マジョルカがセルビア代表GKライコビッチを獲得! 新守護神候補に
2022.07.23 14:10 Sat
マジョルカは22日、スタッド・ランスからセルビア代表GKプレドラグ・ライコビッチ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの4年となる。
ライコビッチは、ヤゴディナ、ツルヴェナ・ズヴェズダと母国クラブ、イスラエルの名門マッカビ・テルアビブを経て、2019年にスタッド・ランスに加入。加入初年度から守護神を務め、リーグ・アン3シーズンでは101試合に出場し、33回のクリーンシートを記録していた。
また、2015年のFIFA U-20ワールドカップで最優秀GKに輝いた経歴もある26歳は、A代表でも28試合に出場するなど、正GKに最も近い立場にある。
一方、マジョルカでは重鎮GKマノロ・レイナ(37)がマラガ移籍、後半戦で正GKを務めた元スペイン代表GKセルヒオ・リコ(28)がレンタル元のパリ・サンジェルマンに復帰し、新たなGKの確保が急務となっていた。
ライコビッチは、ヤゴディナ、ツルヴェナ・ズヴェズダと母国クラブ、イスラエルの名門マッカビ・テルアビブを経て、2019年にスタッド・ランスに加入。加入初年度から守護神を務め、リーグ・アン3シーズンでは101試合に出場し、33回のクリーンシートを記録していた。
また、2015年のFIFA U-20ワールドカップで最優秀GKに輝いた経歴もある26歳は、A代表でも28試合に出場するなど、正GKに最も近い立場にある。
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首位チームの大黒柱。ここまで19試合7ゴール4アシストと、数字面においてはバルセロナやマドリーにより優れた選手がいることも事実だが、首位チームで最も存在感を放ったエースを前半戦のMVPに選出した。 今季も3バック、4バックを併用し、前線に関してはFWアンヘル・コレアを除いて大きく顔ぶれが変わったなか、序盤戦は連携面や新戦力の適応に時間を要したが、傑出した戦術眼と献身性、バランス感覚に長けたエースの存在によってチームは安定。2トップ起用では相棒をうまく活かしながら、MFバリオスやMFデ・パウルとともにゲームメイク、前線と中盤のリンクマンを担いつつ、仕上げの仕事もこなすマルチタスクを見事に完遂した。 さらに、前述のバルセロナ戦とともに首位ターンにおいて重要な一戦となったセビージャ戦では圧巻のドブレーテでチームを4-3の劇的な逆転勝利に導くなど、その勝負強さも傑出していた。 ★最優秀監督 ◆ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 真骨頂発揮で首位に導く。マジョルカを6位に躍進させたハゴバ・アラサテ監督やアスレティックのバルベルデ監督の手腕も素晴らしかったが、首位チームの指揮官を最優秀監督に選出した。 アトレティコ13年目で近年は戦術面、マネジメントの部分で限界説も囁かれながらも、微調整を繰り返しつつ、ブレない戦い方で結果を出し続けるアルゼンチン人指揮官。今季は前述の新戦力に加え、構想外と思われたDFハビ・ガラン、レンタルバックの実子ジュリアーノ・シメオネなど既存戦力の力も引き出し、チームとしての最大値をうまく引き出している印象だ。 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