健全経営のアタランタ、オーナーが移籍噂コープマイネルスの売却を排除せず「どう転んでもチーム強化に」

2024.04.05 17:45 Fri
移籍噂のアタランタMFトゥン・コープマイネルス(26)
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移籍噂のアタランタMFトゥン・コープマイネルス(26)
移籍噂のオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)について、所属するアタランタのオーナーが口を開いた。イギリス『90min』が伝えている。

今夏のビッグクラブ移籍が話題に上がるコープマイネルス。セリエAで2シーズン連続の2桁ゴールをマークする攻撃的MFで、オランダ代表でもユーロ2024を控えて序列が高まる26歳だ。
関心はナポリとユベントスに始まり、現在はインテルとミラン、さらにリヴァプール、昨夏アタランタからFWラスムス・ホイルンドを獲得したマンチェスター・ユナイテッドも。

アタランタとしては、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がローマのU-21スペイン代表DFディーン・ハイセンを大変気に入っており、同選手の保有元であるユベントスへコープマイネルスを売却することによって、ハイセン獲得の交渉材料とする…というプランの存在も報じられる。

コープマイネルス自身が移籍願望を明言するなか、適切な“売り”の繰り返しでアタランタを健全経営の超優良企業に育て上げたオーナー、アントニオ・ペルカッシ氏がイタリア『メディアセット』の取材で本件に初言及。
「コープマイネルスに様々なクラブが関心を寄せるのは当たり前だが、どこかのクラブと利害関係が生まれる雰囲気はない。今のところはね。この段階で話すことは何もないよ」

「シーズンが終わって初めて、当事者間で話し合うことになる。どう転ぶにせよ、目的はアタランタが強化されるものでなくてはならない」

昨夏のホイルンドに続くコープマイネルス売却を排除しなかったペルカッシオーナー。コープマイネルス自身は移籍願望と同時に、アタランタに巨額の資金が落ちることも望んでいる。

「僕もガールフレンドもイタリアが大好き。熟考できる選択肢(移籍先)を望んでいるけど、何よりアタランタが十分なお金を受け取れることが重要だ。僕はベルガモで素晴らしい時間を過ごしているんだ」

コープマイネルスは現状リバプールもしくはユベントス行きが現実的と、イギリスとイタリア両国で伝えられている。

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アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、プレミアリーグクラブからのオファーを断ったそうだ。 ヨーロッパリーグ(EL)優勝が66歳にして指導者キャリア初のタイトルとなったガスペリーニ監督。長年積み上げてきた“オールコート・マンツーマン”が、今季公式戦無敗だった最強レバークーゼンを大きく凌駕した。 充実の2023-24シーズンも残すはセリエA1試合。無事に来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権も確保したことで状況は落ち着き、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のロングインタビューであれこれ語る。 ELでの勝ち進みとともに注目されてきたのが、ガスペリーニ監督自身の去就。一時ナポリ行きも取り沙汰されていた指揮官は「イタリアを愛し過ぎている」と言い、ナポリ以外の打診があったことを自ら明かした。 “国外で指揮を執る可能性はありますか?” 「いやいや、少なくとも今はないよ」 「最近就任オファーを貰ってね。とても素敵な内容で、それはプレミアリーグからのものだった。EL優勝のおかげだろうか…海外クラブからオファーなんて以前は全くなかったよ(笑)」 「しかしだ。海外へ行くと観光気分で『ああ…素敵な雰囲気だ』なんて思う一方、月曜から土曜まで何をすればいいんだ? 私はイタリアが大好きだし、結局一番落ち着くのさ」 今季で就任8年目、さらなる契約延長に向けて交渉中のガスペリーニ監督。他クラブでくすぶっていた選手の個性を発揮させる術に長けた老将は、もうしばらくアタランタで続けそうだ。 「ジャンルカ・スカマッカに関してひとつ。実はトレーニングで一番頑張るのがヤツなんだ。タトゥーを見るとそう思わないかもしれないが、とてもいいヤツなんだよ」 2024.05.31 12:10 Fri
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アタランタがガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)獲得を決めたようだ。 ザニオーロは2023年冬に、ローマからガラタサライへ完全移籍。その後、昨夏の移籍市場では買い取りオプション付きのレンタルでアストン・ビラに加入したが、思うような成績を残せず、買い取りオプションは行使されないままトルコへ戻っていた。 そんなザニオーロに対しては、アタランタとフィオレンティーナが接触。選手自身はセリエA復帰を熱望しており、ガラタサライも2027年まで契約を残すイタリア代表MFの売却を望んでいたことから、交渉の進展が注目されていた。 そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や複数メディアの報道によると、ザニオーロのアタランタ行きが決まったとのことだ。 契約は買い取りオプションの付随したレンタル移籍となり、アタランタはガラタサライにレンタル料として600万ユーロ(約10億円)を支払う予定。また、買い取りオプション金額は1450万ユーロ(約25億円)となり、一定の条件を満たすと買い取り義務に変更する仕組みと報じられている。 ザニオーロは4日にメディカルチェックを受ける模様。巨大なポテンシャルを秘める同選手が、再びセリエAでプレーする日が近づいてきている。 2024.07.04 08:25 Thu
ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)は、アタランタ行きの可能性が高まっているようだ。 昨夏の移籍市場で、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、公式戦39試合出場で2ゴール、プレミアリーグでの先発はわずか9試合にとどまると、ビラは買い取りオプション行使を見送る決断を下した。 これにより、2027年まで契約を残すガラタサライへの復帰が決定したザニオーロ。しかし、クラブも選手も今夏の移籍市場での移籍先を探すことで思惑は一致しており、本人が熱望するセリエA復帰に向けて動いている。 ザニオーロに対してはフィオレンティーナも高い関心を示しているが、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、現在獲得レースをリードするのはアタランタとのこと。選手は新シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)へ出場するクラブへの移籍を好んでいるようだ。 イタリア『スカイ・スポーツ』によるとクラブ間の交渉は現在も続けられており、アタランタは総額約1600万ユーロ(約27億7000万円)の買取義務オプションが付随したレンタル移籍を希望している模様。一方で、ガラタサライは1900万ユーロ(約32億9000万円)を望んでおり、どこまで歩み寄れるかが焦点となっているようだ。 2024.07.02 17:20 Tue
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ザニオーロがアタランタ加入へ、買取OP付きのレンタル移籍でクラブ間合意

アタランタがガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)獲得を決めたようだ。 ザニオーロは2023年冬に、ローマからガラタサライへ完全移籍。その後、昨夏の移籍市場では買い取りオプション付きのレンタルでアストン・ビラに加入したが、思うような成績を残せず、買い取りオプションは行使されないままトルコへ戻っていた。 そんなザニオーロに対しては、アタランタとフィオレンティーナが接触。選手自身はセリエA復帰を熱望しており、ガラタサライも2027年まで契約を残すイタリア代表MFの売却を望んでいたことから、交渉の進展が注目されていた。 そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や複数メディアの報道によると、ザニオーロのアタランタ行きが決まったとのことだ。 契約は買い取りオプションの付随したレンタル移籍となり、アタランタはガラタサライにレンタル料として600万ユーロ(約10億円)を支払う予定。また、買い取りオプション金額は1450万ユーロ(約25億円)となり、一定の条件を満たすと買い取り義務に変更する仕組みと報じられている。 ザニオーロは4日にメディカルチェックを受ける模様。巨大なポテンシャルを秘める同選手が、再びセリエAでプレーする日が近づいてきている。 2024.07.04 08:25 Thu

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