J1昇格逃した清水…プレーオフで活躍のGK大久保択生ら3選手が契約満了「強いエスパルスになることを楽しみにしています」
2023.12.06 18:25 Wed
清水エスパルスは6日、GK大久保択生(34)、DF井林章(33)、MF神谷優太(26)の契約満了を発表した。
大久保は2008年に横浜FCへ加入してプロキャリアをスタート。その後はジェフユナイテッド千葉、V・ファーレン長崎、FC東京、サガン鳥栖とわたり歩き、2019年8月に清水へ加入。今シーズンはGK権田修一が正GKなこともありカップ戦7試合の出場にとどまったが、J1昇格プレーオフでは2試合とも先発出場し、好セーブを披露した。
井林は2013年に関西学院大学から東京ヴェルディに加入すると、6シーズンにわたって在籍しキャプテンにも就任。サンフレッチェ広島を経て2021年6月に清水へ加入すると、今シーズンは公式戦23試合に出場した。
東京Vのユース出身である神谷は、2016年に湘南ベルマーレでプロデビュー。2022年に柏レイソルから清水入りを果たすと、今シーズンは途中出場がメインながら公式戦25試合に出場した。
清水を去ることが決まった3選手は、それぞれクラブを通じてコメントしている。
「今シーズンをもちまして契約満了となり、清水エスパルスを離れることになりました。2019 年の夏から4 年半の間、清水エスパルスの選手として戦えたことを誇りに思います。どんな時でも変わらずに応援してくださったサポーターの皆様には感謝しかありません」
「プレーオフ決勝のあの最高の応援の中で、PK を止めて皆さんと喜び合えなかったことが心残りで、自分の実力不足を痛感しています。来年も清水エスパルスでプレーできないのは寂しいですが、来年こそJ1 へ昇格して強いエスパルスになることを楽しみにしています。まだまだ現役を続けるつもりなので、またアイスタでプレーする姿を見せれるように頑張りたいと思います。4 年半ありがとうございました」
◆井林章
「このたび、清水エスパルスを退団することになりました。まずは昨年の降格のこと、そして今年J1昇格を果たせなかったこと、本当に申し訳なく思います。2年前の夏にきてから苦しい時間ばかりでしたが、自分らしさを出すことはできたと思うので過ごした時間に悔いはありません」
「また清水エスパルスが躍動することを祈っています。井林軍団は解散となりますが、皆さんの記憶に留めておいていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました」
◆神谷優太
「2年間、短い間でしたがありがとうございました。満了と言う形で終わってしまったこと、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。清水でJ1昇格し、皆さんとたくさんの喜びを分かちあいたかったです。それが叶わない現実をすごく残念に思っています。しかし、それがサッカー選手の人生です。ここ数年、怪我に苦しみ中々満足するプレーができなく悩んだ時期が多かったですが、トレーナーやスタッフの方々のおかげで、今年1年最後までピッチの上で終えることができました」
「まだ今後のことは決まっていませんが、人生なるようになると思っています。もちろん努力することを怠らないよう毎日必死で頑張ります。僕の人生にはいつも分岐点があります。正しい道は分かりませんが、迷わず自分が思った道に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
大久保は2008年に横浜FCへ加入してプロキャリアをスタート。その後はジェフユナイテッド千葉、V・ファーレン長崎、FC東京、サガン鳥栖とわたり歩き、2019年8月に清水へ加入。今シーズンはGK権田修一が正GKなこともありカップ戦7試合の出場にとどまったが、J1昇格プレーオフでは2試合とも先発出場し、好セーブを披露した。
井林は2013年に関西学院大学から東京ヴェルディに加入すると、6シーズンにわたって在籍しキャプテンにも就任。サンフレッチェ広島を経て2021年6月に清水へ加入すると、今シーズンは公式戦23試合に出場した。
清水を去ることが決まった3選手は、それぞれクラブを通じてコメントしている。
◆大久保択生
「今シーズンをもちまして契約満了となり、清水エスパルスを離れることになりました。2019 年の夏から4 年半の間、清水エスパルスの選手として戦えたことを誇りに思います。どんな時でも変わらずに応援してくださったサポーターの皆様には感謝しかありません」
「プレーオフ決勝のあの最高の応援の中で、PK を止めて皆さんと喜び合えなかったことが心残りで、自分の実力不足を痛感しています。来年も清水エスパルスでプレーできないのは寂しいですが、来年こそJ1 へ昇格して強いエスパルスになることを楽しみにしています。まだまだ現役を続けるつもりなので、またアイスタでプレーする姿を見せれるように頑張りたいと思います。4 年半ありがとうございました」
◆井林章
「このたび、清水エスパルスを退団することになりました。まずは昨年の降格のこと、そして今年J1昇格を果たせなかったこと、本当に申し訳なく思います。2年前の夏にきてから苦しい時間ばかりでしたが、自分らしさを出すことはできたと思うので過ごした時間に悔いはありません」
「また清水エスパルスが躍動することを祈っています。井林軍団は解散となりますが、皆さんの記憶に留めておいていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました」
◆神谷優太
「2年間、短い間でしたがありがとうございました。満了と言う形で終わってしまったこと、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。清水でJ1昇格し、皆さんとたくさんの喜びを分かちあいたかったです。それが叶わない現実をすごく残念に思っています。しかし、それがサッカー選手の人生です。ここ数年、怪我に苦しみ中々満足するプレーができなく悩んだ時期が多かったですが、トレーナーやスタッフの方々のおかげで、今年1年最後までピッチの上で終えることができました」
「まだ今後のことは決まっていませんが、人生なるようになると思っています。もちろん努力することを怠らないよう毎日必死で頑張ります。僕の人生にはいつも分岐点があります。正しい道は分かりませんが、迷わず自分が思った道に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
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「本当に不甲斐ない」昇格PO2試合を欠場した清水GK権田修一の想い、“愛想を尽かした”のメッセージに反応「エスパルスが強く愛されるクラブになる為にこれからもサポートよろしくお願いします」
清水エスパルスのGK権田修一が、シーズンを終えて心境を明かした。 2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)では、日本代表の正守護神として4試合に出場しベスト16入りに貢献した権田。今シーズン開幕前には移籍の話もあった中で、残留することが決定した。 その権田は、J2で戦うことを選択。日本代表には呼ばれなくなったが、清水の正守護神として明治安田生命J2リーグの全42試合に出場。しかし、チームは最終節で2位から転落し、J1昇格プレーオフに臨むこととなった。 残りの1枠を争う戦いが幕を開けたが、そこに権田の姿はなし。GK大久保択生がゴールを守った中、2日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝で東京ヴェルディ相手に1-1のドロー。レギュレーション上、4位の清水は敗退となり、J1昇格を逃していた。 プレーオフに出場できず、チームに貢献できなかった権田は自身のインスタグラムを更新。悔しさを露わにしながらも、ファン・サポーターの応援に感謝。一方で、J2を来季も戦うことにネガティブな感情を向ける人はスタジアムに来なくても良いと持論を展開。多くのサポートしてくれる人たちへのメッセージを送った。 ーーーーー 1年間クラブを支えていただきありがとうございました。 1番大事な2試合でピッチでチームに貢献できなかった事、仲間を助けられなかった事。 本当に不甲斐ないです。 この文章を書いている今も今シーズンの結果、最後ピッチで責任を追えなかった事がどうしよもないぐらい悔しいですが、皆さんに今の想いを伝えさせてもらいます。 東側のゴール裏の写真がなかったので3面だけですが、年間通してこれだけ多くの方が毎試合スタジアムに来てサポートしてくれた事、本当に感謝しています。 町田とのホーム戦で2点を失った後の感情的な相手選手やレフェリーへのブーイングが多くなったネガティブな空気から勝利の為にスタジアム全体の力でポジティブな空気になったあの試合のサポートは最高でした。 スタジアムには沢山の人が居るのでそれだけの数の感情があります。 昨年の鳥栖戦や今年の町田戦はその感情が全てポジティブに1つになった感覚がありました。 来シーズンもJ2での戦いになるので愛想を尽かしたと既に報告してきている方も居ますが、僕は正直そうゆう方は無理に来なくても良いと思っています。 スタジアムはみんなで楽しむ場所であり、ピッチで戦う選手にパワーを与える人がサポーターです。 これは甘いかもしれませんが大多数の方々がこれからも心からエスパルスをサポートしてくれると僕は確信しています! なぜならピッチに居て本気の皆さんのサポートを感じているからです。 それは座っている席に関係なくスタジアム全体から感じます! 昇格を逃した夜に何言ってるんだと思われるかもしれませんが、皆さんには少しでも早く想いを伝えたかったので。 アイスタがポジティブなエネルギーを持ったスタジアムになる為、エスパルスが強く愛されるクラブになる為にこれからもサポートよろしくお願いします。 ーーーーー ポジション柄、チームを救うことも多いはずが、ミスや失点を責められ、ネガティブなチームの結果を追わされ、誹謗中傷を受けることも多いGKとしての率直な意見だろう。 ファンは「もっと応援します」、「自分たちにできることを探したい」、「来年こそJ2優勝でJ1昇格しよう!」、「またオレンジのユニフォームを着てください」、「みんなが見つめ直す良い機会にしたい」、「ポジティブなパワーを送り続けます」、「来年一緒に悔しさを晴らしましょう」と共闘していくメッセージが多く寄せられている。 <span class="paragraph-title">【写真】昇格逃した夜に権田修一が心境を綴る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0WuLwlPHpl/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C0WuLwlPHpl/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0WuLwlPHpl/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Shuichi Gonda/権田修一(@shuichi33g)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.03 19:23 Sun2
日本代表GK権田修一は「57」に変更、選手大幅入れ替えでJ1復帰目指す清水が背番号発表!
清水エスパルスは6日、新体制を発表。2023シーズンの選手背番号を発表した。 2022シーズンの明治安田生命J1リーグでは、タイトル獲得を掲げながらも開幕からつまづくことに。苦しい戦いが続くと、シーズン終盤は再び失速。終わってみれば17位と自動降格圏で終了し、J2へ降格した。 1年でのJ1復帰を目指すシーズンは、選手の入れ替えが行われながらも期限付き移籍からの復帰や補強で戦力を保った。 移籍加入組のDF北爪健吾(←柏レイソル)は「5」、DF高橋祐治(←柏レイソル)は「4」、復帰となったDF吉田豊(←名古屋グランパス)は「28」に決定した。 また、日本代表GK権田修一は「21」から「57」に変更。DF山原怜音は「29」から「2」、MF白崎凌兵は「18」から「14」、MF神谷優太は「17」から「7」、MFベンジャミン・コロリは「32」から「17」に変更となった。 ◆選手背番号 GK 1.大久保択生 31.梅田透吾 46.阿部諒弥←中央学院大学/新加入 57.権田修一※背番号変更「21」 DF 2.山原怜音※背番号変更「29」 4.高橋祐治←柏レイソル/完全移籍 5.北爪健吾←柏レイソル/完全移籍 24.菊地脩太←V・ファーレン長崎/復帰 27.監物拓歩←早稲田大学/新加入 28.吉田豊←名古屋グランパス/完全移籍 34.落合毅人←法政大学/新加入 38.井林章 50.鈴木義宜 MF 3.ホナウド 6.竹内涼 7.神谷優太※背番号変更「17」 8.松岡大起 11.中山克広 13.宮本航汰 14.白崎凌兵※背番号変更「18」 15.岸本武流 16.西澤健太 17.ベンジャミン・コロリ※背番号変更「32」 22.ヘナト・アウグスト 23.鈴木唯人 33.乾貴士 40.成岡輝瑠←レノファ山口FC/復帰 FW 9.チアゴ・サンタナ 10.カルリーニョス・ジュニオ 18.齊藤聖七←流通経済大学/新加入 20.オ・セフン 29.ディサロ燦シルヴァーノ←モンテディオ山形/復帰 37.森重陽介←日大藤沢高校/新加入 45.北川航也 49.加藤拓己←SC相模原/復帰 2023.01.06 16:50 Fri3
「感動で涙が出ました!」“1187日ぶり”の「勝ちロコ」に清水サポ歓喜!選手も「最高でした」と大喜び
3年半ぶりの「勝ちロコ」に選手もサポーターも歓喜した。 8日にYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節が行われ、グループBの清水エスパルスは川崎フロンターレと対戦。開始7分までに2ゴールを奪うと、その後は川崎Fの反撃にもあったが3-2で勝利。明治安田生命J2リーグで開幕から3戦引き分けと勝ちきれなかったチームにとって嬉しい初勝利となった。 アイスタに詰めかけたサポーターたちはもちろん初勝利に歓喜。今シーズンからはJリーグの新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインが改定されている中、全席声出し応援の中で勝利の喜びを分かち合った。 すると、試合後には、試合には出場しなかったGK権田修一を筆頭に選手たちがゴール裏のサポーターの前に肩を組んで一列に並ぶと、サポーターたちの声と動きに合わせて選手たちが左右にステップ。清水の代名詞でもある勝利の踊り「勝ちロコ」が行われた。 2019シーズンの最終節以来実に1187日ぶりとなる「勝ちロコ」には、なんと山室晋也社長まで参加。チーム一体となり大盛り上がりだった。 清水の選手たちも「勝ちロコ」に喜び。ゴールマウスを守ったGK大久保択生が「久々の勝ちロコは最高でした」とすると、MF西澤健太も「最高の景色 このために頑張れる。続けていこう!」とコメント。さらに2021年8月から清水でプレーするMF松岡大起は「初めての勝ちロコ!最高でした!次の試合もその次の試合も勝ちロコしたい!」とそれぞれツイッターで綴っている。 クラブの公式SNSが「勝ちロコ」の様子を公開すると、ファンからは「これだからエスパルスファンをやめられないです」、「感動して涙が出ました!」、「最高!」、「」とたくさんの熱い言葉が届いていた。 今シーズン4戦目で初勝利を掴んだ清水。一度でも多く「勝ちロコ」ができることをサポーターも望んでいるはずだ。 <span class="paragraph-title">【動画】清水エスパルスの勝利の踊り!“1187日ぶり”の「勝ちロコ」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="g31s2ZsbiGw";var video_start = 103;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.03.10 18:10 Fri4
東京Vが清水との国立決戦制し16年ぶりの悲願達成! 染野唯月の土壇場PK同点弾で劇的J1昇格【J1昇格PO】
2023J1昇格プレーオフ決勝、東京ヴェルディvs清水エスパルスが2日に国立競技場で行われ、1-1のドローに終わった。この結果、レギュラーシーズン上位のアドバンテージによって東京Vの16年ぶりのJ1昇格が決定した。 明治安田生命J2リーグのレギュラーシーズンを3位で終えた東京Vは、準決勝で6位のジェフユナイテッド千葉を2-1で破り、16年ぶりのJ1復帰に王手をかけた。通常のホームスタジアムである味の素スタジアムからクラブにとって縁深い国立に場所を移しての大一番で、城福監督は準決勝と全く同じスタメンで臨んだ。 一方、レギュラーシーズン4位の清水は、準決勝で5位のモンテディオ山形と0-0のドローも、リーグ上位のアドバンテージで決勝進出を決めた。1年でのJ1復帰を至上命令とする秋葉監督率いるチームは、山形戦から先発1人を変更。岸本武流に代えてカルリーニョス・ジュニオを起用。なお、正GKの権田修一は間に合わず、セカンドGKの大久保択生が決勝のピッチに立った。 FC町田ゼルビア、ジュビロ磐田に続くJ1最後の切符を懸けたオリジナル10同士による国立決戦。 がむしゃらなハイプレスこそ仕掛けないものの、立ち上がりは昇格へゴールが必須の清水が押し込んでいく想定通りの入りに。その流れで清水はチアゴ・サンタナ、乾貴士の2人でポイントを作りながら、サイドからのシンプルなクロスやセットプレーでチャンスを窺う。 一方、千葉戦の反省も活かしてか、守勢ながらも手堅く試合に入った東京V。15分を過ぎてからは決定機には至らずも、幾度かフィニッシュのシーンを作りつつ相手陣内でボールを動かしていく。 前半半ばを過ぎると、時間帯によってはアウェイチーム優勢の展開が続く。そして、ホームチームのコンパクトな守備ブロックに揺さぶりをかける清水は、右サイドの中山克広、原輝綺のコンビで幾度か良い形でポケットを取る。だが、再三送りこまれたチャンスボールをチアゴ・サンタナや乾らが仕留め切れなかった。 互いに選手交代なしで折り返した後半、キックオフ直後は東京Vが相手陣内深い位置で試合を進めたが、清水がカウンターから最初の決定機を創出。右サイド深くでカルリーニョス・ジュニオが折り返したクロスにチアゴ・サンタナが飛び込んだが、ここはDF林尚輝が粘りの対応で枠に飛ばさせない。 以降は一進一退の攻防が続くなか、清水は60分にカルリーニョスを下げて北爪健吾を投入。すると、この交代直後に意外な形から試合が動く。 61分、東京Vのボックス内で中山と競った森田晃樹がボールコントロールした際に左腕にボールが当たると、池内主審はPKスポットを指さす。この試合ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用も判定は変わらず。このPKをキッカーのチアゴ・サンタナが冷静に右隅へ蹴り込み、63分の先制点とした。 形勢が逆転されたなか、昇格へゴールが必要となった東京Vは齋藤功佑、山田剛綺ら前線を中心に選手を入れ替え東洋大学からの特別指定で登録されるU-22日本代表の新井悠太らをピッチに送り込む。これに対して清水は中山、山原怜音を下げて岸本、吉田豊を投入。北爪投入後から変更した[3-4-2-1]の布陣を継続。 後半半ばから終盤にかけてはリスクを冒して前に出るホームチーム、堅守速攻で応戦するアウェイチームと序盤からの構図が入れ替わり、緊張感のある攻防が繰り広げられる。 その後、相手と同じ[3-4-2-1]の布陣で猛攻を仕掛ける東京Vだが、清水の堅守を前になかなか決定機まで持ち込めない。だが、15年ぶんの想いを乗せた土壇場の攻撃が最後の最後に結実。 8分が加えられた後半アディショナルタイムの94分、中原が背後に入れた浮き球パスに抜け出した染野がボックス右でDF高橋祐治に倒されてPKを獲得。そして、昇格を懸けたこのPKを染野自ら右隅に突き刺した。 そして、この土壇場の同点ゴールを最後まで守り切った東京Vが5万3264人を集めた国立決戦を制し、16年ぶりのJ1昇格を成し遂げた。 東京ヴェルディ 1-1 清水エスパルス 【東京V】 染野唯月(後51) 【清水】 チアゴ・サンタナ(後18) <span class="paragraph-title">【動画】東京V、16年ぶりJ1昇格の瞬間!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">待ち望んだJ1昇格。<br><br>東京ヴェルディ、16年ぶりのJ1復帰決定の瞬間をお届け‼<a href="https://twitter.com/TokyoVerdySTAFF?ref_src=twsrc%5Etfw">@TokyoVerdySTAFF</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/gBbT965Xio">pic.twitter.com/gBbT965Xio</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1730848279196541256?ref_src=twsrc%5Etfw">December 2, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.02 16:06 Sat清水エスパルスの人気記事ランキング
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【Jリーグ出場停止情報】J1横浜FMのMFジャン・クルードが次節出場停止、J2では清水FW北川航也が暴行の判断で残り2試合欠場、甲府は3名が出場停止に
Jリーグは29日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグでは横浜F・マリノスのMFジャン・クルードが追加。他の大会での出場停止処分の影響により、30日の第35節浦和レッズ戦が出場停止となった。 J2リーグでは8選手が出場停止に。清水エスパルスのFW北川航也は27日の栃木SC戦で一発退場。「ファウルを受け両選手ともに倒れている状態で、相手競技者の右肩に対して左足で過剰な力を用いて蹴った行為は、『選手等に対する暴行(肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等)』に相当する」と判断された。 3試合の出場停止処分と15万円の罰金が科されることに。しかし、J2の全日程が11月10日をもって終了し、出場停止処分の対象となる同レベルの大会もなく、停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、出場停止試合は2試合となっている。 ヴァンフォーレ甲府のDFエドゥアルド・マンシャは27日のレノファ山口FC戦で一発退場。「ペナルティーエリア外で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止めた行為は、『相手チームの決定的得点機会の阻止』に該当する」と判断され、1試合の出場停止となった。 また、甲府のDF林田滉也も山口戦で一発退場。「スライディングをしボールにプレーした後、相手競技者が起き上がったところを足裏で顔を蹴った行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、こちらも1試合出場停止となった。 J3リーグでは7名が追加。Y.S.C.C.横浜のDF大嶋春樹は26日の松本山雅FC戦で一発退場。「ペナルティーエリア内で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止めた行為は、『相手チームの決定的得点機会の阻止』に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分を受けている。 【明治安田J1リーグ】 DFマリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ) 第35節 vs横浜F・マリノス(10/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF安斎颯馬(FC東京) 第35節 vs湘南ベルマーレ(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF昌子源(FC町田ゼルビア) 第35節 vsサガン鳥栖(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFジャン・クルード(横浜F・マリノス) 第35節 vs浦和レッズ(10/30) 今回の停止:その他の停止 MFレオ・ゴメス(ジュビロ磐田) 第35節 vsヴィッセル神戸(11/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 GKク・ソンユン(京都サンガF.C.) 第35節 vsサンフレッチェ広島(11/3) 今回の停止:1試合停止 FWウェリントン(アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF松岡大起 (アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第35節 vsFC町田ゼルビア(11/3) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第36節 vs横浜F・マリノス(11/9) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J2リーグ】 DF中塩大貴(ザスパ群馬) 第37節 vs大分トリニータ(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF品田愛斗(ジェフユナイテッド千葉) 第37節 vsV・ファーレン長崎(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW高橋利樹(横浜FC) 第37節 vs栃木SC(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFエドゥアルド・マンシャ(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:1試合停止 MF佐藤和弘(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF林田滉也(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:1試合停止 FW北川航也(清水エスパルス) 第37節 vsいわきFC(11/3) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第38節 vsロアッソ熊本(11/10) 今回の停止:3試合停止(2/3) DFヘナン(レノファ山口FC) 第37節 vs愛媛FC(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 MF音泉翔眞(ヴァンラーレ八戸) 第35節 vsカマタマーレ讃岐(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF大嶋春樹(Y.S.C.C.横浜) 第35節 vsAC長野パルセイロ(11/2) 今回の停止:1試合停止 MF山中麗央(AC長野パルセイロ) 第35節 vsY.S.C.C.横浜(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF大山啓輔(ツエーゲン金沢) 第35節 vsいわてグルージャ盛岡(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF生駒稀生(奈良クラブ) 第35節 vs福島ユナイテッドFC(11/2) 今回の停止:1試合停止 MF曽我大地(ガイナーレ鳥取) 第35節 vs大宮アルディージャ(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF工藤孝太(ギラヴァンツ北九州) 第35節 vsアスルクラロ沼津(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF藤春廣輝(FC琉球) 第35節 vsFC今治(11/3) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第36節 vs大宮アルディージャ(11/10) 今回の停止:3試合停止(3/3) 2024.10.29 18:29 Tue2
横浜FCが痛恨の2連敗、昇格決定の清水に首位譲る…18位栃木&19位鹿児島は降格圏フィニッシュが確定【明治安田J2第36節】
27日、明治安田J2リーグの8試合が各地で行われた。 前節は21戦ぶりの黒星を喫し、J1昇格を決められなかった首位横浜FC(勝ち点74)。今節こそ昇格を決めたいなか、昇格プレーオフ進出を争う5位ファジアーノ岡山(勝ち点58)とホームで対戦した。 先に試合を動かしたのは18分の岡山。裏に抜け出した岩渕弘人がGKまでかわして流し込む。さらに前半アディショナルタイム、今度は左CKから鈴木喜丈が押し込んでリードを広げる。 後半立ち上がりにも一美和成がゴール右下に決め、岡山に追加点。55分にはCKからの田上大地の得点で4点差とするが、横浜FCも61分から反撃。速攻から山根永遠がGKとの一対一を制し1点を返すと、8分後には左クロスをファーで収めたカプリーニが追加点。2点差まで詰め寄ったが、2-4で試合は終了し、横浜FCは今節も昇格お預けとなった。 前節ホーム初黒星を喫し、こちらも自動昇格を逃していた2位清水エスパルス(勝ち点73)。今節は降格の瀬戸際に立たされ、勝利が必須の18位栃木SC(勝ち点32)とアウェイ戦に臨んだ。 立ち上がりからネットを揺らした栃木だったが、オフサイドでノーゴールの判定。ゴールレスで後半に入ると、50分に住吉ジェラニレショーンがCKから押し込んで清水が先制する。 83分には途中出場の北川航也が一発退場。10人となった清水だがなんとか凌ぎきり、0-1でタイムアップ。清水が3年ぶりのJ1復帰を決め、J2首位に浮上した。 直近2連勝で上位2チームの昇格決定を阻止してきた3位V・ファーレン長崎(勝ち点66)は、残り全勝でも残留が危うい19位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点29)とのホームゲーム。長崎は14分、マルコス・ギリェルメの持ち上がりから名倉巧がゴール右に突き刺して先制。43分には、右サイドから仕掛けたマテウス・ジェズスがコントロールショットを沈め、3試合連続ゴールでリードを広げる。 57分にはロングドリブルからボックス内に侵入したマテウス・ジェズスが落ち着いて流し込み、長崎に3点目。4分後には鹿児島が田中渉のヘディングで一矢報いるが、終盤に長崎の増山朝陽がダメ押し。4-1の大勝を収めた長崎が3位以上を確定させた一方、鹿児島は降格圏フィニッシュが決まった。 その他、PO進出争いは26日に試合のあった8位いわきFC(勝ち点51)が脱落したが、5位岡山、6位ベガルタ仙台(勝ち点58)、7位モンテディオ山形(勝ち点57)がいずれも勝利。4位ジェフユナイテッド千葉から山形までの4チームが残る3枠を争う。 なお、今節敗れた18位栃木は、17位大分トリニータ(勝ち点37)の勝利により、J3降格圏フィニッシュが決定。栃木と鹿児島の降格が今節決まっている。 ◆明治安田J2第36節 ▽10月27日(日) V・ファーレン長崎 4-1 鹿児島ユナイテッドFC 横浜FC 2-4 ファジアーノ岡山 ザスパ群馬 0-2 徳島ヴォルティス モンテディオ山形 1-0 ロアッソ熊本 ブラウブリッツ秋田 0-2 大分トリニータ 栃木SC 0-1 清水エスパルス レノファ山口FC 2-0 ヴァンフォーレ甲府 愛媛FC 0-2 ベガルタ仙台 ▽10月26日(土) 藤枝MYFC 2-3 ジェフユナイテッド千葉 いわきFC 1-2 水戸ホーリーホック 2024.10.27 18:38 Sun3
Jユースカップのベスト8が決定! 2019年以来の優勝チーム決定へ
Jリーグは30日、「2024 Jユースカップ」のノックアウトラウンド進出クラブを発表した。 3月23日(土)から10月27日(日)まで1stラウンドおよび2ndラウンドが実施。ベスト8に進出したのは、モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、川崎フロンターレ、清水エスパルス、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、鹿児島ユナイテッドFCの8クラブとなった。 ノックアウトラウンドは11月3日(日)からスタート。セントラル開催での1回戦制のトーナメント戦で行われ、準々決勝が11月3日(日)、4日(月・祝)にJヴィレッジで、準決勝が11月9日(土)にAGFフィールドで、決勝は11月17日(日)にヨドコウ桜スタジアムで行われる。 2019年の第27回大会で名古屋グランパスU-18がガンバ大阪ユースに4-0で勝利して優勝。2020年はコロナ禍ということもあり開催されず、2021年から2023年はグループステージのみの開催となり優勝クラブは決めていなかった。 <h3>■ノックアウトラウンド 試合日程</h3> ●準々決勝 会場:Jヴィレッジスタジアム ▽11/3(日) 《10:40》 清水エスパルスユース vs 川崎フロンターレU-18ー[1] 《14:00》 鹿児島ユナイテッドFC U-18 vs 東京ヴェルディユースー[2] ▽11/4(月・祝) 《10:40》 ヴィッセル神戸U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユースー[3] 《14:00》 モンテディオ山形ユース vs ジェフユナイテッド千葉U-18ー[4] ●準決勝 会場:AGFフィールド ▽11/9(土) 《10:40》 [1]勝者チーム vs [2]勝者チームー[5] 《14:00》 [3]勝者チーム vs [4]勝者チームー[6] ●決勝 会場:ヨドコウ桜スタジアム ▽11/17(日) 《14:00》 [5]勝者チーム vs [6]勝者チーム 2024.10.30 17:15 Wed4
清水が3年ぶりJ1復帰! 敗れた18位栃木はJ3降格圏フィニッシュが決まる
清水エスパルスのJ1昇格と栃木SCのJ3降格が決まった。 27日、2位清水(勝ち点73)は18位栃木(勝ち点32)とアウェイで対戦。清水は勝てば自力での自動昇格、栃木は勝たなければ17位大分トリニータ(勝ち点37)の結果次第でJ3降格が決まる一戦となった。 立ち上がりから栃木がネットを揺らす展開となったが、オフサイドでノーゴールに。ゴールレスで折り返すと、50分に住吉ジェラニレショーンがCKから押し込んで清水が先制する。 83分には途中出場の北川航也が一発退場となり、清水が数的不利に。ピンチを迎えながらなんとか凌ぎきり、0-1で試合は終了した。 勝利した清水は2022シーズン以来3年ぶりのJ1復帰が確定。敗れた栃木は同時刻開催の大分が2-0の勝利を収めたことでJ3降格圏の18位以下フィニッシュが決まり、2018シーズンから続いたJ2での戦いに幕を閉じることとなった。 2024.10.27 16:19 Sun5