久保建英所属のマジョルカ、レジェンドであるエトーを巨大な壁画で表彰

2022.01.06 19:40 Thu
Getty Images
2日に行われたラ・リーガ第19節、マジョルカvsバルセロナの一戦。注目のMF久保建英が欠場となった試合は0-1でバルセロナが勝利していた。この試合に特別ゲストとして登場したのが、元カメルーン代表FWのサミュエル・エトー氏だ。

エトー氏はレアル・マドリーの下部組織に在籍しながらも、ファーストチームではほとんど出場機会を得ることなく、複数クラブへのレンタルを経た後に、マジョルカへと完全移籍。ここで一気にブレイクを果たし、2001-02シーズンのコパ・デル・レイ優勝にチームを導くなど活躍した後に、バルセロナへと移籍した。
そこでも類まれな得点力を発揮し、ワールドクラスのストライカーとなったエトー氏。どちらのクラブでも大きな活躍をしたレジェンドに対し、試合前にはその偉業をたたえるセレモニーが実施された。

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長らも見守る中、ビジット・マジョルカ・エスタディにて、エトー氏の壁画が披露された。
エトー氏は自身のツイッターを更新。クラブとセレモニーへの感謝を綴っている。

「マジョルカでのキャリアをこのように記念していただけて光栄だ。マジョルカは、私の国際的なキャリアの初期に私を地図に載せてくれ、今でも私がこれまでにプレーしたクラブの中で最も好きなクラブの1つだ」

現役時代にカメルーン代表としても118試合56得点を記録し、アフリカ年間最優秀選手に4度輝いた経歴を持つエトー氏。2021年12月からカメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)の会長として活躍している。

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リーグ中断中の久保建英、普段はどんな生活?「まずは8時半に起きます」

マジョルカに所属する日本代表MF久保建英がスペイン『アス』の独占インタビューに登場。リーグ中断中の日頃の生活を明かした。 『アス』が久保にインタビューを行った11日、本来はラ・リーガ第31節でレアル・マドリーとマジョルカが激突する日だった。久保は初のサンティアゴ・ベルナベウ上陸の夢を果たせず悔しい思いを滲ませながら、一刻も早いリーグ再開を願った。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI1dFRuZUZUZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 「今は出来るだけ早くこれまでの生活に戻れることを期待していますが、重要なのは健康です」 「あまり今の生活を良いとは言えません。全てのフットボーラーと同じように、僕もフットボールの為に生きています。それが僕たちの偉大な情熱だからです。だからこの状況はハードと言うしかありません。しかし、クラブは自宅で出来る体型維持やトレーニング方法を考えてくれています」 また、久保は基本的な1日のスケジュールも明かしてくれた。 「朝8時半に起きてクラブが用意した3分間の心拍テストを受けます。朝食を取るのは10時頃になりますね」 「それから予防のためのエクササイズを行い、11時にビデオ通話でテクニカルスタッフを含めた4~5人のチームトレーニングをします」 「それが12時15分に終了し、僕は個別ワークをしてからシャワーを浴び、13時半に昼食を食べます。15時半から16時がフリータイムなので、連載を読んだりしてますね」 「その後は18時ぐらいまでボールを使った練習をし、シャワーを浴びて夕食。いつも23時までには寝ています」 これを聞くと、しっかりしたルーティーンが形成されている久保。一流選手には欠かせないことなのかもしれない。 2020.04.12 21:03 Sun
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マジョルカ、財政問題でセリエC降格のパレルモを退団した北マケドニア代表FWを獲得

マジョルカは7日、パレルモから北マケドニア代表FWアレクサンダル・トライコフスキ(26)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2023年までの4年間となる。 2015年にベルギーのズルテ・ワレヘムからからパレルモに加入したトライコフスキは、セカンドトップと左右のウイングを主戦場とするアタッカー。パレルモでは在籍4シーズンで公式戦113試合に出場し20ゴール26アシストをマーク。 昨シーズンもセリエB(イタリア2部)で34試合に出場し8ゴールを挙げるなど主力として活躍。しかし、パレルモはシーズン終了後に財務管理と管理体制の不備が発覚しセリエC(イタリア3部)へ降格。これを機にトライコフスキは、パレルモとの契約を解除していた。 2019.08.08 01:00 Thu
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マジョルカ、コロンビア代表FWクチョ・エルナンデスをレンタル! 久保建英の相棒に!

マジョルカは26日、ワトフォードからコロンビア代表FWクチョ・エルナンデス(20)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のデポルティボ・ペレイラでキャリアをスタートしたクチョは、2017年にグラナダに完全移籍。その後、アメリカ・デ・カリを経由して半年後にワトフォードに保有権が変わると、2017年夏からは当時スペイン2部に所属していたウエスカにレンタル移籍。 2017-18シーズンはセグンダAで35試合16ゴールの数字を残して、同クラブ史上初のプリメーラ昇格に貢献。そして、レンタル期間延長に伴い自身初のプリメーラ挑戦となった昨季は34試合で4ゴール3アシストの数字を残していた。 今夏には一度ワトフォードに復帰したが、イギリスの労働許可証の問題や出場機会を優先して再びスペインへ武者修行に出ることになった。 なお、今年行われたFIFA U-20ワールドカップでU-20コロンビア代表の一員として参加したチョは、U-20タヒチ代表戦でハットトリックを記録するなど、全5試合に出場。また、2018年10月に行われたコスタリカ代表戦でフル代表デビューも飾っており、同試合では途中出場で2ゴールを挙げる鮮烈なデビューを飾っていた。 なお、176cmと上背はないものの身体能力とシュート意識に優れる馬力のあるストライカーは、本職のセンターフォワードに加えて左右のウイングでもプレー可能な万能型のアタッカーだ。ややパンチ力にかけるマジョルカの中ではほぼ同世代の日本代表FW久保建英と共に攻撃を牽引する働きが期待されるところだ。 2019.08.26 21:30 Mon

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