「個人の能力の差はあった」日本の守備を支えたDF木村誠二が感じたスペインとの差、それでも世界相手に感じた手応え「大岩ジャパンの守備は世界に通じるものだった」

2024.08.04 22:42 Sun
3試合で守備を支えた木村誠二
©超ワールドサッカー
3試合で守備を支えた木村誠二
パリ・オリンピックを戦ったU-23日本代表の国内組の選手たちが4日に帰国。守備の要としてプレーしたDF木村誠二(サガン鳥栖)が大会を振り返った。

2日に行われたU-23スペイン代表との準々決勝で0-3で敗れた日本。木村はスペイン戦にも出場しDF高井幸大(川崎フロンターレ)とセンターバックでコンビを組むことに。グループステージあから3試合でフル出場を果たした。

得意とする対人の守備では相手のストライカーに仕事をさせず、スペイン戦でもしっかりと流れの中では仕事をさせなかったが、結果は0-3で敗退となった。
木村は「前回大会の記録を越えられなかったことは悔しいですし、あと1つスペインに勝っていれば、みんなともう2試合できていたのに、最後までみんなと最大の試合数をやって終われなかったことは悔しくて寂しいです」とコメント。4試合で大会を去ることになってしまったことを悔しがった。

スペイン戦については「最後のクオリティのシュートの部分、1点目、2点目は相手がめちゃくちゃ上手かったです」と、フェルミン・ロペスの2つのミドルシュートを称え、「あそこを決め切ってくるのが、トップレベルの選手なんだなと感じましたし、ちょっとパスずれたり、中盤でプレスを上手くハメたときも、それまでは奪えていたようなところで体を上手く入れられて前向かれたり、個人技で剥がされるところもあったので、個人の能力の差はあったんだろうなと感じました」と、細かいところでの個々の差を感じる試合だったとした。
ただ、「取り消しにはなりましたが、真大のゴールが生まれたり、流れの中での失点はなかったので、そこは上手くやれていたと思わなくもないですが、ちょっと難しかったです」とコメント。細谷真大のオフサイドとなったゴールを含め、スペインとも戦えた部分はあったと振り返った。

ミドルシュートの部分については「行けないというのはなかったです。ボールに行こうとした時に、上手く防がれちゃうとか、すぐにパス叩かれて逃げられるとか。特に失点してからは顕著でした。相手も焦ってゴールを奪う必要がなくて、ゆっくりボールを動かす時間が増えたので、そうなるとボールを奪うことが難しかったです」とコメント。先制点を与えてしまったことで、スペインに上手くいなされてしまった部分もあったという。

また、デザインされたCKからの2点目も「僕らはセットプレーの守備はやられていなくて、(GKコーチの)浜野(征哉)さんがよくピラミッドを作れと言って、ボールにアタックする人と、ゴール幅で全員が集まってということがあって、それがやれていたと思いますけど、そこをシュートのインパクトとコースとかを含めて、1つ超えられた感じです」と、単純に上回られたと語り、「誰が悪いということではなく、相手のサインプレーが上手くハマって、個人のスキル、フェルミンの個人技でやられた感じです」と、フェルミン・ロペスのシュート技術が上手だったとフリかった。

それでもグループステージでは無失点。スペイン戦も崩されての失点という形ではなかったが、収穫については「大会を通して、前までよりもビルドアップはかなりできるようになったと思います」とコメント。ただ、課題については「もうちょっと運べるところはあったかなと」とし、「守備もスペイン相手に前から行ったり、危ないから後ろに下がったりというのはありましたけど、もう少しスペイン戦は特に前線の選手が上手く守備やれていなかったと感じた時に、もっとアプローチしてあげられなかったかなと。守備の選手としては、上手く守備をさせてあげられなかったことは悔しいです」と、チーム全体の守備として上手く機能させられなかったことを悔やんだ。

一方で、フィジカル面の差は「特に感じませんでした」と語った木村。実際に相手のストライカーにはどの試合もやらせていなかったが「その感覚はあまりなかったですね笑」と、本人としてはあまり感じていないようで「負けちゃったので…試合を通してみれば、確かにあまりやられてはいないかもしれないですけど、負けて敗退したというのは印象がかなり強いので」と、ベスト8で敗退したことの印象が強く残っているとコメント。「やれなかったとは思わなかったですが、セットプレーや1失点目とか、僕は寄せられる距離ではなかったですが、ああいった事で決められるのは悔しいです」と、防げる失点もあると振り返った。

とはいえ、大きく成長も見せたパリ五輪。2年半戦ってきたチームだが『普段チームでやっている守備と代表の守備は違いますけど、今まで大岩ジャパンでやってきた守備は世界に通じるものだったと思います」と手応えもしっかりとあり、「全然やれなかった感覚はないです。失点することはもちろんありますが、トーナメントで負けて終わっているので、勝って反省したかったのはあります」と、次に進んだ上で勝利したかったとした。

さらに、「またこうやってやられたことによって、それぞれがチームに戻った時に、あの時の対応はどうだったかと振り返ることが各自できるので、個人が成長していければ、今回オリンピックを戦ったメンバーでA代表、ワールドカップを目指していると思いますし、また会えると思うので、各自で成長していければと思います」とコメント。この先も、日の丸を背負って世界に向かって戦っていきたいと意欲を示した。

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14名が加入した鳥栖が選手背番号発表! 新たな10番は生え抜きの本田風智が背負う

サガン鳥栖は16日、2024シーズンの新体制を発表した。 2023シーズンは川井健太監督の下で戦い、シーズンを通して苦しいシーズンに。なかなか得点が奪えない苦しみも味わい、最後は5試合未勝利で14位に終わっていた。 川井監督が継続して指揮を執る2024シーズンは、大きく選手が入れ替わることに。FW小野裕二(→アルビレックス新潟)、MF島川俊郎(→徳島ヴォルティス)、DFファン・ソッコ(→蔚山現代FC)、FW岩崎悠人(→アビスパ福岡)らが退団した。 一方で、FWマルセロ・ヒアン(←横浜FC)、DF丸橋祐介(←セレッソ大阪)、GKアルナウ(←奈良クラブ)、MF中原輝(←セレッソ大阪)、FWヴィニシウス・アラウージョ(←FC今治)などを獲得。新人を合わせて14名がチームに加わった。 背番号はマルセロ・ヒアンが「99」、丸橋が「28」、アルナウが「1」、中原が「8」、ヴィニシウス・アラウージョが「11」を着用する。 また、MF本田風智が「8」から「10」、MF堀米勇輝が「44」から「21」、MF長沼洋一は「24」から「88」、FW横山歩夢が「32」から「13」に背番号を変更している。 ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.アルナウ←奈良クラブ/完全 12.コ・ボンジョ 31.岡本昌弘 51.イ・ユンソン←義政府Gスポーツ(韓国)/新加入 71.朴一圭 DF 2.山﨑浩介 3.木村誠二←FC東京/期限付き 16.上夷克典←大分トリニータ/完全 20.キム・テヒョン←蔚山現代FC(韓国)/完全 28.丸橋祐介←セレッソ大阪/完全 34.長澤シヴァタファリ←関東学院大学/新加入 36.北島郁哉←サガン鳥栖ユース/昇格 42.原田亘 MF 5.河原創 6.福田晃斗 7.手塚康平 8.中原輝←セレッソ大阪/完全 10.本田風智※背番号変更「8」 14.藤田直之 18.日野翔太←拓殖大学/新加入 19.森谷賢太郎 21.堀米勇輝※背番号変更「44」 23.菊地泰智 25.渡邉綾平←法政大学/新加入 27.楢原慶輝 88.長沼洋一※背番号変更「24」 FW 9.河田篤秀 11.ヴィニシウス・アラウージョ←FC今治/完全 13.横山歩夢※背番号変更「32」 22.富樫敬真 32.堺屋佳介←サガン鳥栖ユース/昇格 41.樺山諒乃介 99.マルセロ・ヒアン←横浜FC/完全 2024.01.16 22:05 Tue

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久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?

アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat
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パラグアイに完勝もマリ戦は油断禁物/六川亨の日本サッカー見聞録

ブラジルといえば、南米大陸のランドマークであることはいまさら説明する必要もないだろう。世界で唯一すべてのW杯に出場している“サッカー王国”である。そんな彼らを倒すため、アルゼンチンやウルグアイを筆頭に南米の国々は堅守からのカウンターに磨きをかけてきた。 そんな五輪を連覇している“王国”を予選敗退に追いやり、南米1位で予選を突破したパラグアイだけに、堅牢な守備と鋭いカウンターが武器だろうと勝手に想像していた。しかし24日にボルドーで対戦したパラグアイは、テストマッチでフランスに1-4と大敗したのが頷ける脆弱なチームだった。 シャドーのフリオ・エンシソやボランチのディエゴ・ゴメスこそスタメンに名を連ねたものの、ブラジル撃破の原動力となったペラルタやボバディージャはメンバー外。とはいえ、そうした事情はどの国も抱えているだけに言い訳にならない。 日本はGK小久保怜央ブライアンにCBは高井幸大と木村誠二ら守備陣はほぼ不動のベストメンバー。ボランチは藤田譲瑠チマ一人で、その前に山本理仁と三戸舜介という攻撃的な布陣。1トップに細谷真大、両サイドに斉藤光毅と平河悠というテクニシャンを配した。 立ち上がり15分はパラグアイもアグレッシブに攻めてきたため“ど突き合い”といった展開。それでも5分、日本は右CKから関根大輝がヘディングで決定機をつかむ。そしてパラグアイがリトリートして守備を固めた19分、左サイド深く侵入した大畑歩夢のマイナスのクロスを三戸がワントラップから狭いニアサイドを抜いて先制点を流し込んだ。 負けられない試合、しかも緊張する初戦での先制点が持つ意味は大きい。この1点で日本はアドバンテージを手にしたが、さらに大きなアドバンテージを手にする。24分、背番号10を背負うサイドアタッカーのウィルデル・ビエラが平河の足を踏みつけ、OFRの結果レッドカードとなる。残念ながら平河はプレーを続行したものの、32分に自らピッチに座り込み、交代を余儀なくされた。大事に至らないことを願うばかりだ。 前半は1点のリードで終えた日本だったが、後半に入りパラグアイに疲れが目立つようになると日本の技術が生きた。18分、斉藤が左サイドで足裏の引き技でマークをかわしてクロスを送ると三戸が先制点に続いてヘッドで2点目をゲット。24分には藤田譲瑠チマのタテパスから右サイドを崩し、佐藤恵允のクロスをつないで山本が3点目を流し込む。 そしてゴールショーを締めくくったのは後半28分に三戸に代わって交代出場した藤尾翔太だった。37分、交代出場の荒木遼太郎のFKをヘッドで右上に決めると、5分後には細谷のタテパスに抜け出てドリブル突破からGKとの1対1を冷静に制して5点目を流し込んだ。 五輪本大会で5ゴールは過去最多。それも南米予選を1位で突破した相手だけに、高く評価していいだろう。そして96年のアトランタ五輪以降、初戦で勝った大会はアトランタ五輪をのぞきすべてグループリーグを突破している。そのためにも、第2戦のマリ戦は重要な意味を持ってくる(アトランタ五輪は初戦でブラジルに1-0で勝ったが、第2戦のナイジェリアに0-2で敗れ、2勝1敗で3チームが並んだものの得失点差で日本は3位となり敗退)。 マリには3月のテストマッチで逆転負けを喫している。しかし28日は臆することなくリベンジの気持ちで挑戦してほしいところ。一度対戦しているだけに、相手の特長を把握しているのも日本のアドバンテージと見たい。 2024.07.25 23:00 Thu
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パリ五輪世代のGKが玉突き移籍か? 鈴木彩艶がパルマ行きなら、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデン移籍か

パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
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選手採点&寸評:U23日本代表 5-0 U23パラグアイ代表【パリ五輪】

24日、U-23日本代表vsU-23パラグアイ代表が行われ、5-0で日本が快勝スタートを切った。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽U-23日本代表採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240724_jpn_par_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 小久保玲央ブライアン 6.5 ほとんどピンチはなかったがクロス対応含め冷静さを保った。後半の大ピンチも冷静に対応しクリーンシート。 DF 4 関根大輝 6.0 積極的に右サイドを上がり攻撃参加。守備でも強さを見せる。後半はやや落ち着いてプレーをしていた。 5 木村誠二 6.5 高井とのコンビも慣れてきた。対人の強さを見せつつ安定したパフォーマンス。やらせてはいけない場面ではしっかり守った。 15 高井幸大 6.0 立ち上がりに対応ミスもあったが、すぐに本来のパフォーマンスを取り戻す。安定したプレーだったが、後半少し抜けたところでイエローをもらう。 16 大畑歩夢 6.0 積極的に高い位置を取り攻撃参加。先制点のシーンでは見事な判断でマイナスのクロス。守備でも状況を判断して絞るなどしっかりプレーした。 →3 西尾隆矢 - 出場時間が短く採点なし。 MF 7 山本理仁 6.5 いつものようにポジションを流動的に変えて流れを生み出していく。大きな3点目をミドルでしっかり決め切る。 →6 川﨑颯太 5.5 そつのないクレバーなプレーをしっかりと見せる。 8 藤田譲瑠チマ 6.5 数的優位になったこともあり、いつも以上に落ち着いたゲームコントロール。バランスをしっかりとったプレーを見せる。細かいテクニックは流石のもの。 14 三戸舜介 7.0 マイナスのパスをボックス内で受けて落ち着いた判断からシュートを決め切る。2点目は斉藤のクロスをしっかりヘッドで押し込む。ポジショニングが抜群だった。 →9 藤尾翔太 6.5 途中出場ながらFKからのクロスをヘッドで叩き込みダメ押しゴール。カウンターで完璧に抜け出し冷静に2点目も奪う。 FW 10 斉藤光毅 6.5 フランス戦に比べて積極的な仕掛け、流動的なポジションチェンジで攻撃に絡む。先制点につながるスペースへの絶妙なパス。追加点のシーンも圧巻の個人技からアシスト。 →13 荒木遼太郎 6.0 得意の右足のキックが炸裂。FKからのクロスで藤尾のダメ押しゴールを見事にアシスト。狭い局面で積極的にボールに絡んだ。 11 細谷真大 6.5 先制点のシーンではDFをブロックし見えないアシスト。ポストプレーは世界でも通用。得点こそないが、攻撃を組み立てる役割で重要な存在に。藤尾の2点目につながる見事なスルーパス。ゴールはなかったが大きな仕事。 17 平河悠 6.0 立ち上がりは何度か仕掛けを見せたが、相手選手に右足首を踏まれ大きく捻ることに。プレーを続けたが、32分で自ら座り込み交代。大事に至らないことを願うばかり。 →18 佐藤恵允 6.0 緊急での出場となった中で最初は試合に入れず。それでも後半は得意の縦への推進力を発揮し3点目の起点に。 監督 大岩剛 6.5 大事な初戦で結果的に大勝を収めることに。チームとしてやるべきことを選手たちが発揮。交代で起用した選手たちも活躍し、積み上げてきたものをしっかりと発揮させられた。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 三戸舜介(日本) 冷静な先制ゴールでチームを落ち着かせ、押し込まれていた局面で貴重な追加点。前線でのポジション取りが良く、必然の2ゴール。周囲との連係も問題なし。 U-23日本代表 5-0 U-23パラグアイ代表 【得点者】 1-0:19分 三戸舜介(日本) 2-0:63分 三戸舜介(日本) 3-0:69分 山本理仁(日本) 4-0:81分 藤尾翔太(日本) 5-0:87分 藤尾翔太(日本) 2024.07.25 04:03 Thu
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「こうなるしかなかった」日本にまさかの5失点大敗…パリ五輪で苦しいスタートのパラグアイ代表指揮官は退場を嘆く「方向性を見失った」

U-23パラグアイ代表のカルロス・ハラ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。パラグアイ『abc』が伝えた。 24日、パリ・オリンピックの男子サッカーが開幕。パラグアイは初戦でアジア王者の日本と対戦した。 五輪連覇中のブラジルに勝利するなど、南米予選を1位で通過したパラグアイ。しかし、日本を相手に先手を奪われると、25分にはウィルデル・ビエラが平河悠の右足首を踏み一発退場。数的不利になってしまう。 守りを固めつつ、カウンターでゴールを目指していく中、後半は押し込む時間帯が続いたが、日本がゴールラッシュ。終わってみれば5-0で惨敗を喫し、厳しいスタートとなった。 ハラ監督は、試合後の記者会見で退場が敗因に繋がったとコメント。日本のスピードにも驚かされたとした。 「退場が非常に早く、我々は少し方向性を見失った。日本は非常に縦に早く、スピーディーで力強いチームだ。我々がスペースを空けたために、こうなるしかなかった。深い位置でのパスは非常にダメージを与えた」 日本戦ではゼロトップのような形でストライカーを置かない選択をしたが、これは日本のハイラインを意識したとのこと。「彼らは素早いチームで、前に出てきてスペースを空けてくれる」と背後のスペースを使おうと思ったと語り、「2、3点のアドバンテージを得られる可能性もあったが、コンスタントにはできなかった」と、チャンスを生かせず、効果的にゴールを奪えなかったことを嘆いた。 「我々の欠点の1つだ。ボールのタッチは普通であり、我々は攻撃し、前にも出ていた。しかし、退場者が出てから、我々の攻撃は終わってしまった」 「このグループは数回の打撃から立ち上がる方法を知っている。我々にとって重要なのは、落ちることではなく上がっていくことだ」 残り2試合で連勝し、グループステージ突破を目指すパラグアイ。次戦はU-23イスラエル代表と27日に対戦する。 2024.07.25 18:45 Thu

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