CLでの劇的同点弾は誤審?PSGのPKに元審判は「UEFAのガイダンスに反したもの」
2023.11.29 16:30 Wed
疑惑の判定となったPKにより、試合はドローで終了
元プレミアリーグ審判のマーク・クラッテンバーグ氏が、チャンピオンズリーグ(CL)の大一番で誤審があったことを指摘した。疑惑の判定があったのは、28日に行われたCLグループF第5節のパリ・サンジェルマン(PSG) vs ニューカッスルの一戦。この試合、1点を追いかけるPSGは後半アディショナルタイム、FWウスマーヌ・デンベレのクロスがDFヴァレンティノ・リヴラメントの手に当たると、これがVARによってPK判定となった。
しかし、このPKはデンベレとリヴラメントの距離が非常に近かったことに加え、ボールはリヴラメントの胸に当たってから手に当たったため、非常に微妙な判定に。結局、このPKを決められ勝利を逃す結果となったニューカッスルは不満を隠さず、エディ・ハウ監督も「決してPKではない」と断言している。
クラッテンバーグ氏もまたイギリス『デイリー・メール』にて、このPK判定は誤審だったと指摘。主審を務めたシモン・マルチニアク氏は非常に高名な審判ながら、この判定については明らかに誤りだったと主張している。
「ニューカッスルが勝利を奪われたと感じるのは当然だろう。キリアン・ムバッペがペナルティエリアで同点に追いつくチャンスは、与えられるべきではなかったのだから」
「我々が求めるのは、審判とVARがその意思決定に一貫性があることだ。この試合では、ボールがルイス・マイリーの太ももを直撃したあと、体からわずかに離れた腕に当たるシーンがあった」
「クヴィアトコフスキは、マルチニアクに何か進言することを避けた。ところが、アディショナルタイムにほぼ同じようなアクシデントが起こる。ボールがリヴラメントの胸から肘に跳ね返ると、今度はVARがマルチニアクに確認するよう進言した」
「マルチニアクはモニターを見て、VARが示す特定の角度からリブラメントの腕が伸びていると確信した。だが、我々もテレビで見たが、VARがマルチニアクに見せなかったアングルだと、明らかにハンドではない証明がされている」
「リブラメントは体を大きく広げてはいない。彼の腕は、その動きに対して自然な位置にあり、ディフレクションに反応する時間もなかった。このPK判定はUEFAのガイダンスにも反したものであり、ニューカッスルはその代償を払うことになったのだ」
しかし、このPKはデンベレとリヴラメントの距離が非常に近かったことに加え、ボールはリヴラメントの胸に当たってから手に当たったため、非常に微妙な判定に。結局、このPKを決められ勝利を逃す結果となったニューカッスルは不満を隠さず、エディ・ハウ監督も「決してPKではない」と断言している。
「ニューカッスルが勝利を奪われたと感じるのは当然だろう。キリアン・ムバッペがペナルティエリアで同点に追いつくチャンスは、与えられるべきではなかったのだから」
「2022年ワールドカップの決勝戦では、シモン・マルチニアクが審判を務め、トマシュ・クヴィアトコフスキがVARを担当していた。彼らは経験豊富なコンビであり、尊敬を集めている。だが、今回のことは彼らの重大な間違いとして認められなければならない」
「我々が求めるのは、審判とVARがその意思決定に一貫性があることだ。この試合では、ボールがルイス・マイリーの太ももを直撃したあと、体からわずかに離れた腕に当たるシーンがあった」
「クヴィアトコフスキは、マルチニアクに何か進言することを避けた。ところが、アディショナルタイムにほぼ同じようなアクシデントが起こる。ボールがリヴラメントの胸から肘に跳ね返ると、今度はVARがマルチニアクに確認するよう進言した」
「マルチニアクはモニターを見て、VARが示す特定の角度からリブラメントの腕が伸びていると確信した。だが、我々もテレビで見たが、VARがマルチニアクに見せなかったアングルだと、明らかにハンドではない証明がされている」
「リブラメントは体を大きく広げてはいない。彼の腕は、その動きに対して自然な位置にあり、ディフレクションに反応する時間もなかった。このPK判定はUEFAのガイダンスにも反したものであり、ニューカッスルはその代償を払うことになったのだ」
1
2
ウスマーヌ・デンベレの関連記事
ニューカッスルの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
記事をさがす
|
ウスマーヌ・デンベレの人気記事ランキング
1
PSGデンベレのアーセナル戦出場は? エンリケ監督「復帰できるだろう」
パリ・サンジェルマン(PSG)にとっては朗報だ。負傷のフランス代表FWウスマーヌ・デンベレがアーセナル戦に間に合うこととなった。 7日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグを控えているPSG。ホームにアーセナルを迎え、決勝進出を懸けて戦う。 アウェイでの1stレグは0-1で勝利。デンベレのゴールで先勝したが、そのデンベレは負傷交代しており、2ndレグの出場が危ぶまれていた。 週末のストラスブール戦を欠場したデンベレだったが、5日にトレーニングに復帰。ルイス・エンリケ監督はアーセナル戦での起用は問題ないとした。 「彼はここ2日間、我々と一緒にトレーニングをしてきた」 「火曜日に彼を見たはずだ。彼にとっては通常のトレーニングだ。水曜日は復帰できるだろう」 今シーズンのデンベレは公式戦で33ゴールを記録しており、PSGの攻撃を牽引。CL決勝進出に向けて、大きな援護となるだろう。 2025.05.06 22:45 Tue2
【CL準決勝プレビュー】初優勝まであと一歩、インテルが待つ決勝に進出するのは《PSGvsアーセナル》
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsアーセナルが日本時間7日28:00にキックオフされる。先週行われた1stレグではPSGが敵地で1-0と先勝し、インテルの待つ決勝に近づいた一戦だ。 5季ぶりの決勝進出、初優勝を目指すPSGは敵地での1stレグ、開始4分に挙げたFWウスマーヌ・デンベレのゴールを守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがビッグセーブで守り抜き先勝とした。そのPSGは優勝を決めている4日前のリーグ・アンではストラスブール相手に先発10人を入れ替えて敗れリーグ戦連敗となったが、ルイス・エンリケ監督は1stレグ前同様に黒星を意に介しておらずアーセナルとの2ndレグに照準を当てている。負傷交代したデンベレに関してはルイス・エンリケ監督が出場を示唆しており問題ない様子。万全の状態で決勝進出を目指す。 一方、逆転での19季ぶり決勝進出を目指すアーセナルは、来季のCL出場権獲得が確定していないことから4日前のプレミアリーグではボーンマス相手に主力を投入。しかし1-2で逆転負けし、PSGとの2ndレグに向けていささか流れが悪い。この逆境を跳ね除けて決勝進出を果たせるのか。「特別なことをしなければならない」と普段以上のパフォーマンスを求めるアルテタ監督だが、選手たちは応えられるか。 ◆PSG◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、マルキーニョス、パチョ、メンデス MF:ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:ドゥエ、デンベレ、クワラツヘリア 負傷者:なし 出場停止者:なし 負傷交代したデンベレが先発できるかが最大の注目ポイント。それ以外に1stレグからスタメンを変えることはなさそうだ。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン GK:ラヤ DF:ティンバー、サリバ、キヴィオル、ルイス=スケリー MF:ウーデゴール、トーマス、ライス FW:サカ、メリーノ、マルティネッリ 負傷者:DF冨安健洋、ガブリエウ、カラフィオーリ、FWガブリエウ・ジェズス、ハヴァーツ 出場停止者:なし MFトーマスが出場停止から復帰する。代わって最前線にはトロサールではなくメリーノが入るか。 ★注目選手 ◆DFアクラフ・ハキミ(PSG) PSGの注目選手には不動の右サイドバックであるハキミを挙げたい。攻守両面でチームに多大な貢献を果たせるハキミ。前日会見に出席したモロッコ代表DFは「決勝まであと一歩。昨季準決勝を戦ったことで冷静さがあると思う。それが明日の僕らにとってプラスに働くと思う」とアーセナルとの経験値の差を強調した。ロングカウンターからの爆速スプリントでゴールをお膳立てし、PSGを5季ぶりの決勝進出に導けるか。 ◆MFデクラン・ライス(アーセナル) 対するアーセナルの注目選手にはライスを挙げたい。1stレグでは出場停止のトーマスに代わってアンカーでプレーしたライス。2ndレグではより攻撃に出られるインサイドハーフでのスタメンが濃厚な中、前日会見に出席したライスは「僕らはこのような段階を踏まなければならない。ここ数年、プレミアリーグ優勝に近づいた。僕らにとって次のステップはタイトル獲得だ」と初優勝へ向けた決勝進出を切望した。レアル・マドリー戦では圧巻の直接FK2本を決めたライス。その再現を果たし、まずはチームを19季ぶりとなる決勝に導けるか。 2025.05.07 18:00 Wed3
PSGに痛手、デンベレが右ハムストリング筋損傷…CLアーセナル戦の出場は不透明
パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、最新のメディカル情報を発表。フランス代表FWウスマーヌ・デンベレの離脱を発表した。 デンベレは、4月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのアーセナル戦で貴重な先制ゴールを記録。しかし、70分に負傷しブラッドリー・バルコラと交代していた。 クラブの発表によると、デンベレは右ハムストリングの筋損傷とのこと。状態は改善しつつあるとしているが、7日に控えるアーセナルとのCL準決勝2ndレグに出場できるかは不透明だ。 また、フランス代表DFプレスネル・キンペンベについても報告。右足第2中足骨の骨浮腫を患ったとのことで、数週間は離脱することになるという。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合に出場し21ゴール8アシストを記録。CLでも13試合で8ゴール3アシストを記録しており、チームを牽引していた。 2025.05.02 21:55 Fri4
史上3チーム目となるホーム敗戦からの逆転ファイナル目指すアーセナル、ライス「魔法のような瞬間が必要」
アーセナルのMFデクラン・ライスが、史上3チーム目となる逆転でのファイナル進出への決意を語った。『ESPN』が伝えている。 19年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を目指すアーセナル。しかし、先週にホームで行われた1stレグは試合序盤にFWウスマーヌ・デンベレに先制点を奪われたなか、最後まで相手のゴールを割ることができず、0-1の敗戦を喫していた。 CL準決勝1stレグでホームに敗れながらも決勝に進出したのは、1995-96シーズンのアヤックスと2018-19シーズンのトッテナムの2チームのみ。逆転でのファイナル進出はまさに至難の業だ。 そういた状況のなかで史上3チーム目の逆転劇を目指すイングランド代表MFは、難所パルク・デ・プランスで「魔法のような瞬間」を起こす必要があると覚悟を持って臨む構えだ。 「監督は魔法の瞬間と呼んでいたと思う」 「彼はいつも誰かが魔法の瞬間をもたらすと話しているんだ。レアル・マドリー戦では、もちろん僕が2本のフリーキックを決めたし、それは信じられないほど素晴らしかった」 「明日の夜、準決勝では誰かが魔法の瞬間をもたらすかもしれない。願わくばまた自分がそうなることを願っているけど、試合に勝つにはとにかく魔法のような瞬間が必要なんだ。そして、チームとして、僕らはそれを必要としている」 また、前回対戦での前半の苦戦を認めたライスだが、その経験を踏まえて今回のリターンマッチでは盛り返した後半の戦い方を意識しつつ、チームとして最善を尽くすと前向きな姿勢を示した。 「彼らのライン間の動きは本当に賢かった。どうすれば彼らを倒せるかがわかってからは、何度かチャンスを逃してしまった。でも、ボールを運び、ウイングに一対一のチャンスを与えることで、チャンスが生まれ始めた」 「明日の夜も同じことをする必要があると思う。僕らはボールをしっかり持ち、最大の舞台に出て、このレベルでプレーする準備ができていることを示す必要がある」 さらに、敵地での逆転突破が困難なミッションであることを理解しながらも、リーグフェーズでの2-0の勝利を例に挙げ、それが不可能なミッションではないと主張。 「デンベレとクワラツヘリア以外は同じメンバーだった。他の選手は全員先発出場し、僕らが勝てた。だから、恐れはないよ。開始4分で失点したことは、おそらく少しショックだっただろうし、雰囲気も少しひっくり返ったと思う」 「でも、チームとして十分に経験し明日の夜は素晴らしいプレーができると確信している。そして、自分たちはこのレベルにふさわしいと確信しているよ」 3シーズン連続でプレミアリーグでは2位に甘んじ、ミケル・アルテタ監督の体制下では1度のFAカップ制覇にとどまっているガナーズ。勝負弱さを指摘する声も多く挙がるなか、今回の大一番ではその前評判を払しょくする戦いを見せられるか。 2025.05.07 20:10 Wed5
「まだハーフタイム」 逆転での決勝進出に自信を見せるアルテタ監督 「実力差は僅かだった」
アーセナルのミケル・アルテタ監督が29日にホームで行われ、0-1で敗れたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。 準々決勝で昨季王者レアル・マドリーを連勝で下したアーセナル。CL初制覇が見えてきた中、ラウンド16でリバプールを、準々決勝でアストン・ビラと、イングランド勢に連勝してきたPSGをホームに迎えた初戦。 試合は開始4分、FWウスマーヌ・デンベレのゴールを許し、いきなり追う展開に。厳しい立ち上がりとなった中、前半終盤にFWガブリエウ・マルティネッリに好機が訪れるも、相手GKジャンルイジ・ドンナルンマのビッグセーブに阻まれてしまう。 後半開始2分には追いついたかと思われたが、FKからMFミケル・メリーノがヘッドでネットを揺らした場面はVARの末にわずかにオフサイドでゴール取り消しに。 さらに56分、FWレアンドロ・トロサールにも決定機が訪れるも、またもドンナルンマのビッグセーブに阻まれ、そのまま0-1での敗戦となった。 ホームで痛い敗戦となったアルテタ監督だが、2ndレグでの逆転を信じている。 「まだハーフタイムだ。ホームでレアル・マドリーに3-0で勝利した後も全く同じメッセージを送った。我々は勝利するためにパリへ行く。勝利できると信じている。結果にはがっかりしている。我々が得たものよりも、遥かに多くのものを得るに値する内容だったと思う。相手が素晴らしい連係から早々にゴールを決め、難しい立ち上がりとなった。しかしその後、チームはどんどん良くなっていったと思う」 「実力差は僅かだった。ガビ(マルティネッリ)とレオ(トロサール)に一対一があり、おそらくこの試合で一番の決定機を2度作った。それをGKに止められ、VARでゴールが取り消されもした。実力差は僅かだったが、残念ながら得点できなかった」 そしてCL初制覇を目指すチームに対してアルテタ監督は強いメッセージを送って鼓舞した。 「CLで優勝したり、決勝に進出したいなら、大会のどこかの時点で何か特別なことをしなければならない。それが数日後、我々がパリで実行しなければならないことだ」 2025.04.30 08:45 Wedニューカッスルの人気記事ランキング
1
【プレミアリーグ第35節プレビュー】優勝争い&残留争い決着…残すは熾烈なトップ5争い
FAカップ準決勝の影響で変則開催となった第34節ではリバプールの5シーズンぶりのリーグ優勝に、18位イプスウィッチ・タウンの1年でのチャンピオンシップ降格が決定。リーグタイトル争いと残留争いに早くも決着がついた。そのため、残り4試合では熾烈を極めるトップ5争いにより多くの注目が集まる。 今節はヨーロッパの準決勝を戦うクラブ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにフォーカスしたい。 そのなかで最注目カードは、5位のチェルシー(勝ち点60)と首位のリバプール(勝ち点82)の上位対決。 チェルシーは前節、エバートン相手に大苦戦もFWジャクソンの13戦ぶりとなる今季10点目を守り切って1-0の勝利。劇的逆転勝利となったフルアム戦に続き勝負強さを発揮しての連勝となった。 続くカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグではスウェーデンの強豪ユールゴーデンをホームで迎え撃ち4-1で先勝。前半序盤と終盤にFWサンチョ、FWマドゥエケのゴールで2点を先行し、早いタイミングでメンバーも入れ替えたなか、以降は相手のミスに乗じてジャクソンが2ゴールを奪取。敵地でのリターンレグを前に大きなアドバンテージを手にした。これにより、トップ5フィニッシュへ勝ち点3必須の王者とのホームゲームに全力を注げる環境を整えた。 一方、前節はスパーズ相手に5-1の逆転勝利によって超満員のアンフィールドで2019-20シーズン以来のリーグ制覇を成し遂げたリバプール。他のコンペティションはすべて敗退となり、残り4試合は消化試合となる。得点王とアシスト王を争うFWサラーを除き主力を無理に起用する必要はなく、今後は若手にチャンスを与えつつ来季に向けた戦力の見極めがメインになるはずだ。そのなかでMF遠藤航の今季リーグ初スタメンを期待したいところだ。 2位のアーセナル(勝ち点67)はCL準決勝2ndレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を控えるなか、10位のボーンマス(勝ち点50)とのホームゲームに臨む。ホーム開催となったPSGとの初戦では開始早々にFWデンベレに決められた先制点を許すと、以降はチャンスも作ったが相手守護神ドンナルンマのビッグセーブを前に0-1で敗戦。厳しい状況で敵地へ乗り込むことになる。6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点60)とのポイント差を考えれば、トップ5フィニッシュへ勝ち点を積み上げる必要はあるが、PSG戦を最優先事項にターンオーバーを敢行することになるはずだ。 MF三笘薫を擁する9位のブライトン&ホーヴ・アルビオン(勝ち点51)は、3位のニューカッスル(勝ち点62)とのホームゲームで連勝を目指す。前節は三笘の今季9点目となる土壇場の同点ゴールで追いつき、MFバレバの鮮烈なミドルシュートによってウェストハムに劇的な3-2の逆転勝利を収めたシーガルズ。この勝利によってわずかながら来季ヨーロッパ出場権への望みを繋いだ。残り4試合での全勝がノルマとなるなか、今節は上位撃破を期す。 なお、今季の公式戦2度の対戦はいずれもFWウェルベックの決勝点によってブライトンが連勝中。そのマグパイズキラーの活躍に加え、リーグ2桁得点が懸かる三笘には3試合連続ゴールを期待したいところだ。 4位のマンチェスター・シティ(勝ち点61)は、リーグ6連勝とこの終盤戦で最も調子がいい13位のウォルバーハンプトンと対戦。リーグ前節はアストン・ビラに劇的勝利を収め、直近のFAカップ準決勝ではフォレストを2-0で退けて復調のシティズンズ。即時の戦列復帰は難しいが、MFロドリとFWハーランドの主力2人の練習復帰という朗報も届いている。今回の一戦では相手の強度の高いプレスや堅固な守備を攻略し、勝ち点3を積み重ねたい。 また、FAカップで明暗分かれたMF鎌田大地を擁する12位のクリスタル・パレス(勝ち点45)と6位フォレストはマンデーナイト開催の一戦で激突。鎌田もフル出場でアストン・ビラ撃破でのFAカップ決勝進出を果たしたパレスに対して、フォレストは準決勝敗退。加えて、ミッドウィーク開催のブレントフォード戦では0-2の敗戦を喫し、CL出場圏外に転落。この一戦ではイーグルスの勢いが勝るか、フォレストのリバウンドメンタリティが勝るか。 プレミアリーグでは低迷も、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグではいずれも先勝に成功した14位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点39)と16位のトッテナム(勝ち点37)はいずれもボトムハーフの11位ブレントフォード、17位ウェストハムとのアウェイゲームに臨む。 ユナイテッドはアウェイ開催のアスレティック・ビルバオ戦をMFブルーノ・フェルナンデスの2ゴールの活躍などで3-0の完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える。大幅なターンオーバーも見込まれるが、その試合で戦列復帰したDFデ・リフト、FWアマドらを試運転させつつ勝ち点3も手繰り寄せたい。 一方、スパーズはボデ/グリムトとのホームゲームに3-1で先勝。開始38秒のFWブレナン・ジョンソンのゴールを皮切りに、MFマディソンとFWソランケが得点を重ね、試合終盤の失点こそ余計だったが、小さくないアドバンテージを手にした。ただ、同試合ではそのスコアラーのマディソン、ソランケが軽傷を負って交代し、2ndレグは人工芝という慣れない環境での戦いとなるため、ユナイテッド以上に油断できない状況だ。したがって、今回のハマーズ戦はボデ/グリムト戦優先のメンバー構成で臨むことになる。 その他では7位のアストン・ビラ(勝ち点57)、8位のフルアム(勝ち点51)のトップハーフ対決にも注目だ。 《プレミアリーグ第35節》 ▽5/2(金) 《28:00》 マンチェスター・シティ vs ウォルバーハンプトン ▽5/3(土) 《20:30》 アストン・ビラ vs フルアム 《23:00》 エバートン vs イプスウィッチ レスター・シティ vs サウサンプトン 《25:30》 アーセナル vs ボーンマス ▽5/4(日) 《22:00》 ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド ブライトン vs ニューカッスル ウェストハム vs トッテナム 《24:30》 チェルシー vs リバプール ▽5/5(月) 《28:00》 クリスタル・パレス vs ノッティンガム・フォレスト 2025.05.02 19:30 Fri2
三笘薫欠場のブライトンは土壇場PK被弾でニューカッスルとドロー…【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsニューカッスルが4日にアメックス・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ブライトンのMF三笘薫は負傷欠場となった。 9位のブライトンは前節、三笘の2戦連発となる今季9点目の同点ゴール、バレバの鮮烈ゴールによってウェストハムに劇的な3-2の逆転勝利を収めた。今季公式戦2戦全勝の3位ニューカッスルとのホームゲームでは逆転でのヨーロッパ出場権獲得へ連勝を目指した。 この重要な一戦ではその公式戦2度の対戦でいずれも決勝点を決めたウェルベックがスタメンとなった一方、3戦連発での2桁ゴールが懸かった三笘はコンディションの問題でベンチ外となった。 試合はアウェイのニューカッスルが優勢に進めると、11分にはボックス左に持ち込んだバーンズの左足シュートでゴールへ迫ったが、ここはGKフェルブルッヘンの好守に遭う。 時間の経過とともにブライトンも押し返し始めると、前回のFAカップの対戦に続いて恩返しゴールが決まった。28分、ボックス右でヴァイファーからパスを受けたミンテが相手DFと交錯しながらもカットインから左足シュートを放つと、これがゴール左隅に突き刺さった。 拮抗した展開ながらもブライトンの1点リードで折り返した試合。アウェイチームが勢いを持って入ると、後半は攻めるニューカッスル、守るブライトンという構図がより明確に。56分にはマーフィーに代わって投入されたゴードンがボックス付近での交錯でPKを獲得したが、VARの介入でボックス外でのFKに判定が変わった。 互いに交代カードを切って変化を加えていくなか、ニューカッスルは70分にもボックス内に侵入したウィロックがPKを獲得。しかし、オンフィールド・レビューの末に今度はウィロックのシュミレーションとの判定でこれも認められず。 後半半ばを過ぎてブライトンもカウンターを軸に2点目に迫ったものの、ここで仕留め切れず、試合は最少得点差のまま最終盤に突入すると、86分にはセットプレーの流れからボックス内のアヤリの手にボールが当ると、3度目の正直でニューカッスルがPKを獲得。これをキッカーのイサクが冷静に左隅へ蹴り込み、89分の同点ゴールとした。 土壇場で1-1の振り出しに戻った試合は9分が加えられたアディショナルタイムに、よりオープンな展開に。その流れでディエゴ・ゴメス、ウィルソンと互いに勝ち越しゴールへ迫ったが、ブライトン守護神の好守などもあって劇的ゴールは生まれず。 この結果、注目のトップハーフ対決は痛み分けのドロー決着となった。 ブライトン 1-1 ニューカッスル 【ブライトン】 ヤンクバ・ミンテ(前28) 【ニューカッスル】 アレクサンダー・イサク(後44[PK]) 2025.05.05 00:45 Mon3
どうやって乗ってるの!? 身長2mを超えるニューカッスルのCB、愛車は車高154cmのマイクロカー
この光景は思わず笑ってしまうしかないはずだ。 ニューカッスルに所属するイングランド人DFダン・バーンの愛車がとんでもないと話題になっている。 フルアムやバーミンガム・シティ、ウィガン、ブライトン&ホーヴ・アルビオンでもプレーしたバーン。30歳のCBは、2m1cmとプレミアリーグで最も背の高い選手として知られている。 長身を生かしたプレー、フィジカルを生かしたパフォーマンスが特徴だが、本拠地であるセント・ジェームズ・パークに到着したバーンが乗っていた愛車は、まさかの「スマート」の車だった。 マイクロカーとして有名な、メルセデス・ベンツグループの自動車メーカー「スマート」。高性能ではあるものの、その車体はかなり小さく、排気量は900ccで2人乗りだ。 価格は1万1000ポンド(約170万円)とリーズナブル。かつては「アウディ」のSUVに乗っていたバーンだったが、乗り換えたようだ。 しかし、問題はそのサイズ。プレミアリーグで最も大きい2mを超えるバーンがイギリスでは2番目に小さいと言われる車に乗っているのだから、注目せざるを得ない。同じモデルでは、車高が154.5cmと紹介されている。 スタジアムに乗り入れる姿のほか、子供たちのサインに応じる姿も目撃されているが、その車高は子供の背より低いもの。2mのバーンがどう乗り込んでいるのか気になるところだ。 「スマート」には、ラヒーム・スターリングやグラニト・ジャカなども乗っているが、2mの選手が乗るとは普通には想像し難い。残念ながら、つい笑ってしまうのも仕方ないと言えるだろう。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】2m超えの長身CBが乗る車は車高154.5cmのマイクロカー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Hilarious moment Newcastle's 6ft 7in Dan Burn arrives for training in tiny car <a href="https://t.co/gqL62enapn">https://t.co/gqL62enapn</a></p>— Scottish Sun Sport (@scotsunsport) <a href="https://twitter.com/scotsunsport/status/1609927887720792064?ref_src=twsrc%5Etfw">January 2, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">NEVER EVER BEAT DAN BURN<a href="https://twitter.com/hashtag/NUFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#NUFC</a> <a href="https://t.co/MzPrPdsvIX">pic.twitter.com/MzPrPdsvIX</a></p>— Adam Pearson (YT) (@AdamP1242) <a href="https://twitter.com/AdamP1242/status/1609173326206828546?ref_src=twsrc%5Etfw">December 31, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/NUFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#NUFC</a> defender Dan Burn (6’7) arriving at St James’ Park in quite the motor. <a href="https://t.co/w4WRO3y1jN">pic.twitter.com/w4WRO3y1jN</a></p>— Adam Lackenby (@adamlackenbyy) <a href="https://twitter.com/adamlackenbyy/status/1609518328028045318?ref_src=twsrc%5Etfw">January 1, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.03 23:10 Tue4
「これで僕の1勝だね」今季2度目のハットトリックでニューカッスル粉砕のクライファート、父パトリック超えも達成で饒舌
今シーズン2度目のハットトリック達成でボーンマスの勝利の立役者となったオランダ代表FWジャスティン・クライファートが、父の古巣相手の活躍を饒舌に語った。 ボーンマスは18日、敵地セント・ジェームズ・パークで行われたプレミアリーグ第22節でニューカッスルと対戦し、4-1で快勝した。 リーグ8試合連発中だったFWアレクサンダー・イサクを筆頭に絶好調のマグパイズ相手に劣勢必至と思われた一戦だったが、チームを快勝に導いたのは同じく好調のオランダ人アタッカー。 前半立ち上がりにカウンターから先制点を挙げると、追いつかれた前半終了間際には得意のPKで勝ち越しゴールを奪取。さらに、相手が前がかった後半終盤には再びカウンターから見事なミドルシュートを突き刺し、PK3本を決めた第13節のウォルバーハンプトン戦以来、今季2度目のリーグ戦ハットトリックを達成した。 同試合後、イギリス『BBC』の番組『Match of the Day』に出演した殊勲者は、父パトリック・クライファートがプレーした因縁ある相手に対する活躍を、ユーモアを交えて喜んだ。 現役時代にはバルセロナやオランダ代表で活躍し、先日にインドネシア代表監督に就任したパトリック氏は、2004-05シーズンにニューカッスルでプレーし、公式戦37試合13ゴールの数字を記録。ただ、セント・ジェームズ・パークでのゴールは1ゴールにとどまった。 そのことを中継で伝え聞いたクライファートは「ここでのゴール数は父よりも多いと聞いたので、これで僕の1勝だね」とコメント。さらに、「子供の頃はニューカッスルを応援していたけど、彼らにとって残念なことにクライファートは今、別のチームでプレーしている」と、ホームチームを煽った。 クライファートの圧巻の活躍によってクラブ記録のリーグ戦10試合無敗としたチェリーズは、4位のニューカッスルと1ポイント差の暫定6位に浮上。現在、多くの負傷者に悩まされているが、この調子を維持できれば、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ出場権獲得も十分に可能だ。 その点について25歳も「僕らは大きな夢を描ける」とチームへの自信を語り、「このような結果は本当に素晴らしいし、世界で最高の気分だ。僕らはお互いを信頼し、信じ合っている。それがこのチームの精神だと思う」と、今後のさらなる飛躍を誓った。 2025.01.19 19:30 Sun5