「不誠実だ」「ゴールは正当だろう」GKの負傷もプレー止めず…W杯南米予選で賛否両論の同点弾「ごまかしの可能性もあった」
2024.09.12 17:20 Thu
2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選で生まれたゴールが、大きな物議を醸しているようだ。問題のゴールは、10日に行われた北中米W杯南米予選第8節のチリ代表 vs ボリビア代表戦で発生。試合はボリビアが1点をリードしていた39分、味方からのバックパスを受けたボリビアGKカルロス・ランペが突如としてその場に倒れ、プレー続行が不可能に。すかさずチリのFWエドゥアルド・バルガスがボールをさらうと、無人のゴールにボールを蹴り込み同点弾を挙げた。
当然、ボリビアの選手たちは試合を止めずにゴールまで決められたことに激高。数人の選手が喜ぶバルガスに詰め寄ると、両チーム入り乱れての小競り合いに発展することとなった。
試合はその後、ボリビアが再び勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利。ただ、試合後にランペはアキレス腱の完全断裂と診断されたこともあって、試合終了後にはヴァルガスのプレーに賛否両論が巻き起こっている。
『Tigo Sports』が公式X(旧ツイッター)にて、ヴァルガスの同点ゴールの動画を投稿するとさまざまな声が殺到。「相手が負傷したと知りながら不誠実だ」、「そんなことしているから負けるんだ」、「チリには何も期待できない」といった批判的なものから、「ゴールは正当。とりあえず倒れる選手も多いのだから」「ボリビアだって標高4000メートルでのプレーを止めようとしていない」、「ミスを負傷に見せてごまかした可能性だってあった」といった擁護の声も多く見られている。
当然、ボリビアの選手たちは試合を止めずにゴールまで決められたことに激高。数人の選手が喜ぶバルガスに詰め寄ると、両チーム入り乱れての小競り合いに発展することとなった。
『Tigo Sports』が公式X(旧ツイッター)にて、ヴァルガスの同点ゴールの動画を投稿するとさまざまな声が殺到。「相手が負傷したと知りながら不誠実だ」、「そんなことしているから負けるんだ」、「チリには何も期待できない」といった批判的なものから、「ゴールは正当。とりあえず倒れる選手も多いのだから」「ボリビアだって標高4000メートルでのプレーを止めようとしていない」、「ミスを負傷に見せてごまかした可能性だってあった」といった擁護の声も多く見られている。
1
2
エドゥアルド・バルガスの関連記事
チリ代表の関連記事
W杯予選の関連記事
記事をさがす
|
エドゥアルド・バルガスの人気記事ランキング
1
本田圭佑も祝福! 開始2分の危険プレーで数的不利のボタフォゴ、元広島FWのゴールなどで初の南米王者に輝く!【コパ・リベルタドーレス】
現地時間11月30日、南米のクラブ王者を決めるコパ・リベルタドーレスの決勝が行われ、ブラジルのアトレチコ・ミネイロとボタフォゴFRが対戦。1-3でボタフォゴが優勝を果たした。 かつて本田圭佑も在籍したボタフォゴ。本田退団後にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格も経験したが、再びセリエAでプレーし、2023シーズンは5位の成績を残していた。 アルゼンチンのリーベル・プレート・スタジアムで行われたブラジル勢同士の決勝。アトレチコ・ミネイロは、かつてJリーグでもプレーしたフッキが先発した試合。開始1分過ぎにまさかの事態が起こる。 センターサークル内でルーズボールに対し、アトレチコ・ミネイロのファウスト・ベラが頭で突っ込むと、ボタフォゴのグレゴレが足を高くあげると、頭部に直撃。グレゴレはわずか2分で一発退場となった。 開始早々に数的不利となったボタフォゴ。アトレチコ・ミネイロの攻勢を凌いでいく展開となる。 フッキを中心に攻め立てるアトレチコ・ミネイロだったがゴールはなかなか奪えず。すると36分、左サイドを仕掛けたルイス・エンヒキがマイナスのパス。これを味方がミドルシュートで狙うと、ブロックされたこぼれ球をルイス・エンヒキ蹴り込みボタフォゴが先制する。 数的不利ながらも先制に成功したボタフォゴは、前半終了間際にPKを獲得。これをマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーしたアレックス・テレスが強烈に蹴り込み、リードを広げる。 前半のうちにリードを広げたボタフォゴだったが、アトレチコ・ミネイロは後半早々に反撃。47分に左CKからのフッキのクロスを、ボックス中央でエドゥアルド・バルガスがヘディングで合わせ、1点差とする。 1点差に詰め寄ったアトレチコ・ミネイロは後半猛攻を仕掛け、何度となくボタフォゴゴールに迫るが、なかなか同点ゴールを奪えない。 ボタフォゴは防戦一方となり、カウンターから何度か攻め立てた中、最後にとどめ。後半アディショナルタイム7分にロングパス1本でジュニオール・サントスが身体を張って粘ると、ボックスに侵入しクロス。これはブロックされるが、こぼれ球をそのままジュニオール・サントスが蹴り込み3点目。1-3でボタフォゴが勝利し、123年の歴史で初めて南米王者に輝くこととなった。 この優勝に本田は「Parabéns(おめでとう)」と自身のX(旧ツイッター)に投稿し、古巣を祝福した。 なお、ボタフォゴは来年6月に予定されている新フォーマットのクラブ・ワールドカップに出場することが決定。最後となる32番目の出場チームとなった。 アトレチコ・ミネイロ 1-3 ボタフォゴFR 【アトレチコ】 エドゥアルド・バルガス(後2) 【ボタフォゴ】 ルイス・エンヒキ(前36) アレックス・テレス(前44)[PK] ジュニオール・サントス(後45+7) <span class="paragraph-title">【動画】ボタフォゴがクラブ史上初の南米王者に輝く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="CLe_RNO0k3I";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.12.01 23:10 Sunチリ代表の人気記事ランキング
1
L・マルティネスの豪快ボレーで首位アルゼンチンが勝利! ウルグアイとドローのブラジルは2戦未勝利で5位に後退…【2026年W杯南米予選】
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第12節が開催。南米王者アルゼンチンが順調に勝利を収め、2024年を締めくくった。 11試合を消化して首位に立つも、前節はパラグアイ代表相手に1-2のスコアで敗れてしまい、今大会3敗目を喫したアルゼンチン。9位ペルーと対戦した今節は、試合を支配しながら中々得点を挙げられない時間帯が続いたが、55分にリオネル・メッシのクロスをラウタロ・マルティネスが豪快なボレーシュートで突き刺し先制点を記録した。 その後はペルーの反撃を受けながらも、集中した守備で対応して失点を許さず。1-0のスコアで試合を終え、2試合ぶりの白星を掴んだチームは勝ち点を「25」まで積み上げており、上々の成果で2024年を終えた。 前節はベネズエラ代表とドローに終わり、ここまで満足な結果を得られず批判を浴びる4位ブラジルは、2位ウルグアイ代表をホームに迎えて対戦。これ以上勝ち点を落とせない状況でありながら、後半ウルグアイのフェデリコ・バルベルデに強烈なシュートを突き刺され失点する苦しい状況に陥る。 それでも直後の62分、こぼれ球に反応したジェルソンがダイレクトボレーを叩き込み同点に成功したチームだが、その後はゴールネットを揺らすことができず1-1で試合終了。この結果、5位転落となったブラジルは引き続き厳しい立場となっている。 3位コロンビア代表は前節ウルグアイに敗れた状態で、5位エクアドル代表と対戦。開始早々にエクアドルはエネル・バレンシアのゴールで先制するも、34分にピエロ・インカピエが退場するまさかの事態に。しかしコロンビアは数的有利に立ちながら最後までゴールネットを揺らせず0-1で敗れ、順位を4位に落としている。 6位のパラグアイは敵地で8位ボリビア代表と対戦。両チームとも退場者を出す荒れた展開となった試合は、ボリビアが2-1の状態で後半アディショナルタイムを迎えたが、フリオ・エンシソが目の覚めるようなゴラッソを叩き込んで追いつき、そのまま1-1で試合を終えた。 最下位のチリ代表はホームで7位のベネズエラ代表と対戦。前半から点の取り合いとなった試合は、38分に決まったルーカス・セペダの逆転弾によって3-2のスコアで折り返し。後半にもセペダにゴールが生まれ4-2で勝利したチリは、最下位脱出に成功している。 ◆第12節結果 ▽11/19(火) ボリビア代表 2-2 パラグアイ代表 コロンビア代表 0-1 エクアドル代表 アルゼンチン代表 1-0 ペルー代表 チリ代表 4-2 ベネズエラ代表 ブラジル代表 1-1 ウルグアイ代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(25/+14) 2.ウルグアイ代表(20/+8) 3.エクアドル代表(19/+7) 4.コロンビア代表(19/+5) 5.ブラジル代表(18/+6) 6.パラグアイ代表(17/+1) ーーーW杯出場ーーー 7.ボリビア代表(13/-14) ーーー大陸間POーーー 8.ベネズエラ代表(12/-4) 9.チリ代表(9/-11) 10.ペルー代表(7/-12) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ラウタロ・マルティネスの豪快ボレーで首位アルゼンチンが勝利!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/xtI25ENDDSY?si=59yTmYOjNWbvtZG7" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.11.20 12:30 Wed2
チリ代表の守護神ブラーボが41歳で現役引退…バルサやシティ、ソシエダで活躍
チリ代表GKクラウディオ・ブラーボ(41)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでレアル・ベティスを退団してフリーの状況が続いたブラーボは26日、自身の公式SNSを通じて「みなさん、こんにちは。この動画を通じて、プロフットボーラーを辞めることを伝えたいと思う」と、現役引退を明かした。 また、今まで在籍したクラブとその関係者への感謝と共にチリ代表への想いを語った。 「コロコロ、レアル・ソシエダ、バルセロナ、マンチェスター・シティ、レアル・ベティス、そしてキャリアを通じて一緒に戦ったすべてのチームメイトに感謝したい」 「この素晴らしい代表キャリアの中で、ワールドカップに2回出場し、コパ・アメリカに出場し、チリのために2つのタイトルを獲得したことは、僕にとって最も素晴らしいことだった。代表チームで最大の誇りを感じていた」 母国の名門コロコロでプロキャリアをスタートしたブラーボ。以降は欧州に渡ってレアル・ソシエダ、バルセロナ、マンチェスター・シティ、ベティスで活躍。 バルセロナ時代には2014-15シーズンのラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイのシーズン3冠やFIFAクラブ・ワールドカップ優勝も経験。バックアップがメインだったマンチェスター・シティでも2度のプレミアリーグ優勝、ベティスでは2021-22シーズンのコパ・デル・レイ制覇と在籍クラブで多くのタイトルに恵まれた。 個人としては2014-2015シーズンのバルセロナでサモラ賞(ラ・リーガ最優秀GK賞)も獲得している。 2004年にデビューを飾ったチリ代表ではアレクシス・サンチェス、ガリー・メデルに次ぐ歴代3位の150試合に出場。長らく守護神やキャプテンを務め、コパ・アメリカ2連覇に貢献した。 さらに、自身最後の大舞台となったコパ・アメリカ2024のペルー代表戦では41歳77日での大会最年長出場記録を樹立。 先の引退発表動画では「これは最高の瞬間であり、美しい瞬間であり、僕の人生においてあらゆる面で充実した瞬間だった。皆さんに心から感謝したい。そして今、僕の人生の新たなステージに進むときが来た」と、格別の喜びを語った。 <span class="paragraph-title">【動画】ブラーボが自身の言葉で引退を明かす</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">MUCHAS GRACIAS! <a href="https://twitter.com/ColoColo?ref_src=twsrc%5Etfw">@ColoColo</a> <a href="https://twitter.com/RealSociedad?ref_src=twsrc%5Etfw">@RealSociedad</a> <a href="https://twitter.com/FCBarcelona_es?ref_src=twsrc%5Etfw">@FCBarcelona_es</a> <a href="https://twitter.com/ManCity?ref_src=twsrc%5Etfw">@ManCity</a> <a href="https://twitter.com/RealBetis?ref_src=twsrc%5Etfw">@RealBetis</a> <a href="https://twitter.com/LaRoja?ref_src=twsrc%5Etfw">@LaRoja</a> <a href="https://t.co/xgUDK8zVz8">pic.twitter.com/xgUDK8zVz8</a></p>— Claudio Bravo Muñoz (@C1audioBravo) <a href="https://twitter.com/C1audioBravo/status/1828238736607326512?ref_src=twsrc%5Etfw">August 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.27 13:53 Tue3
アルゼンチン&ブラジルが揃って敗れる…コロンビアはコパ決勝のリベンジ達成で2位浮上【2026年W杯南米予選】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第8節の5試合が10日に行われた。 今節では3位コロンビア代表と首位アルゼンチンの直接対決が実現。先のコパ・アメリカ2024決勝で涙したコロンビアにとって、早々に巡ったリベンジ戦にもなり、負傷のリオネル・メッシを欠くアルゼンチンをホームに迎え撃った。 アルゼンチンは相手バックラインのビルドアップを突いた流れから先制機を作り出すシーンもあったが、25分に左CKのショートコーナーからリターンを受けたハメス・ロドリゲスがクロスを上げると、中央のジェルソン・モスケラがヘッドで叩き込み、コロンビアが先手を奪う。 そのまま試合を折り返したコロンビアだが、後半早々の48分に自陣での横パスをニコラス・ゴンサレスにかっさらわれ、ピンチ。奪った流れでそのまま裏を抜け出したニコラス・ゴンサレスがボックス左から左足フィニッシュで蹴り込み、追いつく。 ミスから追いつかれてしまったコロンビアだが、60分に敵陣中央をショートパスで崩しにかかり、ボックス右で中に切り込もうとしたダニエル・ムニョスが相手のファウルを誘発。VARからのOFRでPKジャッジとなり、これをハメスが冷静に決め切り、再び一歩前に出た。 その後のチャンスを仕留め切れず、守備に回る時間もあったコロンビアだが、見事に2-1の勝利でリベンジ達成。2戦ぶり白星で無敗を続け、2位に浮上した。一方、アルゼンチンは今予選2敗目。首位の座をキープしたが、2位コロンビアと2ポイント差に縮まった。 また、5戦ぶり白星で4位浮上のブラジル代表も7位パラグアイ代表とのアウェイ戦を0-1の黒星。20分にディエゴ・ゴメスのゴールを先制されると、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスら攻撃陣も封じられ、2戦ぶりの黒星で順位も5位に後退している。 そんなアルゼンチンとブラジルの躓きを突いていきたいウルグアイ代表だったが、5位ベネズエラとの敵地戦を0-0のドロー。ルイス・スアレスの代表ラストマッチだったパラグアイとの前節に続く2試合連続のゴールレスドローでコロンビアに抜かれ、3位に順位を落とした。 ◆第8節結果 ▽9/10(火) コロンビア代表 2-1 アルゼンチン代表 チリ代表 1-2 ボリビア代表 エクアドル代表 1-0 ペルー代表 ベネズエラ代表 0-0 ウルグアイ代表 パラグアイ代表 1-0 ブラジル代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(18/+8) 2.コロンビア代表(16/+4) 3.ウルグアイ代表(15/+8) 4.エクアドル代表(11/+2) 5.ブラジル代表(10/+1) 6.ベネズエラ代表(10/-1) ーーーW杯出場ーーー 7.パラグアイ代表(9/-1) ーーー大陸間POーーー 8.ボリビア代表(9/-5) 9.チリ代表(5/-8) 10.ペルー代表(3/-8) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ハメスが1G1A! コロンビアを準Vコパのリベンジ達成に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kEKO3jIJ3mo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 12:20 Wed4
コパ・アメリカGS総評
▽日本時間25日早朝より8カ国によるノックアウトラウンドがスタートするコパ・アメリカ。その前に12カ国によって激しい戦いが繰り広げられたグループステージを、各グループごとに振り返りましょう。 【グループA】 ◆開催国チリが順当に首位通過 <div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20150620_13_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right;">Getty Images</div>■順位表■ [勝ち点/勝/引/負/得失点] ◎1:チリ[7/2/1/0/7] ◎2:ボリビア[4/1/1/1/-4] 3:エクアドル[3/1/0/2/-2] 4:メキシコ[2/0/2/1/-1] ▽初優勝を目指すホスト国のチリがサポーターの大声援に後押しされ、首位通過を果たした。サンパオリ監督に率いられたチームは、3バックと4バックを巧みに使い分け、連動性に優れたサッカーを展開。第2節のメキシコ戦(3-3)こそ打ち合い、ビダルの飲酒運転という不祥事に見舞われたものの、主砲のサンチェスがチームを牽引して初戦のエクアドル戦、第3節ボリビア戦と快勝し、前回王者ウルグアイとの4強を懸けた大一番へ向かう。 ▽2位に滑り込んだのは、実に6大会ぶりの勝利を掴んだボリビア。南米最弱とも称される彼らだが、守護神のキニョネスを軸に粘り強い守備を見せ、見事グループステージ突破を果たした。初戦のメキシコ戦を押し込まれながらもゴールレスで凌いだボリビアは、続く第2節エクアドル戦で3-2と接戦を制した。この勝利が決定的となり、第3節チリ戦(0-5)を前に2位が確定した。 ▽3位には最終節のメキシコ戦で初勝利を挙げたエクアドルが入ったが、他2グループの3位チームを上回れず、グループステージ敗退に終わった。カイセドやバレンシアといった主力の欠場が響いた格好だ。最下位はゴールドカップを控え、2軍で臨んだメキシコ。1分け2敗と結果は出なかったが、持ち前のパスサッカーは健在でどのチーム相手にも善戦し、層の厚さを示した。 【グループB】 ◆アルゼンチンが三つ巴の戦いを制す <div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20150621_12_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right;">Getty Images</div>[勝ち点/勝/引/負/得失点] ◎1:アルゼンチン[7/2/1/0/2] ◎2:パラグアイ[5/1/2/0/1] ◎3:ウルグアイ[4/1/1/1/0] 4:ジャマイカ[0/0/0/3/-3] ▽優勝候補アルゼンチンがウルグアイ、パラグアイとの三つ巴の戦いを制して首位通過を果たした。初戦のパラグアイ戦を2点のリードを保てず暗雲が垂れ込めたアルゼンチンだったが、続くウルグアイ戦をアグエロの決勝弾で競り勝つと、決勝トーナメント進出が決まった中で行われた最終節のジャマイカ戦を1-0と危なげなく制し、順当に首位通過を果たした。メッシを筆頭にまだまだ本調子とは言えない選手が多く、チームとしても機能性にやや欠ける中、コロンビアとベスト4進出を懸けた戦いに臨む。 ▽アルゼンチンに次ぐ2位フィニッシュを果たしたのは、ブラジル・ワールドカップ予選で最下位に終わったパラグアイとなった。ラモン・ディアス監督に率いられた今大会のパラグアイは持ち前の堅守が復活。粘り強い戦いを見せながらアルゼンチン、ウルグアイ相手に引き分け、1勝2分けでグループステージを乗り切った。 ▽スアレスを欠くウルグアイはやはり得点力に問題を抱えた。ゴディンとホセ・ヒメネスを軸とする守備陣は相変わらずの安定感を見せたものの、カバーニがノーゴールと攻撃陣がまるで機能しなかった。最弱のジャマイカに勝利したことで辛くもベスト8入りしたと言わざるを得ない。そして、初出場のジャマイカは戦前の予想通り、全敗で大会を去った。 【グループC】 ◆大混戦の中、セレソンが首位通過 <div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20150623_50_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right;">Getty Images</div>■順位表■ [勝ち点/勝/引/負/得失点] ◎1:ブラジル[6/2/0/1/1] ◎2:ペルー[4/1/1/1/0]※総得点2 ◎3:コロンビア[4/1/1/1/0]※総得点1 4:ベネズエラ[3/1/0/2/-1] ▽最終節を前に4カ国が3ポイントで並ぶ大混戦のグループとなった。そんな中で首位通過を果たしたのはやはり王国ブラジル。第2節コロンビア戦後のいざこざでエースのネイマールが出場停止処分を受けた中、前キャプテンのチアゴ・シウバの活躍などでベネズエラを退け、辛くも首位通過となった。とはいえ、カウンター以外に怖さに欠ける現ブラジルが、ネイマールを欠く決勝トーナメントでどこまで勝ち上がれるかは甚だ疑わしいところだ。 ▽大混戦のグループの中でコロンビアを抑えて2位通過を果たしたのはペルー。初戦でブラジルに逆転負けを喫したものの、自信を得たチームは続く第2節ベネズエラ戦で相手の退場を生かして辛勝。最終節のコロンビア戦を手堅くゴールレスドローに持ち込み、2位に滑り込んだ。 ▽3位でベスト8入りを果たしたコロンビアは、初戦のベネズエラ戦で何もできず最悪のスタートを切った。それでも続くブラジル戦で堅守からのカウンターが甦り、王国を撃破。とはいえ、ブラジル・ワールドカップの雪辱を果たしたチームだが、得点源のファルカオが不調を引きずったままで、得点力不足が顕著となっている。アルゼンチンとのベスト8を乗り越えるには、エースのハメス・ロドリゲスの活躍が必須になってくるだろう。 ▽最下位に終わったベネズエラはペルー戦でのアモレビエタの退場が何よりも痛恨だった。厳しい判定ではあったが、ペルー戦で勝ち点を得られればベスト8入りは堅かっただろう。コロンビア戦でのパフォーマンスが秀逸だっただけに惜しい大会となった。 ◆準々決勝日程 ※日本時間 ▽6月25日(木) 《8:30》 チリvsウルグアイ ▽6月26日(金) 《8:30》 ボリビアvsペルー ▽6月27日(土) 《8:30》 アルゼンチンvsコロンビア ▽6月28日(日) 《6:30》 ブラジルvsパラグアイ 2015.06.24 07:01 Wed5