ファン・ハールの御前でオランダ最速タイの秒速ゴール誕生、斉藤光毅と菅原由勢も目撃者に

2022.08.15 17:40 Mon
Getty Images
オランダ、エールディビジでリーグ最速タイとなる秒速ゴールが誕生した。第2節では斉藤光毅の所属するスパルタ・ロッテルダムと菅原由勢を擁するAZが対戦。現役時代はスパルタで長期を過ごし、AZでスパイクを脱いだオランダ代表のルイス・ファン・ハール監督も訪れた一戦は、ホームのスパルタのキックオフからものの数秒で動いた。
斉藤よりも半年先にロンメルからスパルタへ加入していたMFアルノ・フェルシューレンがボールを下げて試合開始。MFジョナサン・デ・グズマンのリターンを右へはたき、MFユネス・ナムリがワンタッチで守備ラインの背後へ浮き球を送ると、ダイアゴナルで抜け出したFWヴィトー・ファン・クローイがボックス右へ侵入し、GKをかわしてゴールへと流し込んだ。

直後は副審のフラッグアップによって頭を抱えたファン・クローイだが、VARによるチェックの結果、オンサイドであることが確認され、ゴールが認められた。

オランダ『テレグラーフ』によれば、これまでの最速ゴール記録は1982年にコース・ワスランダー氏が残していた8秒とのこと。ファン・クローイの得点も8秒と記録され、リーグ最速タイとなった。
瞬く間に先制したスパルタだったが、その後は打ち合いの末に2-3で敗戦。斉藤と菅原はともにベンチ入りも出番なしに終わっている。

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フランス相手に値千金の先制弾。ここ一番で頼りになるキャプテン・藤田譲瑠チマに託されるもの【新しい景色へ導く期待の選手/vol.45】

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ELリーグフェーズの組み合わせ決定! 久保建英、毎熊晟矢、町田浩樹が参戦【EL】

2024-25シーズンのヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズの組み合わせ抽選会が30日に行われた。 今シーズンからレギュレーションが変更となり、参加クラブがこれまでの32チームから36チームに増え、グループステージを撤廃。リーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。 そして、36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととなる。 今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹の日本人3選手が参戦。 ポット2のソシエダはアヤックスやラツィオ、ニースといったクラブと対戦することに。同じくポット2のAZはローマ、トッテナムに加え、アスレティック・ビルバオ、トルコの強豪2チームと対戦する厳しい対戦カードに。ポット3のサン=ジロワーズはローマやレンジャーズといったクラブとの対戦が決まった。 今回決定したポット1と日本人所属クラブの対戦カードは以下の通り。 ◆ポット1 ●ローマ(イタリア) 【ホーム】 フランクフルト(ドイツ) ブラガ(ポルトガル) ディナモ・キーウ(ウクライナ) アスレティック・ビルバオ(スペイン) 【アウェイ】 トッテナム(イングランド) AZ(オランダ) サン=ジロワーズ(ベルギー) エルフスボリ(スウェーデン) ●マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 【ホーム】 レンジャーズ(スコットランド) PAOK(ギリシャ) ボデ/グリムト(ノルウェ) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) 【アウェイ】 ポルト(ポルトガル) フェネルバフチェ(トルコ) FCSB(ルーマニア) トゥベンテ(オランダ) ●ポルト(ポルトガル) 【ホーム】 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) オリンピアコス(ギリシャ) ミッティラン(デンマーク) ホッフェンハイム(ドイツ) 【アウェイ】 ラツィオ(イタリア) マッカビ・テルアビブ(イスラエル) ボデ/グリムト(ノルウェ) アンデルレヒト(ベルギー) ●アヤックス(オランダ) 【ホーム】 ラツィオ(イタリア) マッカビ・テルアビブ(イスラエル) ガラタサライ(トルコ) 【アウェイ】 スラビア・プラハ(チェコ) レアル・ソシエダ(スペイン) カラバフ(アゼルバイジャン) RFS(ラトビア) ベシクタシュ(トルコ) ●レンジャーズ(スコットランド) 【ホーム】 トッテナム(イングランド) リヨン(フランス) サン=ジロワーズ(ベルギー) FCSB(ルーマニア) 【アウェイ】 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) オリンピアコス(ギリシャ) マルメ(スウェーデン) ニース(フランス) ●フランクフルト(ドイツ) 【ホーム】 スラビア・プラハ(チェコ) フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) RFS(ラトビア) 【アウェイ】 ローマ(イタリア) リヨン(フランス) ミッティラン(デンマーク) ベシクタシュ(トルコ) ●ラツィオ(イタリア) 【ホーム】 ポルト(ポルトガル) レアル・ソシエダ(スペイン) ルドゴレツ(ブルガリア) ニース(フランス) 【アウェイ】 アヤックス(オランダ) ブラガ(ポルトガル) ディナモ・キーウ(ウクライナ) トゥベンテ(オランダ) ●トッテナム(イングランド) 【ホーム】 ローマ(イタリア) AZ(オランダ) カラバフ(アゼルバイジャン) エルフスボリ(スウェーデン) 【アウェイ】 レンジャーズ(スコットランド) フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー) ガラタサライ(トルコ) ホッフェンハイム(ドイツ) ●スラビア・プラハ(チェコ) 【ホーム】 アヤックス(オランダ) フェネルバフチェ(トルコ) マルメ(スウェーデン) アンデルレヒト(ベルギー) 【アウェイ】 フランクフルト(ドイツ) PAOK(ギリシャ) ルドゴレツ(ブルガリア) アスレティック・ビルバオ(スペイン) ◆ポット2 ●レアル・ソシエダ(スペイン)※久保建英 【ホーム】 アヤックス(オランダ) PAOK(ギリシャ) ディナモ・キーウ(ウクライナ) アンデルレヒト(ベルギー) 【アウェイ】 ラツィオ(イタリア) マッカビ・テルアビブ(イスラエル) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) ニース(フランス) ●AZ(オランダ)※毎熊晟矢 【ホーム】 ローマ(イタリア) フェネルバフチェ(トルコ) ガラタサライ(トルコ) エルフスボリ(スウェーデン) 【アウェイ】 トッテナム(イングランド) フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー) ルドゴレツ(ブルガリア) アスレティック・ビルバオ(スペイン) ●サン=ジロワーズ(ベルギー)※町田浩樹 【ホーム】 ローマ(イタリア) ブラガ(ポルトガル) ボデ/グリムト(ノルウェ) ニース(フランス) 【アウェイ】 レンジャーズ(スコットランド) フェネルバフチェ(トルコ) ミッティラン(デンマーク) トゥベンテ(オランダ) 2024.08.30 21:42 Fri
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AZ毎熊晟矢が右足ミドルで新天地初ゴール! 金子拓郎&藤井陽也が先発のコルトレイク戦で

AZの日本代表DF毎熊晟矢が新天地初ゴールをマークした。 この夏にセレッソ大阪から完全移籍加入の毎熊。サウサンプトン移籍の日本代表DF菅原由勢に代わるサイドバックとして期待されるなか、6日に行われたノアシェランとのプレシーズンマッチで実戦デビューした。 そして、20日に行われたプレシーズンマッチのKVコルトレイク戦では34分から出場。2-0でリードの78分には敵陣左サイドでボールを受けると、相手GKの立ち位置を確認してから右足ミドルをゴール左に突き刺した。 なお、コルトレイクにはMF金子拓郎とDF藤井陽也が所属。このAZ戦では揃って先発していた。 <span class="paragraph-title">【動画】AZ毎熊晟矢が新天地初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xSUMF-L9hx0";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.21 10:45 Sun
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ベンフィカが昨季エールディビジ得点王を獲得! AZ菅原由勢の同僚

ベンフィカは1日、AZからギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディス(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 なお、移籍金に関しては2000万ユーロ(約34億7000万円)程度になったようだ。 母国のテッサロニキで生まれたパヴリディスは10代でドイツに渡り、ボーフムでプロキャリアをスタート。ドイツの地ではなかなか結果を残すことができず、2019年1月にヴィレムIIへレンタル加入。翌シーズンに完全移籍に移行すると、オランダの地でストライカーとしての才能を完全に開花させた。 2019–20シーズンからヴィレムIIで2シーズン連続リーグ戦2桁得点を記録し、2021-22シーズンにステップアップしたAZでも2季連続2桁得点を記録。さらに、昨シーズンはPSVのFWルーク・デ・ヨングと共に、29ゴールを挙げる圧巻の活躍をみせ、自身初のエールディビジ得点王に輝いた。 186cmの恵まれた体躯を活かした空中戦も得意とするセンターフォワードだが、その真価は柔らかな足元のテクニックを駆使したキープ力や個での打開力、両利きと評される優れたキック精度にあり、多彩なゴールパターンを持っている。 日本代表DF菅原由勢と共に今夏の移籍市場で多くのクラブの関心を集める中、その新天地はかつて同胞FWコンスタンティノス・ミトログルが活躍したポルトガル屈指の名門となった。 2024.07.02 16:20 Tue
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ローマがセカンドGKを確保…豪代表ライアンがフリーで加入

ローマは17日、AZを退団したオーストラリア代表GKマシュー・ライアン(32)の加入を発表した。契約期間は1年で2年延長オプションが付いている。 母国クラブでプロキャリアをスタートさせたライアンは、ベルギーやスペイン、イングランドを渡り歩き、オーストラリア代表では通算92試合の出場を誇る。 バレンシアやブライトン、アーセナル、レアル・ソシエダといったクラブでプレーしてきたなか、2023年1月からはAZでプレー。1年半に渡って正GKを務めてきたが、契約延長交渉が破談に終わって今夏フリートランスファーとなっていた。 一方、ローマではポルトガル代表GKルイ・パトリシオ退団によって、セルビア代表GKミル・スヴィラールのバックアップを探していた。当初はスタンダール・リエージュのベルギー代表GKアルノー・ボダール獲得が濃厚と見られていたが、交渉が難航していた。 2024.07.18 07:30 Thu
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充実のスカッド誇るインテル、タレミ&ジエリンスキも確保して…次はどこを補強?

インテルの補強戦略をイタリア『カルチョメルカート』が考察する。 2020-21シーズン以来3季ぶりのスクデットに限りなく近づいたインテル。チャンピオンズリーグ(CL)はベスト16でショッキングな敗退を喫するも、シモーネ・インザーギ監督の評判が下がるものではない。強固なチームがそこにある。 気が早いかもしれないが、来季に向けてはポルトのイラン代表FWメフディ・タレミ(31)、ナポリのポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)を実質確保済み。ジュゼッペ・マロッタCEOが“伝家の宝刀”フリー獲得で釣り上げたとされる。 現時点でかなりの充実度を誇るスカッドに対し、(おそらく)最前線と中盤を拡充。では、ここからさらに競争力と刺激を加えるべきポジションとは、どこになるだろうか。 『カルチョメルカート』は「グズムンドソン・スタイル」というワードを創造し、攻撃に彩りをもたらすクラックの獲得を提唱する。 由来はジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)。彼はジェノアで主に2トップの一角を任され、シャドーストライカー気味に自由に動き回るドリブラー。今季はセリエA28試合で11得点3アシストを記録する。 また、下部組織で育てた若手タレントを登用するのも面白いと指摘。インテルからモンツァへ貸し出し中のアルゼンチン代表MFヴァレンティン・カルボーニ(19)は、185cmのスラリとした攻撃的MFで、友好関係にあるモンツァでは途中出場メインながらも定期的にプレーする。先月28日にA代表デビューも飾った新進気鋭の若手だ。 昨夏ボローニャへ完全移籍で売却したU-21イタリア代表MFジョバンニ・ファビアン(21)は、今季がキャリア初のセリエAながらも20試合出場で5得点2アシスト。チームが中盤戦からグングン順位を上げるとともに先発起用も増え、直近7試合で3得点2アシスト…いま最も評価を高める1人だ。 こちらは“2025年夏”に1200万ユーロ(約19億7000万円)の買い戻しオプションが発生する契約となっているが、今夏での復帰はあるだろうか。 このように、グズムンドソン、カルボーニ、ファビアンと並べた『カルチョメルカート』。しかし同時に、インテルはグズムンドソンに確かな関心を寄せつつも、カルボーニは来季も再レンタルさせる方針であると紹介している。 AZの日本代表DF菅原由勢(23)への継続的なリストアップも報じられるインテル。今夏はどう動くだろうか。 2024.04.06 19:10 Sat

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