「お金を使うなら賢明かつ最も効果的に」2年連続プレミア優勝争いのアーセナル…ライス、ハヴァーツ、ラヤらアルテタ監督が昨夏の補強を語る「本当に満足」

2024.05.05 20:55 Sun
今季からアーセナルに加入したライス、ハヴァーツ、ティンバー
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今季からアーセナルに加入したライス、ハヴァーツ、ティンバー
2年連続でプレミアリーグの優勝争いをしているアーセナルミケル・アルテタ監督は、夏の補強が非常に大きな影響を及ぼしていると語った。クラブ公式サイトが伝えた。

アーセナルは2022-23シーズンもプレミアリーグの優勝を争っており、終盤まで首位に立っていた。しかし、終盤にかけて日本代表DF冨安健洋、フランス代表DFウィリアム・サリばと主軸が相次いで負傷。その結果、チームは勝ち点を取りこぼすようになり、最終的にはマンチェスター・シティの3連覇を許す形となった。

迎えた今シーズン、アーセナルは引き続き優勝争いを繰り広げると、残り2節の段階で首位に。2位で追いかけるシティは消化が1試合少なく、勝ち点差は「1」となっており、最後に抜かれる可能性があるものの、首位に立っている。
2003-04シーズン以来の20年ぶりのリーグ制覇を多くの人が望む中、他力という状態ではあるものの、今シーズンはケガ人がこのタイミングでおらず、チームも失速していない。

4日に行われたプレミアリーグ第36節のボーンマス戦でも強さをみせて3-0で快勝。アルテタ監督は、試合後に夏の補強が非常に大きな影響を与えたとした。
「(影響は)たくさんある。我々が探していたものであり、お金を使うのであれば、賢明かつ最も効果的な方法で行った方が良い」

「我々は今回の選手の獲得に本当に満足している。チームに大きな影響を与えた。チームのレベルだけでなく、他の選手たちのレベルも上がった」

「そして今日は個人による素晴らしいパフォーマンスがいくつかあったのを見た。その段階に行きたいのであれば、そうしたことが必要だ」

健全経営で知られるアーセナルは、マネーゲームに応じることは一切ない。それでも、今シーズンに向けては予てから熱望していた中盤にイングランド代表MFデクラン・ライスをウェストハムからクラブ史上最高額となる1億500ポンド(約192億円)で獲得。チェルシーから獲得したドイツ代表FWカイ・ハヴァーツは6500万ポンド(約124億8000万円)で獲得し、多額の資金を費やしたが、ライスは中盤を支えリーグ戦36試合で7ゴール9アシストを記録。ハヴァーツは35試合で12ゴールを記録するなど、首位に立つチームを支えている。

また、守護神のスペイン代表GKダビド・ラヤはブレントフォードからまさかのレンタル中で300万ポンド(約5億8000万円)。ゴールデングローブ賞の獲得も確定し、夏に完全移籍になることは間違いないが、それでも総額3000万ポンド(約58億円)でお釣りが十分にくる。4000万ポンド(約76億8000万円)をかけたオランダ代表DFユリエン・ティンバーは期待値は高かったが、まさかの開幕戦で重傷。それでもシーズン中の復帰に目処が立っている。

しっかりとしたスカウティングと、しっかりとしたプランに基づいた投資が2年連続で結果に出たアーセナル。選手の頑張り、アルテタ監督の手腕と共に、エドゥSD(スポーツ・ディレクター)との連係も成功しているということになりそうだ。

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今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
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アーセナルを去ったエドゥ氏は不和ではない…フォレストのCEOの可能性も!? より責任ある役職でオファーか

アーセナルのスポーツディレクター(SD)を辞任したエドゥ氏。大きなステップアップが待っている可能性があるようだ。 4日、アーセナルはエドゥSDの辞任を発表。クラブOBが役職者として復帰してから5年、チームの復活に大きく貢献してきた中での辞任は大きな驚きを与えた。 エドゥ氏は2019年7月にテクニカルディレクター(TD)としてチームに復帰。2022年11月にSDに昇進し、男子のみならず、女子やアカデミーもマネジメントしていた。 ミケル・アルテタ監督と共に二人三脚で低迷していたチームを立て直すことに。アルテタ監督就任にも尽力すると、積極的な補強で現在のチームを構成する選手を連れてきた。 キャプテンを務めるマルティン・ウーデゴールやでクラン・ライス、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、ガブリエウ・ジェズスとチーム構成が変化。一方で、メスト・エジルやピエール=エメリク・オーバメヤンら高給取りのベテランを整理するなど動いてチームを復活させた。 アルテタ監督との絆もあり、友人関係でもあった中、今回の電撃辞任。ただ、これは内紛があったり、考えの相違などではないという。 イギリス『ガーディアン』によると、エドゥ氏にはエヴァンゲロス・マリナキス氏のグループが関心。今シーズンはプレミアリーグでここまで3位と好調のノッティンガム・フォレストではかなり上級職に就く可能性があるようだ。 エドゥ氏には最高経営責任者(CEO)のポジションに就く可能性もあるとし、フォレスト、オリンピアコス、リオ・アヴェと3つのクラブを束ねる可能性もあるようだ。 また、アーセナル以上の好条件が提示されたとし、「今は、別の挑戦に取り組むとき」と語っていた挑戦は新たなクラブで新たな役職に就く可能性が高いと見られている。 2024.11.05 21:50 Tue

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