アトレティコの生きる伝説コケ、通算554試合出場でクラブ最多記録に到達!
2022.10.02 15:20 Sun
アトレティコ・マドリーのスペイン代表コケが偉大な記録を達成した。
1日に行われたラ・リーガ第7節のセビージャ戦で先発出場したコケ。先制点となったマルコス・ジョレンテの16カ月ぶり(48試合ぶり)のゴールをアシストするなど、敵地で0-2での勝利に貢献した。
そして、この一戦でコケは、アトレティコ通算554試合出場に到達。1976年にアデラルド・ロドリゲス氏が樹立したクラブ最多の553試合を更新した。
ロヒブランコスの下部組織出身のコケこと、ホルヘ・レスレクシオン・メロディオは、2009年9月19日にプロデビュー。翌シーズンの後半戦からトップチームに定着し、2012-13シーズンには完全にレギュラーの座を掴んだ。
2019-20シーズンからは、それまでフアンフランやラウール・ガルシア、ガビ、チアゴ、ディエゴ・ゴディンらが身に着けたキャプテンマークを引き継ぎ、努力、犠牲、連帯、勇気、そして心を体現しながら、アトレティコの象徴と呼べるほどの存在に。
10月6日には本拠地シビタス・メトロポリターノで特別式典が行われる模様。アトレティコは「もう554試合だ、コケ。まだまだ行くぞ! おめでとう、キャプテン。おめでとう、レジェンド」と祝福の言葉を送っている。
1日に行われたラ・リーガ第7節のセビージャ戦で先発出場したコケ。先制点となったマルコス・ジョレンテの16カ月ぶり(48試合ぶり)のゴールをアシストするなど、敵地で0-2での勝利に貢献した。
そして、この一戦でコケは、アトレティコ通算554試合出場に到達。1976年にアデラルド・ロドリゲス氏が樹立したクラブ最多の553試合を更新した。
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獲得したタイトルは、ラ・リーガ2回、コパ・デル・レイ1回、ヨーロッパリーグ2回、スペイン・スーパーカップ1回、ヨーロッパ・スーパーカップ1回の計8個。ちなみにアデラルド・ロドリゲス氏は3度のリーグ制覇など10個のトロフィーを獲得した。
10月6日には本拠地シビタス・メトロポリターノで特別式典が行われる模様。アトレティコは「もう554試合だ、コケ。まだまだ行くぞ! おめでとう、キャプテン。おめでとう、レジェンド」と祝福の言葉を送っている。
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style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでいきなりのピチーチ獲得。昨夏、新生バルセロナの目玉補強としてバイエルンから鳴り物入りでの加入となったポーランド代表FW。これまで多くの超一流ストライカーが適応に苦しんだバルセロナだけに一抹の不安もあったが、第2節のソシエダ戦でドブレーテを達成すると、そこからは6試合連続を含めゴールを量産。さすがの存在感でブラウグラナの攻撃をけん引した。中断前後はW杯の疲労や3試合のサスペンションの影響でパフォーマンスを落としたが、終盤戦で再びギアを上げ直した。守備の貢献度や運動量に関してはチームメイトから冗談交じりで注文も付けられたが、さすがの決定力に加えて7アシストと確度の高いポストワークでも存在感を示した。 2023.06.14 18:01 Wed4
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed5
