不正会計で勝ち点剥奪... FIFA理事がユーベの未来を憂慮「少年はファンになれるでしょうか?」

2023.01.23 18:06 Mon
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FIFA評議会のイタリア人理事が、不正会計のペナルティを課されたユベントスの未来を憂慮している。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えた。

新型コロナウイルスの感染拡大で財政に大きなダメージを被ったユベントス。経費削減を目論み、選手の移籍などで不正会計を働いたとされ、20日にイタリアサッカー連盟(FIGC)からセリエAにおける勝ち点「15」の剥奪処分を課された。

不正に関与したアンドレア・アニェッリ前会長を筆頭とする経営陣は昨秋に総退陣。アニェッリ一族と親交が深いFIFAのエヴェリーナ・クリスティリン氏は、イタリア『Rai Sport』のインタビューで処分への率直な感想を語り、ユベントスの未来を憂慮している。
「FIGCでは当初、勝ち点9の剥奪が妥当と考えられていましたが、それは15まで引き上げられ、私や周囲の人間はとても驚きました。ですが、これだけでこの問題を語るべきではありません。私はまだ判決の全文を読めていません」

「いずれにせよユーベは損害を被ります。欧州のカップ戦に参加できなければ尚更です。今後は観客動員が伸び悩むと考えられ、シーズンチケットの売上減少、スポンサーの流出は必然と言えます」

「ある知人はこんなことを私に聞きました。『この現状を見た10歳の少年は、ユーベのファンになろうと思うでしょうか?』 と。今は難しいでしょう」

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