三戸のスーパーミドルで逆転の新潟が5試合ぶり勝利!先制した横浜FMは後半失速…【明治安田J1第13節】

2023.05.14 17:20 Sun
©︎J.LEAGUE
14日、明治安田生命J1リーグ第13節のアルビレックス新潟vs横浜F・マリノスがデンカビッグスワンスタジアムで行われ、ホームの新潟が2-1で勝利を収めた。直近4試合未勝利と苦戦している13位の新潟。前節の柏レイソル戦をゴールレスドローで終え、連敗は3で止めたが、2試合無得点なのは気がかりだ。

一方の横浜FMは2連勝中で2位まで順位を戻した。2試合連続先発出場と存在感を増してきたヤン・マテウスが好調で、エウベルやアンデルソン・ロペスらと共に新潟ディフェンス陣をどう崩すかが注目となった。
試合はホームの新潟がいきなりチャンスを作る。1分、藤原が右サイドからマイナス気味のクロスを送ると、走り込んできた伊藤がダイレクトでシュート。ボールはゴールの左隅に飛んだが、横浜FMのGK一森が好反応を見せ、CKに逃れた。

対する横浜FMはセットプレーから新潟ゴールに迫っていく。8分、右CKの流れから藤田がミドルシュートを放つが、これは新潟DFに当たって枠を逸れる。14分には左サイドのボックス手前でFKを獲得し、キッカーの永戸が左足で高精度のクロスを供給。GK小島が弾いたボールをエウベルがシュートまで持ち込み、そのこぼれ球を今度は渡辺がボレーで狙ったが、これはゴール左へと外れていった。
中盤に差し掛かると両チームともに決定機を迎え、28分の横浜FMは相手のクリアボールに反応したヤン・マテウスがボックス内で強烈なシュートを見舞うが、これはGK小島がビッグセーブに阻まれた。30分には新潟が速攻を仕掛けて伊藤が前線へスルーパスを送ると、これに反応した小見がGK一森と一対一に。ボックス内まで持ち込みシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

その後はエウベルや西村が新潟ゴールを脅かした横浜FM。GK小島の前に手を焼いていたが、前半のアディショナルタイムについに均衡を破る。右CKの流れからヤン・マテウスが中央へクロスを送ると、中で待っていた藤田が頭でゴールへ押し込む。VARによるチェックに時間がかかったが、無事に得点が認められ横浜FMが1点をリードして試合を折り返した。

後半に入ると、追いかける新潟が横浜FMを攻め立てる展開が続き、49分にはバイタルエリア中央から島田が左足を思い切りよく振り抜く。新潟の攻勢が実を結んだのは57分、高い位置でボールを奪ってショートカウンターに転じると、素早いパス回しからボックス内でパスを受けた伊藤がGK一森をかわす。落ち着いて流し込み、比較的早い時間に試合を振り出しに戻した。

流れを変えたい横浜FMは63分にマルコス・ジュニオール、喜田をピッチに送り出すも、直後の67分に新潟が逆転に成功する。敵陣内中央でフリーで受けた三戸がボックス手前右までボールを運んで右足を振り抜くと、GK一森も見送るしかない強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さった。

同点を目指す横浜FMは73分に水沼や吉尾を投入して打開を図るが、攻めあぐねる時間が続き、一方の新潟は機を見て80分にカウンターから大きなチャンスを作る。鈴木が途中出場のダニーロ・ゴメスと2人で崩すも、決めきることはできなかった。

点差を広げることはできなかったものの、新潟はそのままタイムアップを迎え、昨季王者を下して5試合ぶりの勝利を手にした。対して横浜FMは後半に調子を落とし、連勝がストップした。

アルビレックス新潟 2-1 横浜Fマリノス
【新潟】
伊藤涼太郎(後12)
三戸舜介(後22)
【横浜FM】
藤田譲瑠チマ(前45+1)

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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名

Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
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誹謗中傷も「自分への意見はもちろん理解」、新潟から広島へ電撃移籍した新井直人が改めて言及「妻や家族を巻き込んで意見をするのはやめて」

アルビレックス新潟から電撃的にサンフレッチェ広島へと完全移籍したDF新井直人が、改めて今回の移籍について言及した。 新井は2019年に新潟経営大学から新潟に加入。2021年にセレッソ大阪へと完全移籍するも、2023年に復帰していた。 今シーズンは副キャプテンにも就任し、明治安田J1で3試合1得点を記録。開幕戦でゴールを記録するなどしていたが、直近の2試合は先発していなかった。 そんな中、21日に電撃的に広島への完全移籍が発表。シーズン開幕後の出来事に大きな批判が生まれSNS上では新井や広島に対して誹謗中傷の投稿が大量に発生。新潟が声明を出すまでに至っていた。 サッカー選手に移籍はつきものであり、ファン・サポーターが裏切られた気持ちになることは十分に理解できるが、互いの合意がない限りは成立しないもの事実。選手や相手チームに誹謗中傷を送るのはお門違いというものだ。 そんな中、新井本人は自身のX(旧ツイッター/@naotoarai_)を更新。改めて今回の移籍について言及し、批判を受ける覚悟はあったものの、自分以外を巻き込まないでもらいたいとお願いした。 「皆さんの応援や愛情、期待があったからこそ、このタイミングでの移籍に色々な意見があるのも分かっていた上で決断しました。特にユニフォームなどを買って自分自身を応援して頂いていた方々には特に辛く悲しい想いをさせてしまい申し訳なく思っています」 「この決断を理解できない人が多くいることも分かっていますし、当然時間もかかることだと思っています」 「ですが、このタイミングでの移籍にも関わらず、自分の決断を尊重し、応援の言葉をかけてくださっている方々に感謝をお伝えしたいです」 「そして、クラブに関わっている方々や、社長、強化部をはじめ、選手、スタッフの皆さんにも本当に感謝をしています」 「チャレンジする事への批判はプロとして必ずあると思いますし、自分への意見はもちろん理解しています。ですが、これ以上、妻や家族を巻き込んで意見をするのはやめていただきたいと思います」 「最後にはなりますが、誰になにを言われようとアルビレックス新潟を心から応援しています」 <span class="paragraph-title">【写真】新井直人が改めて移籍について言及</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="zxx" dir="ltr"><a href="https://t.co/WjTdIfrjGa">pic.twitter.com/WjTdIfrjGa</a></p>&mdash; 新井直人 / NAOTO ARAI (@naotoarai_) <a href="https://twitter.com/naotoarai_/status/1772912831857639427?ref_src=twsrc%5Etfw">March 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 21:15 Wed

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