“眠れる巨人”大きなポテンシャルを感じた大宮の買収、レッドブルのミンツラフCEOがチーム、スタジアム、マスコットを語る…クロップ氏については「1月に来日予定」
2024.11.06 15:40 Wed
大宮アルディージャを買収したレッドブルCEO・ミンツラフ氏
6日、「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」が東京都内で開催され、大宮アルディージャの新たなチーム名やエンブレムが発表された。2024年8月6日、エナジードリンクでお馴染みの「レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)」が、大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する全株式(100%)の取得を発表した。
手続きを終え、10月1日からRB大宮株式会社としてスタート。チームは明治安田J3リーグを戦っていた中、1年でのJ2昇格を果たすとともに、J3優勝も決めていた。
新たな一歩を踏み出した大宮は、6日に新チーム名が「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に決定。クラブ創設26年の大宮アルディージャに、ドイツ語の「Rasen Ballsport(ラーゼンバルシュポルト/芝生の球技)」の略称である「RB」をつけたチーム名となり、RBライプツィヒと同じ形を取ることとなった。
また、クラブカラーはこれまで同様のオレンジに加え、セカンドカラーのネイビーも入ることに。エンブレムは世界中で認知されているグローバルなレッドブルサッカーネットワークにおける統一感のあるデザインとなり、大宮の街の象徴でもあるオレンジの要素が加わった。
今回、Jリーグのクラブに目をつけ、その中で大宮を選んだ理由についてミンツラフ氏は「日本というのは本当に素晴らしいスポーツの国だと思います。我々にとって、日本というのは、非常に重要な位置付けでもあります」と、まずJリーグに目を向けたことについて言及。その中で大宮を選んだ理由については「埼玉という場所ですが、スポーツに力を入れているところでもあり、大宮のチームというのは「眠れる巨人」と言って良いぐらい、大きなポテンシャルを我々は感じています」と、大きな潜在能力を感じたという。
また、「東京から近いというところもあった」と首都圏であることにも言及。「クラブのトップの方と話した時もオープンに話をしてくれて、我々を信頼してくれた。非常にそういったことが大事であり、これならばやっていけると感じた。J1に上がっていくということもあるが、みなさんと一緒にやっていけるのであれば大丈夫であろうと決めた」と、買収についての話し合いで、グループとしてやっていける可能性を感じたとした。
大宮にはSOMPO WEリーグに参加している大宮アルディージャVENTUSという女子チームも存在する。女子サッカーについても「女子のサッカーというのは我々レッドブルにとっても大きな比重があります。ライプツィヒも女子は1部でプレーしていて、ブラジルでも1部でプレーしています」とコメント。「昨日トレーニングを見る機会があり、その時に選手の何人かと話をしました。我々は男子のチーム同様に女子のチームにも貢献してチームを強くしていきたいと思います」と、女子チームもしっかりと強化していきたいと意気込みを語った。
「レッドブル」のサッカー部門には、昨シーズンまでリバプールの指揮を執ったユルゲン・クロップ氏が2025年1月からグローバルサッカー部門の責任者に就任することが発表されている。
クロップ氏については「ユルゲン・クロップだが、就任は来年1月1日となっている。事前にレッドブルが大宮を買いたいと思っていると伝えている」と買収前に話をしていたと明かし、「彼にとっても興味のあることだと思っている。1月に就任してからすぐに日本に来て、チームを視察して色々と話し合いをすると思う」と、来日して視察も行う予定だとした。
クロップ氏は香川真司や南野拓実、遠藤航と日本人をクラブでも指導した経験がある。「クロップは日本のサッカーについても非常に素晴らしいと感じている。前回のW杯でも日本の活躍を現場で見ており、よく知っているはずだ」と、大宮の件も気にしていると明かした。
クラブとして高みを目指していくことになる大宮。1つ問題として浮上するのがスタジアム問題。NACK5スタジアム大宮はJリーグの基準を満たしているが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を見据えた場合には基準を充足していない問題もある。
ミンツラフ氏は「素晴らしいスタジアムで、雰囲気も本当に素晴らしいと思う。アルディージャが昇格を決めた試合を見たので、そう感じた」と、NACK5の素晴らしさについて言及。「レッドブルは一歩一歩進んでいくことでチームを作っていくと知られている。今回我々は、RB大宮アルディージャを上に上にと導いていきたいと思っているが、それには時間がかかる。そして、段階を踏まなければいけない」と、急速な発展はできないとした。
また「今のスタジアムだが、J1に昇格した場合はJ1のスタジアム基準があり、それに合わせる必要がある。ただ、今すぐに新しいスタジアムということはない。一歩一歩という段階の中に、いずれ取り込まれることになると思う」と、この先の成長に合わせて、検討する時が来るだろうと語った。また、「もし新しいスタジアムにとなった場合、埼玉県としてもあの場所そのものをどう発展させていくかが課題となると思うので、そういったことも話し合って決めていくことになると思う」と、行政との兼ね合いについても言及。いずれにしても、ステップを踏んでからの話となるようだ。
また、ファン・サポーターが気になるのはアルディとミーヤのマスコットの存在。「アルディージャ(スペイン語でリス)」という名前は残ったが、エンブレムからは「リス」のモチーフは消えることとなり、マスコットの扱いも気になるところだ。
ミンツラフ氏は「これまでお披露目したロゴに関しても、クラブのトップ、上層部、ファンの代表とも話し合ってきた。マスコットも同じことになるため、もしかしたら違うものになるかもしれないし、もしかしたらそのままかもしれない」と語り、現時点では決まっていないとコメント。ただ、日本のサッカーにおけるマスコットの意義についても理解しているという。
「日本のサッカーにおいてマスコットの存在は非常に大きなものであると理解している。RB大宮アルディージャのマスコットを決めるにあたっても、クラブのみなさん、ファンの代表のみなさんと話し合いをして、これだったら応援するぞという形のものを作っていきたいと思う」
「我々が日本に乗り込んできた形にはなっているが、我々に対して尊敬の念を持って、また親しく皆さんが接してくれた。我々はそれと同じようなことを、マスコットや大宮に対してお返ししていきたいと思う」
新たな一歩を踏み出すこととなる大宮。浦和レッズとの“さいたまダービー”を望む声もあり、ミンツラフ氏も中長期の目標だとコメント。ステップの1つとして、実現していきたいと意気込んだ。
「残念ながら“さいたまダービー”の映像は見たことがない。ただ、どこの地でも同じ街に2つチームがありダービーとなれば、ファンの皆さんにとっても面白く、期待の高い試合になると思う」
「ただ、“さいたまダービー”をするためだけに我々が来ているわけではない。それは1つのステップだ。それができるようになるために、頑張っていきたい」
そしてミンツラフ氏はファン・サポーターに向けてもメッセージを残した。
「ファンの皆さんにお伝えしたいことは、我々が大宮の一部になれたということを本当に嬉しく思っているということだ。そして、我々には大きな野心がある」
「皆さんが素晴らしい応援をしてくださったおかげで、大宮アルディージャはJ2に戻ることができた。いつの日か、皆さんと共に、是非浦和レッズとの“さいたまダービー”を皆さんの前でやりたいと思う」
手続きを終え、10月1日からRB大宮株式会社としてスタート。チームは明治安田J3リーグを戦っていた中、1年でのJ2昇格を果たすとともに、J3優勝も決めていた。
また、クラブカラーはこれまで同様のオレンジに加え、セカンドカラーのネイビーも入ることに。エンブレムは世界中で認知されているグローバルなレッドブルサッカーネットワークにおける統一感のあるデザインとなり、大宮の街の象徴でもあるオレンジの要素が加わった。
イベントに参加したスポーツチーム運営ならびに投資部門を統括するCEOのオリバー・ミンツラフ氏は、エンブレム決定の経緯について「大宮アルディージャがレッドブルサッカーファミリーの一員であること、これまで大宮アルディージャが培ってきたものをこれからも使っていこうという意思を示したいと思いました。我々とクラブとの話し合いで、こういった形で良いのではないかということで決まったものです」と説明。「オレンジも入っています。これからもこの形で、ファンの方に愛されていきたいとも思います」と理解を求めた。
今回、Jリーグのクラブに目をつけ、その中で大宮を選んだ理由についてミンツラフ氏は「日本というのは本当に素晴らしいスポーツの国だと思います。我々にとって、日本というのは、非常に重要な位置付けでもあります」と、まずJリーグに目を向けたことについて言及。その中で大宮を選んだ理由については「埼玉という場所ですが、スポーツに力を入れているところでもあり、大宮のチームというのは「眠れる巨人」と言って良いぐらい、大きなポテンシャルを我々は感じています」と、大きな潜在能力を感じたという。
また、「東京から近いというところもあった」と首都圏であることにも言及。「クラブのトップの方と話した時もオープンに話をしてくれて、我々を信頼してくれた。非常にそういったことが大事であり、これならばやっていけると感じた。J1に上がっていくということもあるが、みなさんと一緒にやっていけるのであれば大丈夫であろうと決めた」と、買収についての話し合いで、グループとしてやっていける可能性を感じたとした。
大宮にはSOMPO WEリーグに参加している大宮アルディージャVENTUSという女子チームも存在する。女子サッカーについても「女子のサッカーというのは我々レッドブルにとっても大きな比重があります。ライプツィヒも女子は1部でプレーしていて、ブラジルでも1部でプレーしています」とコメント。「昨日トレーニングを見る機会があり、その時に選手の何人かと話をしました。我々は男子のチーム同様に女子のチームにも貢献してチームを強くしていきたいと思います」と、女子チームもしっかりと強化していきたいと意気込みを語った。
「レッドブル」のサッカー部門には、昨シーズンまでリバプールの指揮を執ったユルゲン・クロップ氏が2025年1月からグローバルサッカー部門の責任者に就任することが発表されている。
クロップ氏については「ユルゲン・クロップだが、就任は来年1月1日となっている。事前にレッドブルが大宮を買いたいと思っていると伝えている」と買収前に話をしていたと明かし、「彼にとっても興味のあることだと思っている。1月に就任してからすぐに日本に来て、チームを視察して色々と話し合いをすると思う」と、来日して視察も行う予定だとした。
クロップ氏は香川真司や南野拓実、遠藤航と日本人をクラブでも指導した経験がある。「クロップは日本のサッカーについても非常に素晴らしいと感じている。前回のW杯でも日本の活躍を現場で見ており、よく知っているはずだ」と、大宮の件も気にしていると明かした。
クラブとして高みを目指していくことになる大宮。1つ問題として浮上するのがスタジアム問題。NACK5スタジアム大宮はJリーグの基準を満たしているが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を見据えた場合には基準を充足していない問題もある。
ミンツラフ氏は「素晴らしいスタジアムで、雰囲気も本当に素晴らしいと思う。アルディージャが昇格を決めた試合を見たので、そう感じた」と、NACK5の素晴らしさについて言及。「レッドブルは一歩一歩進んでいくことでチームを作っていくと知られている。今回我々は、RB大宮アルディージャを上に上にと導いていきたいと思っているが、それには時間がかかる。そして、段階を踏まなければいけない」と、急速な発展はできないとした。
また「今のスタジアムだが、J1に昇格した場合はJ1のスタジアム基準があり、それに合わせる必要がある。ただ、今すぐに新しいスタジアムということはない。一歩一歩という段階の中に、いずれ取り込まれることになると思う」と、この先の成長に合わせて、検討する時が来るだろうと語った。また、「もし新しいスタジアムにとなった場合、埼玉県としてもあの場所そのものをどう発展させていくかが課題となると思うので、そういったことも話し合って決めていくことになると思う」と、行政との兼ね合いについても言及。いずれにしても、ステップを踏んでからの話となるようだ。
また、ファン・サポーターが気になるのはアルディとミーヤのマスコットの存在。「アルディージャ(スペイン語でリス)」という名前は残ったが、エンブレムからは「リス」のモチーフは消えることとなり、マスコットの扱いも気になるところだ。
ミンツラフ氏は「これまでお披露目したロゴに関しても、クラブのトップ、上層部、ファンの代表とも話し合ってきた。マスコットも同じことになるため、もしかしたら違うものになるかもしれないし、もしかしたらそのままかもしれない」と語り、現時点では決まっていないとコメント。ただ、日本のサッカーにおけるマスコットの意義についても理解しているという。
「日本のサッカーにおいてマスコットの存在は非常に大きなものであると理解している。RB大宮アルディージャのマスコットを決めるにあたっても、クラブのみなさん、ファンの代表のみなさんと話し合いをして、これだったら応援するぞという形のものを作っていきたいと思う」
「我々が日本に乗り込んできた形にはなっているが、我々に対して尊敬の念を持って、また親しく皆さんが接してくれた。我々はそれと同じようなことを、マスコットや大宮に対してお返ししていきたいと思う」
新たな一歩を踏み出すこととなる大宮。浦和レッズとの“さいたまダービー”を望む声もあり、ミンツラフ氏も中長期の目標だとコメント。ステップの1つとして、実現していきたいと意気込んだ。
「残念ながら“さいたまダービー”の映像は見たことがない。ただ、どこの地でも同じ街に2つチームがありダービーとなれば、ファンの皆さんにとっても面白く、期待の高い試合になると思う」
「ただ、“さいたまダービー”をするためだけに我々が来ているわけではない。それは1つのステップだ。それができるようになるために、頑張っていきたい」
そしてミンツラフ氏はファン・サポーターに向けてもメッセージを残した。
「ファンの皆さんにお伝えしたいことは、我々が大宮の一部になれたということを本当に嬉しく思っているということだ。そして、我々には大きな野心がある」
「皆さんが素晴らしい応援をしてくださったおかげで、大宮アルディージャはJ2に戻ることができた。いつの日か、皆さんと共に、是非浦和レッズとの“さいたまダービー”を皆さんの前でやりたいと思う」
1
2
オリバー・ミンツラフの関連記事
RB大宮アルディージャの関連記事
J3の関連記事
14日、明治安田J3リーグ第5節延期分の松本山雅FCvsAC長野パルセイロがサンプロ アルウィンで行われ、2-2のドローに終わった。
降雪・積雪の影響で延期された、11位の松本と17位の長野による信州ダービー。11日に天皇杯の長野県予選決勝で相まみえた両者が今度はリーグ戦に舞台を移して激突した。
試合序盤は
2025.05.14 21:14 Wed
記事をさがす
|
|
オリバー・ミンツラフの人気記事ランキング
1
“眠れる巨人”大きなポテンシャルを感じた大宮の買収、レッドブルのミンツラフCEOがチーム、スタジアム、マスコットを語る…クロップ氏については「1月に来日予定」
6日、「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」が東京都内で開催され、大宮アルディージャの新たなチーム名やエンブレムが発表された。 2024年8月6日、エナジードリンクでお馴染みの「レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)」が、大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する全株式(100%)の取得を発表した。 手続きを終え、10月1日からRB大宮株式会社としてスタート。チームは明治安田J3リーグを戦っていた中、1年でのJ2昇格を果たすとともに、J3優勝も決めていた。 新たな一歩を踏み出した大宮は、6日に新チーム名が「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に決定。クラブ創設26年の大宮アルディージャに、ドイツ語の「Rasen Ballsport(ラーゼンバルシュポルト/芝生の球技)」の略称である「RB」をつけたチーム名となり、RBライプツィヒと同じ形を取ることとなった。 また、クラブカラーはこれまで同様のオレンジに加え、セカンドカラーのネイビーも入ることに。エンブレムは世界中で認知されているグローバルなレッドブルサッカーネットワークにおける統一感のあるデザインとなり、大宮の街の象徴でもあるオレンジの要素が加わった。 イベントに参加したスポーツチーム運営ならびに投資部門を統括するCEOのオリバー・ミンツラフ氏は、エンブレム決定の経緯について「大宮アルディージャがレッドブルサッカーファミリーの一員であること、これまで大宮アルディージャが培ってきたものをこれからも使っていこうという意思を示したいと思いました。我々とクラブとの話し合いで、こういった形で良いのではないかということで決まったものです」と説明。「オレンジも入っています。これからもこの形で、ファンの方に愛されていきたいとも思います」と理解を求めた。 今回、Jリーグのクラブに目をつけ、その中で大宮を選んだ理由についてミンツラフ氏は「日本というのは本当に素晴らしいスポーツの国だと思います。我々にとって、日本というのは、非常に重要な位置付けでもあります」と、まずJリーグに目を向けたことについて言及。その中で大宮を選んだ理由については「埼玉という場所ですが、スポーツに力を入れているところでもあり、大宮のチームというのは「眠れる巨人」と言って良いぐらい、大きなポテンシャルを我々は感じています」と、大きな潜在能力を感じたという。 また、「東京から近いというところもあった」と首都圏であることにも言及。「クラブのトップの方と話した時もオープンに話をしてくれて、我々を信頼してくれた。非常にそういったことが大事であり、これならばやっていけると感じた。J1に上がっていくということもあるが、みなさんと一緒にやっていけるのであれば大丈夫であろうと決めた」と、買収についての話し合いで、グループとしてやっていける可能性を感じたとした。 大宮にはSOMPO WEリーグに参加している大宮アルディージャVENTUSという女子チームも存在する。女子サッカーについても「女子のサッカーというのは我々レッドブルにとっても大きな比重があります。ライプツィヒも女子は1部でプレーしていて、ブラジルでも1部でプレーしています」とコメント。「昨日トレーニングを見る機会があり、その時に選手の何人かと話をしました。我々は男子のチーム同様に女子のチームにも貢献してチームを強くしていきたいと思います」と、女子チームもしっかりと強化していきたいと意気込みを語った。 「レッドブル」のサッカー部門には、昨シーズンまでリバプールの指揮を執ったユルゲン・クロップ氏が2025年1月からグローバルサッカー部門の責任者に就任することが発表されている。 クロップ氏については「ユルゲン・クロップだが、就任は来年1月1日となっている。事前にレッドブルが大宮を買いたいと思っていると伝えている」と買収前に話をしていたと明かし、「彼にとっても興味のあることだと思っている。1月に就任してからすぐに日本に来て、チームを視察して色々と話し合いをすると思う」と、来日して視察も行う予定だとした。 クロップ氏は香川真司や南野拓実、遠藤航と日本人をクラブでも指導した経験がある。「クロップは日本のサッカーについても非常に素晴らしいと感じている。前回のW杯でも日本の活躍を現場で見ており、よく知っているはずだ」と、大宮の件も気にしていると明かした。 クラブとして高みを目指していくことになる大宮。1つ問題として浮上するのがスタジアム問題。NACK5スタジアム大宮はJリーグの基準を満たしているが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を見据えた場合には基準を充足していない問題もある。 ミンツラフ氏は「素晴らしいスタジアムで、雰囲気も本当に素晴らしいと思う。アルディージャが昇格を決めた試合を見たので、そう感じた」と、NACK5の素晴らしさについて言及。「レッドブルは一歩一歩進んでいくことでチームを作っていくと知られている。今回我々は、RB大宮アルディージャを上に上にと導いていきたいと思っているが、それには時間がかかる。そして、段階を踏まなければいけない」と、急速な発展はできないとした。 また「今のスタジアムだが、J1に昇格した場合はJ1のスタジアム基準があり、それに合わせる必要がある。ただ、今すぐに新しいスタジアムということはない。一歩一歩という段階の中に、いずれ取り込まれることになると思う」と、この先の成長に合わせて、検討する時が来るだろうと語った。また、「もし新しいスタジアムにとなった場合、埼玉県としてもあの場所そのものをどう発展させていくかが課題となると思うので、そういったことも話し合って決めていくことになると思う」と、行政との兼ね合いについても言及。いずれにしても、ステップを踏んでからの話となるようだ。 また、ファン・サポーターが気になるのはアルディとミーヤのマスコットの存在。「アルディージャ(スペイン語でリス)」という名前は残ったが、エンブレムからは「リス」のモチーフは消えることとなり、マスコットの扱いも気になるところだ。 ミンツラフ氏は「これまでお披露目したロゴに関しても、クラブのトップ、上層部、ファンの代表とも話し合ってきた。マスコットも同じことになるため、もしかしたら違うものになるかもしれないし、もしかしたらそのままかもしれない」と語り、現時点では決まっていないとコメント。ただ、日本のサッカーにおけるマスコットの意義についても理解しているという。 「日本のサッカーにおいてマスコットの存在は非常に大きなものであると理解している。RB大宮アルディージャのマスコットを決めるにあたっても、クラブのみなさん、ファンの代表のみなさんと話し合いをして、これだったら応援するぞという形のものを作っていきたいと思う」 「我々が日本に乗り込んできた形にはなっているが、我々に対して尊敬の念を持って、また親しく皆さんが接してくれた。我々はそれと同じようなことを、マスコットや大宮に対してお返ししていきたいと思う」 新たな一歩を踏み出すこととなる大宮。浦和レッズとの“さいたまダービー”を望む声もあり、ミンツラフ氏も中長期の目標だとコメント。ステップの1つとして、実現していきたいと意気込んだ。 「残念ながら“さいたまダービー”の映像は見たことがない。ただ、どこの地でも同じ街に2つチームがありダービーとなれば、ファンの皆さんにとっても面白く、期待の高い試合になると思う」 「ただ、“さいたまダービー”をするためだけに我々が来ているわけではない。それは1つのステップだ。それができるようになるために、頑張っていきたい」 そしてミンツラフ氏はファン・サポーターに向けてもメッセージを残した。 「ファンの皆さんにお伝えしたいことは、我々が大宮の一部になれたということを本当に嬉しく思っているということだ。そして、我々には大きな野心がある」 「皆さんが素晴らしい応援をしてくださったおかげで、大宮アルディージャはJ2に戻ることができた。いつの日か、皆さんと共に、是非浦和レッズとの“さいたまダービー”を皆さんの前でやりたいと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】RB大宮アルディージャの新エンブレム発表!レッドブルらしさが出るものに</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://twitter.com/hashtag/ardija?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ardija</a> <a href="https://t.co/NQbODhwQV1">pic.twitter.com/NQbODhwQV1</a></p>— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) <a href="https://twitter.com/Ardija_Official/status/1853988271896039927?ref_src=twsrc%5Etfw">November 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.06 15:40 Wed2
J3王者の大宮、新チーム名は「RB大宮アルディージャ」に決定! エンブレムもレッドブル色のある中にオレンジが入る
6日、レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)と大宮アルディージャを運営するRB大宮株式会社は、新チーム名やロゴを発表した。 2024年8月、レッドブルが大宮を買収。株式譲渡等の手続きが完了し、10月1日付でRB大宮株式会社が誕生した。 明治安田J3リーグを戦う大宮アルディージャと、SOMPO WEリーグを戦う大宮アルディージャVENTUSを保有するRB大宮株式会社。2025年1月から、チーム名は「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に変更されることが決まった。 クラブ創設26年の大宮アルディージャに、ドイツ語の「Rasen Ballsport(ラーゼンバルシュポルト/芝生の球技)」の略称である「RB」をつけたチーム名となり、RBライプツィヒと同じ形となった。 クラブカラーはこれまで同様にオレンジとなり、セカンドカラーのネイビーも残ることに。「継続と発展」を表している。 エンブレムも、世界中で認知されているグローバルなレッドブルサッカーネットワークにおける統一感のあるデザインとなり、大宮の街の象徴でもあるオレンジの要素を加えている。 「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」も6日に開催。スポーツチーム運営ならびに投資部門を統括するCEOのオリバー・ミンツラフ氏が登壇し、エンブレムについて説明した。 「我々は大宮アルディージャの上層部と繰り返し色々なことを協議してまいりました。お互い尊重しあってきました。今回披露するエンブレムは、大宮アルディージャがレッドブルの一員であるとわかるように。大宮アルディージャのオレンジがそのまま生かされるように考えてみんなが納得できる形でやってまいりました」 また、これまでエンブレムにはリスが入っていたが、新たなエンブレムにはいない。ミンツラフ氏は、「チーム名がRB大宮アルディージャとなっていることで、『リス』が完全に消えてしまったわけではないと考えている」と語り、モチーフとしては無くなったが、「アルディージャ(スペイン語でリス)」として残していると語った。 2024.11.06 12:55 Wed3
「第一印象は最高」初来日のクロップ氏がRB大宮に抱いた印象「全ての道のりが楽しみ」…レッドブルで目指す方向は「相手から嫌がられる特別なクラブ」
『レッドブル』のグローバルサッカー部門の責任者を務めるユルゲン・クロップ氏。2025シーズンの明治安田J2リーグの開幕戦に合わせて来日し、新たにレッドブル・グループの一員となったRB大宮アルディージャの開幕ゲームに登場した。 2024年10月に『レッドブル』の傘下に入った大宮。今シーズンからチーム名も変更されると、ホームゲームの様子も一変。開幕戦ではチームバスをレッドブルカーが先導するド派手なパフォーマンスを見せるなど、大きな変化が目に見えて感じられた。 初来日となったというクロップ氏はRB大宮、対戦相手のモンテディオ山形のファン・サポーターも目の当たりにし、日本サッカーの一端に触れた中、試合観戦後にインタビューに応じ、改めて日本サッカーへの印象を語った。 「日本のサッカーを十分体験できたとは言えないが、今回の仕事と観戦を組み合わせることで、前よりも全体像が見えてきた。とはいえ、まだ試合を見る必要がある。観戦の大半はテレビになるだろう。ドイツと日本は少し距離があるからね。今回の印象はとても良かった。スタジアムの雰囲気は非常に良く、サポーターも情熱的だった。第一印象は最高だ」 非常に盛り上がった試合。RB大宮は1-1で迎えたラストプレーで藤井一志がゴール。2-1で勝利を収めていた。 チームの印象についてクロップ氏は「全ての道のりが楽しみだ。素晴らしいアイデアだと思う。日本やアジアにおけるサッカー界との関係を築く素晴らしい方法だ」とコメント。「日本には沢山のサッカー選手がいるが、欧州でプレーしている選手は多くない。国内の選手数から考えると、欧州でプレーしている数は少ない。もちろん サッカーは世界中にあるが、ここが興味深い疑問点で楽しみなところだ」と語り、「RB大宮とはまだ始まったばかりだが、非常に楽しみだ。日本で様々な人に会い、現状の印象を持つことができた。このあとドイツへ戻り、何ができるのか考えていく予定だ。これがプランだ」と、自身が感じとったものを元に、考えていきたいと語った。 試合の観戦を終えたクロップ氏は、クラブハウスを訪れてトップチームとWEリーグを戦う大宮アルディージャVENTUSの選手たちと顔合わせ。さらにはアカデミーの施設も訪れていた。 監督としてもドルトムントやリバプールでタイトルを獲得するなど結果を残してきたクロップ氏。自身の哲学の伝え方についても明かした。 「監督時代は難しくなかった。選手と私の距離を近づけるだけだった。選手たちと親密な関係ができれば、メディアや他の意見より私の考えを重視するようになっていたこのような関係を選手全員と築いていたので、チーム一丸となって外の世界と戦うことができていた」 「このような一体感というか、チームスピリットが私は好きなので、今は完全に異なる仕事だが、同じ一体感を作ろうとしている。私は最高の監督ではないし 最強クラブを率いた経験もないが、度々最強相手に勝利できていた。相手から嫌がられる特別なクラブにすることが目標だ」 ドルトムントではブンデスリーガを連覇、リバプールではプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ(CL)など数々のタイトルを獲得。また、香川真司、南野拓実、遠藤航と日本人選手も指導してきた。 その中で、監督業を離れて『レッドブル』入りを果たしたクロップ氏。その理由についても語った。 「自分に変化を加えたかった。監督の仕事は好きだった。激烈な日々だった。その生活を約24年続けたあと、変化を加えたくなった。監督の才能は自覚しているが、続けるには人生は短すぎると思っている。そして、自分にどんな選択肢があるのか見てみたかった」 「幸運なことに頃合いよく、オリバー・ミンツラフから話が来た。レッドブルはグローバルサッカーに以前から取り組んでいたが、彼らはビジネス側ではなくサッカー側の人間を加えたがっていた。その話を聞いて、すぐに興味を持った。これが経緯だ」 「また 以前から旅に興味があった。観光旅行も悪くないが、目的や仕事のための旅だ。私はそっちが好きだ。なぜなら様々な人と違うレベルで出会えるからだ。もちろん観光的に美しい建物や皇居も楽しむこともあるが、多くの人と会う中で共に働く方が、本気度が違うので、相手をよく理解できる。今はまさに、理解していく段階なので、大いに楽しんでいる」 「当然ながら、就任する前は自分が貢献できるかどうか熟考した。とはいえ 私は昔から自信がある方だ。もちろん、100%の自信ではないが、役立ち、好影響を与えられる感触がある。なので、気分が良く取り組めている」 「多くのレッドブル社員にも会ったが、全員情熱的だった。ブランドと会社を愛する社員が多いことは、私にとってとても重要な情報だ。楽しめている人が多いなら、良い環境のはずだからだ」 新たな一歩を踏み出し、新たなチャレンジを始めたクロップ氏。そのレッドブル・グループのチームとしてRB大宮も加わった中、日本以外にもブラジル、アメリカ、ヨーロッパで視察を重ね、レッドブルのサッカーを学んでいる。 「情熱的な人が多い。これは特別なことだと思う。当然ながら、私は年老いてきたが、なぜかいつも若者と仕事をしてきた。サッカー選手なので若いのは当然だが、レッドブルも、どのオフィスを訪れても情熱的な若者たちが私たちのために働いている。とてもクールなことだと思うし その理由も理解できる。レッドブルは世界一クールなブランドのひとつだからだ。実に素晴らしいことだと思う」 「ブラジル、米国、日本はそれぞれ異なるが、愛する気持ちは全員同じだ。では、このカルチャーをどう保つのか? このカルチャーをどう活用するのか? どこをどう微調整すれば良いのか?サッカーはドイツで一番人気のスポーツだが、アメリカと日本では違う。ブラジルは同じく一番人気だ。この違いはどこから来るのか? 私たちは各国の育成にどう寄与できるのか?やることは山積みだ」 「しかし、それらについて考える時間はない。実際、監督時代も体験を正しく処理できなかった。だから、帰国後にしっかり時間をかけて体験を処理していきたい。体験した直後にやるべきことや重要な点をきちんと整理するのは難しい。まずは体験するしかない。今はそれを続けていく」 国が違えば文化も異なり、サッカーが置かれている立場も大きく異なる。ただ、それぞれに合わせていくことが大きな仕事であり、クロップ氏に期待されていることだ。 初めて来日したクロップ氏。RB大宮がある以上、再び来日する機会はあるはずだ。最後に日本の印象についても語り、多くを味わえなかったが、良い印象を持ったようだ。 「日本は見られなかった。東京の一部を見たけど、東京も広いので 見ていないに等しいな。とはいえ、素晴らしかった。日本を知らない人にひとつ言えるのは、食べ物が最高ということだ。あれはすごい。100%自分好みの味だ。日本食は前から食べていたが、日本で食べるのは初めてだった。完全に別物で、本当に素晴らしかった」 「東京の活気もクレイジーだ。昨晩少し外出したが 雰囲気が気に入った。街の楽しげなムードが良かった。クールだった。東京がバーで有名かどうかは知らないが、昨晩立ち寄ったバーも良かった。自由時間は短かったが 多少は観光できたし、第一印象はまさに最高だった」 「以前は 知っている人から話を聞いて日本を想像するだけだった。つまり、シンジ、タクミ、ワタルから聞いて良いイメージを持っていた。そして今回初めて見て回ったが、素晴らしかった。どの国も同じで、住めば不満が出てくるだろう。しかし 数日訪れるだけなら日本は本当に特別だ」 新たな一歩を踏み出しているクロップ氏、そしてRB大宮。日本のサッカーに新たな風を呼び込んでいくことは間違いなさそうだ。 2025.02.28 21:50 Fri4
レアル新指揮官候補と噂されたクロップ氏、代理人が噂を否定「今の役割にとても満足している」
レアル・マドリーの新監督候補として噂が浮上しているユルゲン・クロップ氏(57)だが、やはり当面は監督をやることはないようだ。 リバプールの監督を昨シーズン限りで退任。今年1月からは『レッドブル・グループ』でグローバルフットボール部門の責任者に就任していた。 今シーズンの明治安田J2リーグ開幕節では、新たに傘下に入ったRB大宮アルディージャの開幕戦に登場するなどし、他の『レッドブル・グループ』傘下のクラブも視察するなど、精力的に動いていた。 そんな中、マドリーが連覇を目指したチャンピオンズリーグ(CL)で準々決勝で敗退。アーセナルに連敗を喫して大会を去ったことで、カルロ・アンチェロッティ監督の去就が騒がしくなっている。 アンチェロッティ監督にはドリヴァウ・ジュニオール監督を解任したブラジル代表から熱烈なラブコールが届いており、退任が加速するという見方も出ている状況。その中で、クロップ氏が後任に就任するという噂が浮上した。 しかし、ドイツ『スカイ・スポーツ』はクロップ氏の代理人であるマルク・コシケ氏のコメントを伝え、噂されていることはないと語った。 「ユルゲンはレッドブルのグローバルフットボール部門責任者という新しい役割にとても満足している」 代理人によれば、多くの問い合わせは届いているものの、来季も監督を務めることはないとのこと。現在のレッドブルでの役割をとても真剣に受け止めており、精力的に動いている状況だ。 現在はマルコ・ローゼ監督を解任したRBライプツィヒの新監督探しに動いているとのこと。オリバー・ミンツラフ氏、マリオ・ゴメス氏、マルセル・シェーファー氏らと共に、人選に動いているとした。 2025.04.18 23:00 FriRB大宮アルディージャの人気記事ランキング
1
“ソニー仙台FC最後の指揮官” 新潟や大宮なども率いた鈴木淳氏が高校サッカーへ 山形明正高校サッカー部の監督に就任「選⼿の成⻑と勝利を追求」
ソニー仙台FCは6日、2024シーズンまで監督を務めた鈴木淳氏(63)の新天地を発表した。 昨季限りで日本フットボールリーグ(JFL)を退会、活動も終えたソニー。1968年誕生の由緒正しき名門実業団が歴史に幕を下ろした。 その“最後の指揮官”こそ、かつてモンテディオ山形にアルビレックス新潟、大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉も率いた鈴木淳氏。氏は地元宮城のソニーを3年間率い、2023シーズンはJFL4位に食い込んだ。 数多のJクラブを渡り歩いた名指導者は高校サッカーへ。山形県山形市「⼭形明正⾼等学校」のサッカー部監督に就任するとのことだ。 鈴木氏はソニー、⼭形明正⾼校の双方からコメントを発表。 ◆ソニー仙台FC 「ソニー仙台FCを応援、ご⽀援いただいている皆様へ」 「2022シーズンより3年間⼤変お世話になりました。また過去にも2度、ソニー仙台FCに携われたことに誇りを持っています」 「最終的には残念な形での皆さんとのお別れになりましたが、皆さんの応援があってこそソニー仙台FCの活動が継続できたと思っています。皆さんの声援は私の⼼にいつまで残ると思います。本当にありがとうございました」 「さて、私事になりますが、この度⼭形明正⾼等学校サッカー部の監督に就任いたします。全⼒で選⼿育成、チームの勝利を⽬指して指導にあたりたいと思います。引き続き暖かく⾒守っていただけるとありがたいです」 「また皆さんとお⽬にかかれることを楽しみにしています。⻑い間ありがとうございました」 ◆⼭形明正⾼校 「⼭形明正⾼等学校サッカー部を応援・ご⽀援いただいている皆様へ」 「この度、⼭形明正⾼等学校サッカー部の監督に就任いたしました鈴⽊淳です。 再び⼭形でのご縁をいただいた事に感謝いたします」 「⾼校⽣年代は、⼈としても選⼿としても⾮常に成⻑できる年代だと思っています。 この年代、そして可能性あるチームの指導に携わらせていただける事に喜びを感じています」 「選⼿の成⻑そしてチームの勝利を追求し、精⼀杯頑張りたいと思います。これまで同様に⼭形明正⾼等学校ならびにサッカー部の応援・ご⽀援をよろしくお願いいたします」 2025.02.06 15:22 Thu2
J2最下位の大宮、元監督の渋谷洋樹氏がHC就任…2017年の監督解任以来の復帰に
大宮アルディージャは26日、かつて指揮も執った渋谷洋樹氏(56)がヘッドコーチに就任することを発表した。 渋谷氏は、大宮の前身であるNTT関東でもプレー。引退後は、下部組織でコーチや監督を歴任し、ヴァンフォーレ甲府でのコーチ経験なども経て、2014年8月から大宮で初めてトップチームの監督に就任した。 チームを率いてはJ2での優勝、J1最高位の5位、天皇杯ベスト4と成績を残したものの、2017年5月に成績不振で解任。その後、2018年からはロアッソ熊本の監督、2020年からは再び甲府でヘッドコーチを務め、2022シーズンから磐田のヘッドコーチに就任していた。 甲府時代からともに働く伊藤彰監督のアシスタントを務めていたが、チームは成績不振により8月に伊藤監督を解任。後を引き継ぐことになったが、チームの成績は好転することはなく、最下位のままでJ2降格が決定し解任。今シーズンから再び伊藤監督の下、仙台でヘッドコーチを務めていた。 ただ、今シーズンの仙台は低迷25試合を終えて8勝8分け9敗の13位となり、伊藤監督が契約解除。渋谷ヘッドコーチは辞任を申し入れ、チームは受理した。 監督を退いて以降、初めて古巣に戻る渋谷氏。J3降格が迫るチームを救う手助けはできるだろうか。 2023.07.26 09:35 Wed3
J3降格の大宮、昨季最終節での横断幕でサポーター3名が開幕から8試合入場禁止処分「誹謗中傷・侮辱となる不適切な横断幕」
大宮アルディージャは20日、2023シーズンの最終節でのサポーターの違反行為を報告した。 問題の行為が起きたのは、2023シーズンの明治安田生命J2リーグ最終節の東京ヴェルディ戦。試合後のセレモニーで発生した。 2023シーズンは21位と過去最低順位に終わり、クラブ史上初となるJ3降格も味わったシーズン。近年はJ2で残留争いに巻き込まれ続けた結果、最終的に降格となり、サポーターからは辛辣な横断幕も出されていた。 大宮によれば、その際に掲示された横断幕が試合運営管理規程に抵触。「クラブからの注意喚起があったにも関わらず、対象を特定し誹謗中傷・侮辱となる不適切な横断幕を掲出する違反行為をおこなった」とし、3名に対して処分を下すことが発表された。 当該行為を行った3名に対しては、2024シーズンの明治安田J3リーグの第1節ヴァンラーレ八戸戦から、第8節のFC大阪戦までの8試合の入場禁止と、同期間のYBCルヴァンカップの入場禁止という処分となった。 不甲斐なさを露呈し続けているクラブに対してのファン・サポーターのフラストレーションも理解できるところではあるが、違反行為をしては訴えも意味話さないことになる。 大宮は「クラブとして同様の事象が起らないよう、引き続き、安心・安全なスタジアム運営に努めてまいります。スタジアムにご来場いただく皆さまにおかれましても、リスペクトの精神を持った行動・言動を心掛けるとともに、ご来場の皆さまが安心・安全に観戦できるスタジアム運営の実現に向けて、観戦ルールの順守をお願いします」と呼びかけている。 2024.02.21 09:25 Wed4
Jリーグ史に残る珍事! 31歳でJリーグデビュー→GK2人が負傷し急造GKに抜擢、大宮MF栗本広輝が主役に
30年目を迎えたJリーグで、史上初の珍事が起きた。 事件が起きたのは26日に行われた明治安田生命J2リーグ第6節の大宮アルディージャvsファジアーノ岡山の一戦だ。 ここまでの5試合で未勝利の大宮が、好調維持する岡山をホームに迎えた一戦。この試合では、大宮はHonda FCやアメリカのチームを渡り歩き、今シーズン獲得したMF栗本広輝をセンターバックとして先発起用。31歳にしてJリーグデビューを果たすこととなった。 その大宮は13分に矢島慎也のゴールで先制。高い強度とハッキリとしたプレーを見せてリードを保っていく。 しかし40分にアクシデント。相手のシュートを顔面でブロックしたGK南雄太が負傷。残り時間はプレーを続行したが、右目が大きく腫れ上がる状況に。ハーフタイムにはGK上田智輝と交代を余儀なくされていた。 GKが交代するアクシデントに見舞われた大宮だが、その上田も後半早々のピンチを好セーブで防ぎ、チーム一丸となって初勝利を目指して戦っていた。 しかし、波の乗れないチームというのはこうも運がないのか。62分、バックパスを受けた上田が前線へフィード。しかし、軸足にした右ヒザを捻る形となり、キックした直後に悶絶。立ち上がることができない。 すでに南を交代させ、ベンチにいた上田が出ている状況。試合は30分弱残されている中、GKがいない状況に。その状況でGKを務めたのが、この日がJリーグデビューとなった栗本だった。 ベンチに戻り霜田正浩監督や北嶋秀朗コーチと話し合うと、上田の予備のユニフォームに着替える。さらに途中交代していた南からGKグローブを預かり、負傷によりピッチを後にした2人のGKの思いを背負ってゴールマウスに立った。 記念すべきJリーグデビュー戦でまさかの急造GKという想像を遥かに超える事態が舞い込んだが、栗本は安定したプレーを見せると、大宮守備陣も岡山にシュートを打たせず、粘り強く守っていく。 そのまま試合はアディショナルタイムに入り、大宮があと数分で逃げ切れるかと思われた95分、左からのクロスボールのクリアが小さくなると、途中出場のステファン・ムークが右足一閃。ゴール上に突き刺さるスーパーシュートが決まり、粘り続けた大宮守備陣がついに力付き、1-1の引き分けに終わった。 栗本は試合後「いろいろなことが初めてだったので、想定外のことが起きることは予想していたけど、まさかGKまでやるとは思っていなくてビックリしました」と、さすがにGKをやることは想像できなかった様子。ベンチに駆け寄ったのは、どうすべきかの判断を仰ぐためだったようだが、その時点でGKをやるとベンチに思われてしまった様子。それでもよく守っていた。 <span class="paragraph-title">【動画】31歳でJリーグ先発デビュー→急造GKに変身の瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SWKX6C1DKCY";var video_start = 156;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.03.27 21:37 Sun5

