アーセナルに加入したのは『プリズン・ブレイク』の凶悪犯!?「ようこそティーバッグ」
2022.06.24 06:15 Fri
【比較写真】Tバッグとヴィエイラ
Nuno Tavares welcoming his new Arsenal teammate Fábio Viera by calling him T-Bag from Prison Break pic.twitter.com/v5qTDdSGxY
— FTBL (@ftblofficial) June 23, 2022
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今夏のアーセナルはすでに200億円を投資、「エドゥ案件」とも揶揄される補強をキッパリ否定「監督が嫌がるような選手と契約することは絶対にない」
今夏の移籍市場では的確な補強を続け、昨夏に続いて若く才能のある選手を集めているアーセナル。移籍市場で動き回り、チームに多大なる利益をもたらしているのが、クラブOBでありテクニカル・ディレクター(TD)のエドゥ氏だ。 ミケル・アルテタ監督と二人三脚でチームを作り上げているエドゥTD。今夏はマンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコを獲得。その他、ブラジル人FWマルキーニョス、アメリカ代表GKマット・ターナー、元U-21ポルトガル代表MFファビオ・ヴィエイラを獲得。5人に1億2150万ポンド(約200億3000万円)を投じている。 プレミアリーグの中では、今夏の移籍市場でここまで最も選手獲得に資金を投じているが、獲得したジェズスはプレシーズンマッチ3試合でゴールを決め、すでにその真価を発揮。ターナーも控えGKとしての能力を見せつつあり、ジンチェンコも加入してすぐにデビューを果たしている。 日本代表DF冨安健洋を含め、若手選手を昨夏も獲得。特に守備陣を補強し、安定した守備とビルドアップ能力に長けた選手を揃え、アルテタ監督のやりたいサッカーに一歩近づいた。 ケガ人やストライカー不足、経験値不足などもあり、トップ4フィニッシュを土壇場で逃したものの、今夏もしっかりとチームとして戦力を積み上げ。新シーズンには大きな期待が寄せられる状況だ。 エドゥTDはイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、今夏の移籍市場での動きについてコメントした。 まずは最後に獲得したジンチェンコについて。アーセナルとして左サイドバックの補強となり、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーのライバルとして十分な力を持っている選手を獲得した。 「ジンチェンコは我々が本当にターゲットにしていた選手であり、獲得できたことに興奮している。チームのレベルを上げることになる確かな特徴と資質を持っていると我々は信じている」 「ジンチェンコの移籍は、半年前から計画されていた。ミケル(・アルテタ)が本当にプレーしたいやり方で、最高の形であのポジションを補強するためにだ」 「もちろん、ミケルは一緒に働いていたから、誰よりも彼を知っているが、この選手に関する情報は全てがトップレベルだった。選手としての資質だけでなく、人間としても彼のような選手がチームにいることは、我々にとっても重要なことだ」 「あらゆる状況に対応できるように準備しなければならないと思う。移籍市場はまだ開いていると感じ、チャンスは起こり得る。だから、あらゆること、あらゆるシナリオに備えることが最も重要だ」 「クラブは我々にアプローチすることができるし、選手はおそらくレンタル移籍を希望するだろう。だから、まだやることはたくさんある」 「しかし、繰り返しになるが、我々にとって準備することが最も重要であり、我々はほとんど全てのことに対してとても準備している」 しっかりとチームの編成、進むべき道を考え、準備をして補強に動いていると語るエドゥTD。一方で、一部の選手に関しては「エドゥ案件」、「アルテタ案件」など、属人的な補強をしていると揶揄されることもあった。 しかし、エドゥTDはその噂をキッパリと否定。自身にも、アルテタ監督にもそんなものはなく、全てはアーセナルとの契約だとし、監督が求めない選手を獲得することなどあり得ないとした。 「100%だ。ミケルが嫌がるような選手と契約することは絶対にない。それは、私のスタイルではないし、アーセナルのスタイルでもない」 「もし、一緒に仕事をすると決めたら、その決断は一緒にする必要がある。ミケルの契約でもなく、エドゥの契約でもなく、アーセナルの契約だ。それを理解してもらうことが一番大事なことだ」 「そして、それはアーセナルの手柄だ。我々はアーセナルで一緒に働き、一緒に決断している」 「1つの決断には、エドゥやミケルだけでなく、たくさんの人が関わっている。ファンや人々に理解してもらうために最も重要なメッセージは、我々はアーセナルのために選手と契約し、アーセナルの決断であるということだ」 その中で、今夏はリーズ・ユナイテッドのブラジル代表FWハフィーニャの獲得が話題に。最終的にバルセロナへと移籍したが、エドゥTDは代理人であるデコ氏とのやり取りを明かし、バルセロナ行きが濃厚だと判断し他と語った。 「デコは彼の代理人であり、私は彼と良い関係を築いていた。だから、デコといくつかのフェアな会話をした」 「私はデコに言ったんだ。『ハフィーニャの状況を説明してほしい』とね。そうしたら、彼はハッキリと言った。『エドゥ、我々は良い関係であり、ウソをつくつもりはない。彼はバルセロナに行くことを夢見ており、彼の考えはバルセロナに行くこと。そして我々は長い間バルセロナと話している』というものだった」 「だから『わかった。ありがとう。何かあったら、知らせてほしい。そうでなくても、我々の関係は問題なく続くよ』と言ったんだ」 アルテタ監督と共にビジョンを立ててチームを強化し、実際に結果も出始めているアーセナル。ピッチで見せるサッカーに加え、クラブのビジョンにファンの期待は高まるばかり。果たして新シーズンはどのような結果を残すのだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】アルテタ監督と再会するジンチェンコ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ2MWl0UlVHUCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2022.07.25 22:05 Mon2
「チームの成功の鍵」アーセナルのキャリアで最多9ゴールのジャカ、アルテタ監督はシーズン前を振り返り称賛の言葉「決意が見てとれた」
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、スイス代表MFグラニト・ジャカについて言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 28日、プレミアリーグ最終節が行われ、アーセナルはホームにウォルバーハンプトンを迎えた。 19年ぶりのプレミアリーグ優勝を逃したものの、2位を確保し、7年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場を決めたアーセナル。この試合では、夏に退団すると噂されるジャカが2ゴールの活躍を見せる。 さらに、ブカヨ・サカ、ガブリエウ・ジェズス、ヤクブ・キヴィウォルとゴールを重ね、5-0で圧勝。躍進のシーズンを最高の形で終えることとなった。 ジャカは75分にお役御免。ファビオ・ヴィエイラと交代すると、スタンドのファンからは圧巻の拍手が送られることに。かつてはファンとの確執も生まれてしまったジャカだが、今季はその熱さをパワーに変え、アーセナルでのキャリア最高となる9ゴールを記録するなど、チームを支え続けていた。 ファンからの称賛も受けたジャカ。試合後もファンからの賛辞は止まなかったが、アルテタ監督は当然のことだとコメント。シーズン前に厳しい言葉をかけたが、やる気に満ち溢れていたと振り返った。 「当然のことだ。彼は素晴らしいシーズンを過ごした。1年前、私は彼に、君には疑問符がついている。もっと成果を上げなければいけない、もっと良くならなければいけないと言った」 「彼は翌日トレーニングに戻り、プレシーズンの前には4キロも軽くなって、引き締まっていた。その顔には、やり遂げるという決意が見てとれた」 「彼は並外れた活躍を見せ、チームの成功の鍵となっており、誰もが彼の功績を高く評価していることをとても嬉しく思う」 契約は残り1年あるが、レバークーゼン移籍の噂は絶えない。それでも、アルテタ監督はこのファン・サポーターの熱量が支えになるとし、来シーズンもチームに残るモチベーションになる可能性はあるとした。 「確かに、それは我々によりエネルギーと信念を与えてくれたはずだ。我々は皆、この旅では一緒にいる。より良くなり、最高のものになりたいと思っている」 「そのためには改善する必要がある。レベルが再び上がることはわかっており、それに対応しなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】ジャカ、圧巻の2ゴール!アーセナルが5発大勝でシーズン締めくくる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YKsLw5QWk5o";var video_start = 92;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.29 19:15 Mon3
千両役者ディバラのドッピエッタで逆転! ローマがポルトとの強豪対決制しベスト16進出【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、ローマvsポルトが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-2で勝利。この結果、2戦合計4-3としたローマがベスト16進出を決めた。 敵地での1stレグでは退場者を出しながらも1-1のドローに持ち込んだローマ。先週末のセリエAではパルマを相手に1-0の勝利を収め、良い形でホーム開催の2ndレグを迎えた。ラニエリ監督はこの大一番へ先発4人を変更。サスペンションのサーレマーケルスに代えてエル・シャーラウィを起用したほか、アンヘリーニョ、ペッレグリーニ、ディバラが復帰した。 対するポルトも先週末はファレンセに1-0で勝利。その試合からは先発5人を入れ替え、サム・アゲオワやバレラ、オタヴィオら主力を復帰させた。 試合は前回対戦同様にミラーゲームとマンツーマンの肉弾戦が強調される攻防が繰り広げられていく。 そのなかでディバラやペッレグリーニ、アンヘリーニョのところで違いを生み出すローマがより効果的にフィニッシュまで持ち込むと、ペッレグリーニやショムロドフがボックス内で際どいヘディングシュートを放つ。 一方、守勢が続いたポルトだったが、相手のミスを突いてワンチャンスを活かし切った。27分、ローマGKスヴィラルのパスミスをエウスタキオがボックス付近でカット。エウスタキオ、ファビオ・ヴィエイラの連続シュートはローマの好守に阻まれたが、ボックス中央でこぼれ球に反応したサム・アゲオワがゴールを背にしての浮き球のコントロールから見事なバイシクルシュートをゴール左隅へ突き刺した。 これで追う展開となったローマだったが、頼れるエースが決定的な仕事を果たす。35分、相手陣内右サイドでのマヌ・コネのキープからライン間でボールを受けたディバラが中央のショムロドフに預けてボックス右でリターンパスを受け直すと、鮮やかなステップワークで密集を抜けてGKの肩口を抜く巧みな左足シュートを流し込む。 さらに、畳みかけるローマは39分、右サイドで押し込んでコネからボックス右でショートパスを受けたディバラが素早い左足の振り抜きからニア下へシュートを突き刺し、圧巻のドッピエッタで一気に試合を引っくり返した。その後、セットプレーからエンディカに訪れた決定機は相手の身体を張った守備に阻まれたが、1点リードで試合を折り返した。 迎えた後半、ポルトにアクシデントが発生。51分、ボールに関係ないところでパレデスに身体をぶつけられてイラッとしたエウスタキオが思わず殴打。オンフィールド・レビューの末に報復行為と判断され、エウスタキオにレッドカード。一方のパレデスにはイエローカードが掲示された。 リードに加えて数的優位も手にしたローマは、相手を自分たちのゴールから遠ざけつつ、試合を決める3点目を狙っていく。そして、ディバラ、ショムロドフが再三際どいシュートを放っていくが、GKジオゴ・コスタの好守に阻まれる。 なんとか3失点目を回避してカウンターからワンチャンスを狙うポルトはボルジェスやモラとアタッカーを続けてピッチに投入。69分にはDFエンディカと完全に入れ替わったサム・アゲオワがボックス中央に持ち込んでシュートを放つが、これは惜しくも右ポストを叩いて絶好の同点機を逸した。 その後、互いに選手交代を行いながら試合は1点差のまま終盤に突入するが、ホームチームが押し切る。83分、厚みのある攻撃からディバラの浮き球パスに反応したアンヘリーニョがボックス左ライン際に持ち込んでプルバック。これを中央に走り込んだ途中出場のピジッリがスライディングシュートでゴール右隅に突き刺した。 ダメ押しのゴールを奪ったローマは、後半アディショナルタイムにレンシュのオウンゴールで1点差に詰め寄られたもののプレーオフ屈指の強豪対決を制し、ベスト16進出を決めた。 ローマ 3-2(AGG:4-3) ポルト 【ローマ】 パウロ・ディバラ(前35、前39) ニッコロ・ピジッリ(後38) 【ポルト】 サム・アゲオワ(前27) オウンゴール(後51) 2025.02.21 04:42 Friアーセナルの人気記事ランキング
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アーセナルの選手たちが反人種差別の「ヒザつき」、相手には人種差別発言で10試合出場停止のDFが
アーセナルイレブンが、反人種差別を行動で示した。 アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビア・プラハと対戦した。 スラビア・プラハに所属するチェコ代表DFオンドレイ・クデラは、先月のレンジャーズ戦において人種差別発言を行ったことで、欧州サッカー連盟(UEFA) からUEFA主催試合における10試合の出場停止を科されたばかりだった。 クデラの件が調査中だった先週に行われた1stレグでは、キックオフ前にアーセナルの選手たちだけが、人種差別への抗議の意思を示す「ヒザつき」行為を実施していたが、スラビア・プラハのホームで行われた2ndレグでも同様となった。 2ndレグでは、スラビア・プラハのスターティングイレブンが「ヒザつき」行為の代わりに肩を組んで立つことを選んだが、キャプテンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを先頭にアーセナルの選手たちはスラビア・プラハの選手たちの目の前でヒザをつき、前を見据え続けた。 この件について、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、選手たちが自主的にやったことだと明かした。 「選手たちは私とクラブに尋ねてきた。彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」 「ありがたいことに、レフェリーとUEFAも協力してくれたので、良い行為だったと思う」 アーセナルは、ラカゼットの2ゴールもあり0-4で大勝。2戦合計1-5で準決勝進出を決めた。準決勝では、かつてチームを指揮したウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】肩を組む相手イレブンの前に陣取りヒザをつくラカゼット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr">Lacazette <a href="https://t.co/aHlh1SYr00">pic.twitter.com/aHlh1SYr00</a></p>— Football on BT Sport (@btsportfootball) <a href="https://twitter.com/btsportfootball/status/1382784230665650185?ref_src=twsrc%5Etfw">April 15, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.16 20:00 Fri2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun3
左SBで新境地開拓!アーセナルの希望の光、ブカヨ・サカ【ライジング・スター】
ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。 今回はアーセナルのU-19イングランド代表FWブカヨ・サカ(18)だ。 <div id="cws_ad">◆アカデミー時代のサカのプレーをチェック<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJqN0QyNDhQVyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 両親がナイジェリア出身であり、イングランドとの二重国籍であるサカはアーセナルの下部組織で育ち、世代別イングランド代表にも招集されるなど順調に成長を続け、2018年9月にプロ契約を結んだ。 2018-19シーズンは主にカップ戦で経験を積むと、2019-20シーズンから正式にファーストチームに昇格。シーズン当初はウナイ・エメリ監督に左ウイングとして起用され、2019年9月19日に行われたヨーロッパリーグのフランクフルト戦では、シーズン初出場となったこの一戦で、1ゴール2アシストの活躍でチームを勝利に導き、一躍その名を轟かせた。 その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ、そしてスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが相次いで負傷したことを受け、左サイドバックの人材難に陥った結果、本職ではないもののサカが左サイドバックに抜擢される。 ミケル・アルテタ監督の就任後も左サイドバックに定着したサカは、当初は守備面のウィークポイントを突かれる場面も多く、1列前で見せていた輝きを発揮できずにいた。 しかし、徐々に守り方を学ぶと、逆に水を得た魚のようにアーセナルのサイド攻撃のキーマンに。走力を生かした守備に加え、高いポジション取りでゴール前に顔を出すプレーも増えていた。 新型コロナウイルスによる中断期間後は、ケガ人が復帰したこともあり1列前で起用されることに。最終的にはプレミアリーグで26試合に出場し1ゴール5アシスト、公式戦でも39試合に出場し4ゴール11アシストを記録。不振に喘いだチームの中でも奮闘を見せた。 6月にはアーセナルとの契約を長期延長したことを発表し、さらに2020-21シーズンからは現在の背番号「77」から「7」に変更されることが決まっている。 新境地を開拓しつつあるサカは、アーセナルにとって大きな未来と言えるが、どこまで飛躍するのだろうか。 2020.08.24 13:00 Mon4
「あの出来事をキッカケに…」大騒動となったアーセナル時代を回想したジャカ、新天地での活躍誓う「攻撃的なスタイルは僕の代名詞」
スイス代表MFグラニト・ジャカがアーセナル時代のどん底期を振り返り、新天地レバークーゼンでの活躍も誓った。 昨シーズンを最後に惜しまれながらもアーセナルを去ったジャカ。チームに欠かせない攻守の要であり、血の気が多い部分も含めてファンに愛されたスイス代表キャプテンだったが、ある出来事がなければ、2016年から2023年にかけ、7年もの間ノース・ロンドンにとどまることにはならなかったようだ。 ある出来事とは2019年10月のクリスタル・パレス戦。途中交代を命じられた当時キャプテンのジャカは、スタンドから低調なパフォーマンスに対するブーイングを浴びるなか、腕章を地面に叩きつけ、Fワードを含む暴言を吐き捨て、両手を耳に当てる挑発的な仕草を見せながらピッチを後にした。 これを問題視したクラブからキャプテンの座を剥奪され、ファンとの関係が悪化し、退団を希望することに。それでも翌月に就任したミケル・アルテタ監督から必死に慰留されたことで残留を選び、ピッチでの活躍によって信頼を回復。退団が濃厚となっていた昨季の最終節には、大きな拍手がサポーターから送られていた。 スイス『Blick』のインタビューに応じたジャカは、大きな問題となったこの一連の出来事を通して、人として成長できたと語る。 「自分の個性を表現できるようになったと思う。今でも自分のことを話すのは得意じゃない。ただ、メディアが僕を褒めてくれない時でも自分を肯定できるようになった。大事なモノはこういった良くない境遇に落ちたときに学んでいくんだと思うよ。あの出来事をキッカケに僕は精神的に強くなった」 「そしてアーセナルでのラストゲームは大きな拍手を受けてピッチを去ることができた。これは一番の目標だったよ」 また、闘争心剥き出しの激しい守備を持ち味とするジャカだが、このプレースタイルは今シーズンからの新天地であるレバークーゼンでも続けると明言。シャビ・アロンソ監督が率いて前途有望な若手タレントも多いチームに、自らのカラーを植え付ける意気込みを示している。 「僕はチームリーダーとしての準備が常にできているだろうか? いや、そうは思わない。またどこかで間違いを犯すこともあるだろう。それさえも仕事の一部なのだから。以前よりは減ったと思うけどね(笑)」 「30歳になった今、19歳の時とはピッチで見える景色が違うし、デュエルへのアプローチも異なる。5試合ごとにレッドカードを受けたくはないが、この攻撃的なプレースタイルこそ僕の代名詞だし、僕は変わりたくない。チームにも伝えなくちゃね(笑) 美しいサッカーだけでは不十分だ」 2023.08.15 21:23 Tue5

