財政問題抱えるチェルシーはやはりギャラガー売却考慮か…6月末までにPL2クラブ中心に争奪戦へ

2024.05.30 17:10 Thu
今夏去就注目のギャラガー
Getty Images
今夏去就注目のギャラガー
チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)は、やはり今夏売却される可能性が高いようだ。イギリス『インデペンデント』が報じている。

トッド・ベーリー新体制移行後の常軌を逸した補強策によって、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反の可能性が盛んに取り沙汰されるチェルシー。

その違反によっては来シーズンの勝ち点剥奪も見込まれる中、クラブは6月30日までに主力数選手の売却によって収支を均衡させる必要がある。その中で獲得コストがゼロで、売却益をすべて収入に計上できるホームグロウン選手の売却は必須事項とみられる。
そして、予てより約5000万ポンド(約99億6000万円)程度の金額での売却が可能なギャラガーは、有力な売却候補となっている。

前指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は中盤の絶対的な主力、ゲームキャプテンを務めたダイナモの残留をクラブに強く求めていたが、クラブ首脳陣はファン・サポーターの反発を押し切ってでもギャラガーの売却を強硬に主張。その意見の相違がアルゼンチン人指揮官の退任の大きな要因のひとつとも言われる。
ギャラガーは依然としてブルーズ残留を希望しているものの、現状では泣く泣くクラブを去る以外に選択肢はないようだ。

そういった中、現在同選手に対してはアストン・ビラ、トッテナムの国内2クラブに加え、バイエルンやサウジアラビアからも関心が寄せられている。

とりわけ、ウナイ・エメリ監督がその能力を高く評価するアストン・ビラは、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を交渉材料にギャラガー本人を口説き落としたい考えだ。

対して1年前から獲得に動いているトッテナムは、アンジェ・ポステコグルー監督の下でのエキサイティングなプロジェクトと、才能豊かなスカッドという環境面によって、より選手の能力を引き上げられるという部分やクラブとしての競争力という部分で争奪戦を制したいと考えているようだ。

コナー・ギャラガーの関連記事

イングランド代表をリーグA復帰に導いたリー・カーズリー暫定監督が目標達成に安堵した。イギリス『BBC』が伝えている。 イングランドは17日、ウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2最終節のアイルランド代表戦を5-0で圧勝。グループステージを5勝1敗の 2024.11.18 10:05 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2最終節のイングランド代表vsアイルランド代表が17日に行われ、ホームのイングランドが5-0で圧勝した。 前節、ギリシャ代表との首位攻防戦を3-0で制したイングランドは、リー・カーズリー暫定体制ラストマッチとなる3位のアイルランド戦で首位フィニッ 2024.11.18 04:30 Mon
イングランドサッカー協会(FA)は7日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイングランド代表メンバー26名を発表した。 トーマス・トゥヘル監督の就任が発表された中、11月まではリー・カーズリー暫定体制で戦うイングランド。カーズリー監督はサウサンプトンのDFテイラー・ハーウッド=ベリス、ニューカ 2024.11.07 23:15 Thu
ギリシャのアステラス・トリポリスで現場復帰を果たしたクロード・マケレレ監督(51)が、わずか3試合で辞任を決断したようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 2023年9月にチェルシーのテクニカル・メンターを退任したマケレレ監督は、9月3日に解任されたミラン・ラスタバツ前監督の後任として、同14日にアス 2024.10.08 08:00 Tue
イングランドサッカー協会(FA)は3日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイングランド代表メンバー25名を発表した。 ユーロ2024では決勝まで進むも、スペイン代表の前に敗れて準優勝に終わったイングランド。リー・カーズリー暫定監督は、9月に続いて指揮を執ることとなる。 9月は4名を初招 2024.10.03 22:35 Thu

チェルシーの関連記事

プレミアリーグの関連記事

チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが再び離脱することになるようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 インターナショナル・マッチウィークが終わり、再びリーグ戦が再開する中、チェルシーは23日にアウェイでレスター・シティと対戦する。 ハムストリングの負傷に悩まされていたジェームズは、手術を受けて昨シー 2024.11.21 23:30 Thu
フィル・ジョーンズ氏が古巣マンチェスター・ユナイテッド、また自身のセカンドキャリアについて語った。 今年8月に現役引退を発表、最後の数年間はケガで殆ど試合に絡めなかったジョーンズ氏。9月のインタビューでは、失意の現役晩年から立ち直りきれていない様子も窺わせていたが、ここ最近は古巣の試合を観るのが楽しいそう。 2024.11.21 17:20 Thu
リバプールはリヨンのU-23フランス代表FWラヤン・シェルキ(21)獲得を検討しているようだ。 10代の頃から逸材として注目を集めていたシェルキ。昨シーズンはリヨンの主力として公式戦39試合3得点9アシストの成績を残しており、自国開催であるパリ・オリンピックのメンバーにも選出された。 今シーズンも公式戦11 2024.11.21 16:55 Thu
マンチェスター・ユナイテッドは来夏の移籍市場で、リールのイングランド代表MFアンヘル・ゴメス(24)を狙う可能性があるようだ。 アンヘル・ゴメスはユナイテッドのアカデミー出身。次代を担う生え抜き選手として早くから注目されると、2017年5月に16歳でプレミアリーグに途中出場し、プロデビューを果たした。 しか 2024.11.21 13:20 Thu
チームを栄光の日々へと導いたジョゼップ・グアルディオラ監督との契約延長で合意に達したマンチェスター・シティ。これにより、エースの引き留めにも本格的に動き出すようだ。 今シーズン限りで契約が満了を迎えることとなっていたグアルディオラ監督。まだ公式発表はなされていないが、シティと1年間の契約延長で合意に達したと報じら 2024.11.21 12:15 Thu

記事をさがす

コナー・ギャラガーの人気記事ランキング

1

4選手初ゴールのイングランドが暫定体制最終戦で5発完勝! 首位でリーグA復帰しトゥヘル体制移行【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2最終節のイングランド代表vsアイルランド代表が17日に行われ、ホームのイングランドが5-0で圧勝した。 前節、ギリシャ代表との首位攻防戦を3-0で制したイングランドは、リー・カーズリー暫定体制ラストマッチとなる3位のアイルランド戦で首位フィニッシュを目指した。前節からは先発3人を変更し、コンサとリコ・ルイス、ワトキンスに代えてリヴラメント、ホール、ケインを起用した。 前半からボールの主導権を握って押し込む展開に持ち込んだイングランド。立ち上がりのセットプレーでウォーカーが際どいヘディングシュートを放つなど、セットプレーを軸にチャンスを窺う。 以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開していくが、後ろ重心のアイルランドの守備に苦戦。なかなか決定機まで持ち込むことができない。結局、前半はシュート8本を放ったが、いずれも枠へ飛ばすことができず。相手に1本のシュートを許さなかったが、完全に攻めあぐねた状況で試合を折り返した。 それでも、後半に入って攻撃のギアを上げたイングランドは畳みかける攻めを見せる。51分にボックス内で倒されたベリンガムがPKを獲得。これをキッカーのケインが難なく右隅へ蹴り込んで先制に成功。さらに、このファウルでスケールズが2枚目のカードを科されて退場に。数的優位まで手にした。 すると55分、右サイド深くでリヴラメントが上げたクロスがDFのクリアミスを誘ってゴール前に流れると、これをゴードンが右足ボレーで合わせて嬉しい代表初ゴールを奪取。続く58分にはマドゥエケの右CKをニアのグエイが頭でフリックしたボールをファーに詰めたギャラガーが右足ワンタッチで押し込み、こちらも代表初ゴール。瞬く間にリードを広げた。 これで勝利を確信したカーズリー監督はウォーカーやゴードン、マドゥエケの両ウイングなど積極的にメンバーを入れ替えると、交代選手が決定的な仕事を果たす。 75分、相手陣内左サイドで得たFKの流れからベリンガムの横パスにペナルティアーク付近で反応した途中出場のボーウェンが左足ダイレクトシュートを突き刺して代表初ゴール。直後の79分には右CKの二次攻撃から再びベリンガムの正確な右クロスを、今度は代表デビュー戦のハーウッド=ベリスがヘディングで合わせ、この試合4人目の初ゴール記録者となった。 その後、数的不利のアイルランドの反撃を難なく撥ね返し続けたイングランドが5-0の圧勝。カーズリー暫定体制を首位フィニッシュという最高の形で終え、1月からのトゥヘル体制にバトンを渡すことになった。 イングランド代表 5-0 アイルランド代表 【イングランド】 ハリー・ケイン(後8[PK]) アンソニー・ゴードン(後10) コナー・ギャラガー(後13) ジャロッド・ボーウェン(後30) テイラー・ハーウッド=ベリス(後34) 2024.11.18 04:30 Mon
2

5発完勝でリーグA昇格に導いたイングランドのカーズリー暫定監督「力強いパフォーマンスで終えることができて良かった」

イングランド代表をリーグA復帰に導いたリー・カーズリー暫定監督が目標達成に安堵した。イギリス『BBC』が伝えている。 イングランドは17日、ウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2最終節のアイルランド代表戦を5-0で圧勝。グループステージを5勝1敗の首位で終えたスリーライオンズはリーグA復帰を決めた。 前節、ギリシャ代表との首位攻防戦を3-0で制したイングランドは、3位のアイルランドをホームで迎え撃った。 主導権を握りながらも前半をゴールレスで終えたが、後半はFWハリー・ケインのPKによる先制点を皮切りに攻撃陣が爆発。数的不利のアイルランドをより圧倒すると、FWアンソニー・ゴードン、MFコナー・ギャラガー、FWジャロッド・ボーウェン、DFテイラー・ハーウッド=ベリスがいずれも代表初ゴールを記録。終わってみれば、5-0の快勝となった。 スリーライオンズ指揮官としてラストマッチを終えたアイルランド人指揮官は、最高の形でトーマス・トゥヘル新監督にバトンを繋げられたことに安堵した。 「昇格を達成したことについて、少しホッとしたと言ってもいいだろうね」 「個人的には大変だったが、スタッフもそうだったと思う。このような力強いパフォーマンスでシーズンを終えることができて良かった」 「0-0のハーフタイムにプレーヤーと話をしたが、ピッチを去るプレーヤーに対する観客の反応には本当に満足した」 「特にボールを失ったとき、チームのエネルギー、我々がプレーしてきた意図、そして攻撃性を感じ取ったのがわかった」 「私は『得点するよ。君たちが得点すると確信しているから、そのまま続けて』と言った。最終的に5ゴール決めることができてうれしかったよ」 暫定指揮官として戦った6試合では唯一の敗戦となったギリシャとのホームゲームが最も印象深いものになったという。 「6試合中5試合勝ったが、ウェンブリーでの勝てたはずの試合をすぐに思い出すよ」 「ウェンブリーで勝てないとき、ダグアウトは間違いなく孤独だ。我々は改善を続け、プレーヤーと自分たちをプッシュし続ける」 その苦い敗戦を除いては格下相手にしっかりと結果を残した上、U-21イングランド代表監督として教え子を中心に8人の選手をA代表デビューさせ、世代交代にも寄与した。その教え子がすぐさま結果を出したことを含め、カーズリー暫定監督は自身の選択に満足感を示した。 「最もうれしいのは、若いプレーヤーが台頭してきたことだ」 「我々は変化を試みてきた。我々はスタイル、プレーの仕方、コントロール、ボール保持率、チャンスの創出率など、適応し前進しようとしてきた。それに対する抵抗はなかったと思う」 「むしろ、彼らはそれを受け入れた。既存のプレーヤーが若手をコントロールし、21歳のプレーヤーたちも自らがコントロールし、ゴールを決めようとした方法を見たことは今後の役に立つと考えている」 2024.11.18 10:05 Mon
3

ギャラガーが人種差別!? チェルシーが反論&擁護の声明

チェルシーは3日、人種差別疑惑が拡散されたイングランド代表MFコナー・ギャラガーを擁護する声明を出した。 ギャラガーは3月30日に行われたバーンリー戦の試合前、ピッチに入る前のトンネルで白人の少年とハイタッチ。しかし黒人の少年が要求したハイタッチには応えなかった。 この動画が拡散されたことでギャラガーに人種差別疑惑が報じられたが、チェルシーは黒人の少年が要求したハイタッチがギャラガーの視界に入らず単純に気付かなかっただけだとし、「容認できない。経緯を大幅に無視して撮影されている」と批判した。 実際、ギャラガーはこの後、黒人の少年の肩に手を添えて入場しており、人種差別の意識がなかったとチェルシーは写真を添えて反論。「我々は多様な文化、コミュニティ、アイデンティティを持つ人々を受け入れる包括的なクラブだ」と今回の過剰なバッシングに釘を刺していた。 2024.04.04 08:00 Thu
4

今夏大補強のアトレティコ、バルサDFラングレをレンタル! 5人目の新戦力に

アトレティコ・マドリーは26日、バルセロナから元フランス代表DFクレマン・ラングレ(29)を1シーズンのレンタル移籍で獲得合意と発表した。 アトレティコ入りの秒読み報道がそのまま実現した格好のラングレはナンシーでプロ入り。セビージャ行きでラ・リーガに活躍の場を移し、2018年夏にバルセロナ入りした。 バルセロナでは通算160試合の出場数を重ねたが、序列低下により、ここ2年はレンタル生活。トッテナム、アストン・ビラと渡り歩いていた。 今夏からひとまずバルセロナに戻ったが、ハンジ・フリック新監督のもとでも出番が見込めず。移籍先の模索が取り沙汰される状況のなか、アトレティコ行きの運びとなった。 今夏のアトレティコは総額で約1億9000万ユーロ(約305億6000万円)を投じて、ロビン・ル・ノルマン、アレクサンダー・セルロート、フリアン・アルバレス、コナー・ギャラガーを獲得。ラングレが5人目の新戦力となる。 ちなみに、バルセロナの発表では買取オプションなしのレンタル。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、2027年夏までの新契約を結んでのアトレティコ行きのようだ。 2024.08.26 18:25 Mon
5

衰えぬチェルシー愛! OBチェフ氏がギャラガーの後半AT逆転弾に興奮、穏やかで落ち着いた男が...

ペトル・チェフ氏が古巣チェルシーの逆転勝利に大興奮だ。イギリス『サン』が伝えている。 12日、チェルシーは敵地でクリスタル・パレスと対戦し、MFコナー・ギャラガーの“恩返し弾”2発などで1-3と逆転勝利。同点弾のギャラガーは1-1で迎えた後半アディショナルタイム1分、MFコール・パーマーの横パスに右足ダイレクトで技ありミドルを流し込んだ。 終了間際にはMFエンソ・フェルナンデスの落ち着き払ったファインゴールで勝利を決定づけたチェルシーだが、この一戦をイギリス『スカイ・スポーツ』のゲストコメンテーターとしてスタジオから見守ったのがOBチェフ氏だ。 チェフ氏は長らくチェルシーで活躍して欧州初制覇などに貢献したのち、アーセナルで現役引退(※1)。その後、アドバイザーとしてチェルシーに帰還したが、トッド・ベーリー新体制発足に伴い2022年で退任している。 (※1)チェルシーアドバイザー時代の2020年にU-23チームで一時的に現役復帰 それでもチェルシー愛は衰えていないようで、この日ギャラガーの逆転弾が決まると、雄叫びとともにガッツポーズ。普段は穏やかな笑顔と落ち着いた立ち振る舞いが印象的な196cmだが、古巣の逆転に歓喜した。 この映像を見た現地のチェルシーサポーターは「帰って来い!」「あなたが恋しい」などとSNS上でチェフ氏に呼びかけている。 <span class="paragraph-title">【動画】ギャラガーが後半ATに逆転弾! その時チェフ氏は...</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Petr Cech’s celebration on Conor’s winner. <br><br>Forever Chelsea. <br><br> <a href="https://t.co/Pzl1fsp7dz">pic.twitter.com/Pzl1fsp7dz</a></p>&mdash; ChelsTransfer (@ChelsTransfer) <a href="https://twitter.com/ChelsTransfer/status/1757168026716086514?ref_src=twsrc%5Etfw">February 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.13 20:30 Tue

チェルシーの人気記事ランキング

1

サマンサ・カーの人種差別発言巡る法廷闘争が長引く様相…検察側の書類提出が遅れ未だに裁判始まらず

オーストラリア女子代表FWサマンサ・カーの法廷闘争が長引きそうだ。豪『news.com.au』が伝えている。 現在の女子サッカー界を象徴する1人、“サム・カー”。世界的ストライカーにしてイングランド最強チェルシーの絶対的エースであり、昨年はケガを抱えながらも臨んだ自国開催の女子ワールドカップ(W杯)で抜群の存在感を放った。 そんなサム・カー、1月にヒザ前十字じん帯(ACL)損傷の重傷を負い、2月のパリ五輪アジア最終予選を欠場。オーストラリア女子代表は格下ウズベキスタンとの対戦だったことにも助けられ、精神的支柱を欠いても難なく本大会行きを決めた。 しかしその一方、サム・カー自身は昨年1月にロンドンで警察官に対する人種差別発言があったとして起訴されたことが今年3月に明るみに。本人と弁護団は発言の一部を認めつつ、人種差別的な意図を含んだ部分を否定する。 つまり裁判は汚名を晴らすための法廷闘争、ということに。ただ、起訴を叩きつけたイギリス・クラウン検察庁(CPS)の必要書類提出が遅れており、現状裁判が始められず。 豪『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、CPSはサム・カーによる人種差別発言があったとする街中の監視カメラ映像など「重要証拠」を最終的に収集できなかったとされ、被害を訴えた警察官の陳述書も未だ手元にないという。 主張をまとめたCPSの必要書類は、遅くとも4月23日までに裁判所へ提出する必要があり、これはサム・カーにとって汚名を晴らすための法廷闘争が長引くことを表すもの。 オーストラリア国内でも大きな関心ごととなっている本件。無罪を勝ち取ることが国民から望まれているのは至極当然だが、それはさておき、このままサム・カーが代表キャプテンにとどまることには、同国スポーツ界を中心に否定的な見解が目立つ。 国技クリケットの元代表選手であるミッチェル・ジョンソン氏は「カーは多くの少年少女たちから尊敬されているキャプテン。そんな彼女がキャプテンであり続けることは、それ自体がひどいメッセージ。子供たちに、自分の行動には責任を持たなければならないことを示す機会だ」とする。 これに対し、オーストラリア女子代表GKでウェストハム所属のマッケンジー・アーノルドは「彼女から腕章を剥奪? そんな議論は一切ないし、今後も起こるとは到底思えない」と反論。同世代で共にロンドンで活躍する主将を守っている。 サム・カー側が本件で一部の発言を認めているだけに、そのパーソナリティに対する疑問符も湧き上がっている格好だ。 2024.04.13 20:05 Sat
2

名門フラメンゴを今月から率いるはフィリペ・ルイス39歳…トップ初指揮で初陣から2連勝も3試合目は黒星

つい数年前まで欧州の最前線で活躍した元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス(39)。彼は今月から、名門フラメンゴを指揮している。 アトレティコ・マドリーのレジェンドにして、一時期はチェルシーにも所属。サイドバックとして確かな技術を持ちながらも、ハードな守備を厭わず、多くのファンを魅了したF・ルイス。 昨年末にフラメンゴで現役を引退すると、そのまま育成年代でコーチングキャリアへ。 当初はU-17チームだったが、夏にU-20を任され、10月に入るとトップチームがチッチ監督を解任…39歳F・ルイスが後任を託された。 3日の初陣は、国内カップ戦準決勝でいきなり強豪コリンチャンスと。F・ルイス新監督は「さっそくブラジル最大のクラシックマッチかよ(笑) このプレッシャーを光栄に感じないわけがないね」と語り、1-0勝利で1stレグ先勝。 続けて6日は初のリーグ戦。敵地でバイーアを2-0と撃破し、就任から公式戦2連勝とした。ブラジル『グローボ』いわく、この2試合は現地でとても高く評価されたそうだ。 しかし17日、リーグ戦第30節でフルミネンセに0-2と敗戦。初黒星にF・ルイス監督は「(準決勝)2ndレグの直前にこういった負け方は痛い。しかしサッカーは毎週、自己を回復し、自信を取り戻す猶予を与えてくれる。選手には頭を空っぽにしてもらいたい」とコメントした。 名手フィリペ・ルイス39歳の、名将への歩みが始まった。 2024.10.18 18:10 Fri
3

プレミア3位と好調のチェルシーに追い風、サンチョがトレーニングに復帰

チェルシーのイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、トレーニング復帰を果たしたようだ。 サンチョは今夏の移籍市場で、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍の形で加入。エンツォ・マレスカ監督の下で一定の出場機会を得ると、ここまでプレミアリーグ5試合3アシストを記録している。 ただ、第8節のリバプール戦では先発しながらハーフタイムでピッチを退くと、それ以降は出場がなし。マレスカ監督は病気やその後のトレーニング中に負った打撲が原因としており、今月のインターナショナルマッチウィーク明けには復帰できる可能性を示唆していた。 そんな中で、チェルシーは公式X(旧ツイッター)を更新し、サンチョがトレーニングに復帰した姿を投稿。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、今週末のプレミアリーグ第12節のレスター・シティ戦には出場できる見込みとのことだ。 チェルシーは負傷によって今月のインターナショナルマッチウィークでは代表辞退となったコール・パーマーの状態が不透明なこともあり、サンチョの復帰は大きな後押しとなるだろう。 2024.11.19 15:40 Tue
4

負傷頻度が加速…35歳ジエゴ・コスタのコンディション維持が限界か

元スペイン代表FWジエゴ・コスタ(35)はコンディション維持が困難になっている様子。ブラジル『グローボ』が伝えている。 ブラジル出身の元スペイン代表FW、ジエゴ・コスタ。アトレティコ・マドリーに栄冠をもたらし、チェルシーでも活躍したなか、現在は母国に戻り、2024シーズンからは名門グレミオで慣れ親しんだ背番号「19」を背負う。 そんなジエゴ・コスタも10月で36歳。 元々ケガが少なくないなか、2024年はグレミオ加入当初の州選手権でゴール量産も、国内リーグ開幕後は第2〜3節を筋肉系トラブルで欠場。復帰した4節で退場処分を受けると、処分が明ける前に股関節を負傷…8月中旬まで、およそ3カ月欠場することとなった。 さらに、8月8日のコリンチャンス戦で復帰も、続く18日のバイーア戦を最後に2試合で再び離脱。代表ウィーク明け初戦となる9月15日の試合も復帰不可とされ、そもそも1カ月弱、戻る見通しが立っていない。 ジエゴ・コスタの長期離脱中、グレミオはデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテが加入。こちらの元バルセロナ戦士はデビューからリーグ戦3試合3得点とパーフェクトにフィットしており、1年契約の元スペイン代表FWは今季限りでお役御免と見るべきなのか。 コンディションの維持が難しくなっているジエゴ・コスタである。 <span class="paragraph-title">【動画】38歳フッキの悪魔的FK ポストに当たってからの跳ね返り速度が異常</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Essa falta do Hulk mataria alguém. <a href="https://t.co/IyxHMVbHYD">pic.twitter.com/IyxHMVbHYD</a></p>&mdash; Curiosidades Brasil (@CuriosidadesBRL) <a href="https://twitter.com/CuriosidadesBRL/status/1833342975973146805?ref_src=twsrc%5Etfw">September 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.11 20:56 Wed
5

今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly