ガンで他界したエリクソン氏の葬儀が執り行われる…教え子のベッカム氏ら600人が弔問
2024.09.13 23:15 Fri
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エリクソン氏が夢の実現を前に心境明かす 「夢のよう」
元指揮官のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏が夢の実現を翌日に控える心境を明かした。 かつてイングランド代表史上初の外国籍指揮官としてチームの指揮を託され、クラブレベルでもベンフィカやローマ、サンプドリア、ラツィオなどでタイトルをもたらしたエリクソン氏。今年1月に母国スウェーデンのラジオで膵臓がんにより、余命約1年ほどの現状を告白した。 そんなエリクソン氏はリバプールのファンだと公言すると、それを伝え聞いたリバプールは23日にアンフィールドで予定するアヤックス相手のレジェンドたちによるチャリティマッチで指揮を託す運びに。指揮するのはもちろん、リバプール側だ。 クラブの公式サイトによると、会見に出席したエリクソン氏は「私の父がリバプールファンで、今もそう。それがきっかけだ」などとリバプールとの結びつきを振り返ると、思いを語った。 「夢のようだし、こんなの夢にも思っていなかった。私が監督だったときですら、ずっとリバプールを夢見ていたが、実現しなかったんだ。一度は近づいたがね。一度は議論もあった。何年も前のことだ。それでも叶わなかったが、今ではそれが現実のものとなっている」 「彼らが打診してくれたとき、ジョークだと思ったが、『もちろん、応じる』と返事した。チャリティマッチだし、より素敵なものになるだろう。見られるのは素晴らしい。私が今まで行ったフットボールスタジアムでも最高の雰囲気になるに違いないと思っているよ」 「選手たちが出てくるときに歌われる『You'll Never Walk Alone』もその1つだ。何度もライブで見たし、テレビでも観ている。あの雰囲気は信じられないほどだ」 なお、リバプール側のチームではフェルナンド・トーレス氏や、ディルク・カイト氏、マルティン・シュクルテル氏、マキシ・ロドリゲス氏らが出場する。 2024.03.23 16:35 Sat2
「キャプテンに任命してくれたことを永遠に感謝します」ベッカム氏が恩師エリクソン氏を追悼…自身に送られた最期の言葉明かす
元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が、恩師であるスヴェン・ゴラン・エリクソン氏(享年76)を追悼した。 エリクソン氏は、クラブチームではベンフィカ、ローマ、フィオレンティーナ、サンプドリア、ラツィオ、マンチェスター・シティ、レスター・シティなどの指揮官を歴任。さらに、メキシコ代表、コートジボワール代表、フィリピン代表といった世界各国の代表チームも指揮した。 しかし、今年1月に膵臓がんを患っていることを告白。自身の余命が長くても1年ほどになると明かしていた。 そして、26日に同氏の家族は「スヴェン・ゴラン・エリクソンは亡くなりました。長い闘病生活の末、午前中に家族に囲まれ自宅で亡くなりました」と訃報を伝えていた。 そのフットボール界のレジェンドに対しては在籍クラブや各国協会、多くの教え子から追悼のメッセージが届いているなか、2001年から2006年までイングランド代表で指導を受け、キャプテンの大役も任されたベッカム氏が、自身のインスタグラムを通じて恩師に哀悼の意を表した。 ベッカム氏は最近のエリクソン氏との散歩の様子を映した動画と共に別れのメッセージを投稿。その際に恩師から最期に受け取った言葉についても明かした。 「私たちは笑い、泣き、別れを告げているのだとわかっていました…」 「スヴェン、いつも情熱的で、思いやりがあり、穏やかで、真の紳士でいてくれてありがとう…」 「キャプテンに任命してくれたことを永遠に感謝します。あなたとあなたの家族と過ごしたこの日の最後の思い出は永遠に心に残ります…。ありがとう、スヴェン。私への最後の言葉は『大丈夫だ』という言葉でした」 エリクソン氏は、イングランド代表を指揮した初の外国人監督としても知られ、2004年のユーロでは準々決勝までチームを導いた。 ベッカム氏は2000年、暫定監督のピーター・テイラーからイタリアとの親善試合で初めてイングランドのキャプテンに任命されると、エリクソン氏の就任後は正式なキャプテンに任命され、ドイツ相手の5-1の歴史的な勝利や、ワールドカップ予選のギリシャの勝利など、象徴的な思い出を共有していた。 <span class="paragraph-title">【動画】親子のようなベッカム氏とエリクソン氏の最後のやり取り</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C_I3KOgojIx/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C_I3KOgojIx/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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「ガレスの土台に少しプラスアルファを」 イングランド新監督トゥヘルが所信表明! 「アメリカで夢叶える旅を始めるのがとても楽しみ」
イングランド新指揮官にトーマス・トゥヘル氏が就任した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。 ユーロ2024を最後にガレス・サウスゲイト監督が退任したイングランド。9月、そして今月の活動までをリー・カーズリー暫定体制で繋ぐなか、ドルトムントやチェルシー、バイエルンと強豪クラブを率いした実績を持つドイツ人指揮官を招へいした。 イングランド史でスヴェン・ゴラン・エリクソン氏、ファビオ・カペッロ氏に続く3人目の外国籍指揮官となるトゥヘル氏はウェンブリー・スタジアムの就任会見で心境を語る。 「大きな仕事だとすぐ理解した。私は日頃から自分が従事する仕事こそが最も大きな仕事だと思っている。比較はあまり好きじゃないが、とても大きなことで、名誉なことだと感じる。私はクラブフットボールの出身だから、リズムや責任、役割というのは新たなもので、エキサイティングだ。そういうのにもオープンになれたし、アイデアというのも気に入った」 また、「協会にトロフィーが欠けているのは知るところ。実現させる上で手助けになりたい」と1966年のワールドカップ(W杯)を最後にメジャータイトルから実に58年も遠ざかる現状の打破に意欲を示す。 そんな51歳指揮官に注目される1つのチームを作っていくか、だ。その点においては「ガレスの文化を土台に築いていく」と明言した上でこう続ける。 「安定感と一貫性という点で、彼らは素晴らしい仕事をした。最近の大会で残した結果を見ても素晴らしい。U-21はタイトルを掴んでいるし、若いチームもタイトルを争っている。女子チームだってタイトルを獲得している、我々もそこにいる」 「連盟もそう思っているし、それがこの仕事を引き受けた理由だ。私は好奇心旺盛だし、学ぶ意欲もある。クラブフットボールとは異なるスケジュールだが、連盟の質を味方に自分のアイデアを組み合わせていけるのは大きかった」 「ガレスの土台に少しプラスアルファを加えられればと思う」 なお、契約は2026年北中米ワールドカップ(W杯)までの1年半で、仕事始めは来年1月から。トゥヘル監督は「1月から特別な選手たちとアメリカで夢を叶える旅を始めるのがとても楽しみだ」と北中米W杯優勝を意識するコメントも残す。 2024.10.17 10:30 Thu4
元イングランド代表監督のエリクソン氏が末期ガン、余命を告白「最も良い場合でも1年、最悪の場合ははるかに短い」
かつてイングランド代表を指揮したスウェーデン人指揮官のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏(75)が、末期ガンであることを告白した。 エリクソン氏は、クラブチームではベンフィカ、ローマ、フィオレンティーナ、サンプドリア、ラツィオなどを指揮。2001年から2006年までイングランド代表を指揮し、日韓ワールドカップとドイツ・ワールドカップを指揮した。 その後、マンチェスター・シティやメキシコ代表、コートジボワール代表、レスター・シティなどで指揮をとると、近年はアジアで指導を続け、中国スーパーリーグの広州富力(広州城FC)、上海上港(上海海港)、深圳市足球倶楽部、フィリピン代表などを指揮した。 そのエリクソン氏は、イングランド代表を指揮した初の外国人監督としても知られ、2004年のユーロでは準々決勝までチームを導き、デイビッド・ベッカムらを要するスターチームを指揮していた。 スウェーデンのラジオ『P1』のインタビューに応じたエリクソン氏は、「できる限り長く抵抗したい」とコメント。自身がガンであると診断され、深刻な状態であることを明かした。 「私は深刻な病気を患っている。最も良い場合でも1年、最悪の場合ははるかに短くなるだろう。正確に言うことは不可能であり、考えない方が良いと思っている」 指導者として42年活動したエリクソン氏だが、健康上の問題を理由におよそ1年前に退いていた。ガンと診断されてからも、ポジティブに生きることを誓ったという。 「脳を騙そうとすると、簡単に屈してネガティブになり、家に閉じこもってしまう。困難な時でも屈せず、ポジティブな方向に目を向けるように努めた方が良い」 多くの選手たちを指導してきたエリクソン氏。本人の言葉通り、できるだけ長く抵抗してもらいたいものだ。 2024.01.11 19:35 Thuイングランド代表の人気記事ランキング
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北中米W杯欧州予選のポット分けが決定!前回準優勝のフランスや3位クロアチアがポット1に
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国際サッカー連盟(FIFA)は28日、最新のFIFAランキングを発表した。 11月の代表ウィークも北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦った日本代表はインドネシア代表、中国代表に2連勝。順位は変わらず15位をキープした。 上位人も5位までは変動なしだったが、ポルトガル代表が6位、オランダ代表が7位に浮上。ベルギー代表が8位に転落した。また、ドイツ代表がトップ10に復帰。コロンビア代表が12位に順位を落としている。 アジアではイラン代表が18位に浮上。韓国代表が1つ落とし23位、オーストラリア代表が2つ落として26位に転落している。 <h3>◆全体ランキング トップ30</h3> ()内=前回順位 1.アルゼンチン(1) 2.フランス(2) 3.スペイン(3) 4.イングランド(4) 5.ブラジル(5) 6.ポルトガル(7)↑ 7.オランダ(8)↑ 8.ベルギー(6)↓ 9.イタリア(9) 10.ドイツ(11)↑ 11.ウルグアイ(14)↑ 12.コロンビア(10)↓ 13.クロアチア(12)↓ 14.モロッコ(13)↓ 15.日本(15) 16.アメリカ(18)↑ 17.セネガル(20)↑ 18.イラン(19)↑ 19.メキシコ(16)↓ 20.スイス(17)↓ 21.デンマーク(21) 22.オーストリア(23)↑ 23.韓国(22)↓ 24.エクアドル(27)↑ 25.ウクライナ(25) 26.オーストラリア(24)↓ 27.スウェーデン(28)↑ 28.トルコ(26)↓ 29.ウェールズ(29) 30.ハンガリー(32)↑ <h3>◆アジア ランキング</h3> ※北中米W杯アジア最終予選出場国 15.日本(15)※ 18.イラン(19)↑※ 23.韓国(22)↓※ 26.オーストラリア(24)↓※ 48.カタール(46)↓※ 56.イラク(56)※ 58.ウズベキスタン(58)※ 59.サウジアラビア(59)※ 63.UAE(68)↑※ 64.ヨルダン(64)※ 80.オマーン(80)※ 81.バーレーン(76)↓※ 90.中国(92)↑※ 95.シリア(93)↓ 97.タイ(96)↓ 101.パレスチナ(100)↓※ 104.タジキスタン(105)↓ 107.キルギス(103)↓※ 112.レバノン(115)↑ 114.北朝鮮(111)↓※ 116.ベトナム(119)↑ 125.インドネシア(130)↑※ 127.インド(125)↓ 132.マレーシア(133)↑ 134.クウェート(135)↑※ 2024.11.29 13:00 Fri3
横浜FMの新監督、やはりサウスゲイトの右腕…英メディアが合意報じる 「就任準備が整った」
横浜F・マリノスの監督は噂の人物で決まりのようだ。イギリス『ミラー』が報じた。 ハリー・キューウェル前監督の途中解任にジョン・ハッチンソン暫定監督発足と厳しいシーズンの終わりが見えてくるなか、新監督招へいの動きが取り沙汰される横浜FM。そこで名が浮かぶのが前イングランド代表ヘッドコーチのスティーブ・ホランド氏(54)だ。 トップチームの指揮官歴こそクルー・アレクサンドラ時代だけだが、参謀役としては経験豊富で、直近ではあのガレス・サウスゲイト前監督の右腕として従事。それ以前はチェルシーでジョゼ・モウリーニョ氏やアントニオ・コンテ氏らのアシスタントコーチを歴任した。 かつてのサウスゲイト前監督は「イングランドサッカー界、あるいはコーチのなかで最も成功した監督になるはず。彼ほどの勝利を手にした人、クラブや国際レベルの経験を持つ人はほかに浮かばない。トップクラスのオペレーターだ」との称賛コメントも残す。 遠くイングランドでも横浜FM入りが濃厚視され、『ミラー』は合意とともに「サウスゲイトの信頼できる盟友がマンチェスター・シティ所有のクラブで2度目の監督就任」との見出しでレポート。「横浜FMの監督に就任する準備が整った」と日本行きが決定的との見方を示す。 また、『The Athletic』でもその見込みといい、ホランド氏にとって16年ぶりの監督就任が近づいていると報じられる。 2024.11.22 17:01 Fri4
相手が恐れる右手…ストライカーの完成形と呼ばれた男、アラン・シアラー
サッカーの試合で最もボルテージが上がる瞬間と言っても良いのがゴールシーン。どのカテゴリーの試合でも、間違いなく観る者、そしてプレーする選手のテンションを上げる場面だ。 そのゴールシーンでは、各選手が特徴的なゴールパフォーマンスを見せ、ゴールを多く決める選手ほど、その代名詞とも言えるパフォーマンスを持っている。 現代サッカー界で最も広く知られているのは、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが見せるポーズだろうか。ゴールを決めた勢いのまま走り出すと、コーナーフラッグでジャンプし反転。「Siiiii!(イエース!)」と絶叫し、両手を広げながら着地する仁王立ちパフォーマンスは知られたものだろう。観客もパフォーマンスに合わせて「Siiiii!」というものだ。 その他にもゴールパフォーマンスを見せる選手は多く、バク宙をする選手や勢いをつけてヒザで滑るもの、ハートを手で作ったり、古くは指輪にキスをするなど様々。世のサッカー少年は、好きな選手のパフォーマンスを真似するのに必死なはずだ。 そのゴールパフォーマンスだが、右手を高く掲げるゴールパフォーマンスを見たことはあるだろうか。シンプルなパフォーマンスだが、対戦相手にとっては悪夢とも言えるこのポーズは、かつてイングランド代表のエースであったアラン・シアラーのものだ。 <span class="paragraph-title">◆商標登録されるパフォーマンス</span> 特段目立つパフォーマンスでもなく、むしろ地味でシンプルなものだが、ことシアラーの右手を掲げるパフォーマンスは誇り高きパフォーマンスとして愛されている。 このパフォーマンスは商標登録されるほど。もちろん、パフォーマンスをすることが他の選手に禁じられているわけではなく、シアラーが右手を高く掲げるこのパフォーマンスの写真等を使用した商品は、10%がチャリティに寄付されるというものだ。 それだけこのパフォーマンスの価値が高いということを示しており、イングランドにとって重要なパフォーマンスであることが知れるところ。プレミアリーグにおける最多得点記録保持者ということでも、どれほど多くの回数右手が掲げられたかがわかるだろう。 ニューカッスル出身のシアラーは、サウサンプトンの下部組織で育ち、1988年にアーセナル戦でプロデビューを果たす。 そのデビュー戦では、まさかのハットトリック達成。2点ビハインドから3点を奪い、チームに勝利をもたらせたことで一気に注目を集めることに。シアラーが17歳で成し遂げたことだった。 当時はプレミアリーグ発足前、ファーストディビジョンとして行われたリーグだが、1992-93シーズンに開幕したプレミアリーグで、一気にシアラーの得点力が花開くことに。スコアラーとしての地位を確立していくこととなる。 <span class="paragraph-title">◆大舞台で輝くストライカー</span> そのシアラーがイングランド代表としてデビューを果たしたのは1992年2月。フランス代表とのフレンドリーマッチだった。 フランスはエリック・カントナやジャン=ピエール・パパン、ディディエ・デシャンなど、往年のスター選手が出場していた中、シアラーは2トップで先発出場。43分に先制ゴールを記録し、こちらもデビュー戦ゴール。プロデビューに続いて、デビュー戦でいきなりゴールを決めるという勝負強さを見せる。 当時のエースは、後に名古屋グランパスに加入し、Jリーグでもプレーするギャリー・リネカー氏が務めていたが、新たなエース誕生という期待がシアラー氏にかけられていく。しかし、所属クラブとは裏腹に、イングランド代表ではシアラー氏は思うようにゴールを決められない。 シアラー氏がイングランド代表として最も輝いたのは、1996年に行われたユーロ。初戦のスイス代表戦でゴールを決めると、スコットランド代表戦で1ゴール、オランダ代表戦で2ゴールと3試合連続ゴールを記録。準決勝のドイツ代表戦でも1ゴールを決め、大会通算5ゴールで得点王に。チームはベスト4で終わったが、初めてイングランド代表でもその得点力を披露することとなった。 なお、ユーロ初戦でゴールを決めるまで、20試合ゴールを決めていないことも大きな話題となったが、大舞台での活躍で信頼を取り戻す。 その後も、日本代表が初めて出場した1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)に向けた欧州予選ではゴールを量産。無事に出場権を獲得すると、本大会でも2ゴールを記録した。 シアラーは2000年のユーロにも出場し、2ゴールを記録。ユーロ予選も含めてゴールを決めた一方で、フレンドリーマッチではほとんどゴールを決めないという不思議な現象もあり、代表通算63試合で30ゴールという成績に。歴代8位という意外な数字で終わっているが、決めなければいけない試合でのゴールをしっかり決める勝負強さを発揮した。 <span class="paragraph-title">◆ストライカーの完成形</span> イングランド代表としては大きな輝きを放てなかったシアラーだが、クラブレベルでの活躍は素晴しいものだった。 プレミアリーグが発足した1992-93シーズンにブラックバーンへと移籍したシアラーは、21試合で16ゴール4アシストを記録。ケガなどもあり満足いく数字を残せなかったが、1993-94シーズンは40試合で31ゴール4アシストと得点を倍増させる。 さらに1994-95シーズンは42試合で34ゴール13アシストとアシスト数も増加。元イングランド代表FWクリス・サットンとのSASコンビでプレミアリーグ得点王に輝くと、チームを優勝に導くことに。ビッグ6と呼ばれるクラブ以外では、“奇跡の優勝”と言われた2015-16シーズンのレスター・シティと共にチャンピオンとして名を残している状況だ。 なお1995-96シーズンは35試合で31ゴール、ニューカッスルへと移籍した1996-97シーズンは31試合で25ゴールを記録し3年連続得点王に輝いていた。 当然その得点力にはビッグクラブが目をつけており、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナなどが獲得に動いたが、自身が愛する地元のクラブであるニューカッスルから離れることはなく、キャリアの終了までプレーした。 シアラーの特徴は、183cmと際立って大柄ではないものの、空中戦にめっぽう強く、ヘディングの技術は卓越したものがあり、多くのゴールにつなげた。 さらにシュートレンジも広く、様々なゴールパターンを持っていることからも、完成されたストライカーの1人として認識され、キャリアの晩年になってもゴールを決め続け、積み上げたプレミアリーグでのゴールは「260」。2位のウェイン・ルーニーが「208」と遠く及んでない。 そのシアラーの記録を抜く可能性を持っているのが、現在のイングランド代表のエースであるトッテナムのハリー・ケインと言われている。現時点で「167」ゴールを記録しており、記録までおよそ100ゴール。28歳のケインがプレミアリーグでプレーを続ければ間違いなく達成されるだろうが、イングランド人FWにとっての目指すべき姿として、今なお愛され続けている。 <div id="cws_ad"><hr>イングランド代表でも活躍し、ニューカッスルのレジェンドとしてプレミアリーグ歴代最多ゴール数を誇るシアラーが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>イングランド代表としてプレーしたDFソル・キャンベル、FWマイケル・オーウェンと共に現役時代に魅せたゴールが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD?pid=worldsoccer2110&c=worldsoccer2110&is_retargeting=true&af_inactivity_window=3d&af_dp=ryan.app%3A%2F%2F&af_web_dp=http%3A%2F%2Fsakatsuku-rtw.sega.com%2F" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20211027.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> <span class="paragraph-title">【動画】伝説のストライカー、シアラーのイングランド代表での技ありゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A huge congratulations to former <a href="https://twitter.com/hashtag/ThreeLions?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ThreeLions</a> man <a href="https://twitter.com/alanshearer?ref_src=twsrc%5Etfw">@alanshearer</a> on becoming one of the first inductees into the <a href="https://twitter.com/premierleague?ref_src=twsrc%5Etfw">@premierleague</a> Hall of Fame! <a href="https://t.co/FpxSU7B2cK">pic.twitter.com/FpxSU7B2cK</a></p>— England (@England) <a href="https://twitter.com/England/status/1386592090247860224?ref_src=twsrc%5Etfw">April 26, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzUmR6VnJiMiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.27 20:00 Wed5