「ロナウドを追い出すべき」元監督が古巣ユベントス会長に助言「成長を妨げている」
2021.04.13 21:05 Tue
元ユベントスの監督であるマッシミリアーノ・アッレグリ氏が、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長に対して進言したようだ。『フットボール・イタリア』が報じた。アッレグリ氏は、2014年7月から2019年6月まで5シーズンに渡ってユベントスで指揮を執っており、セリエAで5連覇を達成。さらに、コッパ・イタリアも4連覇を達成するなど、黄金期を築き上げた。
退任後は様々なクラブの指揮官候補に浮上するも、フリーの状態を貫いているアッレグリ氏。イタリア『ラ・レプブリカ』がポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対する助言をアニェッリ会長にしていたと報じた。
その内容は非常に辛辣なもので「ロナウドを追い出すべきだ。彼はチームとクラブの成長を妨げている」と、クラブに必要のない選手であるというものだった。
C・ロナウドは、2018-19シーズンにレアル・マドリーからユベントスへと移籍。セリエAに挑戦すると、しっかりとゴールを記録しチームを助けている。一方で、マンチェスター・ユナイテッドやマドリーで5度も優勝しているチャンピオンズリーグ(CL)では、結果を残せておらず、戦犯的な扱いになっている。
アッレグリ氏の進言をユベントスはどう受け止めるのか。フリーで移籍をさせたくなければ今夏にも売りに出すことになるが、コロナ禍の財政状況で買い取れるチームはほとんどない厳しい状況となっている。
退任後は様々なクラブの指揮官候補に浮上するも、フリーの状態を貫いているアッレグリ氏。イタリア『ラ・レプブリカ』がポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対する助言をアニェッリ会長にしていたと報じた。
C・ロナウドは、2018-19シーズンにレアル・マドリーからユベントスへと移籍。セリエAに挑戦すると、しっかりとゴールを記録しチームを助けている。一方で、マンチェスター・ユナイテッドやマドリーで5度も優勝しているチャンピオンズリーグ(CL)では、結果を残せておらず、戦犯的な扱いになっている。
「世紀の取引」とも言われたC・ロナウドだが、「戦犯」に成り下がってしまっているC・ロナウド。ユベントスとの契約は2022年夏に終了するが、残り1年となる契約についてシーズン終了後にクラブと話し合うとのこと。一部ではマドリー復帰の話も浮上するなどし、ユベントスも手放したがっていると報じられている。
アッレグリ氏の進言をユベントスはどう受け止めるのか。フリーで移籍をさせたくなければ今夏にも売りに出すことになるが、コロナ禍の財政状況で買い取れるチームはほとんどない厳しい状況となっている。
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イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の代理人が、ユベントス移籍の背景を語った。 インテルの下部組織出身で、以前はレンタル移籍を繰り返していたディ・グレゴリオ。しかし、2020-21シーズンに当時セリエBを戦っていたモンツァに貸し出されると、2022年夏には完全移籍へ移行した。 加入後から正守護神の座を守り、2022-23シーズンにはチームがセリエAへ昇格。セリエAで33試合に出場した2023-24シーズンは、14回のクリーンシートを達成し、リーグ最優秀GK賞にも輝いた。 ユーロ2024を戦うイタリア代表メンバーにこそ入らなかったものの、5日にはユベントスへのステップアップが決定。買取義務付きのレンタル移籍が実現した。 代理人を務めるカルロ・アルベルト・ベッローニ氏は、イタリア『トゥット・スポルト』のインタビューに対応するなかで、今回の移籍の経緯を説明。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が、ユベントスやインテル、ラツィオで活躍した元イタリア代表GKに姿を重ね、獲得の熱意を伝えたようだ。 「ディレクターは彼を強く望んでいた。ディ・グレゴリオのプレーにアンジェロ・ペルッツィを見たと何度も言っていた」 「ユベントスへの移籍について交渉していた時、ジュントリはディグレ(ディ・グレゴリオ)に、『勝利するチームは強力なGKによって作られるもので、セリエAで最高のGK、つまりディ・グレゴリオをチームに迎え入れたい』と言っていた」 「我々は、他のクラブならもっと魅力的だったかもしれない経済的な部分に目を向けなかった。ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人/ユベントス)を高いレベルに戻したいというジュントリ氏の願望に心を打たれたんだ。そしてミケーレは主人公としてその一員になりたいと思っている」 また、6月にはリバプールから高額なオファーも届いていたとのこと。プレミアリーグのクラブよりユベントスを優先した理由を語った。 「レッズからの強い関心があったが、リバプールがダメというわけではなく、ユーベとの約束を守っただけだと強調したい。我々は数カ月前にジュントリと握手を交わしていたし、その合意を尊重したいと考えていた。GKにとってユーベはプレーするのに最適なクラブの代表例だ。歴史が物語っている」 2024.07.10 17:58 Wed4
「評判が悪くて新天地も…」ベントナーが後悔と心の闇を告白「年齢を重ねてようやく過去を…」
元デンマーク代表FWニクラス・ベントナー氏(36)が本意ではない現役引退を振り返り、後悔と心の闇を打ち明けた。イギリス『サン』が伝えている。 良くも悪くも北欧デンマークを代表するフットボーラーとして名を馳せたベントナー氏。アーセナルやユベントスといった経歴以上に、飲酒運転・無免許運転・器物損壊・暴行といった数々の犯罪歴がクローズアップされる。 それでも、珍発言の数々や屈託のない笑顔で愛されキャラとして認知され、現在は母国で「ニクラスのイタズラ」という自身の名を冠したバラエティ番組の司会者として活躍中。一方ではデンマークのサッカーを議論するラジオ・ポッドキャスト番組にもレギュラー出演する。 そんななか、かつて自伝を共同制作したライターと再会し、自身の心の闇を打ち明けるドキュメンタリー番組への出演を了承。2021年6月の現役引退発表に至るまでの1年半を回想し、普段は明るく陽気な“ベントナー男爵”も、今回ばかりは神妙に「後悔」を打ち明けた。 「2019年限りでローゼンボリを退団したあと、いくつかのクラブから話があり、行きたいクラブもあったが、中国で始まったことにより、その選択肢はなくなった」 “中国で始まったこと”が指すのは、新型コロナウイルスの世界的蔓延。ローゼンボリ退団後に新天地を探したベントナー氏だが、結局どのクラブも自身の獲得にゴーサインを出さず。コロナによるクラブ財政逼迫の懸念と同時に、自らのパーソナリティが嫌われたと感じたようだ。 「(私の)評判は決して良くなかっただろうからね。いくつかのクラブのコーチから『私としてはキミを獲得したいが、上層部は動かない』と言われたよ。獲るか獲らないか…クラブが難しい決断を迫られたとき、私のような人間は有利にならないのだろう。キャリアを終えることにした」 結局、無所属が1年半続いた末、やるせなさを抱えたまま引退発表。今なお現役復帰を夢に見ると明かしつつ、それは叶わないとも語る。 「引退発表が正しい選択だったかどうかわからない。いや、じっくり考えての行動ではなかったんだ。そのせいだろうか。ここ2〜3年、復帰を考えなかった日なんかない。今日もそうだ。だが、はっきり言ってそれは妄想だ。もうフットボーラーのカラダには戻れない」 「私にとってフットボールは“愛”。心の底から愛してきた唯一のものであり、少年時代から私に自由な空間を与えてくれた唯一の場所だ。どんな闇を抱えていても、ピッチに入れば全てが吹き飛んだ。他に同じ“愛”を見つけるのは難しい」 「故意に誰かを傷つけたり、失望させようとしたことなんか一度もない。だが、自分の中に平穏を見つけるのに、私はあまりに長い時間を要してしまった…この少々難しい性格を今さら隠すつもりはない。年齢を重ねてここに座っている今、ようやく過去を冷静に振り返ることができる。そして、振り返れば振り返るほどに『後悔』が押し寄せてくる」 2024.02.09 18:25 Fri5

