ・タクティカ・デル・ムエルトー(また死人の振り作戦))」と茶化していたそうですが、どんな劣勢にある試合でも、一瞬で状況を引っくり返せる力があること。 実際、今季の決勝トーナメントでは16強対決ライプツィヒ戦、準々決勝マンチェスター・シティ戦、準決勝バイエルン戦でも、え?と思うような場面で得点していましたからね。それこそ、テルジッチ監督も「チャンスを沢山、作りながら、ゴールにできなかったのが肝だった」と言っていたんですが、まあ、それも慣れない決勝ではありうることかと。大体がして、あんなにポンポン、ゴールを決められたアトレティコが愚かだっただけで、しかも相手がCL絶対王者となれば…。 結局、マレン、ハラーとFWを総動員しながら、その1点を返せなかったドルトムントは総攻撃態勢に入っていた38分、ベリンガムのラストパスからビニシウスに2点目を奪われて、最後は0-2で敗北。マドリーの優勝が決まった途端、ベルナベウには「We are the Champions」が鳴り響き、表彰式を待つ間、場内はカンペオネスやマドリーのクラブ歌などを延々と合唱することに。 そしていよいよ、「La voy a levantar lo más alto que pueda, es la más especial como capitán/ラ・ボイ・ア・レバンタール・ロ・マス・アルトー・エ・プエダ、エス・ラ・マス・エスペシアル・コモ・カピタン(できる限り、高く上げるよ。キャプテンとして、最高のCL優勝だ)」というナチョがチームメートの待つ壇上でトロフィーを掲げた瞬間、巨大スクリーンのボックスから紙吹雪が飛び出し、レーザー光線ショーも始まるといった具合で、もうそれだけで、翌日の祝賀イベントのバージョンアップ予告には十分だった? それにしたって凄いのはもちろん、これでマドリーはCL優勝回数ダントツの15回に到達、しかもうち6回はここ10年で達成というのもそうなんですが、指揮官として、5回目のCL優勝となったアンチェロッティ監督の選手たちへの信頼ぶり。ええ、「Estábamos tranquilos pese a todo/エスタバモス・トランキーロス・ペセ・ア・トードー(何があっても私たちは落ち着いていた)。ちょっと変えるだけで良かったよ。ドルトムントはウチを生かしておいてくれたし」と、ええ、彼もCLマッチでは幾度も土壇場で奇跡が起きるのを見てきましたからね。 ナチョ、カルバハル、モドリッチと共にCL優勝6回となり、マドリーのレジェンド、ヘントに並んだクロースなども「La primera parte no ha salido bien pero da igual, este equipo siempre sigue/ラ・プリメーラ・パルテ・ノー・ア・サリードー・ビエン・ペロ・ダ・イグアル、エステ・エキポ・シエンプレ・シゲ(前半は上手くいかなかったけど、構わない。このチームは常に進み続ける)」と言っていましたが、ホント、マドリーのCL神話は度し難い。ウェンブリーのピッチで思う存分、お祝いをしたチームは翌日早朝にマドリッドに帰還。そして翌日も6時間以上、マラソン祝賀行事に取り組むだけの体力が選手たちに残っていたんですが…。 だってえ、シベレスからオープンデッキバスがベルナベウに着いたのは午後10時45分近くだったんですよ。ピッチの巨大スクリーンがイベントスタートを告げる1回目から15回目のハイライトを映し始めたのが11時過ぎで、いやもう、これはそのうち、30回とか、40回になったら、できなくなるんでしょうけどね。アンチェロッティ監督を筆頭に選手が1人ひとり、紹介されながら、登場したのは11時10分頃からで、巨大スクリーンのボックス屋上のステージに全員が揃ったのが40分頃。ナチョが再び、トロフィーを掲げると、屋内で花火が上がったのにはビックリさせられましたが、これは前回まで、場外からの打ち上げ花火の大爆音が怖くて仕方なかった私には嬉しい変更だったかと。 まあ、さすがコンサート会場機能を強化すべく、大改装を行ったおかげで、またしても満員となった場内を彩る光のショーや音響など、見事なものではありましたけどね。マイクを握ったモドリッチが「Nos vemos la temporada que viene/ノス・ベモス・ラ・テンポラーダ・ケ・ビエネ(来季にまた会おう)」と言ったため、契約延長が確実なのもわかりましたし、実はいつの間にか、ベリンガムのスペイン語力もかなりアップしていたよう。「Como no te voy a querer/コモ・ノー・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして君を好きにならずにいられようか)」の定番応援歌を歌い出して、驚かせてくれましたが、トロフィーを持っての場内一周が終わり、ピッチに選手たちの家族が登場。キッズパークと化して、ようやくお開きとなったのは日付の変わった0時15分過ぎでしたっけ。 まあ、こんな感じのベルナベウでの2夜だったんですが、マドリーファンのための今季はこれで店仕舞いとはいえ、さすがにエリート揃いのチームだけあって、このままバケーション入りできる選手は少数派。ええ、月曜夕方に入団が公式発表されたエムバペ(PSGと契約終了)やエンドリッキ(パルメイラスから移籍)らを含め、18人もがユーロ、コパ・アメリカに出場する各国代表のお勤めに出ることに。折しもCL決勝の日にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設で合宿を始めたスペイン代表にはホセル、ナチョ、カルバハルの3人が招集されているんですが、こちらは木曜からの合流が予定されています。 実際のところ、スペインの合宿開始は遅い方で、ユーロのグループリーグで当たるクロアチア、イタリア、アルバニアはとっくに練習を始めているみたいですけどね。ただ、私もCL決勝のせいで、土曜の公開セッションに行けずに生配信で我慢するしかなかったため、まだあまり、今回の代表の情報を仕入れていないんですが、ちなみに初日は29人の招集選手中、マドリー勢、サルジアラビア杯決勝のせいでまだ来ていないラポール(アル・ナスル)、自身の結婚式と被ったミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)、兄イニャキの結婚式があったニコ・ウィリアムス(アスレティック)らを除く、23人が参加。45分程の練習の後、彼らは施設のスタンドを埋めたファンのサインやセルフィーのリクエストにせっせと応えることに。 早くも水曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)からはバダホス(スペイン南部)で強化親善試合のアンドラ戦も控えているため、早いところ、私もモードをスペイン代表に切り替えないといけないんですが…とりあえず、最初の焦点は最初の招集リストから、落ちる3人がどの選手になるかという辺りでしょうか。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.04 20:00 Tue

美しい物語…15度目のCL制覇、パレードするレアルのチームバスを先導した騎馬隊に選手の父親!

史上最多を更新する15度目のチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したレアル・マドリー。現役を引退するドイツ代表MFトニ・クロースにとってはマドリーでのラストマッチとなり、感動的な別れとなった。 ラ・リーガも制していた今シーズンのマドリー。シベレス広場では2度目の優勝セレモニーが行われ、選手たちを乗せたチームバスはパレードを行った。 お祝いムードのパレードとなった中、驚きの事実も判明。チームバスを警備するために警察の騎馬隊が先導していたが、なんとその騎馬隊の1人がスペイン代表DFダニエル・カルバハルの父だった。 馬に乗った父がエスコートするバスの上で優勝を祝うのが息子という構図。さぞかし誇らしいはずだ。 また、カルバハルはパレードが終わりバスを降りた際に父親の元へビッグイヤーを持っていき、2ショット撮影。親子にとって素晴らしい思い出になったことだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】息子のCL制覇のパレードを先導したのは騎馬隊の父親(手前の方)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/ignacio_marcano?ref_src=twsrc%5Etfw">@ignacio_marcano</a> <a href="https://t.co/ezKQn3aBmm">pic.twitter.com/ezKQn3aBmm</a></p>&mdash; Carrusel Deportivo (@carrusel) <a href="https://twitter.com/carrusel/status/1797344757019976131?ref_src=twsrc%5Etfw">June 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.04 15:50 Tue

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