W杯とユーロにめっぽう強いシャキリ…親善試合と主要大会で全く異なる“数字”、MLS所属も勝負勘衰えず

2024.06.20 15:45 Thu
スイス代表MFジェルダン・シャキリ(32)
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スイス代表MFジェルダン・シャキリ(32)
スイス代表MFジェルダン・シャキリ(32)は主要大会にめっぽう強い。19日、ユーロ2024グループA第2節のスイス代表vsスコットランド代表が行われ、1-1のドロー決着に。スイスは26分、シャキリの鋭い左足弾が決まって追いつき、勝ち点1を拾った。
このシャキリ、サッカーファンなら多くの人が知る存在であり、旧ユーゴスラビアは現コソボに生まれたアルバニア人にして、長年スイス代表の中心選手として活躍する。

一方、バイエルン、インテル、リバプールというビッグクラブにおいては目立った活躍ができず、スペイン『Relevo』は「今回のゴールが決まって、“シャキリって今どこにいるんだ?”とGoogle検索した人も多いはず」と論評。

正解は2022年から所属するMLSのシカゴ・ファイアーなわけで、リバプールから移籍したリヨンでほとんど出場機会を貰えず、欧州に別れを告げた形。ただ、そんなシャキリも大舞台における勝負強さは錆び付いていない。
シャキリは2010年、2014年、2018年、2022年と4度のワールドカップ(W杯)に出場し、ユーロも2016年、2021年に続いて今回で3大会連続出場。7度の主要大会出場を誇る。

そして、スイス代表として初の国際舞台だった10年W杯を除き、14年W杯から主要大会6大会連続でゴールを決めているのだ。W杯通算12試合5得点2アシスト、ユーロ通算10試合5得点2アシストと、スイス代表にとって替えの効かない“数字”を残しているのがシャキリだ。

まさに「大舞台のほうを好む男」と言うべきか、シャキリは国際親善試合に限れば通算40試合7得点7アシストだが、W杯とユーロの本大会を合わせて通算22試合10得点4アシスト。

所属するシカゴで背番号「10」を背負ってキャプテン、主にトップ下から攻撃のタクトを振るうシャキリ。クラブで“気持ちよく”プレーを続ければ、34歳で迎える2026年W杯もスイス代表のエースに君臨しているかもしれない。

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ユーロ2024からの敗退が決まったルーマニア代表だが、その美しい去り方が絶賛されている。 ユーロ2024グループEの初戦でウクライナ代表相手に3-0の勝利を収め、同大会で24年ぶりの勝利を掴んだルーマニア。その後は1分け1敗で終えてグループ首位となり、こちらも24年ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。 勢いに乗るチームはラウンド16でオランダ代表と対戦したが、強豪相手に力尽き0-3で完敗。ユーロ2000以来のベスト8進出はならず、大会を去ることになった。 そんな中で、欧州サッカー連盟(UEFA)は公式X(旧ツイッター/@UEFA)にて、ルーマニア代表が使用したロッカールームの写真を公開。部屋はしっかりと掃除がされた美しい状態となっており、チームからは以下のようなメッセージカードも添えられていた。 「ユーロ2024は、我々全員にとってこれまでで最も重要なフットボール体験の一つでした。その舞台がドイツであったことを、大変嬉しく思います。すべての試合、すべての感情、すべての経験が、我々を一つにしてフットボールの魔法を感じさせてくれました」 「我々はルーマニアのためすべてを捧げ、ここで経験したすべてに感謝してドイツを去ります。ヨーロッパの偉大なサッカーファミリーの一員になれたことを光栄に思っています」 「アットホームな雰囲気を作ってくれてありがとう!ユーロ2024をポジティブな経験にさせてくれた、すべての施設に感謝しています。ルーマニア代表チームより」 この粋な対応については、UEFAが「完璧なゲストだ」と称えたほか、SNSでも絶賛の声が後を絶たず。ルーマニアはピッチ内だけでなく、ピッチ外でもポジティブな印象を持たれながらユーロを去ることになった。 <span class="paragraph-title">【画像】ルーマニア代表が綺麗に清掃したロッカールーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The perfect guests. Following their elimination from <a href="https://twitter.com/hashtag/EURO2024?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EURO2024</a> last night, <a href="https://twitter.com/hai_romania?ref_src=twsrc%5Etfw">@hai_romania</a> left their Munich dressing room spotless with a touching letter to their German hosts. <a href="https://t.co/UZwmxqxyjk">pic.twitter.com/UZwmxqxyjk</a></p>&mdash; UEFA (@UEFA) <a href="https://twitter.com/UEFA/status/1808476842657304593?ref_src=twsrc%5Etfw">July 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.04 11:50 Thu
イタリア代表の責任者(コーディネーター)を務めるジャンルイジ・ブッフォン氏(46)が続投を宣言した。 ユーロ2024でのラウンド16敗退を受けて辞任を検討しているとの報道もあったブッフォン氏だが、3日にイタリアサッカー連盟(FIGC)会長ガブリエレ・グラヴィナ氏との会談を受けて続投を決めたようだ。 ブッフォン氏は自身のSNSにて「アッズーリのユニフォームは私にとって第二の皮膚のようなものだ。1年前に始めたこの旅を続けることができて嬉しい。会長に敬意と感謝を示すとともに、これまでのキャリアでも常にそうであったように代表のために全力を尽くす。ここ数カ月で代表チームの強化について学ぶことができた」とコメント。 ユーロ2024では前回王者の威厳を示せず低調なパフォーマンスに終わったアッズーリ。レジェンドのブッフォン氏と共に再建を図ることになった。 2024.07.04 06:00 Thu
「そこまで強いのかしら」そんな風に私が疑いの眼差しを向けていたのは火曜日、どうやらユーロ16強対戦の後、さり気にスペインが今大会の最有力優勝候補に押されているようだと気がついた時のことでした。いやあ、確かに彼らは唯一のグループリーグ全勝チームで、準々決勝進出を果たしたジョージア戦を入れて4連勝中。オウンゴールによる1失点しかしていない上、延長戦やPK戦までもつれ込んだところすらある、他7チームと比べて、いい感じなのは否めませんけどね。 しかもこの4試合、常に会場は相手チームのファンが圧倒的に多く、一番、スペイン代表ファンが応援に駆けつけたアルバニア戦でもたった1万2000人。ジョージア戦の行われたラインエネルギー・シュタディオン(2部降格したFCケルンのホーム)など、人口400万人の小国勢の方が数で大きく勝り、人口5000万のスペイン人はどうして、こうも出不精なんだろうと、私も首を傾げたものですが、そこへ、準々決勝の相手はホスト国、ドイツですからね。一応、スペイン・サッカー協会は新たに売り出されるチケットも含め、2万人程のサポーターの来場を見込んでいるんですが、それでもキャパ6万人のシュツットガルト・アレナでは断然、少数派。 となると、スペインの選手たちがよっぽど、根性を見せないことには、勝利を掴むのも難しいかと思うんですが、ええ、だって、いくらジョージアに快勝したとて、この先は難しい相手しか、残っていませんからね。試合翌日、ドナウエッシンゲンのベースキャンプに戻ったオジャルサバル(レアル・ソシエダ)も「Nos lo dicen ahora, peor hace tres semanas nadie nos lo decía/ノス・ロ・ディセン・アオラ、ペロ・アセ・トレス・セマーナス・ナディエ・ノス・ロ・デシア(今はそう言われているけど、3週間前は誰もそんなこと、言わなかった)。まったくリラックスするつもりはないよ」と言っていたように、まだ浮かれ騒ぐのには時期尚早。スペインが本当に優勝候補に相応しいかは、ドイツ戦の後に考えた方がいいんじゃないでしょうか。 まあ、そんなことはともかく、先週火曜から再びドイツ行脚を始めた私だったんですが、週末はドュッセルドルフを基点に16強対決の3試合を現地観戦。まずは土曜、グループリーグ最終節のフランスvsポーランド戦で直射日光地獄に苦しんだドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルクを再訪したんですが、助かりました。ドイツvsデンマーク戦は午後9時キックオフとあって、さすがにお日様もスタンドに遮られる位置まで落ちていたからで、でもねえ。この日は別のサプライズが待っていたんですよ。 というのも北側ゴール裏席1階とその右コーナーを占める程度で,あとはドイツ人ファンばかりという、数的劣勢にありながら、声量では遥かに勝っていたデンマーク人ファンだったんですが、現実とは厳しいもの。序盤から、キミッヒ(バイエルン)、シュロッターベック(ドッルムント)、ハバーツ(アーセナル)らにシュートを撃たれ、GKシュマイケル(アンダーレヒト)が大車輪の働きをすることになったんですが、そんな中、いやあ、空が時々、チカチカしていたため、ずっと私も落ち着かなったんですけどね。とうとう、雷鳴と共に大雨が降り始め、前半36分には試合が一時中断となってしまったから、ビックリしたの何のって。 それが真っ直ぐ雨が落ちてくるだけなら、ええ、スペインと違い、ドイツのスタジアムは全てのスタンドをカバーする屋根がどこもあるみたいですからね。観客も安心してられたはずなんですが、この日は強風も相まって、南側ゴール裏席に雨が吹き付けていただけでなく、何なんでしょうか。グループリーグの試合でも目撃されたんですが、正面スタンド北側寄りの屋根からは2本の滝みたいな水が降り注ぎ、真下にいたデンマーク人ファンたちが避難を余儀なくされる破目に。中には裸になって、打ち水を楽しんでいる猛者もいたものの、それが、この大雨を境に気温がグンと下降。いきなり夏日から、20℃以下になってしまうなんて、想定外もいいところじゃないですか。 それでも23分間の中断の後、試合無事再開し、といっても前半は0-0のままで終わったんですけどね。後半に入ってすぐにはエリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)のFKから、ゴール前でのもつれ合いとなり、最後はアンデルセン(フラム)がゴールを決めたものの、VAR(ビデオ審判)でオフサイドとされ、デンマーク人ファンの喜びはほんの束の間のものに。おまけに次のプレーが、カウンターからホイビュルク(トッテナム)のシュートが外れて終わったと思いきや、VARに呼ばれた主審がモニターチェックへ。何と、遅まきながら、デンマークエリア内でラウム(ライプツィヒ)のクロスがアンデルセンの腕に当たっていたことが発覚し、ドイツにPKが与えられてしまったとなれば、ヒュルマンド監督が「ハンドのルールにはウンザリだ。DFは腕を背中に回して走らないといけないのか」と怒っていたのも当然だった? そのPKはハバーツが難なく決め、ええ、23分にはロングパスを受けたムシアラ(バイエルン)も2点目を入れて、シュートの決まらないデンマークは結局、2-0で完敗してしまったんですけどね。この日はクロース(今季限りで引退)もあまり目立ちませんでしたし、要はそれだけだったため、私もあまり、ナーゲルスマン監督のチームは強くは見えなかったんですが、やっぱり侮れないのはホスト国パワー。最初のうちは「デンマーク!」と連呼するビジターチームの声ばかり聞こえたのが、いつの間にか、「ドィッチェランド」の掛け声にかき消されていたため、これにはスペインも苦労しそうですが…リュディガー(レアル・マドリー)がこの試合のMVPとなり、準々決勝にはジョナタン・ター(レバークーゼン)も出場停止から戻るため、ここまで2失点のドイツDF陣を破るのはそうそう、容易くはいかないんじゃないでしょうか。 そして試合後は再び降り出した豪雨の中、Uバーンで中央駅に戻り、午前1時を過ぎてもホームに大勢のファンが溢れていたドルトムントから、ローカル列車で40分程かけてドュッセルドルフに帰還。続いて、翌日曜の夕方にはケルンに遠征した私だったんですが、こちらも同じぐらいの時間で行けるのがミソですよね。ただ、同じことを考えるファンは多かったようで、満員電車でずっと立ちっぱなしなのはちょっと辛かったんですが、何年もTVで見ているだけだったスペインの決勝トーナメントの試合をようやく、現地観戦できるとなれば、我慢できますって。 相変わらず、寒くて、雨混じりのうっとおしい天気の中でもやはり、スタジアムには屋根がしっかりついていて、濡れる心配はなかったんですが、こちらもグループリーグ同様、スペイン人ファンの陣地はスタンドの1/4ぐらい。しかも2試合目でグループ1位突破が決まったため、完全ローテーションを実施したアルバニア戦と違い、レギュラー選手でスタート。それにも関わらず、まさか、あれだけボールを独占し、ペドリ(バルサ)やカルバハル(マドリー)がGKママルダシビリ(バレンシア)に仕事をさせながら、前半18分にはジョージアに先制されてしまうとは! ええ、初めてスペイン陣内に入ったジョージアのカウンターが当たり、ケサバーゼ(クラコビア)のクロスを受けるクバラツヘリア(ナポリ)を邪魔しようとして、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)がオウンゴールにしてしまったんですよ。その時には、いかにもこういう間の悪い選手だからこそ、この夏、アトレティコに入団することになったのかと私も絶望的な気分になったものですけどね。そんな予期せぬ失点に泡を喰らっていたチームメートたちをピッチで静めてくれたのは、アトレティコをたった1年で卒業し、マンチェスター・シティでCL優勝を含む大成功をしているロドリ。 後で当人も「Pedí tranquilidad, que nos juntáramos un poco para recuperar el control/ペディ・トランキリダッド、ケ・ノス・フンタラモス・ウン・ポコ・パラ・レクペラール・エル・コントロル(落ち着くように、もう少しまとまって、ゲームのコントロールを取り戻すことを頼んだ)」と言っていたんですけどね。ただ、それからもシュートは多いものの、ククレジャ(チェルシー)の強烈な一発もママルダシビリに逸らされてしまう始末。もしやこれって、撃っても撃っても入らない日なんじゃないかと、アトレティコでその現象を嫌という程、目撃している自分など、早くも諦めの境地に入っていたところ…事態を打開してくれたのもロドリだったんです! そう、37分に散々、ボールがジョージアのエリア内を行ったり来たりした後、彼がペナルティライン上から撃ったシュートが密集した敵選手の脚の森を通り抜け、同点ゴールになってくれたから、スタンドのスペイン人ファンたちもどんなに沸いたことか。いえ、その歓喜の状態に至るには時間差があって、だってえ、モラタ(アトレティコ)がまたしても密集陣の前にいたせいで、VARチェックをヒヤヒヤしながら待たないといけなかったんですよ。自分の撃ったゴールが自分のオフサイドでノーゴールになるなら、よくある自業自得とはいえ、人のゴールまで、オフサイドにするようではもう、目も当てられたもんじゃありませんでしたが…。 大丈夫、あとで「このユーロでは似たようなゴールがオフサイドになっている」と文句を言っていたサニョル監督同様、ママルダシビリも「Morata está 100% fuera de juego/モラタ・エスタ・シエン・ポル・シエントー・フエラ・デ・フエゴ(モラタは100%オフサイドだった)。彼はボクの前にいて、右方向は見えてたけど、ロドリは左側に撃ってきた」と怒っていたんですが、何とかセーフで、スペインは同点に追いつくことに成功。そのまま、1-1で迎えた後半はいつもの調子を取り戻し、6分にはジャマル(バルサ)のクロスから、ファビアン・ルイス(PSG)のヘッドがママルダシビリに当たってゴールに入り、あっさり逆転することに。 おかげでエンジンの温まったニコ・ウィリアムス(アスレティック)も30分にはカウンターから、エリア内まで持ち込んで、1対1のシュートを決めると、トリはペドリと交代で入ったダニ・オルモ(ライプツィヒ)。ええ、38分にはそろっと敵エリア内に入り込み、止めの4点目を挙げているとなれば、ああ、やっぱり、ユーロ予選で1-7、3-1のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)2試合で見せたスペインのジョージアに対する優位性は本物だったんだなと確認できた向きも多かったのでは? いえ、だからといって、デ・ラ・フエンテ監督が、「Ha sido engañoso porque el partido era de 8 o 9-1/ア・シードー・エンガニョーソ・ポルケ・エル・パルティードー・エラ・デ・オチョ・オ・ヌエベ・ウノ(試合は8か9-1が妥当だったから、誤解を招きかねなかった)」とか、「Tenemos al mejor equipo y los mejores jugadores/テネモス・アル・メホール・エキポ・イ・ロス・メホーレス・フガドーレス(ウチには最高のチームがあって、最高の選手たちがいる)」と大風呂敷を広げる必要もないんですけどね。大体がして、国際メジャー大会決勝トーナメント初出場の相手に苦労するようでは、もう先はないも同然と言っていいかと。よって、スペインの真の実力は金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、シュツットガルトで行われるドイツとの準々決勝で初めて試されることになるかと思いますが、果たしてどんな結果が出るんでしょうかね。 そしてスペイン戦の後はミックスゾーンで顔馴染みのアトレティコ番ラジオ記者に出会い、彼の車でドュッセルドルフまで送ってもらえることになったため、深夜の満員電車をリピートせずに済んだ私だったんですが、さすがに現地観戦も3日目となると、いささか、疲れてくるもの。おかげで午後3時過ぎにホテルでスペインのTVニュースをのほほんと見ていた時、その日のフランスvsベルギー戦が午後9時からではなく、午後6時からだったと気がついて、慌てて、Uバーンに飛び乗る破目に。 いやあ、それがこのいかにも地下鉄っぽい名前の電車の実体はトラムで、街の中央部を抜けた途端に路面走行。信号待ちや、いよいよエスプリ・アレナ(2部のフォルトゥーナ・ドュッセルドルフのホーム)が近くなると、延々と途切れないフランス人ファンたちの踏切横断で前に進めなくなったりと、焦りもしたものの、この日は同じ街中のスタジアムだったのに助けられ、何とか、キックオフ1時間前には現着。グループリーグ最後の試合で控えスタートだったグリーズマン(アトレティコ)がアップしいている姿から、しっかりこの目で見ることができたのは良かったかと。 ただねえ、この日こそ、雨の被害はなかったものの、やはり片やグループリーグ1勝2分け、多方は1勝1分け1敗の2位突破チーム同士の対戦だったせいもあって、立ち上がりから、あまりパッとしなくてねえ。フランスはエムバペを始め、シュートを撃っても決まらず、隙を縫ってカウンターをかけるベルギーもほとんど敵ゴール近くまで、行けなかったため、当然ながら、前半は0-0で終わることに。後半も似たような展開が続き、ええ、すでに40分となって、会場の誰もが延長戦入りやむなしと諦めていた頃のことでしたよ。マルクス・トゥラム(インテル)と交代で入っていたコロ・ムアニ(PSG)がエリア内右から放ったシュートがフェアトンゲン(アンダーレヒト)に当たって、GKカスティール(アル・カーディシーヤ)を破ったのは。 結局、このオウンゴールで1-0としたフランスが勝ち上がったんですが、何せ、今大会の彼らのゴールはオウンゴール2本にエムバペ(PSGからマドリーに移籍)のPK1本だけと、ショボい有り様ですからね。新シーズンにはナチョ(マドリー)の同僚となるカスティールを誰より脅かしていたのがチュアメニ(マドリー)で、こちらもMVPは右SBを務めたクンデ(バルサ)というのも、あまり明るいニュースとは言えないかと。実際、初戦で鼻を骨折して、3戦目からフェースガードを着けてプレーしているエムバペは視界不良のせいか、シュート精度が悪すぎましたし、グリーズマンもアトレティコでのシーズン終盤の過労状態から、回復の兆しが見えないとなると…。 といっても、彼らの準々決勝の相手、ポルトガルも私がホテルに戻って見たスロベニア戦で大きく差をつけていた訳ではなく、GKオブラク(アトレティコ)がクリスチアーノ・ロナウドのPKを止める以外にもparadon(パラドン/スーパーセーブ)を連発。代表史上初、本人も初めての決勝トーナメント経験を少しでも伸ばそうと、0-0のまま、延長戦、PK戦に突入することに。そこではまさに、何故にあのオブラクがこれまで国際メジャー大会出場未経験だったのかがわかる理由が露わとなり、先攻だったスロベニアは第1キッカーのイリッチ(マリボル)から、バルコベツ(アラニアスポル)、ベルビッチ(パナシナイコス)の3人がGKジオゴ・コスタ(ポルト)の前に連続して失敗。 いえ、スペインも直近のW杯ではサラビア(ウォルバーハンプトン)、カルロス・ソレル(PSG)、ブスケツ(インテル・マイアミ)がGKボノ(アル・ヒラル)に防がれ、16強対決でモロッコに敗退したなんてこともあったため、人様のことは言えませんけどね。これじゃ、オブラクだって、リバンジで第1キッカーに立ったロナウドを始め、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)、ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)らを止めてやろうという気持ちが折れてしまっても仕方なかった? まあ、そんな調子の2チームがドイツvsスペイン戦と同じ金曜の遅い時間の試合で当たり、その勝者同士が準決勝の対戦相手となるんですが、今ではもう、マドリッド勢のユーロ生き残りもアトレティコはグリーズマン、モラタ、ル・ノルマン(仮)、デパイ(契約終了)だけ。マドリーではまだ、ベリンガム、チュアメニ、カマビンガ、メンディ、エムバペ、カルバハル、ナチョ、ホセル(カタールのアル・ガーラファに移籍)、そしてクロースとリュディガー、16強対決最終日にオーストリアに勝ったトルコのギュレルぐらいになってしまいましたからね。敗退が早ければ早い程、選手がバケーションを取ってから、プレシーズン練習に戻って来る日が前倒しになるため、各国代表出向選手の多いクラブにとっては有難いんですが、ベリンガムやクロースといった辺りは優勝すると、バロンドール受賞の目も出て来るため、きっと最後まで手を抜かないで頑張っちゃうんじゃないでしょうかね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.07.03 23:00 Wed
オランダ主要メディアはトルコ代表戦を楽観視する。 オランダ代表は2日、ユーロ2024・ラウンド16でルーマニア代表を3-0と一蹴。グループステージを3位通過も、最低限の結果とも言えるベスト8進出を手繰り寄せた。 来たる準々決勝はトルコ代表戦。(開催国)ドイツのトルコ系移民による大声援に後押しされるトルコ代表だが、今のところ、オランダ主要メディアに悲観的な論調はみられない。 直近のオランダ代表vsトルコ代表は2021年6月。カタールW杯欧州予選で激突した両者は、まずトルコホームでトルコが4-2と勝利。そして21年6月、オランダホームではオランダが6-1と圧勝を収めている。 この6発圧勝ゲームではメンフィス・デパイが3得点1アシストと無双し、当時先発したほとんどが今大会も参戦。主要大会で両者が対戦するのは今回が史上初となるなか、オランダ国内は、完全アウェイの雰囲気も予想できるトルコ代表戦をさほど警戒していないようだ。 オランダ『Voetbal International』は、「最後の対戦では、ほとんどトルコに希望を抱かせなかった。メンフィスにも良い思い出がある」とし、自国のベスト4進出を予想している。 ユーロ2024・準々決勝のオランダ代表vsトルコ代表は、日本時間6日28:00キックオフだ。 2024.07.03 20:00 Wed

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W杯とユーロにめっぽう強いシャキリ…親善試合と主要大会で全く異なる“数字”、MLS所属も勝負勘衰えず

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リバプール退団のシャキリ、不調の要因はケガだけでなく“植毛”の可能性と英紙指摘

スイス代表FWジェルダン・シャキリ(29)の不調はふくらはぎの負傷の影響だけではなかったようだ。 23日、リバプールからリヨンへと加入したシャキリ。在籍3年間で公式戦63試合8ゴール9アシストという数字は、スイス代表で主力を担うプレーヤーにとってはひどく物足りないものだろうか。負傷の影響もあり、好調を維持できなかった。 だが、パフォーマンスに影響を与えていたのはケガだけではないようだ。イギリス『スポーツバイブル』では、ジャーナリストのクリス・ウィリアムズ氏の情報が正しいとするならば、植毛の影響もあったのではないかと伝えている。 同紙によれば2019年9月にふくらはぎのケガを負った後にシャキリは約2か月離脱をしていたが、この間に植毛手術を受けたのではないかとのこと。また、植毛後6週間は頭にボールを乗せられないが、シャキリはそれを指揮官に話していなかったとしている。 今月の頭には「勝つためあらゆることに挑戦する」と語っていたシャキリ。新天地ではどのような輝きを放つのだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】2019年当時のシャキリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dunno what was better Shaqiri’s performance or his new hair transplant <a href="https://t.co/pXkoxrKIzh">pic.twitter.com/pXkoxrKIzh</a></p>&mdash; Stephen Doherty (@stephen7doherty) <a href="https://twitter.com/stephen7doherty/status/1202359418094071809?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.25 21:15 Wed
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ユーロでも得点力発揮のマクトミネイ、スコットランドの決勝T進出に自信「僕らはきっとやれる」

スコットランド代表のMFスコット・マクトミネイが自身のゴールや引き分けを振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループA初戦のドイツ代表戦では1-5の大敗を喫していたスコットランド。19日には第2節のスイス代表戦に臨み、今大会初勝利を目指した。 試合は13分、スコットランドがロングカウンターを発動すると、味方の折り返しからマクトミネイがダイレクトシュートを放ち、相手に当たりながらも先制。しかし26分、MFジェルダン・シャキリの華麗なゴールでスイスが追いつくと、その後は両チーム共にチャンスを作りながらスコアは動かず、1-1のドローで決着した。 中盤の選手ながらユーロ予選でも7ゴールと得点力を発揮していたマクトミネイは、本大会での初ゴールについて「とても幸運だった」とコメント。それでも持ち味を活かした得点だったと述べ、ドイツ戦からの立て直しにも満足感を示した。 「オウンゴールにはならなかったし、狙い通りのゴールだった。僕にとってはボックス内に飛び込み、ボールを押し込むのが狙いなんだ」 「後半にもう1度ボレーを打ったけど、不運にもチェ(・アダムス)がコース上にいた。そうでなければゴールになっていただろう。枠を捉えていた」 「前の試合は非常に消極的だった。動きが遅く、何に対してもリアクションがなかった。自分たちに何ができるかはわかっている。このチームには本物のエネルギーがあるから、ハイプレスをかけられることはわかっている。今夜はそれが非常に重要だった」 グループAで3位につけるなか、決勝トーナメント進出に向け戦う次の相手はハンガリー代表。今回のスイス戦で見せたパフォーマンスを継続したいとマクトミネイは語っている。 「グラント(・ハンリー)のヘディングシュートがまたもポストに当たったり、チャンスはいくつもあった。ハングリー精神と熱意を持ってプレーを続け、ハンガリーに勝てるという信念を持っていれば、僕らはきっとやれると思う」 「後半はボールを持っている時に良い瞬間があった。我慢強くプレーできた。適切なタイミングでプレッシャーもかけられた。次の試合に向け、ポジティブな要素がたくさんある。こういう試合こそピッチで全てを出し切らなければならない。サッカーをする理由はこれにある」 <span class="paragraph-title">【動画】マクトミネイがスイス相手に先制ゴールを叩き込む!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yCBfe14b5OM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.20 12:52 Thu

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ベスト8が決定! 開催国ドイツはスペインと、優勝候補ポルトガルとフランスが激突【ユーロ2024】

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「歴史を続けられることを願う」王者イタリア撃破で史上最高タイのベスト8進出のスイス、指揮官はパフォーマンスを讃える「あらゆるエリアを支配した」

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「我々は標準以下」連覇逃したイタリア、スパレッティ監督は「ユーロ2024の経験で学んだこと」とイタリア代表の大きな問題に言及

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“旬”な22歳DFカラフィオーリをラウンド16で欠くイタリア代表…代役は誰に?

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前回王者イタリア撃破のスイス、勝利の立役者バルガスが圧巻ゴールの裏側明かす「グラニトが僕に…」

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